南側に庭、東側に玄関や駐車場があって、北面と西面には人が通れるほどの細長い通路があって、家屋を一周することができる・・。それがswitchの家の簡単な外側の間取りです。
そんなマイホーム・・ローン地獄で財産はありませんが、それでも盗られて欲しくないものはたくさんありますし、そもそも誰もが思うところではあるでしょうが泥棒なんかには入られて欲しくない。・・絶対!
泥棒に入られたくないのなら、ホームセキュリティを導入するか?となれば、お金がかかるので本格的な機械警備の導入は一度被害に遭わない限りは契約しないと思うところ・・。
だったら・・とにかく、外観を見て泥棒が諦めてくれたらそれでよい。
「この家、入りにくいよな・・。」
・・と、そう思わせられたらそれだけでも防犯として成功なのではないでしょうか・・。
そう思いつつも、お金をかけないで出来得る防犯対策なんて一切思いつかないまま・・マイホームを購入。
いろいろと奔走しながら、ようやく北側と西側の真砂土むき出しのエリアの改善に着手にかかり、水たまりが消えない通路の水はけ対策に暗渠排水と表面排水を施したものの、やはり外観的な防犯対策は思い浮かばず・・。
そんな中、それなりに苦労して通路の水はけ対策も終わり、あとは、砂利を敷いてしまえば通路の改善の全てが終わり・・だったのですが・・その砂利を買うべくカインズへ向かったところ、防犯ジャリなる砂利?を見つけた・・。
あったよ外観で出来る防犯対策!
この防犯ジャリを見つけるまでは、防犯と砂利という2つの点が脳内で、ただ遠くに独立していただけの存在だったのに、とうとう・・今・・「(なんだよコレ・・防犯もできる砂利って)」線として繋がった・・。
もはや、選択肢なんてものは存在せず、それ以外の砂利を考えられなくなってしまったswitchであります。
マジで防犯ジャリよくね?
それ以降、後先も考えずに防犯ジャリ一択で、当然ながら砂利よりも値段が高いけれど、値段よりも防犯!という価値観に基づいて防犯ジャリを購入したのであります・・。
ちなみに・・この防犯ジャリ・・。
4センチ以上の厚み(堆積)が必要と書いてありますが、砂利や石と同じく防草効果もあるようだ・・。
さらに防草効果を上げるべく、防草シートなるシートを敷いた後から防犯ジャリを敷くとより一層防草効果が上がるとのことだったのでコストを落とすべく、カインズさんで防草シートを購入せずにダイソーさんで防草シートを購入!
100均で大丈夫かなぁ・・と不安ではありましたが、防草シートで地面を覆った後に防犯ジャリを敷きました。
そして月日が流れ1年と半年・・。
それなりに良いところも悪いところも使ってみて(ほとんど放置)分かってきたので、防犯ジャリについて書いてみようと思います。
先に結論を書きますが、我が家には防犯ジャリ(ガラス製)が合いませんでした・・。
買ってみて損した・・というレベルまで至ってはいませんが、もっと考えて購入するべきだったと反省しております。
何も考えずに購入したからね・・。
この記事にあっては、あくまでも我々の家族の場合・・ですので、すべての家族に当てはまる訳ではないと思います。
ただ、少なからず我々の家族と同じ価値観をお持ちの人はいると思います。とにかく、防犯ジャリ(特にガラス製)の購入を検討している人には参考になるのではないかと思いますので、書いてみようと思います。
CONTENTS
我々が購入したのはカインズさんの防犯ジャリです。
防犯ジャリには軽くて音が比較的大きなガラス製のジャリや、粒が割れにくく重ための天然石や溶岩、瓦でできた防犯ジャリ等・・いくつか種類があるのですが、わたしたちが購入したのはガラス製(この商品は廃ガラス)から作られたようで、値段は20リットルで980円・・。
これが高いのか安いのか考えると、よくわからないところですが、我々は当初防犯ジャリを敷くエリアには砂利を敷く予定だったのでコスト的には5倍くらい高くなりました。
これで防犯面が底上げされるのなら安い初期投資だ!
ちなみに、購入当時は10袋以上買えば980円/1袋が880円/1袋と、1袋あたり100円お得になるということもあり、本来は20袋必要でしたがケチって15袋購入したと思われます。
※ 1㎡あたり約2袋(厚さ4センチ)必要とのこと。購入する場合は必要なエリアの面積を計算しておきましょう。
次は、当初購入予定だった普通の砂利について書いてみます。
下の写真は庭の一部なのですが・・。
庭の外回りに敷いてある水色に見える砂利を本来は通路に敷く予定でして、この水色の砂利も防犯ジャリと同じくカインズさんから購入したもので、砕石バラスという名前の砂利になります。
しかも値段は198円/18kgなり・・。
この・・砕石バラス・・。
低価格な砂利のくせに色合いが他社の安価な砂利と違って、水色で白色の石も入っていたりと、それなりに綺麗な色合いをしているので、我が家ではエクステリアストーンの一つとして重宝しているのですが、もし・・防犯ジャリを敷かずに砕石バラスを敷いていたら、この場合であったとしても、おそらくケチってたと思いますが、それでも20袋くらいで足りると思うので、防犯ジャリとの価格差を脳内で計算したとしてもかなりの差・・。
防犯ジャリ【880円✕15袋】ー砕石バラス【198円✕20袋】
= 13,200円 ー 3,960円
= 9,240円の差
ちなみに・・。
上の写真に写っているレンガも人工芝もブロック(色を塗ってますが塗料含む)もカインズさんで購入したものです。
何がいいたいかというと、僕はカインズさんのアンチではないということ。
あくまでも、何も考えずに防犯ジャリを購入した結果(末路)について書いていますので、悪しからず・・。
良かったところ、悪かったところを書く前に、まずは防犯ジャリの特徴について説明しようと思います。
防犯ジャリ(砂利)とは、踏むだけで大きな音が出る特殊なジャリのことで、ホームセンターやネットなんかで購入することが可能です。
ちなみに我が家の防犯ジャリはガラス製で、ガラス製の特徴としては砂利というよりは軽石のようなモノで多孔質で非常に軽い特殊な石になります。
この防犯ジャリ・・どうして防犯と名前がつくのかというと、踏むと「ジャリジャリ」と、かなり大きな音が出ます。
どのくらいの音(防犯効果)かと例えるならば・・。
我が家では防犯ジャリを敷いている通路がお隣さんと隣接(しかもお隣さんのリビング側と隣接)しており、防犯ジャリを敷いた張本人の私でもお隣さんが在宅している時間帯には通路を通ることを避けるレベルです。
例えるならば、真夏の草むしり・・。
できるだけ朝方や夕方の少しでも涼しい時間帯に済ませたい・・。にも関わらず、そんな時間帯はお隣さんは確実に在宅されていますので、最適な時間帯に草むしりができないレベルの音がします。
つまり、不審者だけでなく我々も気にする音です(笑・・)。
ここでは1年以上、ガラス製の防犯ジャリを使用(放置)して、良かった面を書いてみようと思います。
① 女性でも扱える!
石を敷くという作業・・これ、かなり重労働なんです・・。
お米5キロくらいの袋に10キロくらいの砂利が入っていたり、お米10キロくらいの袋に18キロくらいの砂利が入っていたりと、見た目よりも遥かに重量があるため、想像よりも疲労します・・。
しかも、そんな重たい袋を持ち上げては歩き、何度も往復しながら砂利を敷いていくので女性にはかなり厳しい重労働だと思われます。
男でもしんどかった・・。
そんな砂利を敷くという作業ですが、ガラス製の防犯ジャリは本当に軽石のようで軽くて女性でも作業ができます。
※ちなみに、妻は手伝ってくれませんでした。
② ちょっとした特別感!
あくまでもガラス製の防犯ジャリの特徴なのですが、ツヤがなく普通の砂利と比べると見た目の粒の大きさも大きいので、周囲の家とは違った外観を醸し出すことが可能です。
※あくまでも周囲の家が防犯ジャリ(ガラス製)を使っていない場合に限ります・・。
③ 不審者を牽制できる!
当然のことであり、購入した方の目的なのでコレを書くことすら意味を成さないのかもしれませんが、普通のジャリよりも大きな音が発生する防犯ジャリ。
これは間違いなく、侵入しようとする不審者にとっては迷惑な音でしかないと思います。
実際に効果が見えないものなので、防犯効果が高いのか低いのか判断はしにくいところではありますが、確実に牽制できると思われます。
ここでは、ガラス製の1年以上防犯ジャリを使用(放置)して悪かったところを書いてみようと思います。
① 飛散しやすい・・。
これは、軽いというメリットの影に潜むデメリットなのですが、ガラス製の防犯ジャリはとにかく軽くて扱いやすいのですが・・軽いせいで風に飛ばされます・・。
特にswitchの家は住んで気がついたのですが、風のとおり道になっており、とある方角からの風が吹くと、通路に風が集まり・・より強くなった風が庭に吹きます・・。
おかげで台風でもないのにトウモロコシが倒れたりと、それなりに被害はあるのですが、1番面倒なのが、飛ばされた防犯ジャリの粒が庭のその他のジャリに混ざって色合いを崩すこと・・。
飛散防止にレンガを置いたりしていますが、効果はありますが全てではありません・・。
おかげで防犯ジャリ拾いという作業が我が家には存在します。
② 摩耗する・・。
これも、ガラス製の防犯ジャリの特徴だと思われますが、そんなに脆いわけではありませんが、普通の石と違って摩耗します。間違いなく「ジャリジャリ」と音が鳴る時、摩耗しています。
時々、割れた粒なんかも見られますし、表面上は大きな粒がゴロゴロしていても、下の層を観察してみると粒が小さかったり、しているので摩耗しやすいという特徴があると思います。
さきほど①で書いた飛散しやすいというところにも関係しますが、より摩耗して小さくなった粒は飛散しやすいようで、防犯ジャリ拾いするときに見つかる粒はすべて小さな粒ばかりです。
③ 色落ちする・・。
色に変化はないように見えましたが、マイホームの隣に1年遅れで新しい家が建ちまして、その新居さんが僕らと同じく同じ製品の防犯ジャリを敷いたのですが、明らかに色が違う・・。
製品ロットの問題というよりはおそらくゆっくりとではありますが色落ちしているように思われます。
これはあくまでも、switch家の価値観に基づいたものであり、皆様のお宅の事情とは全く違うので参考になるかどうかも分かりませんが、結果的に我々はもう買わない・・という結論に至りました。
以下、その理由です。
① 買い足す必要がある・・。
悪いところで書いたとおり、switchの家の裏側は風のとおり道になっており、ものすごい風が吹くんですね・・。
それでいて粒それぞれが非常に軽いガラス製の防犯ジャリは、飛散して表側まで移動して表側の石たちと混ざってしまうんですよね・・。
この1年間でそれなりに減ったんじゃないかと思うんです。事実、防草シートの黒色がうっすら見える部分もチラホラありまして、それは当初20袋(20リットル)前後必要だった防犯ジャリを15袋にケチったことで厚みが薄くて見えやすくなっている可能性も否めませんが、最初の頃は一切見えなかったので、確実に減っていると思われます・・。
予測はつきませんが、自分の見立てではケチって見積もっても2袋は買い足す必要なのではないかと・・。
この買い足さないといけないというのが、我々には合いませんでした。
② 裏の通路側に侵入されるような窓や扉がない
これは今更気がついたことなのですが、防犯ジャリを敷いた裏側・・お風呂の小窓以外に侵入されるような窓や扉がないということ・・。
しかも、唯一ある小窓はお風呂の小窓なのですが、こちらはルーバーフェンスが設置されていて中の様子も伺えないし、あっさり侵入される要素がない・・。
にも関わらず、それなりの面積を防犯ジャリを敷いてしまっているのですね・・。
しかしですね・・。
可能性の一つではありますが、もしかすると泥棒が裏の通路をぐるりと回って表側のリビングに向かうなんてことも考えられるので、防犯ジャリを敷いたことに意味は確実にあって、もちろん買って良かったとは思えるのですが・・。
今思えば、普通に砂利を踏んでも音が出るので防犯ジャリを大量に購入せずとも良かったのではないかと・・。
③ 色彩が風化する
表側に新居ができて、その新居さんがおそらく同じ防犯砂利を敷いているのですが、なんかウチの色落ちしてない?っていう劣化に気がつきました。
コレ、もし防犯ジャリではなくて普通の石を購入していたら色彩が風化するようなことってなかったと思うんですよね。
買い足すことでそれなりに色合いも防犯効果も復活すると思われるのですが、コストが継続してかかるのはなんだかなぁーってところです。
④ 隣接する居住宅にも防犯効果!
④は防犯砂利の悪いところではなくて良いところです。
例えば・・switchの敷地からお隣さんの敷地へ入ろうとする不審者がいたとします・・。
表側から堂々と入る泥棒もいると思いますし、このように裏から見えないところから侵入しようと試みる不審者もいると思うんですよね。
後者の場合、音が普通の砂利よりも大きいので、お隣さんの防犯対策としても有効なのではないかと思われるので、つまり、自分の家の防犯効果を高めるために購入した防犯ジャリは知らず知らずに隣接しているお隣さんの防犯効果も高まるということ!に繋がると思われます””
以上・・あくまでも個人的な意見として書いてみました。
結果的にswitch家ではどうなったかというと、防犯効果の高い防犯ジャリは残しつつもエリア縮小し、風の強いところには表で使っている同じカインズさんのバラスを敷いて費用を抑える・・ということになりました。
下の写真の水色の砂利がある場所は以前まで防犯ジャリを敷いていたところでしたが、防犯としては必要ないエリアだったのでカットしました。
これからも摩耗によって徐々に防犯ジャリが少なくなるのかもしれませんが、必要なところに必要な分だけ敷く(コストを抑える)という方向に進んでいくと思われます。
あくまでも、switch家の場合・・。ではありますが、いかがでしたでしょうか?
ただただ、みなさまのお宅の事情の参考になれば良いのですが・・。
読了ありがとうございました。