【2021年12月×ヒラスズキ②】未だ見ぬ世界を求めて・・。近所の離島、初のデイヒラスズキゲームに挑む!

・・時は満ちた・・。

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おぉ?どした??

・・時は・・満ちに・・満ち満ちた!!!

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だから、どうした!!?

主

目標貯金残高達成!!

・・そうなんです・・。

ここ2ヶ月の間、日々の節約やメルカリ錬金術による貯金の底上げを図りつつ、ロッド貯金をしていたのですが、とうとう・・目標貯金額を達成することができました!

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やるな・・錬金術師・・。

今なら・・。

この額なら・・。

バリヒラ(ヤマガブランクスさんのヒラスズキロッド)も買えるし、ブラアロ(エイムスさんのヒラスズキロッド)も買えるし、エクスセンスジェノス(シマノさん)も買えるし、ツーリミット(ジャンプライズさん)も買える・・。

つまり、それぞれのフラグシップモデルロッドを購入できるようになったのです!

しかし・・。

それはそれで、選択肢が多くなってしまって迷いも増える・・。

フラグシップモデルではなくとも、一つランクを落としてハイエンドモデルロッド+ヒラスズキ専用のリール・・という選択肢まで増えて脳内は混迷を極め、脳内はショートして思考停止・・。

結果的に、考えるだけでは何もできないことにようやく気がついたので、まずは、いろんな釣具屋さんに電話して欲しいロッドが店舗にあるか確認⇒そのお店に行ってお目当てのロッドに触れて・・を繰り返して自分にフィットするロッド選び(またもや迷って・・)をやってみました。

この行動は、選択肢を減らしているのか、増やしているのか・・それすらもわかりにくくなってしまいましたが、結果的にこのロッド⇩に決めました。

購入したエクスセンスジェノス

シマノさんの、フラグシップロッド、エクスセンスジェノス108MH+に決まりました!

それなりに各メーカーさんのフラグシップロッドに触れて、それぞれのこだわりや意図が伝わり、そこから自分のイメージするヒラスズキゲームに求めるロッドと照らし合わせた結果、エクスセンスジェノスが一番合っている気がして、選んだ訳ですが・・。

主

早く!早く釣りに行きたい!

予想どおり、早くNEWロッドで釣りに行きたくて今回の釣行となったのですが、今回は初めて宿泊なしのデイオンリーで近所の離島の地磯にてヒラスズキを狙いに行ってみたので、いろいろと書いてみようと思います。

0:冒頭

釣行前日の海況データを確認して、この日のエントリーするフィールドを決めてみる。

候補としては、

①近所の地磯A:ヒラスズキを出したことはないが、ここ最近良い釣果。

②近所の離島:ヒラスズキの実績あり。ただし、デイでは未だ出せておらず・・。

③近所の地磯B:未踏査。近いうちに踏査対象としているフィールド。

と、3つほどプランがありまして、この3つのエリアを当日の予報と照らし合わせた結果、②の近所の離島にエントリーすることに決めました。

決定的な理由としては、①〜③の中で唯一自分がヒラスズキを釣ったフィールドであり、自分がヒラスズキゲームに夢中になるキッカケが②だったからです。要は、自分の思い入れが強いフィールドでヒラスズキを掛けたい・・という願望がそうさせたのだと思いますが、今季12月は当該離島へ行っていなかったので近況を確認したい・・ということも理由の一つではありますが、離島に行くことに決めました。

ちなみに、当日の予報はコチラ⇩

潮汐:大潮(04:29干潮↗10:59満潮↘16:19干潮)

天気:曇

気温:6〜10度

水温:16.8度

風 :西〜西南西 約2〜4m

波高:1.0m→0.7m

大潮ということで、潮の動きはあるとは思いますが、サラシゲームとしては微妙・・。

ウネリが小さくて、サラシゲームが成立してくれるのか定かではありませんが、ルアーの手札もそれなりに揃いましたし、サラシゲームが不成立となろうとも今の僕なら打開できるのではないかと・・。

決して自惚れではありませんが、あの頃・・手も足も出なかった頃よりも、今の自分の進歩を自分自身で確認したいこともありましたので行ってみました。

1:序盤編 エントリー〜満潮

第1便の船に乗り込み、離島へと向かう・・。

約1ヶ月ぶりの離島遠征ということもあり、NEWロッドの初投げということも重なって、テンションが高まってどうしようもない・・。

そんな朝・・、曇り一辺倒だった空に光が差す・・。

これは僥倖の兆しか・・。

地磯の風景

第1便での出航ではありますが、朝マズメというゴールデンタイムは過ぎてはいますが、無事に船は離島へ到着して目的地である地磯エリアへ向かい・・到着したのは午前9時ころ・・。

いざ、スタートフィッシング・・。

エクスセンスジェノスさん・・よろしくお願い致します。

エクスセンスジェノス

海況は予報どおり、残念ながら波高1m(この波高だけは予報より悪くなって欲しかった・・)という感じの若干のウネリがあって、それなりにところどころピン撃ち程度の小規模なサラシが広がっているところがある。

満潮が11時くらいだから、潮止まりまで約2時間・・こういう海況の場合にどんなところで出るのか未知数なので、ひたすらランガンしまくろうと思います。

まずはNEWロッドのキャストモーションのアジャスト作業からスタート・・。

ロッドが硬い分、ゆるめのキャストや半円を描くようなキャストはやりずらく、キャスト精度を高めるには練習が必要でしたが、30m以上のキャストにおいては、むしろ前のロッドよりも相性が良くて、しっかり振り抜いてキャストさえできれば前よりもピン撃ち精度が上がっている手応えを感じました。

主

これがフラグシップの力・・。

そういえば・・。

波には周期があることを知った。

友人Kがこのウネリの周期と周期の隙間にキャストしているのを見ていたので、漠然としたこの現象の存在は知ってはいましたが、名前があるとは知りませんでした。

このウネリの周期・・このことを“セット”と呼ぶらしく、これからの記事ではおそらくセットという言葉を多用すると思うのですが、このセットの後の数秒・・水面が穏やかになるタイミングを見計らってキャストすることを心掛ける・・。

そして、その1投2投で見切りをつけて次の場所へ移動を繰り返していく・・。

主

このタイミングが・・。

なかなか難しい・・。

どうして、セットの後にキャストするのかというと、セット中の波と波の間よりもセット後にキャストした方がトレースできる時間が長く、ルアーが波に煽られずに泳いでくれること。それに、サラシが広がっているのでヒラスズキがルアーを見つけやすい状況になっている・・そのタイミングだからです。

たとえばコレ⇩。

ヒラスズキの目線と思ってください。

これはサラシの広がっていない状態の海の中。太陽(ライト)との直線上にルアーがあればルアーが黒く浮かんで見えるのでこれはこれでルアーが目立つ状況ではありますが、基本的にヒラスズキはこの状況では喰ってきません。

なぜなら、ヒラスズキには条件が足りないからです。

サラシゲームの考察

条件が噛み合えば喰ってくるので、ヒラスズキの釣りがゲーム性の高い釣りと言われる所以だと思いますし、このゲーム性の高さから数投で見切りをつけることが可能ということですね。

僕はまだ、ヒラスズキ初心者なので、まだまだこの見切りにあっては半信半疑なところもあって、おかげでセットが終わるのを待たずにキャストしまうこともありますが、上手な人ほどしっかり待って釣ってるイメージがあります。

次にコレ⇩。

泡が入り乱れている状況ですね。

この状態はセットの終わり・・というよりは、セット中・・波が暴れている状態ですね。

サラシゲームの考察

この場合、光が白波に阻害されてルアーは視認しやすいでしょうが、波にルアーが揉まれてヒラスズキのいるであろうキワやピンから押し出されてしまうで、この状況では表層を引くルアーは使えません。

そして、最後がコレ⇩。

セット後の状況ですね。

サラシゲームの考察

ルアーのシルエットは黒く見えるはずでしょうし、それでいて、セット後という波がこない時間帯でルアーを動かすので、ピンに潜んでいるヒラスズキの頭上を通すことができるはずです。

この原理で無闇矢鱈にキャストを繰り返さずに丁寧に攻めていきますが、出てこないまま満潮の潮止まりを迎えて序盤が終了・・。

2:中盤編 満潮〜お昼ご飯

集中力は依然として高いままですが、満潮を迎えたこともあり小休止・・。

熱々のコーヒーとパンでまったりタイムです。

主

さて・・どうするべきか・・。

期待とは裏腹に、予報どおりウネリがゆっくりと静まってきていること・・。それに、満潮ということもあって、サラシを発現させてくれる海面から突き出た岩がなかなか少ない・・。

風裏ということもあって、キャストはしやすいですが、如何せん波高が低いのでサラシが広がらない・・。

主

ここは移動が吉か・・。

風表の西側の地磯&ゴロタフィールドに行けば、もう少しだけ荒れてくれているはずですが、目の前に見えている海鳥たちの群れが気になってしょうがない・・。

鳥山

射程外ではありますが、ところどころで青物の単発ボイルはありますし、状況としては悪くない・・。むしろ、まだまだ開始して2時間・・僕のアジャストが及んでいないだけ・・という結論に達して移動はせずにこのエリアの攻略に再挑戦です。

潮位が高いことで、もしかすると手前直近までヒラスズキが接岸しているのかもしれない可能性もあるため、足元までしっかり引くことを意識します。

⇩真ん中あたりに白+赤で映ってるのがルアーです。超絶薄いサラシではありますが、丁寧に探り続ける。

サラシゲーム

ヒラスズキは水深50センチくらいあれば入り込んでくるらしい・・。

これはマルスズキにも同じことが言えるのですが、条件さえあれば波打ち際直近までやってきてエサを捕食するので、小場所を見つけてはキャストして、ミノーでダメならワームで・・ワームがダメなら次はサイズダウンして・・といろんな手札を駆使して挑戦しますが、不発・・。

ボトムをリジットでコツコツ当てながら引いていると、トモダチ召喚に成功!

本当にいつもありがとう・・。

リジット70で釣れたベラ

めちゃくちゃ感度が良いからトモダチではなくチヌ?と最初は勘違いしてしまうほどロッドの感度が高いことがわかりました。

お昼過ぎの便で帰る予定でしたが、居残り練習することにしました。

3:終盤編 青物狙いにチェンジ〜ストップ

終盤になると、完全にウネリが消えてベタ凪となってしまいました・・(泣)。

海面から突き出した岩にサラシは形成されず・・ヨレしかできないので、断崖に波があたって砕けて広がるサラシの下にいるメバルを釣ろうと思い、デカメバルポイントにてメバルを狙いますが不発・・。

地磯で釣りをする自分

それでも、相変わらず射程外に海鳥たちが賑わっているので青物を狙ってみることにしました。

選択したのは、デュエルさんのモンスターショットの95mm(40g)のヘビーシンペンを思いっきり投げてみる。

前回まで使っていたシーバスロッドは42gまでキャストできるのでこのモンスターショットを投げられる仕様になっていましたが、フルキャストが心許なかったので使用できず・・。

今回のジェノスさんではフルキャストできるのでしっかり振り抜いてキャストすると、謳い文句のとおり100mは飛んでるんじゃないかな・・と思うくらいにぶっ飛んでくれました。

モンスターショット

ヘビーシンペンという選択肢を手に入れたのですが、反応なし・・。

といいますか・・青物と思っていたボイルですが、ときどき青物らしくないボイルもちらほら・・。

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シーバスじゃね??

これ・・もしや、サラシや近場に付いてくれずに、ベイトに付いてしまってるパターンじゃないか・・。

そして、このベイト・・おそらく夕方あたりからショアラインに寄って明け方まで停滞するのでナイトで爆釣するパターン・・。

気持ちとしては泊まりたかったですし、もっと投げたかったのですが、最終便の時間となっていたので泣く泣く帰港・・。ストップフィッシングとなりました。

4:今回の推し!

ヒラスズキは釣れませんでしたが、キャスト精度の底上げといい、振り抜けの良さといい、安定したキャスタビリティの向上に貢献してくれたロッドを推します!

さすがフラグシップロッドのエクスセンスジェノス!!

めちゃ良いロッドです!

地磯で釣りをする自分

僕が購入したのが、108MH+ワイルドスティンガーというタイプのロッドで、MクラスやMLクラスが主流なシーバスロッドとは硬さが違いますが、それでもシーバスロッドの延長線の感覚で使えるロッドだと思います!

実際に投げてみて、軟そうに見えて硬いし、パワー不足なのではないかと思えるほど細いですがパワー充分といった感じ・・。

しっかりインプレを書くにはまだまだ釣行回数が足りませんが、買って良かったと本当に思えるロッドでした。

5:まとめ

釣果には恵まれませんでしたが、またもや学びの多い釣行となりました。

その中でも、近所の離島でサラシゲームをするためには、

① 波高1m前後でサラシゲームは厳しい・・。

※ ただし、干潮前後は可能。

② 満潮前後では、サラシの出る岩が少ない・・。

※ ランガンルートも満潮で沈むため、行動範囲が狭くなる。

③ 波高1.5mあれば最高!

※ ただし、フェリーが動くか心配

ということがわかり、また一つこの離島を学ぶ機会となりました。

問題は、この離島でサラシゲーム(波高1.5m)を行う場合、フェリーが動くか・・という微妙な天候基準・・。

予報では出航できたとしても予報どおり・・予定どおりに帰れるのか・・というリスク・・。

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過去に経験あるもんな・・。

そうなんです・・。

過去に予報どおりの波高なら帰れるだろうと思って船に乗ったところ、予報どおりに行かずに波高が上がってしまって帰港できず、次の日まで島に居残りするためになってしまったんです・・。

こうなってしまっては、せっかくの楽しくて楽しくて仕方がない釣りが様々な犠牲によって相殺されてしまうので、気をつけたいところであります・・。

よって、この離島でヒラスズキを狙うならサラシゲームを避けた方が良いのかもしれない・・。

ということで、フェリーのことなんて気にしない地磯エリアの開拓をしなければならないと思うようになりました。

また、NEWロッドの方もキャスト精度の底上げに一役買っていて、ピン撃ちのスキルが上達したのではないかと錯覚するほど、フラグシップモデルの良さ・・というものを味わうことのできる釣行となりました。

年内・・あと1回は釣行に行きたいのですが、果たして・・。

読了、ありがとうございました!