時はゆっくりと、そして確実に過ぎて行き・・。
あれから・・、《あの経験》から、早いもので1年という月日が経過しました・・。
今更にはなりますが、当時のことを振り返ると・・、《あの経験》が、僕が「ロックショア」という世界の扉を開くこととなったターニングポイントだったように思えますし、《あの経験》があったからこそ、僕の無意識の範疇で何か重力のような引力に導かれるように、知らないうちにロックショアの世界へと・・いざなわれたのではないか・・と、思えます。
・・その頃はまだ・・、それが明確な原動力だとは思えていなかったのですが・・。
全ては《あの経験》から・・。
昨年の1月・・。
ちょうど1年前の出来事で、友人Kに連れられて「壱岐」という地にてロックショアという世界の・・、それは・・ほんの小さな小さな断片にしか過ぎない景色を垣間見たことが・・、僕がロックショアという世界に魅了されることとなった、はじまりの合図・・。
回想終了!
いつものテイストに戻します!
当時の自分としては、広く浅いだけのヘタの横好きが功を奏して、いつでもロックショアエリアというフィールドへエントリーできる準備だけは整っていたのは間違いのない事実で・・、どうせこのままヘタの横好きのままに、いろんな釣りを楽しんでいくのだろうと思っていたのですが・・。
こんなに・・。
ロックショアの世界に・・どっぷりと・・、後戻り出来ないくらいに深く入り込むとは思ってもいませんでした・・。
正直なところ・・。
オールラウンダー型と、思ってました!
そして、季節は流れ・・、自分の興味の赴くままにスタートさせた近所の離島開拓の実態調査の一つ・・ロックショアエリアのナイトゲームにて、ヒラスズキをキャッチしたときのこと・・。
ショアレッド狙いの離島調査遠征でキャッチしたナイトヒラスズキ・・。
この綺麗な白銀色の魚体に相反して太くて真っ黒な尾ビレ・・、そして小さくてイケメン面した精悍な顔をしたヒラスズキという魚に魅了され・・。
「点」と「点」の存在だった、昨年興じた《壱岐 × ロックショアゲーム》と《ヒラスズキ》という点同士が線として繋がり・・、あのときの経験が・・僕の背中を押していたことに気がつくのでした・・。
僕は、この世界が好きだ!
その事実を理解したのが2021年の9月や10月・・。
あれから・・、たった3ヶ月くらいの期間ではありますが、僕は明確にヒラスズキの世界を・・ロックショアの世界の扉を開けに行くこととなるのです・・。
そんな・・プロローグ的イベントから1年が経過・・。
その間、近所の離島や近所の地磯ばかりのエントリーで、それまで有名なロックショアフィールドに行くことはなかったブログ主・・。
とうとう・・本場のロックショアの世界へ足を踏み入れることとなりました!
行き先は、なんと壱岐!!!
原点回帰でございます!
今回の釣行記録は、1泊2日の壱岐遠征について書いて行くのですが・・、1つの記事に書いてしまうとなかなかのボリュームになってしまいましたので・・、少しでも読みやすくするために、本件の釣行記録を「前編」と「後編」に分けて書いてみようと思いますので、お付き合い頂ければ幸いです・・。
それでは、壱岐遠征前編・・スタートです!!!
後編はコチラです!
CONTENTS
友人Kとの1泊2日の壱岐遠征が決まり、過去のインスタの投稿履歴を見返すと、丸1年前の今頃・・ブログ主は友人Kと共に壱岐に上陸していたことが分かりました・・。
あの時は夜中に壱岐に到着し、そのまま磯へエントリー・・。
闇夜に入磯し、そこから昼まで磯で釣りをする・・という弾丸釣行でしたが・・。
今回は1泊2日の計画なので、昨年のような凝縮した釣行計画(笑)ではなく、1日目に地磯を2つほどまわり2日目には第三壱岐さんに瀬渡ししてもらい「沖磯」に行く・・という究極のロックショアプラン・・。
計画立案してくれた友よ・・ありがとう・・。
1年ぶりに帰港を果たした郷ノ浦フェリーターミナル・・。
昨年は「1月」という・・、普段なら北西風吹き荒れるのが常という季節にも関わらず、まさかの超絶ベタ凪・・ということでヒラスズキを狙うことが出来ませんでしたが、今回はどんな気象だろうがヒラスズキしか狙わない!(もちろん・・ナイトゲームでアジイカは狙いますが・・)と決めており、青物には見向きもしない!!!という断固たる決意で釣行に望むのでした。
ちなみに・・。
あの頃(1年前)は、ヒラスズキ(ロックショア)に興味がそんなになかったので、専用よりも汎用を重視したアイテムやウェアばかりでしたが、今となっては、ヒラスズキにメロメロ状態なので・・。
ロッドをシマノさんのエクスセンスジェノスに新調したり、ヒラスズキ用ルアーを買い揃えたり、ゲームベストを新調(アピアさんのサポートベストver3)したりと、この1年間・・特に直近の3ヶ月での散財具合から鑑みて・・、僕の本気度が伺えると思われます・・。
正直・・、こんなに前のめり気味に・・いや、もはや垂直降下気味にヒラスズキ沼という底のない深みにハマるとは、想像すらしていませんでした・・。
⇧が僕の荷物です。
そして、僕の目の前を歩く友人Kの荷物がコチラ⇩
なんちゅう積載!!
夜はキムチ鍋!ということでその分の材料等も含まれていることは間違いありませんが、荷物の量が半端ない(笑)!
夜は夜で絶対面白い!キムチ鍋にビール・・。
全てが最高!!!
この2つの要素だけでもアドレナリンを爆上げする一つの要因となっておりますが、兎にも角にもヒラスズキを・・。
しっかり狙っていきたいと思います!
そういえば、イラストレーターのざしきわらしさんの絵がたくさんありました!
岩田屋で開催されていた「1987展」でお会いしてから、ずっと応援していますが、最近・・活躍がめざましい!!!
僕も頑張らなくては!
おーい!
おいてくぞー!
そんな壱岐遠征1日目の海況ステータスはこんな感じ⇩
潮汐:大潮(09:40満潮↘15:19干潮↗21:20満潮)
天気:晴
気温:4→6度
水温:15.6度
風 :北西〜北北西 約8m
波高:1.2m→1.5m
そして、タックルデータはこんな感じ⇩
ロッド :シマノ 18エクスセンスジェノス
S108MH+R
リール :ダイワ 20ルビアス LT3000XH
ライン :シマノ ピットブル8 1.5号
リーダー:ダイワ モアザンリーダーEX
フロロ30LB
・・という、ヒラスズキのみに絞ったタックル編成で今回の遠征を敢行する予定ではありますが、青物が掛かる可能性が非常に高いので、念の為・・タックルはそのままに、少しヘビーなリールの準備をしてきました!
出番としては、青物が掛かってラインブレイクを経験してから・・という一つの犠牲があってからのサブリール交換となるとは思いますが・・。
リール :ダイワ 19セルテート LT5000D
ライン :ダイワ UVFソルディガ
デュラセンサー8+Si2 2.5号
リーダー:ダイワ モアザンリーダーEX
フロロ40LB
少しヘビーなだけでなので、バカデカい青物には・・という感じではありますが、そこはしっかりと・・キッパリと諦める・・として・・。
とにかく、ひたすらヒラスズキだけを狙っていくため、ショアジギロッドは家に置いてきました!
友人Kのオススメポイントに到着!
友人K的には「波がない・・微妙・・」との見解でしたが、小規模のサラシは点在していてヒラスズキはいるんじゃないか(初心者の意見)と思われ、とにかく早く投げたくて投げたくて投げたくてたまらない・・。
見た感じ、シャローだろうな・・という印象・・。
僕が今まで経験を積んできた近所の地磯の雰囲気に近い場所を選んでくれたと思われ・・、上の写真のように磯やゴロタが入り混じった地磯が最初にエントリーしたポイントです!
友人Kはここでランカーヒラスズキをキャッチしているようで・・、雰囲気としては近所の地磯のような感覚ですが絶対に侮れないと肝に銘じ、「準備するから先に撃ってて!」と言って先行の権利を譲ってくれる友人Kの懐の深さに感謝しつつ、いざ・・スタートフィッシング・・。
まずは、自分の中では良いのではないか・・と思えるような払い出しを撃つことに・・。
先発ルアーは、タイドミノースリム120をチョイス・・。
サラシが若干薄いので、波待ちキャストを心掛けるも、漠然とした感覚ではありますが、いたら、喰ってくるよなー・・というゾーンを通しても無反応・・。
無機質で無骨な感じがたまらない・・。
ちなみに・・。
いつものサスケ120裂波からスタートではない理由としては、波が3方向くらいからランダムに入り組んで波頭を出すので、ぐちゃぐちゃの波の中を泳がせるのならリップレスよりもリップ付きの方が泳いでくれるのではないか・・と思ったのが理由です。
異常なし・・。
いざ!ランガン開始!
いつもならいないだろう・・と思われる少しの変化のあるポイントも、壱岐という聖地なら、ヒラスズキが潜んでいる可能性があるのかもしれない・・。
と、脳内イメージを構築させながら、奥の方へ歩いていくも、浅いゴロタ浜が遠く続き・・かなり歩いた先に良さげなフィールドを視認するも、今日の予定では2つほど地磯を回るとの計画で、このまま奥まで歩いてしまうとこのエリアしか1日目をエントリーできないと思えたので引き返し、友人Kと合流!
どうだった?
異常なし!
移動しよう!
最初のポイントには見切りをつけて移動することになり、2つ目のフィールド・・次はゴロタ浜にエントリーしようと試みますが、イマイチの波・・。
従って、3つ目のエリアへ大きく移動して丘の上から次のポイントを確認するも、友人Kの判断ではイマイチとのこと・・。
どこにエントリーしてもヒラスズキがいる・・としか思えない鈍感なブログ主ですが、ここからまた移動することとなりまして、次の章の4度目のフィールドへ・・。
果たして・・、1日目にヒラスズキを引き出せることが出来るのでしょうか・・。
本日最後のエントリーポイント・・。
向かった先は、昨年エントリーした《原点たる地磯》・・。
当時は今回の釣行と同じ時期にも関わらず奇跡の超絶ベタ凪・・という状況で、友人Kが青物を掛けるも・・すぐにフックアウト・・という惨敗で終わったフィールドなのですが・・。
今回は・・というと、今日一番のサラシ!
昨年エントリーしたエリアですが、昨年とは全く別のエリアか?と思えるレベルの荒れ具合!
ウォー!!!
やべーーーー!
日没まで時間が迫っていますが、ここでしっかりとヒラスズキを狙いたいと思います!
この場所・・ハエ根からの立ち位置で大きな波が押し寄せてくるので、しっかりと安全なエリアを見極めて、足場の高いところからキャストするのですが・・。
ハエ根から物凄い波がせり上がってくるので、かなり足場の高いところからキャストせざる得ない状況で・・、広範囲にサラシが形成されていますが、波がぐちゃぐちゃしていてルアーの状態をイメージするのが難しい・・。
それに、こんな荒れた海況に・・果たしてヒラスズキはいるのか・・と初心者視点で思うような状況ではありますが、それは自分の価値観が追いついていないだけだ・・と自答してキャストを続けていく。
とりあえず、こんな状況でもしっかり潜って泳いでくれるルアーを・・。
まずはセットアッパー125S−DRからスタート!
足場の高さや風や波の条件次第では、セットアッパーのようなしっかり潜ってくれるルアーでも、表層付近までしか引けないので、次はジョルティーを使ってセットアッパーより下のレンジを引くも不発・・。
次は、この2つのルアーでは届かなかったエリアをヘビーシンペンのモンスターショット95で探っていきますが不発・・。
おそらく・・現時点では、僕の手持ちのルアーではこの3つのルアーでしか攻められない・・と思えたので、ランガンしながらこの3つをローテーションしながら探る作戦に出ました!
ランガン開始!
上からみると、手前には極上のサラシが広がっていて、払い出しの中心部には反転流が形成されているようで沖に向かって流れができているのを発見・・。
右から左に吹く爆風と絡めて、反転流を横切りながらサラシへ突っ込んでいくようなトレースラインをイメージしてキャスト・・。
ジョルティで反応がなかったので、セットアッパーにチェンジした、その第1投・・。
早巻きで潜らせて、その後は一定のリトリーブで巻き続ける。
爆風でラインはもってかれるし、ぐちゃぐちゃの波にサラシが広がって、セットアッパーがどこを泳いでいるのか全く分からなかったけれど、ゴン!というアタリがありヒットに持ち込む!
とりあえず、ポンピングで引き寄せるも引き重りが凄くてスプールが逆に滑る・・。
ドラグを絞ろうかと思いましたが、PE1.5号のリーダー30LBでどれだけパワーファイトできるのか分からないし、どうにかしてでもこの魚はキャッチまで到達したかったので、ドラグ設定はそのままに引き寄せる作戦に・・。
しかし・・。
手前まで引き寄せることに成功しましたが、サラシが広がって魚がどこにいるのかイマイチ特定できず・・、しかもサラシが邪魔してどこに障害物(岩)があるのかも分からず、案の定、躊躇している間に魚が走ってラインが擦れる・・。
まずは、魚を浮かせなければ・・。
ラインは視認できているので、魚がだいたいどの辺にいるのかは分かる・・。
ラインブレイクを阻止するべく少し足場を移動して、波がせり上がったタイミングで指ドラグとロッドを立てて、ようやく魚が海面へ浮上!
いた!
青物(ヤズ)だ!!
そして、次の波で岩に寄せるところまで成功!
まだまだ、この位置では波をかぶってしまう危険な位置だったので、徐々に波を使って足場の高い位置にぶり上げますが・・途中でリアフックのみ口掛かりしているのが目視で分かり、少しビビる・・。
ロッドでぶり上げるには位置取りが垂直過ぎたので、手でラインを手繰ってキャッチしようと思いましたが、まさかのラインブレイク・・。
さきほど根ズレしていたところが切れたのだと思われます・・。
従って、次の波が来る前に高い足場から降りてハンドランディングを選択・・。
絶対に離さない!
幸い、安全に下に降りることが可能だったので、ヤズさんの尻尾を掴んで波がやってくる前にハンドランディングキャッチ成功!!
ばんざーーーーい!!!
いやぁー・・。
昨年手も足も出なかったフィールドにて、青物をゲットすることができました!!
そして何より、ジェノス(ロッド)のパワーがまだ余裕があることが分かったことも嬉しかった!
日没が迫っていたので、1日目の地磯ゲームはこれにて終了となりました!!
初日の地磯釣行が終わり、ナイトゲームの前に友人Kの釣り師匠ら(北の師匠と南の師匠)に会いに行くとのことで同行!
ナイトゲームを楽しめそうなアジやイカの情報を入手しつつ、釣り談義に華が咲き・・それに・・ご飯まで頂いて・・。
めちゃめちゃ美味しかった・・。
おかげで夜にキムチ鍋する予定でしたが満腹のため、2日目の沖磯釣行時に持ち越しとなってしまいましたが、ヒラスズキゲームと同じく楽しみにしていたライトゲームの時間です!
なにせ、壱岐はアジとイカのメッカなのですから!!
友人Kのオススメポイントにエントリー。
波止場の先端へ歩いていく道中に無数の墨跡を発見・・ということでエギングからスタートしましたが不発・・。
次にアジングに切り替え、尺アジ狙いで4インチのワーム(尺アジリンガーの必殺クリアカラー)を使ってジグ単で探っているとアタリがあるものの乗らない・・。
アジのサイズが小さいのか・・?
と、いうことでワームを3インチの、吸い込みやすいスリム系のワーム(アジアダースキニーの必殺クリアカラー)にチェンジしたところ、ようやくヒット!
このサイズがたくさん釣れるので、大きなアジを狙うべくキャロでボトムを丁寧に探るも、10センチ前後のアジさんしか釣れないのでポイント移動・・。
しかし・・。
移動したポイントでも、小さなアジなら釣れる・・という状況だったので、明日の沖磯大決戦に向けてライトゲームをストップ!
ビールを飲んで睡眠をとることにし、この釣行の前編が終了・・となりました!
壱岐遠征前編・・は、いかがでしたか?
昨年エントリーした地磯で為す術もなかったあの1年前・・でしたが、リベンジを果たすことができました!
しかし、友人Kの釣り師匠達もヒラスズキは不調・・との情報もあり、初日ではヒラスズキには出会えずに終わりました・・。
果たして、後編ではヒラスズキに出会うことはできるのでしょうか・・。
※ 続きはコチラ⇩
読了ありがとうございました!