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グリスアップでドラグの効きを改善せよ!!スピニングリール、21ルビアスのドラグ部メンテ!

僕の手持ちリールの中に、20ルビアスLT3000XHというダイワさんのスピニングリールがあります。

このリール・・、購入当初はオフショアのSLJ(スーパーライトジギング)をメインに・・と、考えていたのでPE0.8号を300m巻いてオフショアで活躍させていたのですが、PE0.8号という細さやルビアスの軽さの恩恵もあってサーフや河川といったショアゲーム(ときどきエギング)もできるのではないかと思い至り、この20ルビアスLT3000XHの1機で対応していました。

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凄まじい万能感!

その汎用性を想定して購入したのは間違いない事実ですが、想像以上にマジで感動するリールで、シルキーさはフラグシップモデルと差がありますが、軽さといいトルクといいお値段以上のリールで、このリールでショアサーフブリ(5キロ)やロックショアブリ(4キロ)、それにランカー磯マルや現在メインでやっているヒラスズキなどの、ここ最近のショア釣行においてメインに使用しているリールになります。

※ハンドルノブはゴメクサス製のノブに交換しているので、純正ではありません。

そんな感じで細仕掛け✕万能リールという感覚で重宝している20ルビアスLT3000は、数ヶ月前からヒラスズキゲームの深みに入り込んだ影響により、PE0.8号✕300m⇒PE1.5号✕150mの仕様に変更したことで汎用からロックショア(ヒラスズキ)特化へと切り替え、3000番というボディではちょっと弱いかもしれませんが、今のところ不満に思うことなくショアゲームにてヒラスズキや青物を釣っております。

そんなある日・・。

釣行後には必ずドラグを締めて水洗浄という工程は毎回欠かさずやっていましたが、それなりの釣行回数による必然の結果なのでしょうが、ドラグの効きが急に悪くなってしまいました。

地磯釣行にて、スレがかりのボラとファイトをしているときに、「あれ?ドラグが変な感じ・・」という疑問に思ったことが最初の認知の瞬間で、その前に1泊2日の沖磯釣行でヤズを釣った時には普段どおりのドラグの効きだったので、おそらく、その時に海水が入ってなにかしらの不具合が出てしまったんじゃないかと思われます。

その後、自宅にてラインを引っ張ってドラグの効きを確認したところ、初期ドラグの効きは極めて順調なのですが、一度ドラグが滑り出すと例えるならば「ブレーキが効かない自転車」のようにダラダラと滑ってしまう現であることが判明しました。よって、不具合的にはドラグ部に原因がありそうなのでドラグ部のメンテ次第で改善するかと思われましたので、さっそくメンテナンスを実行したところしっかりと不具合が改善されましたので、今回の記事はそんなドラグ部のメンテ(グリスアップ)記事になります。

みなさんのお使いのリールのドラグの効きが弱くなったり変に滑るようになったときは是非とも参考にできるのではないかと思われます。

ちなみに・・。

この現象(初期ドラグは効くが、その後の効きが非常に悪い現象のこと)が発生することで、どんな悪影響が生まれるのかというと、フッキングが決まりにくく(針掛かりが浅い)なったり、ヒラスズキやシーバスのエラ洗いの際にラインテンションが張れないのでフックアウトされやすくなったり、不意の大物のランを止めることができなかったりと、魚を掛けてからのやりとりが初手の段階で後手になります。

それでは20ルビアスさんのドラグ部のメンテ編、スタートです。

1:分解

大まかな流れとしては・・⇩。

① ドラグノブを外す

② スプールを外す

③ スプール内のドラグ部を分解

という3つの工程になります。

①と②の工程にあっては、今回のグリスアップには関わらないのでドラグノブをオープン方向にまわしてノブとスプールを取るだけです。念の為、ドラグノブやスプールの裏が汚れていないか確認し、汚れていれば除去しておきましょう!

⇩の2枚目のスプールの中心がドラグ部になるのですが、グリスが変色(乳化?)していますね・・。

ドラグ部やローター内部に海水が入り込んでるかもしれない気がして怖かったのですが、ローター部(3枚目)の表面ではそんなに海水が入り込んでいる様子はなく良好と思われ、ちゃんと水で洗浄しているときに必ずドラグを締めて洗った賜物かもしれません。

続いて、ドラグ部の解体です。

ルビアスの場合ですが、上から順に

①抜け止めバネ

②金属パーツ

③フェルトワッシャー

④金属パーツ

⑤フェルトワッシャ

⑥金属パーツ

⑦フェルトワッシャー

という層になって部品が重なっていました。

シマノさんのリールと構造が一緒で安心しました。抜け止めバネは外れた衝撃でどこかに飛んで行ってしまい紛失する可能性があるので気をつけてください!ピンセットを使って一つずつ部品を取っていきましょう。金属パーツにフェルトが付着しているかと思われますが、後の洗浄工程で脱脂の邪魔になるので、そのままにせずに別にしておきましょう。

組立の際は分解の逆の順番に戻していけば正しく組立てられると思いますので、順番や上下の向き等はしっかり憶えておくか写真に残して備忘録としておくことを推奨します!

それぞれのパーツを確認したところ、金属パーツの変形やサビ等もなく、フェルトワッシャーの破損等もなかったのでグリスアップでドラグ性能が回復すると思われます。

もし、この状態でフェルトワッシャーの一部が欠損していたり、摩耗していたりしていたら、均一にドラグの圧が掛からないため、いくらグリスアップしてもドラグの性能が不均等なままになってしまうので、この場合はパーツ交換をするべきかと思われます。

2:脱脂

脱脂洗浄する前に、今回のドラグが滑ってしまう要因が判明しました。

原因はおそらくコレ⇩。

写真はほとんどティッシュの表面ですが、中にフェルトワッシャーが重なっています。本来、油分がフェルトワッシャーに含まれていたらティッシュが油分を吸い取って濡れた感じになるのですが、全然ティッシュに油分が染み込んでいきませんでした。

ということで、原因はフェルトワッシャーのグリス切れと考えられます。

フェルトワッシャーをティッシュで脱脂

おそらく原因が分かったところで、本題の脱脂工程へ。

まずは、脱脂の前にそれぞれの部品をティッシュで油分を除去しておきましょう!パーツクリーナーの使用量を抑えることができます!

1枚目の写真は脱脂作業(パーツクリーナーを吹きかける)工程です。工程といってもパーツクリーナーをただ吹きかけるだけで勝手に脱脂されるので工程といえるのか分かりませんが、とにかく、フェルトワッシャーや抜け止めピンなどの軽い部品が飛ばないように気をつけましょう。

2枚目の写真はスプール側のドラグ部の洗浄です。劣化したグリスをパーツクリーナーを浸透させた綿棒で拭き取って、劣化グリスとその汚れを除去しています。

3枚目は乾燥・拭き取りの写真です。脱脂成分が残っていたら新しいグリスが分離します。特にフェルトワッシャーは水分を含みますので、しっかりティッシュで拭き取って乾燥させましょう。

これで脱脂工程は終了です。

3:グリスアップ

グリスアップをする前に、ダイワ製リールについて捕捉から・・。

ダイワ製の最新スピニングリールにはUTD(アルティメットトーナメントドラグ)ATD(オートマチックドラグシステム)に分かれます。単純に説明するとATDの方が効きが滑らかでドラグ性能が良い!と言われており、1万円以上の最新機種はATD搭載かと思われ、もちろん20ルビアスもATDになります。

どうしてドラグの説明をするのかというと、UTDとATDはグリスの種類が違います。なので、UTDならUTD用のグリス、ATDならATD用のグリスを使用することで同じ性質のドラグの効き加減に戻るのですが、問題はATD用のグリス単体では販売しておらず、ダイワさんからATDグリスが浸透したワッシャーを購入することでワッシャー交換により同じ性質のドラグの効きを保つことができます。

とどのつまり、ATDは自分たちでグリスアップすることが不可能(売ってないので)ということです。

※ ちなみにUTDグリスは販売されています⇩

ルビアスはダイワさんのリールで、しかもATDなので、本来のドラグの効きを保つためにはダイワさんからATDドラグ用ワッシャーを購入する必要があるのですが、シマノ製のドラグ部用グリスを持っていて、そのグリスがまだたくさん入っていて勿体ないと思ったので、後付けで”人柱”としてダイワさんのルビアスのATDグリスからシマノグリスに変えてグリスアップすることに決めました。

ちなみに、長期保管していたのでグリス内部は分離気味でしたので、綿棒でかき混ぜて使用しました。

ドラグ用グリス(シマノ)

グリスアップの量ですが、僕は表面全体がグリスの膜で覆われるくらいの感覚でそれぞれのパーツに綿棒やピンセットを使って塗っていきます。フェルトワッシャーはフェルト全体にグリスを馴染ませたら余計なグリスを拭く程度です。

ベットベトにグリスを付けてしまうと、組立の際にドラグノブで締めた際に圧でグリスがメインシャフトなどの他の箇所に流れ出る可能性があり、リールがヌルヌルしてしまう可能性もあるかと思います。なので余計に付けすぎない程度が良いかと思われます。

僕は、ちょっとベトベトの状態で組立、その後、再び部品を取り出して、スプール側のドラブ部受けのグリスを拭き取って再度組立しています。そうすることで、多少ベトベトでも余分なグリスを除去することができるので汚れが広がりにくいと思います。

4:組立〜ドラグチェック

組立にあっては、分解の逆の手順でパーツを重ねていけば完成です!

仕上げにドラグチェックです。

効きがおかしければグリスが足りなかった可能性も考えられますし、フェルトワッシャーの摩耗や劣化の可能性もありますが、解体の段階で異変がなければグリスアップだけでほとんどの異常が回復するかと思われます。

僕のルビアスさんは、このグリスアップでドラグ性能が回復しました!

また、ダイワさんのATDグリスからシマノさんのグリスに変えてみたのですが、ドラグの効きにあっては若干シマノさんのグリスの方がドラグの継続的な効きが少しだけ(ほんの少しだけ)緩い気がしますが、あくまでも僕個人的な感想ではありますが、そこまで大差を感じませんでした。

ということで、さっそく釣行にてドラグの効きを確かめにエントリー!そして見事実釣にてドラグの効きを確認することができました!

ボラ(魚)
ボラ(魚)

狙った魚ではありませんが、ドラグの効きが悪くなったと感じた時に釣り上げたのがボラだったのか、グリスアップ後もボラ(2尾)しか掛けられませんでした(スレ)が、ボラの引きでもしっかりとブレーキが効いて、継続的に滑らかにドラグが効くようになったので特に異常は感じられませんでしたので、完全にルビアスさんのドラグ性能がそれなりに回復したのではないかと思われます。

5:まとめ

ドラグ部のメンテナンス、いかがでしたでしょうか?

今回、初めてダイワ製のスピニングリールのドラグ部のグリスアップをやってみたのですが、シマノ製のスピニングリールと工程は同じなので、どちらのメーカーの機種であっても同じようにグリスアップすることが可能かと思われます。

みなさんのお使いのリールが、僕のルビアスのような症状が出ているのなら是非とも自分でメンテしてみましょう!メンテすることで、リールの構造の勉強ができますし、日頃のメンテの大切さが理解できると思われます。そして、今以上に愛着あるリールになります!

ちなみに、このルビアスさんは日頃の登板回数の多いせいか、若干シャリ感も出てきているので、脱マグシールド化の記事も将来的には書いてみようと思います。

読了、ありがとうございました!

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