1月中旬から2月の間、ヒラスズキが全く釣れなくなってしまった福岡市外近郊の地磯・・。
僕が下手だから結果を出せていないということは間違いのない事実ではありますが、だからこそ何度もエントリーしてトライ&エラーを繰り返し、時々攻めすぎてルアーのロストと補充を繰り返しヒラスズキが約1ヶ月半もの間釣れていない・・。
連敗記録は「5」。
週1ペースで釣りに行っているので、家庭持ちサラリーマンにカテゴライズされる部類の中では、この週1釣り行く行為はおそらくハイペースであって贅沢であって妻に感謝しかありませんが、そのおかげで福岡のヒラスズキ事情ではありますが海水温がある程度下がりきってしまうとヒラスズキが釣れなくなる時期があることを学びました。
それでもきっと、3月になってからも、海水温が上がらない限りこれからも釣れないと分かっていても、僕という人間はヒラスズキを狙いに行くのだろうと容易に予測はできますが、今季の海水温は1月序盤から急激に海水温が16℃から13℃へと下がり、2月はその海水温が上がることなくキープ。それが決定打となって低活性状態が続いているのだろうとヒラスズキ1年生の考えた結論であります。
他にも釣れなくなった要因としては産卵が絡んだり、良いサラシが形成されていてもベイトが入っていなかったり、ベイトはいるけれど逆にサラシがなかったり、この時期の福岡ヒラスズキが何を喰っているのか定かではありませんが、ただ一つ言えることは福岡ヒラスズキが少なからず低活性なだけで絶滅したわけではないということ。サケに陸封型がいるように、アオリイカが春を過ぎても夏・秋で産卵をする個体が少なからずいるように、きっとヒラスズキも沖へ産卵へ向かった個体はいるけれど居残り個体もいるはずなんです。そんな難易度の跳ね上がったヒラスズキを迷走しながら追い続けていく過程は嫌いではありません。
全く釣れませんでしたがね!!!(泣)そうこうしていたら3月を迎えました。
福岡ヒラスズキさん・・。
そろそろ・・。
そろそろ良いのではないですか?
水温は未だに冷たい状況ですが、夜勤攻めに遭っていることで明け方の日の出の時間が早くなっていることは確認済みで日照時間も少しずつ長くなったし、毎週磯に行ってるから磯場の海藻類が成長しているのも確認済み。つまり、まだまだ海水温は下がったままですが春が訪れようとしているのは間違いのない事実・・。
今回は、3月を迎えたことでヒラスズキが釣れても良いのではないか・・という逸る気持ちを抑えきれずに飛び出すように新たな島へ調査に行ってみたので書いてみようと思います。
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ここ最近のエントリー先を決める上で重要視しているのが「広さ」です。
磯場が小さければ当然ヒラスズキが着く場所が少なくて絶対数が少ないのではないかと考えていて、数撃ちゃ当たる的考えにはなりますがヒラスズキの絶対数が多ければ必然と釣れる確率も上がるのではないかと思い、今までデータを蓄積させていた小さな磯場よりもデータはないけれどなるべく大きな磯のあるエリアを選んでエントリーするようになりました。
そんな感じの基準で選んでいるので、今回も今までの近所の離島よりも広大な地磯が広がる離島Bを選んでみました。
この離島Bですが、数ヶ月前に梅氏さんがフェリー乗り場から未開拓地磯エリアまでのルートを構築してくれたことによって「ヒラスズキいるんじゃね?」「この島ヤバくね?」的な印象に繋がって、ほぼ同じ時期に離島Bを攻略したいと考えていた友人Kが梅氏さんの開拓したエリアにて先行者さんがランカーヒラスズキを2尾ほどキャッチ、穴場的価値のあるポイントだということが分かり、離島Bといえば1級磯一択という選択肢ではないことに繋がったのです。
当然、僕もこの開拓ポイントにエントリーして情報を蓄積させて、梅氏さんと友人Kに還元しようと考えていたのですが、当日の海況ステータスはこんな感じ・・。
潮汐:大潮(03:00干潮↗09:39満潮↘14:49干潮↗)
天気:雨
気温:10→12度
水温:13.2度
風 :南 約5m
波高:0.2m
あいにくの雨で、しかも、波高0.2mという超絶ベタ凪でヒラスズキ日和ではありませんでしたが、こういう日に釣りに行くことで何かしらの勉強になるのではないかと、それに、こういう日に行くことで情報提供をしてくれている梅氏さんや友人Kの参考になってくれるのなら行くべきかと判断し、さっそく行くことにしました。
今回の島は、それなりに大きく移動手段は車がないとしんどいと言われるほどの面積があるらしい・・。
何度か行った島ではありますが地磯には行った経験がなく、どれくらいしんどいのか未知数で、それでいて自分という人間は自分で経験しないと分からないアナログなタイプなので、とりあえず歩いてランガンしていくのですがビビっているのは間違いのない事実なので、移動時間を減らして釣行時間を増やすべく相棒を用意してみました!
じゃーん!長女のキックボードです(笑)。
内緒で持ってきました。
それに、今回はキックボードの機動力を維持しつつ軽装移動する必要があったのでクーラボックスは車の中に置いてドンゴロスを持っていくことにしました。
このドンゴロス・・ただの麻袋なのですが袋に給水させると気化熱で冷たくなって中のモノを冷やすことが可能なのです!当然気温や風に左右されますので春・夏・秋ではなかなか使いにくいかもしれませんがこの時期なら釣った魚を入れて海水を当てて風にあてるだけで気温や海水温よりも低く冷やすことが可能です。
それに、今回はクーラーボックスを持っていかないので、ランガンに優れていて万が一魚が釣れた場合はリュックにドンゴロスごとパッキングして持ち帰ることが可能なんです!
そんなこんなで、キックボードを転がしながら島の人達の視線を感じつつ、とりあえず、地磯まで到着!
平坦は島の中心部のみで、後は緩やかな上り坂が多くキックボードの効果が最大限に出たのは平坦しかありませんでしたが、普通の釣り人の3倍は早く到着したのではないかと思われますが・・。
エントリーポイントは分かってはいましたが風裏の・・想像を絶するほどのベタ凪磯・・。
雨のおかげで潮目がくっきりと視認することはできますが、どうやってヒラスズキを出せばいいのか皆目検討がつきません・・。
とりあえず、コモモをチョイスして相変わらず良い動きしてんなぁーと認めつつサブサーフェスを引きながらランガンしますが上げ潮でのエントリーだったので奥へのエントリーを断念・・帰りはトップ系の釣りをしようと思ってソルトペンシルを使って引波を立てながらどこに潜んでいるのか予測がつかない明鏡止水レベルの海面を滑らせて終了・・。
凪ヒラって全然わかんない・・。
ベタ凪の磯で活路を見い出せず、もう少し風があって潮通しの良いエリアに行った方が良いのではないか・・という気持ちが大きくなってきてポイント移動を決断です。
本当はこのポイントのみに絞ってあらゆる手段を使ってヒラスズキを1尾キャッチするという目的ではありましたが泣きそうなので、1級ポイントへ移動です。
平坦はあまりなく、上りか下りばかりでキックボードで下りをあっという間に下ってしまうので登っている印象しかありませんが、キックボードのおかげでかなり早くエントリーできたのではないかと思います。
サラシは微妙ですが、最初のポイントよりは断然良いし、潮が走ってて沖はガチャガチャしている。
これは何かしらの反応があるのではないかと期待して攻略に勤しみますが不発・・。
このままでは梅氏さんと友人Kの情報に少しの厚みもない「ただエントリーした」だけの記録を重ねることしかできないと思い、1級磯の隣の地磯エリアのルート調査を行って遠征終了・・。
雨なのか汗なのかわかりませんが、全身ムレムレの状態で帰ってきました。
ノーバイトで終わったので今回の推し!はありませんが、現在入手困難なブローウィン165Fを初めて使ってみたのですが、マジで僕好みで、そりゃ売れるわ!と思うレベルで連続ジャークの入力が簡単です。
ブローウィンのパクリと言われているダーティンZを今までジャークベイトとして使っていましたがパクリではなく別物だということが判明しましたし、ダーティンZよりもジャーク幅は狭いですが連続ジャークがしやすく海面から飛び出さない仕様になっていて、そりゃ売れるわ・・というのが直感的感想です。
いつかはブローウィン165Fでヒラスズキを釣って、今回の推し!で書いてみたいと考えています。
またしてもボウズ回避ならず・・という釣行ではありましたが、3月になってようやく春らしくなってきたのではないかと思われます。
まだまだ海水温が低いので低活性状態は継続するのではないかと考察していますが、釣れるのは時間の問題ではないかと思料されます。
次の週は、友人Kと別の離島へヒラスズキ狙いへ行くことになっているので、その記録を書いてみようと思います。
読了、ありがとうございました!