家族みんなで、この前釣ったヒラスズキの握り(手毬)を食べていた時のこと・・。
それは突然やってきた・・。
ねぇパパ・・?
いつ魚釣り連れてってくれるの?
魚釣りしたいよぉー!
えー・・。
ちょっと待って・・。
子供たちの釣りに行きたいコール・・。
今までは「冬は寒いから君たちを連れていけません!」や「春はまだ寒いから君たちを連れてはいけません!」と言って簡単にあしらうことが出来ていたのですが・・。
半袖Tシャツスタイルで動き回るような季節になった4月の終わり・・そんな言い訳が絶対に通用しなくなってきた・・。
それには理由があるのです!
そうなんです・・。それには、それなりに訳があるのです・・。
正直なところ・・釣りに連れて行けとなればいつでも行けます。
防波堤でサビキ釣りでも良いですし、サーフでちょい投げでも良いと思います。
行くことはできるのですが・・問題は釣果なんです・・。
この時期・・暖かくなってきてファミリーフィッシングがしやすい季節ではあるのですが、僕の近所の釣り場でファミリーフィッシングで狙える魚たちが最盛期ではないので、なかなか釣れないのです・・。
サビキ釣りやちょい投げで魚を狙うなら朝マズメを狙って行かないと可能性はないと思いますし、普段子どもたちが活動している時間帯に釣りに行っても釣れないと思えてしまって、釣れないイコール楽しくないと思えてしまった、子供たちが楽しめないだろうと思えて行く気分にはなれないのです・・。
手堅く海釣り公園や釣り堀なんかに行けばよいところではあるのですが、釣りに関するお金は僕の小遣いから捻出されるので、そこまでして釣りに行くことはないと思えて・・。
魚が釣れないと・・
面白くないよな・・。
子供たちは僕のように頭のネジが外れていないと思われるので、釣れなかったことが楽しいと思えないと思うのです・・。
釣れなかったことがいつか次に繋がって報われるなんて思わないと思うのです・・。
魚が釣れるには理由があることなんて思ってもいないんだと思います・・。
釣りに行けば魚が釣れる。魚が釣れることが楽しい。それが釣りなんだと思うんですよね・・。
その結果、子供たちが釣りが楽しいと何度でも行きたいと思ってくれるようにするには魚を釣るしか方法がないのかと思うんです。
子供たちが楽しいと思えてこそファミリーフィッシングだと思います。僕の無理強いで釣りをさせてしまうとファミリーフィッシングではないですし、きっと将来釣りをしない子供になってしまうと思うのです。
そんな春・・。
そんなGW前半戦の夜勤明け・・。
どっか連れてってよぉー!
パパ起きて!
遊んで!
僕の仕事は不定休で土日休みの仕事ではないので、子供たちと休日がなかなか合わず、なかなか一緒に遊ぶ機会がない(休みが合えばガッツリ遊ぶスタイル)ので、気分も身体もダルさMAXではありますが、日頃家事を任せきっている妻をフリーにさせるべく釣りに行くことにしました。
きっと・・僕の子供たちなら、なんでこの日は釣れなかったのか・・なんでこの日は釣れたのか・・そんなことを考えながら釣りの本当の面白さや奥深さを学んでくれるのではないかと信じて・・。
釣れなくても知らないよ・・。
うん!
大丈夫!
パパ!
お菓子買っていい?
さて・・。
何を狙おうか・・。
世間はGWということもあり、近所の港は人がたくさんいるだろうな・・と、思われたので近所のサーフ・・通称”Cの海”古賀浜へちょい投げでシロギス狙いに行くことにしました。
果たして・・早朝を完全に通り越したこ時間帯でもシロギスは釣れるのでしょうか・・。
ファミリーフィッシング編・・スタートです!
CONTENTS
天気が晴れなのは帰宅途中の段階で確認済みですが、海況はいかがなものなのでしょうか・・⇩。
潮汐:大潮(10:00満潮↘16:39干潮)
天気:晴れ
気温:16度→17度
水温:17.5度
風 :西4〜5m
波高:0.8m
天気は良いが風が強い・・。
どちらかというと釣り日和というよりは波乗り日和な感じでしょうか・・。
すでに「行く!」と言ってしまったので釣りができるできない問わず釣り場までは行くのですが、大潮の満潮が問題で・・。
くじら堤防・・。
波かぶるんだろうな・・。
そうなんです・・。
古賀浜にはくじら堤防(防波堤というよりは遊歩道的な)があるのですが、大潮のように潮位が高くなる満潮のタイミングで西の風を受ける条件が重なると波かぶるんですよね・・。
⇩の写真は、今回の釣行で満潮30分後くらいにエントリーしたときの状況なのですが、こんな感じで潮位と風向きが重なれば、こんな感じで波が堤防を越えて来るので危険です・・。
あくまでも潮位と風が重なれば・・。という感じなので、普段は堤防(遊歩道)に波が来ることなんてないと思いますが、古賀サーフのくじら堤防で釣りをする際は気をつけましょう。
ということで、まだ釣り場に向かっておらず海況ステータスを家の中で確認した段階でくじら堤防で釣りはできないと推測・・。
だからといって、大根側河口西側の新宮浜に行くには今回の海況ステータスでは波がある感じなので子供たちにはそちらにエントリーした方が危険な気が・・。 よって、本当はくじら堤防の先端付近から潮の動くエリアをちょい投げしたかったのですが、一番安全なくじら堤防内側で釣りをすることにしました。
ちょい投げの良いところは、エサを砂ゴカイの活餌を選ばずにワームにしておいて、釣り道具とちょい投げの仕掛けのストックさえあればいつでも行けることだと思います。
釣果の方はかなりの差がでてしまって活餌の方がダントツ良いですが、ワームにしておけば釣果は劣るものの、毎回釣具屋を経由せずに釣り場へ行けるのでちょっとだけ釣りに行く時は非常に便利です。
⇩のワームを我が家では愛用しています。
匂いがブルーベリーの香りってのも良いですね!
花鶴ヶ浜公園の駐車場に車を停めて、公園で子供たち2人を遊ばせながらコチラは釣りの準備です。
準備が終わって荷物が多かったので、子供たちにフローティングベストを着せて手荷物を減らしましたが、この写真ではフローティングベストを着せたとは言えません。
(ピンク色の子供参照)股ベルトを両足に通しておきましょう!
そして、
(水色の子供参照)ベストはしっかりチャックを閉じてロックしましょう!
またフローティングベストに笛が装着されているタイプならいざと言うときに笛を吹くことも教えていて損はないかと思います。
しばらく歩いて無事に到着!干からびたウスバハギがお出迎えです。
古賀サーフでは毎年1月ころに大量に漂着するウスバハギですが、5月になっても(カッピカピの状態)残ってくれていて、おかげで子どもたちに(この乾燥した魚は)ウスバハギという名前を教えることができました。
案の定、堤防は波しぶきだけが堤防から乗り上げるように押し寄せていますが、これはこれで危険なので堤防横の安全なところで釣り開始です!
ロッドは1本なので、僕が投げて回収を長女と次女が交代交代のサイクルでやっていくスタイル。
長女は何度かシロギス釣りもやっているし、「放課後ていぼう日誌」のシロギス編を観ているので不安はありませんが、次女の方は今回のようなリールを巻く釣りが初めてなので、まだまだ不器用・・。
それでも、僕の趣味を共有できるのは嬉しいことだと思います。
まったく先のことなんて考えられませんが、いつか彼女たちが大人になった時、同じ釣りができたら本当に最高だなって思います。
そんなことを考えていたら・・次女がお菓子休憩に突入・・。
次女が早々と離脱するもしばらく粘っていた長女ですが、全く反応がないからか、海遊びに突入・・。
結果、ふたりとも釣りせず海で遊ぶ!!!
おーい!
釣りしよーよ!
その後、彼女たちが釣りに戻ってくることはなく、釣行開始30ほどで釣り終了・・。1時間ほど海遊びをして帰ることとなりました(笑)。
さかなつり楽しかったー!
釣れなかったけど、
楽しかったぁー!
・・・。
これは結果オーライなのか分かりませんが、サーフを選んで良かった模様・・。
次回に繋がる釣行となりそうです・・。
結果・・ボウズ・・。
投げ釣り師さんがいたので、釣果を聞いたところ早朝だけ釣れてて型はまだまだとのこと・・。
ではありましたが、子供たち的にはとても楽しかったようで良かったところではありましたが、次はしっかりと前日から計画を立てて望みたいと思います。
読了、ありがとうございました!