こんにちわ!
天気が荒れなくてヒラスズキが狙えないので、最近は博多湾シーバスゲームに熱中しているswitchです。
ロックショアというガチ勢しか立ち寄らないようなフィールドではなく、都市型のアーバンな釣りに変更したためか・・そのおかげで、釣りのしやすいエリアを選ぶことで子供たちと一緒に釣りができたり、釣り素人な友人たちに対して「いつか一緒に行こう詐欺」を通年繰り返していた僕にとって、そんな友人を誘って子供達含めて釣り教室的な感じで一緒に釣りを楽しむことができたり・・。
兎にも角にも、一緒に釣りを楽しめるくらいに子供たちがそれなりに大きくなって、釣りに連れて行くことで妻の負担も少なくなることで家族孝行にも貢献できている実感や、友人とのいつかの約束・・も果たすことができたりと、一石二鳥どころか一石三鳥な感じでいつものガチでは体験できないような楽しみを味わっていて、ゆるーーーーい釣りも悪くないな・・と思える今日このごろです。
そんな先日・・。
ようやく、O君とのいつかの約束を果たせた・・その次の釣行のとき・・。
※ ちなみに、初回の釣行でシーバスを無事にキャッチできたO君は、次の日にマイロッドとマイリールを購入する・・という(笑)沼の一歩目・・。
僕が彼のラインにFGノットを編み込んでいた際に、こんな質問が・・。
ねぇねぇ、
ルアーの塩抜きってどうしよる?
僕がやっているルアーの塩抜き方法を教えたところ、「マジで?」って感じで、かなり驚いていて・・。
その反応を鑑みるに、ちょっとブログネタになるのかな?と、思い記事にしていくのですが、みなさんはどんな塩抜き方法を実践していますか?
今の方法を実践するようになって、それなりにルアーのサビに関しては簡単に落とせて錆びにくくできました!
簡単ですので、興味がある方は読んで頂けたら幸いです。
CONTENTS
釣り人それぞれに、それぞれの塩の抜き方があるかと思います。
僕は最初、塩抜き不要の淡水のブラックバスゲームからソルトの世界に入ってきた人間なので、毎釣行の度にルアーの塩を抜くことが面倒で面倒でたまりませんでした。淡水だとサビることなんてほとんどないので・・。
結果、時々塩抜きを怠ってしまうときがあって、案の定・・サビます・・。
とことん放置してサビさせてしまうと、フックアイの根本やルアー本体にまでサビが付着してしまって・・それに、ルアーケースにまでサビが侵食してしまったりして、本来フックやリングを交換すれば済むものの、こうなってしまうと、ボロ感が出てしまって古臭くなってしまって・・せっかく購入したルアーまで被害が出てしまい2軍行きorタックルベリー行き・・と残念な結果となってしまいます。
ソルトルアーに入り込んだ当時・・。
独身一人暮らしを満喫している年齢ということもあって、「勿体ない」という感覚が今よりも格段弱くて、ときどき塩抜きを怠りながらルアーの買い足しをながら手札の補填をしていたのですが、同棲して・・猫を飼いはじめて・・結婚して・・第一子が生まれて・・第二子が生まれて・・こんな感じでステップを踏んでいくうちに、「買えばいいか」・・っていう感覚から、勿体ないよな・・と思えるようになって、今では「マジで勿体ない!」と思えるようになって・・(笑)。
いつのまにか、釣行から帰ってきたら最優先でルアーの洗浄を行うようになりました(笑)。
そんな面倒くさがりな僕ですが・・。
最初は水やお湯でルアーを洗い流すことだけをしていました。
この方法は、何もしない放置のときよりも断然マシで塩抜きを怠った時と比較して圧倒的に錆びにくくなりました。
それでもサビは発現しました・・。
その理由としては「(ルアーの)乾燥」という工程を怠っていたからです・・。
フックの材質は「鋼」という名前の「鉄」から出来ています。
その鉄はもともと酸化鉄(FeO2)という安定した酸化物(鉄鉱石)からできています。
鉄鉱石から酸素を分離して作られたものが鉄になるのですが、そんな無理矢理分離させた鉄は安定した元の酸化物に戻ろうとします。それがサビとなるのですが・・。
まず・・鉄(Fe)が水(H2O)に触れると、Fe + 1/2 O2 + H2O → Fe(OH)2 となって水酸化鉄(Ⅱ)となります。
この水酸化鉄(Ⅱ)は、さらに酸化されてとなり、2 Fe(OH)3となり水酸化鉄(Ⅲ)となります。これが赤錆といわれる化合物で、我々の手持ちルアーのフックに侵食したサビかと思われます。
いろいろと長ったらしく書いてしまいましたが・・要は、フックは水で酸化するということなんですね。塩が直接的な要因でサビている訳ではないのです。つまり、水やお湯で洗い流した後に乾燥をさせないとサビを抑止することができないのです!
蛇足になりますが、どうして塩(塩化ナトリウム)が絡むとサビやすいかというと、塩が水を集めやすい性質を持っているからです。
水がサビの原因を作りますが、塩が絡むと、塩が水をたくさん集めるためサビる速度が早くなるのです・・。
だったら、「すぐに乾燥させればいいんじゃね?」って感覚になりそうですが、塩の付着したフック(鉄)は空気中の水蒸気(水)を集めるので、その手順ではサビます・・。
いろいろ書きましたが、水で洗い流して乾燥させたとしてもゆるやかに錆びていくということです。
そんな中、こんな商品が・・。
これは、整髪料のムースのような弾力泡の塩抜きスプレーです。
ムース(泡)なので、モノの表面に留まってくれます。よく考えてるなって思います。
そして、その成分・・。
どうやら「界面活性剤」が塩を抜いてくれるらしい・・。
コチラの商品はアミノ酸系界面活性剤というボディーソープやシャンプーなどの肌への刺激が少ない成分が入っているそうですが、界面活性剤なら食器用洗剤も・・。
ということで思いついたのが、このアイテム・・。
ライオンのルックプラス バスタブクレンジングという、ミストで汚れを浮かして落とすタイプのお風呂用洗剤!
リアルメソッドさんのソルトウォッシュムースのような弾力泡ではなく、ミスト(霧)ですが、細かな霧を吹きかけるので全面に行き渡りやすいと思え、問題ないかと思います。
どうなるか不安でしたが、結果的に大成功!
水で洗うよりも早く簡単に塩抜きすることができるようになりました。
ここでは、バスタブクレンジングを使ったルアーの塩抜き方法を書いていこうと思います。
説明しなくても想像できると思いますが・・。
ちなみに、バスタブクレンジングではなくとも食器用洗剤にキュッキュットクリア泡スプレーやチャーミーマジカ、ジョイミラクル泡スプレーというムースに限りなく近いタイプの界面活性剤が含まれたものも存在しますが、どうしてそれを選ばなかったのかというと、そういうモノが家になかったからです。
スプレータイプで唯一・・家にバスタブクレンジングがあったので、コレを(妻に内緒で・・)使っています。
工程にあってはコチラ⇩。
①:水orお湯洗い
界面活性剤が塩分を浮かしますが、やっぱりベットリ付着した塩分は浮かしにくいかな?と思って、この工程を取り入れています。
最終的に水orお湯で洗剤ごと洗い流すので、面倒な工程ではありません。
②:バスタブクレンジングを吹きかける
全体的に行き渡るように吹きかけましょう。
特に違いは感じませんが、僕はお気に入りのルアーにあっては1プッシュ多めに掛けています。
参考ですが、この⇧の写真くらいだったら5プッシュ(お気に入りプッシュ含む)くらいやってると思います。
③:水orお湯
バスタブクレンジングの用法どおり、お風呂と同じく60秒経過したら水orお湯で洗い流しましょう。
そして、なるべく水気を切っておきましょう。
④:乾燥させる
ケースに寝かせるように置いて乾燥させてしまうと、ケースとルアーの接着面に水が付着して乾燥しにくい要因となって、サビの原因(ケースにもサビが付着する要因)となってしまうので、フックを立て掛けるように引っ掛けて効率よく乾燥させましょう。
ケースも拭き取っておくと、早く乾燥します。
※参考
浸け置きでも同じ効果が得られると思います。
この方法で塩抜きしたとしたとしても、大切なのは乾燥です!
風通しの良いところでなるべく早く乾燥させましょう!
工程は以上です!
switch流、ルアーの塩抜き方法・・いかがでしょうか?
おそらく、たくさんのアングラーさんも同じ方法を実践されていることかと思いますが、たったこれだけでサビの発現を抑えてくれるので、サビで悩んでいるアングラーさんは是非とも参考にして頂ければと思います。
ちなみに・・絶対にサビは出ます!
なぜなら、海水の中で使い続けていますので!!それに、使った後すぐに塩分や水分を洗い流すことができるような状況少ないかと思います。
僕の場合、1泊の離島遠征が多く、それだけ時間が経過した後に洗浄をするので・・ワンデイ釣行に比べ、傾向的にサビやすい釣行スタイルかと思われ、結果、家に帰ればまずルアーの塩抜きから・・という感じになっています。
おかげで、フックの換装率も減り経済力をその他に回すことができるようになりましたし、フックは鈍っていくので研いだりと大事に使うことでルアー1つ1つに愛着も生まれました!
エギもワーム付きフックもルアーもみんな、同じように塩抜きしていますが・・その後洗浄したルアーを使ってもちゃんと魚が釣れているので、特に違和感はないかと思います。
是非、興味があるかたは是非ともやってみてほしいと思います。
読了、ありがとうございました!