こんにちわ!
新年度(4月)を迎え、バリッバリに釣りを楽しんでいるブログ主です・・。
釣りに行きたくとも行けなかった2ヶ月間の反動・・と、いうものでしょうか・・。
時間さえあれば、湾内シーバスを楽しみつつ、今まで釣りができなかった日々を埋めるように日々を謳歌しております・・。
そんな感じのブログよりも釣行回数を重視したスタイルなので・・、そろそろ湾内シーバスの釣行記録を書きたいところですが、さっそく次の休日が時化予報でしたので、またもやブログを書かずにヒラスズキ釣行にエントリーすることになりました(笑)。
そして今回の釣行・・。
まさかの、ランカーヒラスズキと対峙することができました・・(汗)。
今回は、そんなヒラスズキゲームについて書いていこうと思います!
それでは、春の離島ヒラスズキ釣行記録・・スタートです!
CONTENTS
ヒラスズキ釣りの門を叩いて2年目・・。
そんな4月を迎えたブログ主・・。
変わったことと言えば、僕にヒラスズキ釣りの醍醐味を教え・・、そして釣りだけでなく人生においてもインスパイアされまくっている僕のヒラスズキの師匠である友人Kが異動で福岡という地を離れることとなってしまいました・・。
まだまだ彼から教えてほしいことがたくさんあるし、学びたいこともたくさんあるし、たくさん一緒に釣りに行きたいところではあったのですが・・、非常に残念ではありますが、ヒラスズキ釣りにおいて、最大にして最高の相棒が近所から極地へ出立することとなりました・・。
友人Kロス・・。
今回は、そんな相棒の友人Kのいないヒラスズキ釣行です・・。
兎にも角にも、次の休日の釣行計画を立てなくては・・。
ヒラスズキ狙いに絞ることまでは出来ていましたが、どこにエントリーするか・・については思案中で前日まで決めることが出来ていませんでした・・。
そんな状況の中、おそらく引っ越しの整理も終わっていない状況においてヒラスズキをキャッチした友人Kの豪胆さにも驚きつつも、電話する機会があったので、そこで何処に行こうか相談したところ・・。
あの島、いいんじゃね?
おぉ!
その手があった!!
こんな感じで信託を授かりまして、近所の離島へエントリすることとなりました。
そんな近所の離島の当日の海況ステータスはコチラ・・。
潮汐:中潮(04:49干潮↗10:49満潮)
天気:晴
気温:11℃
水温:15.3度
風 :西北西9m
波高:2.1→1.6m
そして、今回は機動力に全振りしたスタイルで出発・・。
そうです・・。
自転車です・・。
次の日が仕事なので、今回は泊まれません・・。
それ故に、機動力を重視した訳ですが、今回はクーラーボックスという存在(・・もちろん、フェリー乗り場駐車場に置いた車内に保管しています。)を削ぎ落としてまで機動力を上げました!
万が一、魚が釣れた場合はリュックの中にビニールと保冷剤を入れた保冷バックを忍ばせているので、鮮度を保ったまま帰りつく算段です・・。
徒歩だとそれなりに時間を要するのですが、チャリだと5分前後で目的の地磯へ到着・・。
気持ちが高ぶっているので、坂道もひたすらペダルを回して自転車に降りることなく目的地へ到着・・(笑)。
前日まで・・、と言いいますか、現地を観察するまでは、友人Kとエントリーして友人Kだけが連発したヒラスズキポイントへ(僕はボウズ・・。)エントリーする予定でしたが、なんとなく微妙な直感が脳裏を駆け巡る・・。
その理由を理性で整理することが出来ないまま、直感がやめろと囁く・・。
波風は申し分ない状況ではありましたが、この地まで5分前後で到達できたことが大きな起点となったのでしょう・・。
直感を信じて、ここから有名ポイントへ移動すること(人が多かったら戻ってくるという選択)に決めました。
起伏激しく、ロードでもきつかった・・。
それなりに時間と体力を消耗させましたが、直感に頼った選択は正解か・・?
大場所ということで、大きなサラシが広がっておりました・・。
先行者は1名だけだったので、いろいろ周囲のエリアを探索しつつ、どこにエントリーしようか思案していたところ車が2台(4名のヒラ師)・・駐車場に入って来たので、場所を取られたくなかったので直感に頼って一番楽しめそうな場所へエントリーすることとなりました・・。
ようやく・・ここから釣り開始・・。
左斜め前方に大きな磯があって、それに波がぶつかって大きくサラシが広がっているのですが、真正面前方にも海中に沈んで見えないシモリが入っているみたいで、その一帯も波が立ち、サラシが形成されている・・。
それに、右から左に寄せる波と真正面から向かってくるような波の2種類のせいでセットのタイミングが取りづらい感じで、右から左に吹きつける風も相まって難易度は高そうですが、その相乗効果でサラシが長く広がり、大きな流れが形成されている模様・・。
とりあえず、この爆風にも負けず、分厚いサラシの表面からレンジを入れることが可能なパイロットルアーを・・。ということで選んだのがセットアッパー125S−DR・・。
なるべくアップクロス側に向かって扇状にキャストして・・。
次に立ち位置を移動して再びアップクロス側に向かってキャストして、真っ白に広がる大規模なサラシの下の地形をセットアッパーの巻き抵抗を感じ取りながらイメージしていくと、サラシの中に一本の大きい流れを見つける・・。
おそらく・・。
こういうところにいるよな・・。
こういう流れの下に潜んで、頭を左に向けて待ち構えているに違いない・・。
セットアッパー125S−DRを続投させるのは見切られるだけと思い、ここからはルアーローテーションをしながら、ヒラスズキが潜んでいる・・と、仮定したゾーンを流す釣りを展開することに・・。
シャルダス30→ブローウィン140S→ぶっ飛び君95SS→パンチライン130→ダイブアサシン99S→ランブラー145F・・。
と、友人Kの思考をトレースしつつ苦手意識のシンペンも織り交ぜながらのルアーローテーションでヒラスズキの反応を調べていきますが、その間・・反応は一切なし・・。
もうすぐ、潮止まりを迎えつつある時間になってきたので、そろそろ何かしらの反応があっても良いのではないか・・。
そんな期待を信じながら、ローテーションに入れ忘れていたジョルティ30をチョイスして3投目・・。
流芯の奥にキャストして、巻きながら流芯に送り込んでいくようなイメージでリトリーブをしていたところにようやくヒット・・(久々のアタリに、ただの根掛りと思っていたことは内緒)!
魚を寄せながら、ランディングポイントをファイトと並行して模索していくも、立ち位置的に抜き上げにくく立ち位置の移動は必須か・・。
うわ・・。
考えてなかった・・。
模索に時間を掛け過ぎてしまい、魚を寄せすぎてしまったことに気がつく・・。
この状態のまま移動してしまうと、角度的にラインが磯に接触してしまう・・。
一旦、ベールフリーにして魚を沖に走らせてみようか・・。
そんなことを考えていた矢先のこと・・。
大型のヒラスズキ(目測70オーバーのゴツいヤツ)が顔だけエラ洗いジャンプした刹那にフックアウト・・。
ぐほぉ・・(吐血)。
掛かった後のことを考えなかったツケがフックアウトとして回ってきました・・。
続いて、セットアッパー125S−DRにチェンジして同じような地点でヒットに持ち込みましたがランディングに引き込む少し前にフックアウト・・。
どちらもフックを伸ばされたことがバレてしまった要因かと推察・・。
前半戦・・。
2バイト中2バラシ・・。
お昼の便で帰る予定でしたが、このままじゃ帰れない・・。いや、帰りたくない・・。
予定の便を諦めて夕方の便で帰ることに決め、後半戦に突入です・・。
2バラシしたその後、すぐに潮止まりを迎え、サラシは依然広がっていますが流芯にルアーを流し込むとルアーの抵抗がなんとなく無い感じが続く・・。
一旦、お昼ごはんを磯の上で「サラシ見ながら食べるおにぎりは格別だー!」と言いながら栄養補給兼メンタルのリフレッシュを終えて、一つの結論に達する・・。
まず、前半戦で見立てた流芯の流れに頭を向けて潜んでいる・・という仮説は2度のヒット(バラシ)のおかげで立証された。
このポイントはヒラスズキの付き場になっているに違いない・・。
それに、キャッチまで至らなかった要因は、普段相手にしているヒラスズキよりも大型過ぎたことで抜き上げが困難で、且つ、そんな大型ヒラスズキのパワーに耐えられずフックが伸ばされてしまっているので、#8以下のフックを背負っているルアーは危険かなぁーと思い、ルアーローテーションから外すことにしました。
あとは、潮が動きははじめれば何かしらのチャンスがあるかもしれない・・。
それに、潮位が下がれば立ち位置もキャストしやすい位置に進めるのでチャンスが広がるかもしれない・・。
せっかくの機動力全振りスタイルなので、ランガンも可能性の一つに入れていましたが、このポイントで粘ることにしました・・。
しばらく時間が経過して、依然として風は強いですが予報どおり少しずつ波高が落ち着いてきた・・。
少しばかり潮位も下がってくれたので、波を少しかぶりますがもう少し立ち位置を前に移動しても安全にキャストできるようになってきた・・。
おかげで、もう少しルアーチョイスの幅も広げることができるようになったので、前半では波風が邪魔してレンジを入れることさえ出来なかったサスケ裂波120をチョイス・・。
その第1投目・・。
予想どおりレンジが入った・・。
あとは、裂波の喰わせの力に頼ってリトリーブ・・。「ゴツン」と暴力的な首振りを知覚しヒットに持ち込む!
コイツもでけぇ・・。
さっきから何なんだこの離島は・・。
掛かる魚みんなデカいのだが・・。
もう少しだけ小さくても良いのですが・・と贅沢な自問自答をしつつ立ち位置を前に出て危険ゾーンに魚が向かうことを回避しつつ寄せていきましたが、ランディングまで・・あと一歩・・、というところで痛恨のフックアウト・・。
今日は、こんな日なのか?
フックが真っ直ぐになるくらいに伸ばされていました・・。
3バラシ・・。
痛恨の極みに達し、叫びたくなる・・。
俺の下手くそ!!
気を取り直して考察・・。
サスケに出たなら、ミノーという選択肢で良いだろう・・。
そして、裂波120(#6×3)で伸ばされたなら、アクションが同じでサイズ感だけが違う裂波140(#3×3)ならどうだ・・。
残りの時間に余裕はありましたが、ヒラスズキが以降喰ってくるか分からない・・。
そんな痛恨の連続ミスのせいで焦りモードに入った僕ですが、サスケ裂波140に変えて5投目くらいでしょうか・・。
サラシの広がっていない沖に向かってキャストして、サラシの広がっている流芯の入り口までリトリーブで寄せた後、ドリフトで流芯に流し込んでいこうとイメージしつつ、裂波がサラシに完全に入り込んだ瞬間に強烈なバイト(またデカいやん・・)!
もう俺は迷わない。
今までの3匹・・。
自分が立ち位置を移動せずとも引き抜けると過信したことがバラしまで繋がった気がする・・。
大きなフックを背負えるルアーをチョイスはしていますが、また伸ばされるかもしれないし、どんな口掛かりをしているのか不明なこともあって、時間を掛けてフックを伸ばされるより、スピード勝負に切り替えて、まずは自分の立ち位置を移動してどんどん寄せて寄せてランディングできるような場所まで持ち込む作戦に変更する・・。
そして、その作戦が見事成功しキャッチまで・・ようやく成功・・。
嬉しすぎて、身体から芯が抜ける感じがした・・。
おそらく、僕が過去に釣ったヒラスズキの記録は70センチ前後だと思うけど、その記録を余裕で超えるヒラスズキをキャッチしました!
その後、さらに大型のヒラスズキまでキャッチ・・。
サスケ裂波140の無双モードに突入・・。
撮影よりも釣りを優先し、アクションカメラのバッテリーも切れてしまったため、写真はありませんが、蘇生が困難(裂波を丸呑み・・)な個体1尾を持ち帰り後に測定したところ84センチ・・。
血抜き痕があるので、頭の向きが逆に測定する形ではありますが、この日は5尾の大型ヒラスズキばかりキャッチできました・・。
合計8バイト中3バラシ5キャッチ・・。
しかも全て70オーバーという運の良すぎる釣果となりました。
1尾だけパッキングして持ち帰り・・。
5人のヒラ師から羨望の眼差しを浴びながら大型ヒラスズキを持ち帰る心境は最高に格別でした(笑)。
こんな感じで釣行時間4時間程度の釣りが終了しました・・。
今回の結果としては、8バイト中3バイト5キャッチ・・という好成績!
その中でも3キャッチに貢献してくれたサスケ裂波140を推したいと思います!
・・が、シモリに引っ掛けてしまいロストしてしまったので、写真がありません・・。
なので、拡大写真を・・。
こんな大型のヒラスズキさえも、見切らせることなくハーモニカ喰いさせる実力・・。
正直・・、その真髄は裂波120だけかと思っていました・・。
全長 :140mm
重量 :20g
レンジ :60〜100cm
アクション:ウォブンロール
フック :#3×3
リング :#4
全長 :120mm
重量 :17g
レンジ :70〜90cm
アクション:ウォブンロール
フック :#6
リング :#3
裂波の良さは、突発的に(開発者の意図?)発生する横スライドです・・。
いわゆるイレギュラーアクションと言われるヤツなのですが、艶めかしい規則正しい完成されたウォブンロールに混じって時折スライドして、それが喰わせの間を知らない間に演出してくれます。
10年以上前に生み出された裂波ではありますが、未だ現役で使っている人も多く、僕もその一人ではありますが、他のミノーにはない性能を持ったルアーだと思います。
問題はリップレス・・ということで、リップ付きミノーに比べると水噛みが弱いので、どちらかというと直線的に使うよりドリフトで使っていく形にはなると思いますが、さすが、「キング・オブ・ソルトウォーターミノー」と呼ばれるだけあって、完成度の高いルアーだと思います。
今回の釣行記録はいかがでしたでしょうか・・。
大型のヒラスズキと対峙した経験があまりないため、掛けた後のキャッチまでのイメージがなかなか定まらず、3バラシとなってしまいましたが、久々に脳汁がヤバい経験をすることができました!
また、僕のヒラスズキ釣りにおいて、なかなかヒラ師と遭遇する機会があまりないのですが今回は僕を除いて5名と多かったので、岬の上からそれぞれの釣り師をゆっくり観察することができたのですが・・。
やっぱり、友人Kってめちゃめちゃ上手なんだなぁーと改めて実感することとなりました・・。
僕ごときが見てても、この人・・どうしてこの(セットの)タイミングで投げたんだろう・・。どうしてこの角度に(ダウンに向かって)キャストしたんだろう・・。・・と、そのキャスト勿体ないでしょ・・と、スレさせるだけのミスキャスト・・と、いいますか、ビジョンのないキャストをしてしまう人が多くいて、それ故に友人Kの偉大さを思い知る良い観察となり、他山の石となりました・・。
これから、友人Kがいない状況でもヒラスズキを狙って磯へエントリーしていくのだろう・・と容易に想像出来ますが、彼と一緒にエントリーし、同じ時間、同じ場所で彼の釣ったヒラスズキを彼がどんなビジョンを構築して、どのようにして喰わせたのか・・、そんな説明(追体験)が出来なくなることが非常に残念で仕方ありませんが・・。
いつか・・。
自分も、そういうビジョンを持ってヒラスズキを狙えることができれば・・。
成長速度は遅くなるでしょうが、いつか彼と再開したときにレベルアップした姿を見せたいと思います。
読了、ありがとうございました!