コスパ最強の磯靴!阪神素地 FX-902 ピンフェルトシューズについてインプレする!

皆さん、こんにちわ。

ヒラスズキ2年目も終盤・・。

もうすぐ2代目の磯靴が使えなくなりそうなので、近いうちに新調するであろう3代目の磯靴をどれにしようか悩んでいるブログ主です・・。

ブログ主
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磯靴・・。

悩むなぁ・・。

そんな磯靴迷子なブログ主・・。

磯靴には「ピンフェルト派」「スパイク派」「コスパ重視」「メーカー重視」「安全性や強度などのその他こだわり」・・等々・・、釣り人各々の価値観によって磯靴の選択は多種多様かと思われるところではありますが、僕的にはロッドよりも悩んでいるのではないか・・と、感じる今日このごろ・・。

皆さんは、どんな磯靴を履いていますか・・?

ブログ主
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僕は今(2代目)、

阪神素地さんの磯靴を履いてます!

この磯靴・・。

大変コスパに優れた磯靴で有名でして、阪神素地さんの「FX−902」ピンフェルトシューズという磯靴になりまして、今回のインプレ記事の主役になります。

また、この磯靴になる前の(初代)磯靴はコスパよりもメーカー重視で定価2万円前後のダイワさんの「SW−2500」(※2023年3月にSW−2501にバージョンアップしたので、現在のところ在庫のみという感じで廃盤商品)というピンフェルトタイプの磯靴を使っていたので、それなりの価格の磯靴と低価格の磯靴を比較できるようになったことで、今回の記事へと至るのですが・・。

※僕の初代磯靴、ダイワさんのSW−2500です。

今回は、久しぶりにアイテムインプレ記事・・、しっかり書ききれるか不安ではありますが、阪神素地(きじ)さんの「FX−902」ピンフェルトシューズについてインプレしようと思います!

磯靴とは何だ・・。

インプレの前に、まずは磯靴の重要性から書いてみようと思います・・。

磯やゴロタ場などの足場が悪く、転倒に伴うケガを防止するためにマストなアイテムと言えば磯靴・・。

山を歩く人達が「登山靴」を履いて山を登るように・・、我々釣り人(ロックショアマン)が磯を歩くには「磯靴」という名前の磯を歩くために特化した靴が存在します・・。

ここでは、そんな「磯靴」について解説しようと思います・・。

磯靴として求められる形状

我々、釣り人が「磯」(ゴロタ含む)というフィールドを縦横無尽(いや・・頭の中では、そういう軽くて俊敏性のあるイメージなのですが、実際にはそうではないと思うけど・・)に動き回るには、滑りにくいことやケガしにくい・・といった安全性の高い靴が求められます・・。

※ こんな場所で釣りをする場合は必ず磯靴を履きましょう!

そんな磯靴には、「シューズタイプ」「ブーツタイプ(長靴)」に大分類として分かれていますが、磯を渡り歩く場合は長靴よりもシューズタイプの方が足や足首を紐で固定しやすく、フィット性に富んでいるので安全性と機動性の向上を鑑みるとシューズタイプの方が適正がたかいです。

※従って、ブーツタイプ(長靴)については割愛させて頂きます・・。

そして、シューズタイプには踝(くるぶし)までの「ローカット」と足首まで保護する「ハイカット」がありますが、これに関してはハイカット一択です!

正直なところ・・、ローカットを使った訳ではないため、実際の使用感なんかを説明できる訳ではないのですが・・、磯では誰もが転倒する機会が少なからずありますので、故にハイカットを僕は推奨しています・・。

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ハイカットを推す、その理由としては・・。

瀬渡しや地磯問わず、起伏が激しくアスファルトよりも進むのに時間を要するのが磯というフィールド・・。

時には1時間も(それ以上歩く猛者もいますが・・)磯やゴロタを渡り歩いて釣り場へ向かうこともあります・・。

そんな往路を終えた後に、我々は釣りを楽しみ、価値ある釣果を・・そして時には「ボウズ」という名の学びの場を与えられ帰路につくのですが・・、その時には往路よりも確実に体力や集中力も消耗している状態になるので、どんなに気をつけていたとしても意識が散漫になってしまいます・・。

そして・・、そんな時に必ず危険は訪れます・・。

例えば、安定しているように見えるゴロタの上に渡った瞬間にゴロタがぐらりと傾いたり、一見しっかり噛んでくれそうな岩がめちゃめちゃツルツル滑る石だったりと、身体が元気なうちは次のステップで転倒を回避したりできるのですが疲労もたまるとそうは行かず、転倒することがあります・・。

そんな時、実際に転倒して思うことは、ローカットだったら捻挫してたよな・・と、思うことが多々ありました・・。

この記事を読んでいる方で、ローカットかハイカットか迷っている方がいましたら、ローカットよりも値段は高いですがハイカットを選ぶべきだと僕は思います。

従って、磯靴=ハイカットという定義を憶えておきましょう!

磯靴に向いたソール(靴底)について

疲労軽減や安全性など、様々な恩恵をもたらしてくれるソール(靴底)・・。

磯靴選びに重要な選択の1つで、ソールには3つの種類があります!

①:フェルトソール

フェルトソールは、これから紹介していく3つのソールの中で、一番磯で使用する頻度が少ないソールです。

そんなフェルトソールのメリットとしては、クッション性が高くフィット感に富んでいるので、足全体で接地面を広げて滑りにくくする効果が高いため、ツルツルした丸い石なんかに強い傾向があります。

従って、ゴツゴツした岩が少なく丸い石ばかり転がっている渓流フィールドなんかを得意としているソールです。

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渓流ならフェルトソール1択!

弱点としては、苔や海苔が付着した石や岩の上ではグリップが頗る弱く、めちゃめちゃ滑ります・・。

それ故に、海苔や海藻がソールに付着した状態では滑りやすい状態が続くため、磯靴には適さないと言われています・・。

②:ピンスパイクソール

ラジアル(ゴム)にピンが付いているソールです。

ピン(点)でグリップする特性があるので、ゴツゴツした磯にはめちゃめちゃ強いと言われています。

弱点としては、ピンが地面を掴んでくれなかったら滑るので、凹凸のない岩やコンクリートには滑りやすいと言われています・・。

友人K愛用のマズメのスパイクピンシューズの裏面・・。

よって、遠征などで磯に行ったりテトラに行ったりと、いろんなフィールドで釣りをする場合には滑りやすいエリアが存在する・・と、頭の隅にでも憶えておきましょう。

他には、クッション性がないので足裏が疲れやすいとも言われています。

③:ピンフェルトソール

①と②の良いとこ取りしたソールです。

弱点としては、ポイントにたどり着くまでの道中で粘土質の地面を踏んでしまうと、フェルトの内部まで粘土が入り込んでしまって、いつもより滑りやすくなります・・。

従って、車から降りてすぐに磯場があるような条件では万能なソールですが、道中が弱点になるので、そのような藪こぎエリアへエントリーする場合はピンスパイクソールが便利です!

ちなみに、初代磯靴の現在のソールはピンフェルトでして、ここまでフェルトを摩耗(フェルト層2〜3mm)させてしまうと、得意のクッション性を利用した地面への接着が弱まるので、ラジアルよりも滑りやすくなる気がします・・。

この章のまとめとなりますが、ソールによって得意なフィールドや不得意なフィールドが存在するので、一番自分がエントリーするフィールドに最も適した磯靴を選ぶことが、より安全に・・より快適に釣りを楽しむことができるのではないか・・と考えております。

阪神素地さんとは・・。

我々、コスパ重視ユーザーにとって、常に低価格で高品質な磯靴を提供してくれる「阪神素地」さん・・。

一体、何者なのでしょうか・・。

阪神素地さんとは・・。
  • 社名   :阪神素地(きじ)株式会社
  • 本社   :兵庫県高砂市・・
  • 創業   :1907年(明治40年)
  • 設立   :1948年(昭和23年)
  • 主力商品 :ウェットスーツ、ウェーダー、その他クロロプレーンスポンジ製品

調べてみると、歴史ある日本企業で、1995年頃からフィッシング・フットウェアー事業部を設立し、中国にある合併会社にて商品を製造・輸入することで、低価格で高品質な商品を我々に提供してくれる優良企業さんということが分かりました!

ピンフェルトシューズ「FX−902」インプレ

ここでは、FX−902の良いと思ったところ、悪いと思ったところを正直に書いてみようと思います・・。

あくまでも、僕個人的な意見の羅列ですので悪しからず・・。

靴の先端の損傷が激しい・・。

初代はソールのフェルトの摩耗やピンの摩耗によって新調が必要となりましたが、FX−902ではソールの摩耗よりも先に靴の先端の損傷が激しいいため、初代の磯靴よりも早く更新が必要の見込みです・・。

靴の先端・・、表面が破けているのみで、まだまだ耐久性がゼロになった訳ではありませんが、値段の張るシューズのように補強して頂きたいところです・・。

ちなみに、初代の靴の先端はこんな感じで補強されていて、この部分だけで言えばめちゃめちゃ耐久度が高いです。

ピンが錆びる・・。

僕自身、その日の釣行で使用したルアーや道具はその日のうちに片付けるタイプなので、磯靴が塩水に濡れたまま放置する・・ということは基本していないのですが、ピンが錆びてしまいました・・。

初代の磯靴よりもフェルト自体が硬めで摩耗しにくく耐久性が良い印象を受けていただけに、ピンのサビはどこかのタイミングで折れに繋がると思うので、安全性に欠けるイメージを持ちました・・。

水を含むと重い傾向・・。

水抜き性能が低いのか、それとも布地が多いせいなのか・・水を含むと初代の磯靴よりもあきらかに重いと思いました!

この重さ・・、瀬渡し等のエントリーで往路復路のスタミナを温存しながら釣りを楽しめるような場合では苦にならないレベルかと思われますが、僕のような地磯寄りのアングラー(往路長め)にとっては、ちとキツイ印象を受けています・・。

ちなみに、僕は重くても「磯歩きでトレーニング出来るなんて最高!」と思いながら歩いているので苦ではありません・・(笑)。

フィット感がいまいち・・。

ローカットと比較して、足首の怪我防止に適したハイカット・・。

それには、靴が足全体をフィット(安定固定)させないと意味がありません・・。

そんなフィット感を補正してくれるアイテムとしては「中敷き」や「紐」になるのですが、中敷きがそれなりにペラペラなので靴を履くと足裏部分のフィットに欠ける感覚がありました。

僕としては、中敷きを別のアイテムに替えて、この足裏のノイズを払拭しましたが、ノイズを残したまま磯にエントリーしてしまうと足元が不安で釣りに集中できなくなると思いますので、事前に靴下や中敷きを使ってフィット感の調整を行った方が良いと思います。

マジックテープとファスナー式を採用・・。

「FX−902」は、靴紐の他にファスナーとマジックテープが採用されています。

ファスナーに関しては、ガチガチに固定した靴を脱ぐ際に便利(特に手がガチガチに冷たくなった冬は特に)だな・・って思いますし、マジックテープに関しては結んだ靴紐が解けにくくなるので便利と思いましたが、稀にファスナーが開いてしまう場面がありました・・。

ブログ主
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なんか靴がズレるなぁ・・。

あっファスナー開いてる・・。

また、マジックテープですが、足首をしっかり保護する位置にあるのでガチガチに固定したいところですが、ガチガチに固定するとマジックテープなので剥がれることがありました・・。

従って、利便性は高いですが、足を守る・・という観点からいくと物足りない印象です。

以上、「FX−902」の辛口チェックでした!

まとめ

今回のインプレ記事はいかがでしたでしょうか・・?

少しばかり辛辣な表現を書いたかもしれませんが、それでも5000円前後(それよりも安い場合もある・・)で磯で釣りができる磯靴が手に入るので、それを自分の価値観でどのように捉えるのか・・次第かと思います!

ちなみに、耐久性に関しては、靴の先端が補強されれば1万円以上の磯靴と同等の耐久性が維持できるんじゃないかと思うレベルでコスパが良いとは思いますが、ピンのサビや靴の先端の弱さを考えると、今・・個人的に購入を予定しているのはタングステンピン採用の磯靴かな・・と考えている次第です。

ブログ主
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友人Kのマズメスパイク・・。

欲しいな・・。

ということで、インプレをまとめてみました!

良いところ

  • 着脱しやすい
  • コスパ最強
  • 瀬渡ロックショア向き

要らない要素

  • ピンが錆びる
  • 靴先端の耐久性が悪い
  • ファスナーが時々開く

そして、僕の評価はコチラ・・。

ブログ主の考察
コスパ(磯靴最安値)
 (5)
耐久性(先端の弱ささえ克服すれば・・)
 (2)
デザイン(スタイリッシュになれば・・)
 (1.5)
安全性(固定が不安定)
 (3)
機動力(及第点)
 (3)
総合評価
 (3)

こんな感じですかね・・。

どちらかと言うと、磯で使えるのは間違いありませんが、どちらかというと藪こぎエントリーのない瀬渡しであれば、特に何の問題もなく使えるけれど、藪こぎありきでの環境ではちとしんどい・・。

そんな印象を受けました・・。

それでも、磯靴がこの値段で買えるっていうのは間違いのない事実で、サラリーマンアングラーの味方であることも間違いありません!

果たして・・僕の3代目の磯靴は何になるのやら・・。

読了、ありがとうございました!