【刺身の盛付け】花のように美しく魅せたい・・。〜花造りという盛付け方〜

みなさん、こんにちわ!

釣った魚は自分で捌く派!・・のブログ主です。

釣行で楽しく・・そして気持ちよく疲れた後に、釣り道具の片付けと並行して鮮度抜群の釣り物の魚を一人で捌かないといけないので・・(汗)、釣行を終えて帰宅してからも、それなりの労力と時間を要しますが、その恩恵もありまして、魚を捌くスキルが格段と向上していると感じる今日この頃・・。

みなさん・・釣れてますか・・?

そして、釣れた魚は自らの手で捌いてますか・・?

僕自身・・、最初は3枚卸も上手に出来ず・・刺身の切り方も下手で、映えるような盛付けなんて一切できなかったブログ主ですが・・。

「継続は力なり・・」との言葉のとおり、今では・・こんな感じで綺麗に刺身を盛付けられるようになりました!

イサキの背の部位を使って花造り・・。

このような、刺身1枚1枚が花びらのようになって全体的に花のような盛付けに見える造り方を《花造り》・・と言われているようでして・・。

僕自身・・。

この花造りという盛付け一辺倒で・・、これ以外の盛付け方を存じないところではありますが、魚を捌くスキルと合わせて盛付けの魅せ方も向上しているようです。

また、魚の他にイカも同じように花造りで盛り付けてみると、イカも上手に魅せられているのかな・・と思えるので、花造りはイカにも適応できるのではないかと思います・・。

外周にもう少し角を立たせるような切り方をすればもっと綺麗に映える気がするヤリイカ造り

こんな感じでよく見ると・・、刺身1枚1枚の厚みや形の均一さにバラつきは多少ありますが、それでも盛付け方を工夫するだけで、見た目が抜群に良くなり、見た目から美味しく映えさせることができます!

ブログ主
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今となっては、《釣る》より・・、

《捌く》方が楽しい・・(笑)。

今回は、そんな《花造り》のポイントを解説しながら、キレイに盛付ける方法を書いていこうと思います!

まずは魚を捌く!

ここでは《花造り》を解説する前に、その前段階である三枚卸から4枚の切り身(柵)を作っていく行程から書いていこうと思います・・。

今回の登場する魚は、先日・・近所の地磯にて釣ることができました荒磯の王者・・ヒラスズキです!

ブログ主
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あくまでもブログ主の主観ですが、

ヒラスズキは日本一カッコいい魚です!

真夏のヒラスズキは内蔵脂肪が分厚くて、脂が乗ってます!

写真の段階で、すでに鱗や内蔵を取り除いている段階ではありますが、この状態から背骨に沿って右半身左半身の3枚に卸すと・・、下の写真のようになりまして・・。

この段階において、盛付けにはそこまで影響を受けませんが、綺麗に3枚に卸せるようになると、身を多く刺身にまわせるようになるので、綺麗に卸せるに越したことはありません。

綺麗な白身・・。それがヒラスズキ・・。

ここから、3枚に降ろしただけでは取り除けていない中骨を、赤の線のように切って、背中側と腹側の部位に分けて身に骨が全くない状態にするのですが、この赤線のライン上が刺身の・・盛付の際の外角となりますので、切り込みの入れ方(角度)によっては後の1枚1枚の刺身の外角が鋭角にも鈍角にも仕立てることが可能になりますので、後々の盛付けに非常に影響となるポイントになります!

ブログ主
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まな板に垂直に切れば大丈夫!

背中側と腹側の切り身に分けると、下の写真のようになりまして・・魚によっては皮を剥ぎます!

下の写真は、皮付きとして残した背中側の身と、皮を剥いだ背中・腹の身の写真です。

魚によっては、皮目が美味しい魚がいたり、炙りに適した魚がいたりするので、皮付きのまま刺身にすることもあり、僕自身はヒラスズキは皮を残したままの方が食感も加わり美味しいと思えるので皮付きで頂きたいところですが、子供が皮付きを嫌う傾向にありますので、今回はすべて皮を剥いで刺身にすることにしています。

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皮を剥ぐ行程は意外に重要です!

ポイントとしては、なるべく皮のギリギリを残すように剥ぐと、身の部分にも色味が残りますので盛付けの際に彩りが加わって、見た目が良くなります!

腹の部分は皮が薄いため、難易度が高めです。

その後は、このまま刺身にするだけですが、我が家では魚特有の臭みを取り除く行程を取り入れています。

面倒な方は、下の写真のように柵のままキッチンペーパーで包んで、しばらく冷蔵庫に入れておくだけで、匂いの原因となるドリップを吸水してくれますので、それだけでも多少の匂いを取り除くことが可能です・・。

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冷蔵庫にレモン等の柑橘系があれば、柑橘系の

クエン酸が魚特有の匂いを消してくれます!

しばらくすると、匂いの原因であるドリップをキッチンペーパーが吸い取ってくれます。

保管させたい場合は、キッチンペーパーごとジップロックやラップで包む込み、身を空気に触れさせないようにすることで、身の酸化を防ぎ鮮度をより長く保てます。そして、朝や夜などの定期的にキッチンペーパーを取り替えながら冷蔵保管すると、さらに臭みが抑えられます。

以上、花造りをする前の捌き行程でした!

盛付ける!〜花造り〜

盛付ける前に、まずは皿選びから・・。

今回は、敢えて白い皿(ヤマザキ春のパン祭り)を使っておりますが、盛付けを際立たせるためにも皿選びは重要です!

そして、丸い皿の方が丸い円を描くように盛り付ける必要のある花造りには向いていますので、なるべく丸皿を用意しましょう!

敢えて白皿をチョイス・・。

もし、白身魚を白い丸皿で盛ってみたらどうなるのか・・写真を見ながらイメージしてもらえたら幸いです・・。

続いて、4つに切り分けた柵を用意します。

身の向きは写真のまま1枚1枚切って皿に盛り付けるように気をつけると、ピンク色の皮目が1枚1枚の刺身の外側の縁を彩ってくれるので、花造りに統一性が生まれます!

また、身の割合的に背の部分が腹部分よりも多いので、必然的に外側の円が背中の身を、内側の円には腹の身を使用します。

続いて、刺身の配置方法についてです。

僕は、一番外側の刺身を並べるときは、中心から線を引き、角の立つ部分が中心線から二等分の角度割合になるように並べています。

2枚目・・3枚目と刺身と刺身を重ねていき、外側を円を描くように配置させていくのですが、角度に気をつけつつ、角の立っている2辺の長さも均一にするようにしています。

下の写真は、そんな皿の中心を軸として、配置する角度や2辺の長さに気をつけて、1周分を埋めた写真です。

身の大きさに多少の誤差はありますが、その部分は2周目の刺身を盛り付ける部分となりますので気にしなくて大丈夫です。

この盛り付け方はカルパッチョでもいけるかも・・。

続いて、2周目のポイント・・。

1周目は角の立つ部分の角度を中心から2等分としていましたが、2周目は角度の割合を外側部分の割合を少し大きく、やや横向きに配置させるように並べます。

下の写真が、2周目を1周並べた写真です。

1周1周に統一性を持たせることが重要!

3周目を並べる場合は、(あくまでも僕の場合は)さらに横向きになるように配置させます。

※ 僕は、3週目から腹の身を使っています。

基本的に魚は腹側の方が脂肪が多く、身が白くなっているので、内側使うと中心がやや白っぽい花造りができます。

そして、最後の中心部分・・。

こちらは、1枚ずつ並べる・・というよりは巻く方が早く、刺身1枚分の半分を2枚目の刺身が重なるように並べてくるくる巻いていきます。

上の写真のように刺身を並べてくるくる巻くと、下の写真のようにキレイな1つの花のようになりまして・・。

この巻いた写真を皿の中心に配置させると花造りが完成です・・。

下の写真は花造りで盛り付けた完成写真です。

1周目・2周目・3周目と刺身を置く角度を少し変えつつ、周ごとに均一に盛り続けるだけで、かなり美しく盛り付けることができたのではないか・・と思います!

花造り・・綺麗ですね・・。

以上、花造りのポイント解説でした!

まとめ

今回の花造りの盛付け方の解説記事はいかがでしたでしょうか・・?

柵から刺身として切っていく段階の角の立つ部分を円の外側に配置するようにして、外周・内周の角度をそれぞれ均一に調整することで、花のように綺麗に盛付けることが出来まして、見た目を美味しそうに魅せることができる花造り・・。

メジナの花造り

ここまで来ると・・、釣りをどこまで楽しむのか・・。

という価値観の問題にはなりますが・・。

せっかく自分で釣った魚ですので、美味しく・・そして美しく食べてもらえるのなら、釣り冥利に尽きると思いますし、捌くまで(片付けを含む)を釣りとして楽しむことが出来れば、またさらに釣りという高尚なる趣味のグレードが上がるのかな・・と僕は考えています。

少しだけ食べられていますが・・ニジマスの花造り・・。

僕自身、この花造りしかできない訳で・・。

まだまだ技術的にも知識的にも足りない部分が多く、まだまだ発展途上であり、今回の花造りにしても大葉やレモンを綺麗に盛り付けることができれば・・もっと色彩が鮮やかになって、さらに美味しく食べられるだろうな・・と、反省しているところではありますが、今後の課題・・として捉えて、これからも釣りを楽しもうと思う所存です。

ブログ主
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別の盛付け方を習得するのは、

いつになることやら・・。

また、別の盛付け方法が出来るようになりましたら、派生記事を書きたい所存です!

読了、ありがとうございました!