みなさん、こんにちわ・・。
対馬遠征を終えて、普段の日常へと強制的に舞い戻り、あの遠征の記憶は幻か・・?と思えるほどに平凡な生活の連続のせいで・・。
あの時感じた《漠然とした何か・・》を、掴めそうで掴めなかった何かを・・、このまま・・、平然と素知らぬ顔で見失ってしまいそうで、その喪失感に苛まれているブログ主です・・。
言語化できねぇ、この感情・・。
そんな対馬遠征・・。
決して、ヒラスズキを多く釣り上げたとか・・、ランカーヒラスズキをキャッチしたとか・・、そんな大それた釣果に恵まれた訳ではなく・・。
どちらかというと・・、明確に地獄寄りの遠征路線・・(汗)ルートを真っ直ぐに進んだ訳ですが・・、その中で生まれた漠然とした感覚の言語化・・そのアウトプットが出来ずに悶々としている今日この頃・・。
皆さん・・釣れてますか?
今回は、対馬遠征で得た《あの感覚・・》をこのまま日常に呑まれたままだと忘却の彼方へ忘れてしまいそうなので・・。
遠征から4日が経過した今・・。
それを思い出し・・体現化・言語化するべく近所の離島へ行ってみたので、いろいろと書いてみようと思います・・。
CONTENTS
対馬遠征で得た《あの感覚》についての言語化を試みたところ、あくまでも漠然とした言語になってしまいますが・・《立ち位置》と《キャスト精度》・・それに《ラインコース》という3つが関連しているように思う・・。
それを、ひとつに繋げた一連の動作で・・第1投で仕留める・・。
仕留める・・という言葉には語弊がありますし、《サラシの面》についているようなイージーな展開では意味のなさない感覚・・ではありますが、ヒラスズキが全然口を使わない時や・・撃たれ過ぎてプレッシャーが高まっているようなハードな展開になればなるほど、この感覚が大切になってくるような気がする・・。
極端に言うならば、ヒラスズキに嘘(ルアー)だとバレる前に釣る・・。
それが、僕が対馬遠征というエクストラハードな状況で得た《感覚》だと思う・・。
では、1発で仕留めるには・・どのようなことに気を遣うべきか・・になるのですが・・。
人間的にハードだと思えるような展開のヒラスズキは、おそらくシモリや磯にベッタリの状況でじっとしていると考えています・・。
そんな中で、ヒラスズキ達は警戒しつつもエサを喰わねば生きていけないので、身を隠しながらも待ち構えているのではないかと思われます・・。
そんな・・上の状況で必要になるのは、《キャスト精度》・・。
サラシに紛れさせないと、嘘がバレてしまうので、厳しい状況でもいかにサラシに突入させていくか・・が、課題の1つかと思います・・。
続いて、待ち伏せしているヒラスズキは捕食効率の良い向きで定位していると考えています・・。
理由としては、シーバスがそうだから・・という安直な答えにはなるのですが、ヒラスズキにおいても実体験が少ないのでまだまだ断定はできないのですが・・立ち位置やコースを変えるだけで反応が出ることがあり、あながち間違いではないと推察しており、ヒラスズキの向いている視点から近づいてくるモノに反応を示しやすいと考えています・・。
この状況で必要になるのは、《立ち位置》と《ラインコース》・・。
風を使ったり、流れに漂わせたり、いろんなメソッドを駆使してルアーを操っていくことが必要だと思います・・。
この3つのポイントを考えた上で、会心の1投・・をすることが出来れば、微サラシの状況でも・・エクストラハードな状況でもヒラスズキが出てくれるのではないか・・というのが、対馬遠征で持ち帰った漠然とした考えです・・。
今回の荷物・・。
また、ヒラスズキは僕が思っているよりも遥かに臆病・・ということが、対馬遠征で理解した気がする・・。
まるで、渓流のヤマメを相手にしているかのような警戒心・・。
1尾からの反応があったとして、見切られた場合・・その魚はもう反応しない・・。
次の1投で反応が出るのは、おそらく別のヒラスズキだと思う・・。
そんなヒラスズキが、どうして口を使おうとするのは、頭の良さよりも先に本能が動くからだと思う・・。
人間が突如の事態に思考が回らずに大衆心理に導かれてしまい、思考が後から現実に追いつくように・・、きっとヒラスズキ達も突如の出来事には本能が反射的に働くのだと思う・・。
では、反射とは何だろうか・・。
人間の場合、眩しいと感じると目を瞑ったり、触れた物が熱かったら物から手を離したり、それなりに種類があるけれど、魚類の場合・・もっとシンプルじゃないかと思う・・。
おそらく、生存本能が起因する《捕食》と、防衛本能が起因する《退避》の2種類ではないかと思う・・。
そのうち、前者を利用して・・ヒラスズキが思考を回し始める前に我々はサラシに溶け込ませ、口を使わせる・・。
そんなことを対馬で考えながらトライ&エラーを繰り返し3尾ほどキャッチした・・。
自問自答ばかり書いているせいで、全く釣行記録について書けていないので、ここからは釣行記録について・・(汗)。
兎にも角にも、この感覚を・・。
血肉に馴染ませたい・・。
そんな、この日の海況ステータスはコチラ・・。
潮汐:大潮(10:39満潮↘16:00干潮)
天気:晴
気温:10℃
水温:20.8度
風 :南南西2m
波高:0.8m
・・はい・・。微サラシです・・(汗)。
間違いなく、イージーではない感じが・・今の僕に打って付けの状況だったので、さっそくエントリーすることにしました・・。
この日の釣行は、初めての同行ではありますが、同じ離島の調査を敢行しているHさん・・。
お互いに情報交換を行っている恩恵もあり、おかげで美味しい思いをしたこともしばしば・・。
フェリーで合流し、まさかのお土産を頂く・・。
これ・・お土産です・・。
えぇぇっぇえ!!
ありがとうございます・・。
猫好きにはたまらない袋・・。
出張が多いHさん・・。
従って、ブログ主の子供達へのお土産かと思い・・。
子供たちに渡しておきますね!
・・と、言うと・・。
あ・・中身見てもらっていいですか?
そう言われるまま・・ニャンコ袋の中身を確認してみたところ、まさかのルアー・・。
うぉおおぉぉぉ!!!!
しかも、欲しかったルアー達・・(泣)。
まずは、ヒラフィードGP・・。
128mmのサイズのヒラフィード・・(泣)。
釣具のブンブンとコラボしたマットオレンジゴールドという名のブンブンカラー・・。
ちなみに、僕はヒラフィード(フィードシャロープラス)ではありませんが、フィードシャローを直近でサラシの神に奉納してしまっており、次はフィードシャロープラスかな・・と考えていたところでしたが、まさかの頂ける・・という結末・・(泣)。
続いて、こちらも欲しかったルアー・・。
TKRP90のゴーフィッシュバージョン!!!
こちらも、ブンブンのコラボでロッキーショアスペシャルという名前のカラー・・。
このルアーは、インスタ界隈でよく見る・・特に太平洋側の磯ヒラ師さんがよく使っているルアーで、インスタで見る限り・・飛ぶんかな・・?という印象を持っていましたが、なんと重心移動搭載・・。
ボール1個の移動ですが、ポッキー90よりも間違いなく飛ぶだろうし、フックもデフォルトで4番を背負えるので、ヒラスズキを基準にしたらポッキー90の上位互換!!!
使うには勿体ないくらいのルアー・・。
Hさん宅に足を向けて眠れねぇ・・。
この釣行では勿体なさすぎて使えていませんが・・早々にエントリー・・。
ワクワクしながら降りてみたところ、予報よりも微サラシ・・。
もう少し・・。
波があれば・・。
誰しもがハードな展開だと予測できる微サラシ・・。
ただし・・、こればかりは投げてみないと分からないですし、このフィールドは足元にヒラスズキが出やすい地形となっているので、足元さえサラシていればなんとかなるはず・・。
いざ・・スタートフィッシング!
Hさんには、実績的にはこのフィールド右側の方の方が反応が良いので、右側を案内しつつブログ主はフィールドの中心からエントリー・・。
5分くらいに1度のセットでは、しっかりとサラシてくれるから安堵・・。
まずは、ヒラスズキが付きそうな場所を見定める・・。
サラシの面を刻んでいくか、キワを通していくか・・。
サラシの払う方向がこうなので・・立ち位置はこっち側が良さそう・・。
そして、風向き・・立ち位置的に逆風だから、一発で決めるのならば・・後方重心でキャスタビリティの高いコモモⅡだろうか・・。
振り抜きキャストとサミングで近距離狙撃成功・・。
あとはリトリーブでシモリのキワへ寄せつつ、そろそろ・・と思ったところ、ヒラフッコが喰い上げてきた・・。
うわ!!!
出た!!!
このフィールドのご当地ルアーでも過言ではなくなってきた・・。
その後、ルアーローテーションで反応の出たピンへのアジャストを試みたましたが反応はなし・・。
ランガンしつつ、Hさんと合流を果たしたので近況を共有したところ、どうやら1発出たらしい・・。
Hさんは、1発出たところで粘るみたいでしたので、ブログ主が右側へランガン開始・・。
ここでも、3発ほど出るものの喰いが浅く針掛かりしない・・。
コモモⅡよりもレンジが入り、尚且つナチュラルなアクションをするバレーヌ125Fを選択・・。
足元の磯ギワを払い出しの流れに逆らいつつも、サラシと海のキワを引いていたところ、しっかりと喰ってきた・・。
サイズはこのフィールドでキャッチしたヒラスズキよりも少し小さめではありますが、50cm弱のヒラスズキをキャッチ!
バレーヌでようやくキャッチに至る・・。
序盤の序盤で反応があったので、イージーかと思いきや・・。
序盤の終わり頃にようやく1尾キャッチ・・。
その後は、潮止まり・・。
波も落ちて、昨日のウネリと本日の風のウネリが重なっていないため、なかなかセットが決まらず、投げられないまま後半を迎える・・。
潮止まりからの潮の動き出しのタイミングでは、波が落ち着きはじめて全然サラシが広がらなかったのですが・・。
今日のウネリの向きが昨日のウネリの向きに勝ち初めて、前半戦とは違う面のサラシが立ち始めた・・。
おかげで、この日の前半の付き場がリセットされたような気がして、少し残念ではあるのですが・・、フレッシュな小場所での活路が広がったのも間違いのない事実・・。
残り1時間ほどではありますが、ようやく本格的に後半戦がスタートです・・。
下げが効き始めて、足元のサラシも下げの払い潮に乗って伸び始めた・・。
下げの潮が効き始め、波高は変わらないものの海況がガラリと変わってきた・・。
今日のヒラスズキ事情をまとめてみたところ、こんな感じでしょうか・・。
① 一度、反応を示したヒラスズキが2度口を使うことがない・・。
② 2方向のウネリで苦戦・・。
③ 微サラシ・・。
よって、後半は「ワーム」をメインに組み立てていくことにしました・・。
そんなワーム戦・・。
ジョルティやVJでの釣果はありますが、ジグヘッドのワームでの釣果は今までないので、手札を増やすためにもチャンスと思ってトライ&エラー開始・・。
足元メインのフィールド・・。
勝機は必ずある・・。
本当は、もう少し軽めのジグヘッドを使いたかったのですが、そこまでワームに興味を持っていなかったので、16gの静ヘッドをチョイス・・。
それに、4.2インチのミドルアッパーを装着してアプローチ開始・・。
サラシとは全く関係のないところに撃ち込んで、キャストフィーリングやリトリーブでのレンジ等を把握した後に磯ギワを通すべくキャストすると・・。
出た!!!
けど乗らない・・。
ヒラフッコが急浮上して反転しましたが、針掛かりせず・・。
その後、ワームなら同じピンを通しても喰ってくるかもしれない・・と思い、何度かセットを待ってアプローチしましたが反応は得られず・・。
時間が迫っていたこともあって、帰り際・・戻りながら足元のサラシが長く払い出すような箇所を撃っていくと、1度だけヒラスズキからのコンタクトがありましたが、またしても乗せきれず・・。
約4時間ほどの釣行が終了・・。
ストップフィッシングとなってしまいました・・。
今回の推し!は、この釣行で唯一ヒラスズキを掛けることに成功し、キャッチに至ることができたバレーヌ125Fを推そうと思います!!!
この日、唯一のキャッチに導いてくれたバレーヌ125F・・。
飛距離に関しては、かなり飛ぶ部類に入るバレーヌですが、裂波と比べるとファットなシルエットなので風の影響を受けやすいイメージです・・。
しかし・・何と言ってもフックが標準で3番を背負える・・というのが良いです!
ブログ主はリングを5番に、フックをHの2番にカスタムしてヒラスズキ用として使用していますが、おかげでフックが伸びることなくフックアウト率を下げている気もしています。
- メーカー :アピア
- 全長 :125mm
- 重量 :22g
- タイプ :フローティング
- レンジ :10〜50cm
- アクション:ローリング+スラローム
- フック :#3×2
- リング :#4
弱点としては、立ち上がりの悪さでしょうか・・。
キャスト時はそれぞれ独立した3つの球が後方に移動して、安定した飛行姿勢で飛んでくれるのですが、その・・独立した3つの球の重心を戻さないと潜行しないので、着水後のトゥイッチや着水直前で強めのサミング等の操作をしないと潜行してくれないイメージです・・。
裂波やブローウィンに慣れている人なら、スローリトリーブで重心がオートに戻る感覚は分かってもらえると思うのですが、バレーヌの重心移動の戻りは、しっかりと戻してやらないと良いピンに入ったとしても泳いでくれない気がしています・・。
従って、ピン撃ちには向いてはいませんが、バレーヌというフローティングでシンペンのようなナチュラルでヨタヨタとスラロームするアクションは唯一無二かと思われますので、サラシの面に入れるようなメソッドや普段のサブサーフェス系ミノーでは反応が薄い時なんかに非常に有効なルアーだと思います。
いつか・・、ヒラスズキのオフシーズンにでも、バレーヌのインプレを書きたいと思っているルアーですので、興味がある方は是非とも使ってみてください!
今回の釣行記録はいかがでしたでしょうか・・。
2人で1キャッチ・・と、貧果に終わってしまいましたが、初場所の・・しかも微サラシの状況でしっかりと反応を出していたHさん・・さすがとしか言えません!
癒やしのニャンコ・・。
そして・・。
自分は・・対馬の経験がなければ、きっと1キャッチできていなかっただろうな・・と思えるような状況でしたので、あの地獄の経験をしておいて本当に良かったと思う次第です・・。
これから・・どれくらいハードな状況でヒラスズキにアプローチ出来るのか・・定かではありませんが・・。
しっかりと経験を活かしながらヒラスズキ釣りに向き合いたい・・と思うブログ主でした・・。
Hさん・・また行きましょう!
読了・・ありがとうございます!