みなさん・・こんにちわ・・。
昨年末の宮崎遠征の帰り、ニキが美味しいタイ焼きをご馳走してくれて・・。
ここのタイ焼き美味しいんよ!
え・・?
タイ焼きってこんなに美味しかったっけ?
それ以降・・。
まだ、あの遠征帰りから1〜2週間ほどしか経過していないのですが・・すでに5個は食べてて・・(笑)
タイ焼きを見たら、どうしてもリアクションバイトしてしまうようになったブログ主です・・。
基山SAで食べたタイ焼き・・。
まぁ・・。
タイ焼きのモデルが「鯛(タイ)」・・ということもあり、漠然とした験担ぎ的要素にあやかろうとしている心理が働いているだけかもしれませんが・・。
2024年もたくさん魚に出逢うべく、験を担げるものなら・・たくさんあやかっていきたい今日この頃・・。
みなさん・・釣れてますか?
今回は、最近DM等で「もっと書いてくれ!」と言われているルアーインプレ回でして・・。
シマノさんから発売されているトライデント130Sという超遠距離狙撃特化型のシンペンについてインプレしてみようと思います!
手元にある2つのトライデント130S・・。
ただ単に、「シマノさんから発売されている細長いヘビーシンペン・・」だと思っていたのなら大間違い・・。
先入観のせいで・・かなり勿体ないことをしている可能性がありますよ!
局地的に唯一無二となり得る場面があると思いますので、この記事を読んで頂けたら・・と思います・・。
CONTENTS
「ルアー」という漠然としただだっ広い大分類の中で、飛距離が出やすく沈む部類に含まれるシンキングペンシル(略してシンペン)という中分類カテゴリーのルアー群・・。
トライデント130Sは、そんなシンペンにカテゴライズされるルアーで、ヒラスズキを狙っている磯ヒラ師にとっては、そんな「シンペン」と「ミノー」の2種類を使い分けて攻略を組み立てて行く・・くらいに非常に重要なルアーの1つで・・。
ピース100という「シンペン」でキャッチしたヒラスズキ・・。
トライデント130Sは、そんなシンペンの中でも《ロング(ヘビー)シンキングペンシル》という部類にカテゴライズされるシンペンになります!
トライデント130Sのパッケージ・・。
ロングシンペン・・。
どんな特徴?
この部類に含まれるルアー達の特徴としては・・。
・ 細長いシルエットを最大限に活かした後方重心特化による圧倒的な飛距離とキャスタビリティ!
・ 同ウエイトのヘビーシンペンよりも比重が軽いので、浮遊感を演出した流す釣り(ドリフト)が得意!
こんな感じでしょうか・・。
もちろん、シルエットの形状やアクション等の違いによっては、上記の傾向ではないルアーも存在する(トライデントはドリフトよりも巻きの釣りの方が良さそう・・)のですが、ロングシンペンの特徴としてはこのような感じかと思われます・・。
また、ブログ主調べではありますが・・。
磯ヒラで使われている《ロング(ヘビー)シンキングペンシル》についてまとめてみたところ・・。
ジャンプライズさん ⇒ かっ飛び棒130BR
デュエルさん ⇒ ヘビーショット125
ブルーブルーさん ⇒ アービン150S
アピアさん ⇒ パンチラインスリム130
※ 上記以外にもロングシンペンはたくさんあるのですが、ここでは磯ヒラ用のため・・サーフ特化のロングシンペンや、スウィングウォブラー125Sやマニック155といった30g以下のロングシンペンは敢えて割愛・・。
※ ロングではないけど飛距離がズバ抜けている飛びキング105HSやモンスターショットといった小型ヘビーシンペンも除外しています・・。
トライデント130Sは、これら4つのルアーと同じカテゴリーの《ロング(ヘビー)シンキングペンシル》に属するルアーとなります。
そんな、トライデント130Sのスペックはコチラ・・。
- メーカー :シマノ
- 全長 :130mm
- 重量 :32g
- レンジ :0〜30cm
- アクション:タイトローリング
- フック :#4✕2
- リング :#3(おそらく)
上記にまとめてみた、その他の細身のシンペンに比べるとウエイトも32gと軽めで、人気度もかっ飛び棒やヘビーショットが圧倒的・・というイメージではありますが・・。
そんなトライデントが、これらの人気ロングシンペンと比べて何が違うのか・・そして、どれだけ磯ヒラに向いているのか・・次の章でいろいろと書いてみようと思います!
トップクラスの最強飛距離!
トライデント130Sは「32g」という、その他のライバルルアー達に比べると若干軽めのウェイトではあるのですが・・。
かっ飛び棒 ⇒38g
ヘビーショット ⇒40g
アービン ⇒40g
パンチラインスリム⇒36g
ライバルルアー達に引けを取らない程に圧倒的な飛距離を誇るシンペンになり、その平均飛距離は95m(シマノさん公式)・・。
実際に、かっ飛び棒・ヘビーショット・アービン・パンチライン等を投げてみたブログ主の体感ではあるのですが・・飛行姿勢が少し頼りなくてフラフラしてしまうヘビーショットよりは確実飛びます!
トライデント130Sの超遠投でキャッチした良型ヒラスズキ・・。
ブログ主は、磯ヒラロッドの中では強くもなく弱くもない繊細な部類に含まれるであろうエクスセンスジェノス(グランドスティンガー)108MH+というロッドを使用しており、どのルアーがどのくらい飛ぶのか・・ロッドによって左右されると思うので、どのルアーが最強に飛ぶか・・については割愛させて頂きますが・・。
ウエイトは軽めでも、シルエットが最もシャープということもあり、トライデント130Sはロッドに左右されない優秀な超遠距離シンペンです!
細身+重心移動+32g=命中精度抜群の狙撃系シンペン!
そもそも・・。
ロング(ヘビー)シンペンって、高い遠投性とブレの少ないキャスタビリティに優れたルアーではあるのですが・・。
トライデント130Sはその中でも突出して命中率の高い狙撃に向いたシンペンだと感じています・・。
70m以上先のサラシで喰ってきたヒラスズキ・・。
その理由の1つとしては・・。
トライデント130Sは、固定重心の他社ルアーと違って、唯一無二の存在で重心移動システム(ジェットブースト)を搭載している・・というとこでしょうか・・。
固定重心のヘビーシンペンは、キャストの際・・どうしてもロッドを振り抜く瞬間に「全体の一定の重さ」が加わり、ロッドのパワーが分散されてアキュラシーが低下して、飛距離・精度もブレがあります・・。
これには、ロッドの強度によってブレ値に差が出るところではあるのですが、ロッドの適性ウエイトの上限一杯のルアーを振り抜こうとすればするほどブレやすい傾向かと思われます・・。
固定重心の良さも、もちろんあるのですが・・それはいつかの固定重心のインプレの際に取っておくこととして、こういうロッドのウエイト適性上限方向にある、重たいルアーを投げるのは重心移動搭載のルアーの方がキャストフィール・・抜け感が良くてブレが少なくキャスタビリティが高いです・・。
これにより、トライデントは32gというちょっと重めのシンペンということもあり、振り抜け感抜群に超遠投も出来て・・それでいて狙撃に特化したシンペンになります!
ヘビーシンキングだけど、トライデントはシャロー系!
30g以上のウエイトで、ぶっ飛び系のロングシンペンは、主に表層のレンジをスロー〜ノーマルのリトリーブで引きやすいルアーが多いのですが・・。
トライデントはサブサーフェスのレンジを引けるルアーです!
ブログ主調べですが・・。
ライバル達のレンジ一覧です・・。
かっ飛び棒130BR ⇒表層
ヘビーショット ⇒表層
アービン150S ⇒トップ〜サブサーフェス
パンチラインスリム130 ⇒表層
なので、水面を割ってヒラスズキがバイトして来ます・・(汗)。
対馬遠征で2キャッチ1バラシ1誤爆と、トライデント130Sにて4回の反応を確認したのですが、4回とも全てが水面炸裂のバイトでした!
実際の映像はコチラ・・。
僕のインスタグラムなんですけど、食い上げバイトも映っていると思います・・。
他社のロング(ヘビー)シンペンでは、アービンと同じようなレンジになるのですが、イメージではアービンのちょい下をトライデントで通すことが可能です!
このレンジ・・。
やっぱり、磯ヒラにおいて重宝するんじゃないかと思うのですが、フィールドによっては沖の浅瀬のサラシ・・しかも遠くの微サラシ・・という場所があると思うんですよ・・。
例えば・・。
こんなフィールド・・。
アウトレンジの沖のサラシに投げたいけど・・多分浅い・・。
そんな時・・。
飛距離の出せるルアーはたくさんあると思うのですが、飛距離が出せてドシャローを引けるルアーとなれば・・ほとんどのルアーが選択肢から除外されてしまいますよね・・。
この局地的アプローチこそ、トライデント130Sの独壇場です!
是非とも使ってみて下さい!
カスタムいろいろ・・2フック仕様!
フックのデフォルトサイズは4番の2フック・・。
スプリッドリングのデフォルトサイズは3番だと思うのですが、フロント〜リアまでの間に余裕が有り過ぎるので、いろんなフックカスタムが可能となっております!
対馬遠征での最初のキャッチでは、Hの4番をセットしていましたが、1キャッチの段階でフックが伸びていたことと・・。
横風の影響を受けてしまい、少し海面を滑っていたので、リングを4番にフックをMHの2番に変更したところ、おそらくアクションは重たくなったと思われますが、フックを伸ばすことなく2尾目のキャッチに成功しました!
トライデント130Sでキャッチしたヒラスズキ・・。
今後は、ラウンドベントといったフックも試してみたいと思います!
なかなか、売ってない130S・・。
トライデントというルアーは、スタッガリングスイマーと共に古くからあるシマノさんを代表するルアーなのですが、130Sは2021年に新サイズとして登場したばかりなので・・。
ルアーのポジション的に、パイロットやメインで・・というよりも、アウトレンジを激浅レンジを引ける局地的特化ルアーなので、供給量も少ないと思いますし、需要の方もルアーケースに1個あれば的おまもり要素があるせいか、需要の方がまだ高いよう新品・中古共になかなか売っていません・・。
また・・ほとんど同じシルエットであるQOO(クー)130Fと間違えないように注意しましょう!
上がクー130Fで下がトライデント130S・・。
さらにカラーのラインナップが8種類と少なめ・・。
磯ヒラ向きの視認性の高いカラーが1つでもあってくれたら良かった・・。
フォールスピードはマジ早・・。
ロングシンペン系のフォールと言えば、センターバランス系のシンペンならゆらゆらとローリングしながらゆっくりとフォールし・・リア重心ならバックスライドしながらフォールする2択が多い気がするのですが・・。
トライデントは、そんなロングシンペンの中で唯一の重心移動シンペンということもあり重心が戻っていないと、スパーーーンと棒オモリのように沈んでいきます・・。
公式では・・。
秒速2m弱・・(笑)。
従って、遠距離シャロー攻略シンペンと謳っていますが、着水直後にリトリーブやサミング・・着水地点がドシャローならフェザリングする必要がありますので注意してください!
尻下がり姿勢であることに注意する!
シンペン全般に言えることですが、シンペンはミノー系の水平姿勢と違って頭上がりの尻下がりの姿勢でスイムします・・。
磯へのスタックに充分に気をつけて!・・ということを言いたいのですが、ミノーではリップが磯に当たって根掛かりを回避したり、浮いて回避したり、流れを受けて回避・・とスタック回避性能が非常に高いのですが、シンペンの場合はウエイトの重たさやシンキングという性質上、磯にスタックしやすい傾向が高いかと思われます・・。
また、特にトライデントのようなロング(ヘビー)シンペン系は尻下がりの角度も長さもつきやすい為、フロント&リア共にフックが引っ掛かる・・なんて、どうしようもない状況に巻き込まれやすいかと思われます・・。
従って、リトリーブ速度や引き抵抗によるレンジの見極め等はしっかりと身体にトライデントの動きを覚えさせてから攻めてみましょう!
みなさんは、シマノさんのルアーシリーズの中にトライデントに似た「カーディフ 《ウィンドリップスティック》」というルアーが存在するのはご存知でしょうか・・?
《カーディフ》シリーズなので、シマノルアーの中でトラウト系に分類されるルアーになるのですが・・。
そんなカーディフシリーズで磯ヒラやってる人がいるんですよ!
カーディフ・・。
マジで良いんよ!
ということで、シルエットが酷似している2つのルアーを調べるには良いチャンスなのかな・・と思い、調べてみたところ・・。
まずは・・。
ウィンドリップスティック・・。
シマノさん公式HPより拝借・・。
何も知らずに見ると、トライデント・・?のように見えると思いますが、上の写真はトラウト系のルアーのウィンドリップスティック115Sというシンペンです・・。
続いて・・。
トライデントがコチラ・・。
シマノさん公式HPより拝借・・。
違いが分かんねぇ・・。
いろいろと・・。
本当に長い時間を掛けて調べてみたのですが・・。
結果としてはネットの中で明らかな違いを見つけることは出来ず・・。
カーディフの方は115Sしかラインナップがないので、トライデント115Sとスペックを比較してみたところ・・瓜二つのスペックであることが判明・・。
従って、多分・・名前だけ違う同一ルアーだと思います!
- 全長 :115mm
- 重量 :20g
- 飛距離 :平均80m
- 沈下速度 :101cm/秒
- フック :#5✕2
一緒だよね・・。
ただ、違うのはカラーラインナップでしょうか・・。
カーディフの方が秀逸でオシャレなカラーが多いです!
今回のインプレはトライデント130Sなので、カーディフについていろいろと書いてしまうと書きたいことが薄くなってしまうので、割愛しますが・・115Sというサイズでトライデントを探している方は《カーディフ》の方も探してみると見つけやすいのかもしれません!
今回のトライデント130Sのインプレはいかがでしたでしょうか・・?
《ぶっ飛び系》であって、《極浅レンジ》を引けて、重心移動システムの恩恵で《抜け感抜群のコントロールキャスト》が可能なルアーってなかなか無いと思うんですよ!
これぞ・・。
局地的唯一無二的ルアー!
個人的な状態ではあるのですが・・。
つい直近までブログ主は荒磯において重度の《シンペンアレルギー》を発症していたんですよ・・。
発症継続のまま対馬遠征を迎えることになってしまって・・。
それでも、これしか無いという状況に立たされてしまって・・。
トライデント130Sをチョイスしたところ2キャッチ1バラシ1誤爆という成果をトライデントのみで達成することができまして・・。
今までルアーボックスの中にはずっと入っていたけれど・・出番は全くなかったところではありましたが・・持ってて良かったと心から思っているところです・・。
対馬遠征中、トライデント130Sの遠距離狙撃にてキャッチしたヒラスズキ・・。
そんなトライデント130S・・。
いろいろと文字数多めに書いてみましたが、あくまでもブログ主基準ではありますが、ざっくりと要点をまとめてみると、こんな感じでしょうか・・。
※1 ぶっ飛び系シンペンを星5、15g前後のワームを星1とした基準
トライデント130Sは、シャローレンジを引けるものの引波系のシンペンではないので、スローで魅せるというよりも直線的な使い方になるのかな・・と思えるので、ドリフトの適性はそこまでないと思われるので、アプローチのバリエーションの観点から減点・・となっているのですが・・。
飛距離とキャスタビリティの恩恵が「5」の上限を振り切っていて、あくまでも局地的なフィールドでしかポテンシャルを発揮しないところではあるのですが・・。
そのフィールドであれば無類の強さを発揮するルアーに間違いありませんので、総合的な磯ヒラ適性にあっては「4.5」という評価をつけてみました!
0.5の減点理由は、あくまでも局地的に限る・・という点でしょうか・・。
そんなトライデント130Sを一言でまとめるなら・・。
超遠距離狙撃用シャローシンペン・・。
決して万能ではありませんが、遠征や初場所において、1本持っているだけで攻略の幅が広がるのではないでしょうか・・。
読了・・ありがとうございました!