みなさん、こんにちわ・・。
おそらく、日本ランキング100位前後にランクインするくらいに餅好きを公言しているブログ主です!
無限に食べられる・・。
きなこ餅は神の食べ物・・。
普段から「餅LOVE」を公言していることもあり、年末になると友人家族からお餅の差し入れの安定供給という恩恵もあってか、この時期になるとたくさんお餅が食べられるので・・。
お米よりも「餅」を食べてる方が多いことが原因かと思われますが、普段どおり磯に足を踏み入れ、普段通りにヒラスズキを狙って、何ら変わらない魚釣り重視の日常を過ごしている状況ではあるのですが、久々に体重計に乗ってみるとプラス2キロ・・。
じぇじぇ・・。
じぇじぇじぇ!!
決して寝正月・・という堕落した生活リズムを繰り返していた訳ではないのですが、この2キロの増加は足で稼ぐスタイルの僕にとって死活問題な訳で。
このまま放置すれば、きっと膝や下半身の筋肉痛とか疲労感の抜けが悪い・・といった症状が発現するに違いない。
間違いなく、餅好きが祟った体重の増加だと思料されるので、分かった日から吉日。
善は急げの名のもとに、お餅は1日3個まで・・という悲しい縛りを設けて、餅&ヒラスズキの両方を楽しもうと企んでいる今日この頃・・。
みなさん・・釣れてますか?
話はタイトルに戻って・・。
以前、僕は⇓の記事を書いて、荒磯のヒラスズキ釣りにおいてのシンペンの重要性を熱く語っており・・。
これを読んで頂いた方や、以前から当ブログの釣行記録なんかを読んでくれている人はご存知かと思われますが、僕はつい最近までシンペンアレルギーに罹患し、それまでの間は主にミノーを主体にアプローチを行い、時にはミノーをシンペンのように使ったりしてヒラスズキを狙っていました・・。
従って、僕のような人間が書いたシンペンのインプレッションに何の意味があるのか・・と自問自答することもあるのですが。
そんな元シンペンアレルギー患者だからこその視点でインプレッションを書けるのではないか・・と、身勝手な意志により、この記事を作成する次第です・・。
普段からシンペンの釣りに慣れ親しんでる磯ヒラ師さんには、無縁の記事になるかと思えますが、初心に戻ったつもりで・・、ガルバスリム110Sに興味を持って読んで頂けたら幸いです・・。
CONTENTS
「ガルバ」というシンペンは、ポップシークルーの代表者でありダイワのプロテスターでもある大野ゆうきさん監修のダイワさんのシンペンです!
特徴としては、マリブ(マングローブスタジオ、こちらも大野ゆうきさん監修)のようにリップが付いていることが特徴のシンペンで、小粒なシルエットの恩恵で飛距離も良く、それでいてかなり上の表層をスローに漂わせることが可能となっており、画期的なシンペンだったことを記憶しています。
今回インプレッションするシンペン・・ガルバスリム110Sは、そんなガルバの系譜が刻まれたスリム系のシンペンになります!
モアザン ガルバスリム110Sのシルエット・・。
上の写真を見てもらったら分かるとおり、フックとリアの間に大きな空間があるのでフックカスタムの自由度が高いルアーで磯ヒラやってる人には嬉しいですよね!
そんな、ガルバスリム110Sのスペックはコチラ。
- メーカー :ダイワ
- 全長 :110mm
- 重量 :22.5g
- タイプ :シンキングペンシル
- レンジ :10〜30cm
- アクション:タイトウォブンロール+スイング+S字
- フック :#4✕2
- リング :#3(おそらく)
もともと、博多湾内シーバス用に持っていたルアーでしたが・・。
間違いなく磯ヒラで使える・・という自信を持って実践デビューさせたところ、しっかりヒラスズキに口を使わせることができました。
ガルバスリム110Sでキャッチしたヒラスズキ・・。
その後・・。
スペックの詳細を把握したくて、ダイワの公式HPを訪ねたところ、既に松永さん(ダイワさんのテスター)が磯ヒラゲームで使用して実釣インプレッションを投稿しており、「僕が最初じゃなかったんだ・・」という残念な記憶があります。
そんなガルバスリム110Sですが、どれだけ磯ヒラに優れているのか・・次の章で書いてみようと思います。
長くなってもガルバのアクション!
ガルバの特徴としては、やや軽めな小粒なシンペンなのに、飛んで極浅レンジをスローに引ける・・そんなリップ付きシンペンの印象があるのですが、ガルバスリムもその系譜をしっかりと受け継いでおります!
シルエット的にはガルバを細長くした・・というよりは、ガルバ73Sを胴長にした・・イメージで、スリムになった見た目ではありませんが、ガルバ同様に極浅のシャローを引け、シルエットが長くなったことによりアクションが人間の目でも追えるようになったと思います!
また、ガルバに同じくノーマルリトリーブ以上ではローリング寄りのタイトなウォブリングアクションなのですが、ガルバの真骨頂でもあるスローリトリーブ帯のアクションが秀逸で・・。
・ デッドスロー
S字軌道 + スイング + タイトローリング
・ スロー
タイトウォブンロール + スイング
こんな感じで、いろんなアクションが重なり、組み合わせ次第で4種類くらい可変しているんじゃないか・・と思われ、ガルバの使い方としては、流れの変化に当てるだけでオートでアクションが変わり、そこが自動で喰わせの間へと変化するので、初心者さんでも使いやすいルアーだと思います。
極浅レンジをスローに引ける!
極浅レンジを引くシンペンは世の中にたくさんありますが、極浅レンジをスローにS字とスイングを織り交ぜながらアクションできるシンペンとなると数がガクッと落ちて指で数える程になり、カッター115S(メガバス)やピース100(アイマ)がそれに該当し、そのうち最もスローに引けるルアーがガルバスリム110Sです。
スローに引ける要因としては、フォールがユラユラと水平にローリングしながら落ちていく・・という秀逸なスローフォールとなっており、これにより根掛かりの心配も少なく、それでいてリップが水を噛んで水面への浮上を阻止してくれるのでレンジキープしやすく、極浅のレンジをヨレヨレと引けるので、バイトにあっては海面炸裂の反応が多く、ガルバスリムがかなり上のレンジを引いていることが分かるかと思われます・・。
海面炸裂・・。
心臓に悪い・・。
爆風でも海面を滑らない!
シンペンの弱点といえば、爆風の荒磯環境下においてラインが風に煽られ過ぎると「スキー」や「水上スキー」と揶揄されるような、海面を滑ってレンジを刻めなくなってしまうこと・・でしょうか。
磯ヒラやってる皆さんなら、1度ならず2度までも3度でも経験する、風が強くてミノーが飛ばないからシンペン投げてるのにシンペンでも引けない爆風の日に限って発生しやすいスキー現象。
簡単な解決策なんですが、リップ付きシンペンをチョイスすることで、リップがブレーキの役割を果たしてくれて滑りを抑えてレンジを入れてくれます。
なので、そんな条件でも飛ぶ飛ばないは別として、リップの付いているガルバスリムは爆風環境下でもレンジが入りやすく、海面を滑りにくいシンペンです!
飛ぶシンペンではない・・。
重心移動搭載のロングシンペンで、尚且つウエイトがそこそこの22.5gというガルバスリム110S・・。
スペック表記的に飛ぶシンペンと思いきや、飛びません・・。
その理由としては、飛行姿勢が不安定・・という単純な理由なのですが、何のための重心移動システムなんだ・・と思うくらいに、爆風条件だと、途中からフラついて失速したり、回転して失速したりと・・荒磯条件下ではなかなか投げたいピンに入れることが難しいと思います。
キャスタビリティを安定させるため、飛距離は落ちますが垂らし短めの振り抜きキャストが1番ミスキャストしにくいかと思います。
あくまでも、遠距離や狙撃に向いていない・・ということで、中距離までなら全然行けます。
ガルバ!だけど、唯一無二ではない・・。
極浅レンジを超スローに攻めることが可能なガルバスリム110S・・。
ただし、似たようなルアー(むしろ・・そのルアーの方が《何か》特化してる)があるので、紹介しようと思います。
まずは、アイマのピース100。
ピース100でキャッチしたヒラスズキ。
固定重心の2フックのリップ付きシンペンで、ウエイトはガルバスリム110Sよりも軽いですが、シルエットがガルバスリムよりも細いため、同じくらい飛ぶし、風の影響で失速しにくく飛行姿勢も安定しています。
ピース100の良さは、
ハッキリとしたS字スラロームとスイングアクション・・。
若干スピーディーにリトリーブする必要があって、スローなアプローチでは超スローでも喰わせの間を演出しやすいガルバスリム110Sに軍配は上がりますが、中距離の射程圏内をコントロールしやすいシンペンなので、荒磯環境下でガルバスリムが使えない状況且つスピーディーに活性の高い個体を狙う場合はピース100の方が良い感じがします。
続いて、メガバスのカッター115S。
生産が少ないルアーで、中古でも未だに高め設定のぶっ飛び系スイングシンペンで、ガルバスリム110Sよりも射程圏が広くアプローチできるルアーです。
コチラもガルバスリムより若干スピーディーなリトリーブが必要となりますが、射程圏が格段に向上するため、手前以外にも狙える場所が多くあるフィールドではコチラが有利なのではないかと思います。
カッター115Sの問題としては、入手が困難になっている(プレミア付いてる)ところと、3フック(デフォルト4or5番)でしょうか・・。
ということで、ガルバスリム110Sが唯一無二・・という訳ではないことを伝えたかったのですが、本当にスローで誘いたいのならダントツでガルバスリムです。
リップの強度が不安・・。
見て分かる通り、リップ部が薄いです。
ピースやブローウィンのようにガッチリ顎まで骨太であれば特に問題はなかったのですが、磯での使用なので弱い部分はとことん気になります。
どれくらいリップの強度が保つのか・・。
調べようと思っていたのですが、それなりに歴戦感漂う前に、青物に掻っ攫われてしまったので、リップ強度のインプレは出来ていませんが、気をつけながらキャスト&回収をした方が無難かと思われます・・。
いろいろと長く書いてみましたが、ここではしっかりまとめてみようと思います。
まずはガルバスリム110Sの総合評価から・・。
※1 ぶっ飛び系シンペンを星5、15g前後のワームを星1とした基準
飛距離にあっては、先程述べたとおり飛ぶシンペンではないことと、飛行姿勢の問題なのか途中で失速するので低評価としていますが、飛距離を捨ててでもアクションにスペックを全振りしたのか、完成度の高いオリジナルのガルバのアクションとなっており、アクションについて物言いはありません!
ガルバスリムが唯一無二の存在になるには、飛距離がカッター並に伸びてくれたら・・とんでもないルアーになるんじゃないかと思います。
あと、リップ付きシンペンなので高い足場の上でも足元まで辛うじて引けますし、スローリトリーブ帯の可変アクションはアップorクロスどちらも流せますし、秀逸で流しやすいルアーだと思います!
従って、総合磯ヒラ適性は星「4」・・。
そんなガルバスリム110Sを一言でまとめると、
イージー系スロー特化型シンペン・・。
そう思います。
是非、ガルバスリム110Sの射程圏の足元のサラシに漂わせてみて下さい!
それでは、また今度・・。