みなさん・・こんにちわ。
1月のヒラスズキゲームの勝敗が3勝4敗・・と久々に負け越しを許してしまったブログ主です・・。
そもそも・・。
今までが良かっただけか・・。
ただ・・。
ヒラスズキがいるだろう・・と思えるフィールドでは辛うじて3勝を。
逆に、このフィールドではヒラスズキがいないだろう・・と思える場所に検証確認がてらエントリーしてみた4戦では案の定・・4敗を喫しているので、試合に負けて勝負に勝った感覚があり・・。
これはもしかすると自分のヒラスズキレベルが低い為に釣れなかっただけなのかもしれませんが、昨年と違って《厳冬期のヒラスズキの付き場》について、ヒラスズキが「いる」or「いない」といった判断を・・漠然とした何かを掴んだのかもしれない・・と感じた1月となりました。
兎にも角にも、今までヒラスズキを釣ることが叶わなかった1月の厳冬期の福岡という地においても、ヒラスズキに出逢えたことが嬉しく、これから・・さらに海水温が低下する状況で、ヒラスズキの活性が落ち込んでいく状況ではありますが、辛うじてヒラスズキが釣れる可能性を2月に繋ぐことが出来たのではないか・・と感じる今日この頃・・。
みなさん・・釣れてますか?
今回の記事は、最近投稿しまくっている対ヒラスズキ用ルアーのインプレ・・というよりも、対シーバスルアー専用になると思いますが、いつかインプレッション記事を書いてみようと思っていながら、なかなか書けなかったルアーであるアイマさんのK-太77SUSPENDについて、いろいろと書いてみようと思います。
CONTENTS
K-太77SUSPENDは、アイマさんから発売されているB−太の進化系モデルとして誕生したルアーです。
K−太とB−太の違いとしては、B−太が固定重心のシンキングタイプのミノーに対し、K−太がマグネット式重心移動のサスペンドタイプのミノーとなっており、飛距離性能の向上と喰わせの間がマニュアルチックになったものがK-太77SUSPENDです。
進化系といっても、B−太でしか釣れないシーバスもいるので、全てにおいてK−太の下位互換・・という訳ではありませんが、どちらも優秀なシャッド系の要素の強いミノーです。
コチラがK−太です!
K-太77SUSPEND・・。
・・ちなみに。
ここ2〜3年の中の釣果では、最大91センチのランカーシーバスをキャッチしているのですが・・。
その時のヒットルアーがこの・・このK-太77SUSPENDです。
この頭のデカさ・・半端ないでしょ!!
そんなK-太77SUSPENDのスペックはコチラ・・。
- メーカー :アイマ
- 全長 :77mm
- 重量 :12g
- タイプ :汽水サスペンドミノー
- レンジ :10〜60cm
- アクション:ウォブンロール
- フック :#6✕2
- リング :#3
なんと、このルアー・・。
汽水域においてサスペンド化してくれる汽水域特化型のルアーなのです!
それでは、次の章でK-太77SUSPENDの凄いところを書いてみようと思います!
汽水サスペンド設計が良き!
汽水域限定になりますが、レンジを入れてストップさせてみると、その場に3次元的にステイが決まるK−太・・。
このサスペンド・・が良いのか悪いのか・・、それともK−太のその他の何かに魅了されシーバスが反応するのか・・、正直なところ定かではありませんが、任意にステイを決めることが出来るK−太で1尾を釣ると、自分のマニュアル操作で釣った感が強く、釣りを面白くしてくれるルアーだと思います。
さらに、ステイを決めてから1秒・・2秒・・3秒後に喰ってきたりと、他のルアーでは見切られやすい長めのステイ時間であっても、シーバスからの反応を得られているところを鑑みると、この・・何もせずとも《浮かない》《沈まない》というサスペンド設定は、フローティングやシンキングとは違う次元のルアーであると考えています。
K−太丸呑み・・。完全にエサだと思ってますよね・・。
僕は、ミノーでシーバスを狙う場合は《巻きの釣り》と《流す釣り》に分けてアプローチをしているのですが、K−太は両方とも器用にこなしてくれるルアーですので、もし・・、サスペンドミノーという手札を持っていない方は、是非とも使ってみて実感して欲しいと感じているところです・・。
キャスタビリティ抜群!
サスペンド設計の最大のメリットは、その場にしっかり定位させられること・・だと思っています・・。
この特性をうまく利用して、「ココ!」というピンポイントでステイさせて喰わせの間を作ってやることが非常に重要になってくるのですが、K−太は飛行姿勢もかなり良くキャスタビリティが非常に高いルアーとなっています。
これにより、命中精度も良く、マグネット式重心移動の恩恵で着水直後からアクションが始まり、狙いたいピンへコントロールしやすいルアーに仕上がっているので、ピン撃ちに非常に特化したルアーだと思います。
さらに、注目して欲しいのはココ!
K−太のリアフックアイ周辺です!
K−太の後半身を拡大・・。
リアフックアイがボディの最後尾ではなく、最後尾の下に装着されていますよね?
これ・・他のピン撃ち系ルアーでも採用されている構造なのですが、最後尾のボディを肉厚にすることにより壁に当てても亀裂や破損といったボディのダメージを軽減する効果に一役買っており、この設計によりアイが変形しにくく、アイ周辺に亀裂が入って浸水・・という心配も少なく、少しだけリスクを犯したキャストがしやすくなっています!
決して壊れない・・という訳ではありませんが、キワ撃ちなんかでのプレッシャーが和らぐ・・といいますか、少しリスクを底上げ出来る点は非常に使いやすいと思います。
デイ&ナイト両方使える!
K−太は、高速リトリーブでもアクションが破綻せず、連続トゥイッチも上手なルアーですので、デイゲームにおけるアプローチの基本である見切られる前に喰わす・・という条件をクリアしており、デイ&ナイト両方のゲームに使うことが出来ます!
デイでは、トゥイッチ⇔ステイの繰り返しによるリアクションの釣りに合っていると思いますし、ナイトゲームではサスペンドをうまく使ったステイの釣りが有効かと思います!
サスペンド設定ゆえに・・。
デフォルト設定の段階で、汽水域であれば浮きもせず沈みもしない絶妙なサスペンド設定のK−太・・。
この絶妙な設計を武器に、我々は食わせの間を意図的に演出してシーバスを食わせていくのですが、この絶妙なウエイト設定により、フックカスタムの幅が狭まります・・。
要は、フックカスタムするとサスペンドのウエイト設定が崩れてしまって、K−太の良さが半減するイメージです・・。
ストップ&ゴーに反応を示したK−太丸呑みの良型シーバス・・。
K−太のメリットとしては、このサスペンド設定と高いキャスタビリティによるピン撃ちによるアプローチだと僕は考えているのですが、大型が潜んでいるようなストラクチャーのキワで戦うとなると、どうしてもパワーファイトが要求される場面もあり、フックもなるべく大きく背負いたいところではあるのですが・・。
先程にも記述したように、フックを大きくしてしまうと、サスペンドからスローシンキングへとタイプが変わってしまうため、K−太の水中ビタ止めのステイではなくなってしまうので、フックをカスタムする場合は、何かを犠牲にしなければならない点に注意しましょう。
あくまでもピン打ち系・・サーチには向いていない・・。
マグネット重心移動システム搭載のK−太・・。
決して飛ばないルアーではないのですが、このルアーウエイトで・・ミノーというカテゴリーの中では飛ぶ部類に入るK−太ですが、広範囲にアプローチできる訳ではなく、近距離戦専門のルアーです。
とてもキャスタビリティの高いルアーですので、近距離射程内の駆け上がりの直上や橋脚のキワ、その他諸々のシーバスが付いていそうなピンに3次元的に留めておくことが可能なルアーですので、パイロットルアー的感覚でチョイスしてしまうと無駄にスレ値を上げる原因となってしまうこともあるので、注意しましょう!
この章では、普段は類似ルアーの紹介をしていますが・・「サスペンド」仕様にこだわらなければ・・この手のルアーは多種多様に存在しているので、類似ルアー・・というよりも、ルアーチョイスの使い分けの観点から、僕が普段K−太とセットでチョイスしているルアーを少しだけ紹介してみようと思います!
ブローウィン80S(ブルーブルー)
K−太特有のサスペンド仕様と違って、ブローウィン80Sはシンキング設計のルアーです。
アクションも同じくウォブンロールで、K−太同様に連続トゥイッチやストップ&ゴーを得意とするミノーになりますが、この2つのルアーの、ちょっとした「差」を使い分けることで釣果に繋がることもあったりなかったり・・(笑)。
下のキャッチ写真は、最初にK−太を選んでいたものの、後にブローウィン80Sをチョイスして同じような使い方でアプローチしていたところにヒットした綺麗なスリムシーバスです。
ブローウィン80Sでキャッチした、良型シーバス!
K−太77とブローウィン80Sの使い分けの着眼点としては、こんな感じでしょうか・・。
・ K−太よりも少しだけ大人しめなウォブンロール
・ K−太よりもジャーキングの幅が長い
・ K−太よりもレンジがやや下
K−太よりもスリムなシルエットをしているので波動が大人しく、いろんなルアーを投げ込んでしまって、その場のスレ値が高くなってしまった状況でも使えるのがブローウィン80Sの利点です。
また、ブローウィンシリーズの十八番であるブローウィンジャーク(80の場合は連続トゥイッチという感覚)も健在ですので、連続トゥイッチのみでアピールさせたい場合は左右に幅のあるブローウィン80Sの方がアピール力には軍配が上がると思われます。
ソバット80(アイマ)
このルアーは、ノーマルリトリーブ以上ではウォブンロールで泳ぎ、スローリトリーブではリップ付きシンペンのようにスラロームを描いてくれる可変タイプのシンキングミノーです。
K−太と似ている点としては、「レンジ」と「サイズ感」でしょうか。
上の写真は弾丸ソバット80(青目)というソバットのヘビーウエイトモデルです。
類似ルアーというよりも、K−太で反応が取れなかった時の次の一手や、その逆・・の相互フォロー用ルアーとして使用することが多いです。
・ K−太よりも大人しいローリング寄りのアクション
・ K−太よりも確実に飛ぶ
・ スローリトリーブでスラロームアクション
K−太と違う点としては、K−太が《ここにシーバスがいる!》と仮定した巻き系のピン撃ちアプローチに対し、ソバットは流れに当てたり、流れに乗せたりさせることによってアクションが可変したタイミングで喰わせの間を作るルアーになりので、フィールドによってはソバットの方を先に選ぶこともあります。
K−太もソバットもだいたい同じレンジの入るルアーなので、難しく考えずにウォブンロールのK−太かローリングのソバットか・・そんなアクションの違いで使い分けても面白いはずです!
K-太77SUSPENDのインプレッションはいかがでしたか・・?
あくまでも、僕の視点で書いたものですので、偏りのあるインプレッションとなっているとは思われますが、まとめてみるとこんな感じでしょうか・・。
・ 良いところ
★ サスペンドという武器を最大限に使える!
★ ストラクチャーにぶつけてもタフな設計!
★ デイ&ナイト両方使える!
・ うーん・・なところ
○ フックカスタムするとバランスが崩れる・・。
○ 射程圏が狭い・・。
監修は濱本さん・・。
K−太の「K」は、港湾部(K)・・の河川(K)・・流れ込みが絡んだ小場所(K)・・その壁際(K)・・での釣りを主眼にした釣りに特化したルアーです。
K−太の「K」は、濱本さんの名前の
国彦の「K」でもある!
僕が使うと、結構大きなシーバスが釣ることが多く、もしかするとランカーに対しても有効なルアーなのかもしれませんね・・。
総合評価はコチラ・・。
局地的なルアーだと思いますが、使い所によっては大場所でもハマるルアーだと思います。
それでは、また今度・・。