【雑記】マーレフリップ貯金、満期を迎える。

最初は黙って、やってみる予定だったけど、避けては通れぬ妻の許可。

正直に、丁寧に打ち明けてみると、あっさりと快諾。

改めて。

改めて思うけど、「家族」という1つの生命体の中において、「嘘」や「ごまかし」は必要ないと思った。

そう。

僕は、フードデリバリーで少しでも・・。

少しでも、釣りの為に使えるお金を増やす為に。

妻に打ち明けたのである。

少し恥ずかしいことだった。

何せ、ロードバイクに乗ってフードデリバリーリュックを背負って、商品を運ぶ自分を想像すると気恥ずかしい。

それでも、この一歩によって、マーレフリップ購入に伴う最短ルートが開くのだ。

今回は、そんな新たなロッドを手に入れた経緯について書いていこうと思う。

貯金スタート、そして満期まで・・。

自分の小遣い事情を開示するのは、なかなか恥ずかしいところではあるが、1ヶ月・・釣りにも行かず、飲みの誘いを断り続け、後輩達とのコーヒータイムで奢ることをやめて、娘たちのおねだりを拒み続け節制を維持することが出来れば、だいたい3万円(1ヶ月)は貯まる。

しかし、異動という会社の一手として6月1日付で古巣に戻って来た自分にとっては、人間関係の構築や、もともとバランサーのポジションで戻されたこともあって、なかなか節制することは叶わず、ロッドの貯金は芳しくない・・。

出来ることなら、6月中に満期を迎える予定だったが無理だろう・・。

そもそも、昨年の10月くらいから「新しいロッドが欲しい・・」という意志意欲は持っていた。

しかし、そんな10月から5月までの期間をヒラスズキ釣りに全力を注ぎ続けていたこともあって、貯蓄なんて貯まるはずもなかった。

どうすれば・・。

約半年以上も続けていた「どうすれば・・」という事象を、全く時化なくなってしまった6月(燃え尽き症候群も絡んで)を機に、本格的に貯めることにした。

要は、背水に至った訳である。

そこで、思いついたのがフードデリバリー・・。

妻には、家族のいないタイミングだけ稼ぐ・・という方向で承諾をもらうつもりだったが、妻からは「時間なんて、気にせず全力で働け」と言われた。

それがどういう意味・・を表すのか定かではなかったが、動きやすくなったのは間違いのない事実。

さらに、フードデリバリーで稼いだ資金は純度100%自分の軍資金に回して良いらしい・・。

何割かを家族に還元することもやむを得ないと考えていたところではあるが、これはとことんやるしかない。

ウーバーイーツと出前館との個人契約が成立したのが、6月を残り1週間を迎えた頃・・。

フードデリバリー配達員としてスタートした。

多少の緊張もあったが、最初のオファー(置き配)を無事に終え、着々と1件ずつ丁寧に配達をこなしていく。

配達が楽しいとかキツイとか、そんなことは一切感じることはなかった。

むしろ、楽しい。

自転車に乗ることが純粋に楽しい。

昔の、サイクリストだった頃の気持ちが蘇るような気分になる。

自転車に乗って、稼ぐことができるって幸せだ。

本心でそう思う。

1件あたり400円〜1000円くらいの単価のオファーを1日8件ほどこなしていくと、1周間で2万ほどの資金が貯まった。

節制や臨時ボーナスも合わせた結果、6月末にしてロッド貯金が満期を迎えた。

マーレフリップを手にする。

手持ちのロッドは、シマノエクスセンスジェノスグランドスティンガー108MH+というロッド。

一見、サーフ系ロッドのように、しなやかでハリのある線の細い印象のロッドではあるが、粘りがあり大型ヒラスズキとも対峙可能(現にランカーヒラスズキも、このロッドでキャッチした)なロッドだ。

あくまでも僕にとって・・ではあるが、めちゃめちゃ使いやすいロッドで特に不満に思う点なんて見当たらないところなのだが、場所によって・・若しくは不意な青物がヒットした場合には、パワー不足が否めないところが弱点であると思う。

もちろん、僕は磯ヒラ師でヒラスズキを狙っている訳で、ヒラスズキロッドで青物を獲ろうなんてことは考えていない。

にも関わらずだ・・。

昨シーズンは青物によって苦渋を強いる状況が多々ありすぎた・・。

何度か、ヒラスズキを狙っているのにヒラスズキの反応は皆無で、青物しか反応しない日に遭遇することもしばしば・・。

こうなってしまっては、ヒラスズキも青物も獲りたいと思ってしまうのも自然の摂理ではないだろうか・・。

兎にも角にも、青物の出現(数多のラインブレイク)によって、お気に入りのルアーはなくなるし、ヒラスズキを狙いにエントリーしているのに青物が接近しているからなのか全然口を使ってくれないし・・。

それに、足場が高くランディングの条件が厳しい状況で大型ヒラスズキを足元で取り逃がした苦い経験もある。

それを打破するためのロッド・・。

それが、今回選んだ《マーレフリップ》である。

とりあえず、手持ちのツインパワーSW4000と組み合わせてみたが、如何せんタックルバランスがちと悪い・・。

これは、もう少し大きなリールが必要なのだろうか・・。

7月も継続してフードデリバリーを営んでいこうと思う。