《sasuke140真裂波の全国一斉調査モニター》になって早速・・。
良いか悪いか・・その影響が出ている・・。
普段なら、微サラシでも飛ぶように磯へ馳せるのだが、そんな薄いサラシが伸びるような海況でレンジの入る真裂波がドンズバで使えるはずがないので、行くにしても何処に行くべきか確定出来ずに考え倦ねていた・・。
真裂波の使い込みをしたいが、どうすれば良いのだろうか・・。
そんな、釣行前日夜勤中・・。
貴重な体力回復チャンスである休憩時間を思考浪費に費やし、さらに業務のボリュームもそれなりにあって完徹・・。
最終的に残業も上乗せされて開放された結果、もう無理な気がしてきた・・。
この日・・僕の知り合い数人が磯に繰り出しているので、是非とも磯には入りたい・・。
けれども、真裂波で釣れるビジョンが思い浮かばない・・。
釣れなくても良いから、磯へ入るべき・・。
それでも真裂波を使うべき・・。
釣れなくても良いから、新しいフィールドを見つけるべき・・。
行くって言ってしまったんだから行くべき・・。
べきべきべきべきべきべきべきべき・・。
うるせぇ・・。
自暴自棄の自己嫌悪・・。
風呂入ってたら寝落ちして湯冷めして起きたら13時30分・・。
最悪だ・・。
最悪だけど、LINEには、仲間達からの釣果報告(ボウズ含む)・・。
救われる・・。
活力を与えられ、時には与え返すことの出来る仲間達に・・。
忘れていた・・。
僕はチャレンジャーだ。
チャレンジャーならチャレンジャーらしく、過酷な道を進もうじゃないか・・。
足場の高い立ち位置で、真裂波のレンジを打ち消せるフィールドに目星をつけた。
あとは、やるだけ・・。
計算上・・約1時間の。
たった1時間の為に、この日の全てを賭けてみた・・。
釣行記録:真裂波縛り、1時間勝負・・。
ポイントまでの道すがら・・。
少しでも釣行時間を増やしたくて走って釣り場まで向かう・・。
帰りも、時間が押してしまったら走れば良い・・。
息が切れたら休めば良いし、整えばまた走れば良い・・。
全ての労力と徒労は対馬に繋がる。
いろんなルアーを持って来てはいたけれど、縛った方が面白い気がしたのでモニタールアーのみで縛ってみた。
明らかに暴走モード・・。
僕らしい・・。
足元の払い出しをクロス側にキャストして、テロテロ巻いていると、ピックアップ寸前に小さな魚がパタパタと急浮上して真裂波を強襲・・。
結果としては、フグだったんだけど、さすが潮止まり間近・・。
この状況でヒラスズキ出るんか・・?
サラシは発現するので、あまり関係が無い気はするけど、確かに潮が動いていない時間にはヒラスズキが釣れた試しがないので、間違いないだろう・・。
でも、やるしかない・・。
くよくよしてたら、あっという間に今日が終わってしまう・・。
ランガンしながら、往路をテンポ良く進み、復路で粘る作戦を立てていたら、その立ち位置の1投目でショートバイト・・。
ヒラスズキのような・・マルスズキのような・・。
タダ巻きを見せてしまったので、それ以外・・アクションで試す・・。
着水後、リトリーブでレンジを入れてから優しめのダートで見せた後、払い出しのサラシに突入させてシルエットをぼやかす・・。
弱ったベイトを演出するべく、ダウンの流れに少しだけロッドワークで追従させてみると、下から扁平の魚が真裂波を掻っ攫う・・。
ブラックにはブラックなのか・・?
メインターゲットではないが、とりあえずチヌキャッチ。
経験上、チヌがルアーに偏食を示している時は、結構ベイトが入っている時で、多分ヒラスズキもいるんだけど・・。
ヒラスズキが喰ってこないのにチヌが掛かる場合は、レンジが下がり過ぎていることが多い・・。
これは、あくまでの個人的な考えではあるが・・。
だったら、次からのアプローチはもう少し上のレンジを辿るようにロッドワークとリトリーブ、それに立ち位置で調整すれば良いだけのこと・・。
そんな感じで、真裂波を15〜30cmくらいのコモモのレンジを引いていたところ、水面爆発・・。
今日はチヌの日なんだろう・・。
タイムアップ・・。
チヌ4尾で終了・・。
ヒラスズキ・・。
釣りたかった・・。
それでは、また今度・・。