自分に「ヒラスズキ」という極めて依存性の高い釣りを教えた人物・・。
そう・・友人K・・。
そんな彼との釣りの中で、僕が完璧にヒラスズキの世界に迷い込んだ決定的な場所が、壱岐である・・。
僕にとって、まさに聖域・・ランドマークである。
あの遠征で釣ったヒラスズキの数は2尾・・。
1尾はタイドミノースリム120Fでサラシの中を意味も分からずキープキャスト中に・・。
もう1尾は、友人Kが釣った立ち位置から「モンスターショットでピュンって投げてスーと流し込んで・・ゴン!」というような擬音ばかりのレクチャーを噛み砕きながらのアプローチで追加・・。
今でも、鮮明に・・とは言わないがハッキリと憶えている・・。
あの日のレベルが1という設定で・・。
そんな壱岐という離島に定期的に足を運び、《原点回帰》という名目で自分のレベルを測定しているところではあるが、今年も自分のレベルを計測する機会がやって来た・・。
ヒラスズキ4年目・・。
昨年は壱岐ではなく、対馬でしたが、年々上手になっていると・・ヒラスズキレベルが上がっていると思いたい・・。
いや、思い込みたい・・。
今回も、壱岐へ移住されたY夫妻にお世話になり、遠征を堪能してきたので、いろいろと書いてみようと思う。
釣行記録:1日目、沖磯アタック!
この遠征では、梅氏とJ君と僕の3人で壱岐へ行き、現地にいるY氏(旦那様の方)と合流した後、4人で何かしらの魚を釣り・・夕宴を楽しむ・・というのが目的である。
つまり、みんながみんなヒラスズキではない・・ということ!
これを自分も含め理解して頂きたい。
ただ、せっかく壱岐に来たのならば、ヒラスズキは釣りたい・・。
僕の性格を熟知されている皆様なら、すぐに理解してもらえるだろう・・。
僕は隙あらば凪でもヒラスズキを狙う(もちろん返り討ち)男だ・・。
ということで、今回の壱岐遠征では、ハンターカブと一緒に乗り込むことにした!
ハンターカブは原付2種なので、料金はかなり安く片道4950円(税込み)で壱岐に行けるのは本当に有り難い・・。
深夜便・・フェリーで仲間たちと合流し、未明に壱岐へ到着・・。
その足でY夫妻宅へ集合し、第三壱岐さんに乗っていざ沖磯へ・・。
見よ・・。
この海原・・。
全然波っ気ねぇ地獄感!!!
本当は、梅氏さんと僕でY氏の初ヒラスズキを狙うべくレクチャー兼写真係を担当するつもりだったが、絶対無理だろ・・と思えるような海況・・。
J君・・君しかいないんだ。
御免!!!
ということで、青物担当のJ君に任せて凪ヒラ探しに単独繰り出すことに決めた。
と言っても、かれこれ凪ヒラをキャッチしたことがないわたくし・・。
もちろん、ノウハウは持ち合わせていない・・。
とりあえず、トップ系で広範囲にサーチすることに決め1時間ほど旅に出る・・。
凪ヒラ・・。
ダメでした・・。
その後は、シャローエリアに入ってビックベイト投げ込んだりするも不発・・。
このタイミングで、ロッドを折った梅氏さんが覚醒・・。
良型のアカハタを2尾キャッチに成功!
同じ島に渡った青物師の皆様も全滅だったらしく、今回の沖磯釣行の成果としては梅氏のアカハタで終了・・。
しかし、終わらないのがこの3人・・。
Y氏が夕宴の準備に励んでいる時間を利用して、我々福岡組はY氏の車で魚探し・・。
1箇所目は風表でサラシがあるものの、無反応・・。
会心のキャストが数発決まり、これでダメならいない・・という感じのアプローチが数回あったものの反応なし・・。
次のエリアでもサラシはあるが・・反応がない・・。
抜かれたか、ベイトがいないか・・自分が下手か・・。
J君と僕が敗戦色漂わせながら車の位置へ戻ると、梅氏さんがイカをキャッチしてる・・という状況が2度続き、フルボウズのまま夕宴へ突入・・。
家料理とは思えないクオリティ!!
Y氏手作りの料理・・。
どれもこれも美味し過ぎる・・。
そして、話も楽しくて楽しくて・・。
明日もあるから、早く寝よう・・てなって・・。
朝マズメ無理ぃーとか言って・・。
私・・布団広げて5秒で寝たらしい・・(笑)。
釣行記録:2日目、単独地磯アタック!
朝5時・・。
梅氏の目覚まし(バイブレーション)で目を覚ます・・。
いつの間に寝たんだ・・。
寝た記憶が・・寝入った記憶がない・・。
そして、誰も起きない・・。
確か、昨夜は僕だけ朝無理って言ってたはず・・。
ということは、目覚ましは切り忘れか?
みんな、朝マズメ行かない方向に決まったのだろうか?
じゃあ、もう一眠りするか・・。
いや、深い睡眠だったようで眠気すら無い・・。
じゃあ、行くか・・。
ということで、トイレに行って戻ってきたら、梅氏さんが起きてJ君も起きて、自分が5秒で寝たことを教えてもらい赤面・・。
3人は大型カマス&泳がせの旅に出るとのことだったので、僕はバイクに乗ってヒラスズキ探しの旅に出る・・。
まず、一箇所目・・。
有名ポイントに来てみたが、駐車場がレンタカーの満員御礼・・。
ということで、パス・・。
次は、ちょっとした磯にエントリー・・。
微サラシだけど、こういう状況でヒラスズキを掛けた経験はあるので、試しにやってみるも不発・・。
潮位か?
集合時間まで、あと少し・・。
もう少し波っ気が欲しい・・。
こういう場所探し・・普段やったこともないし、こういう遠征では友人Kに任せっきりだったことを反省しながら、もっと当て勘・・勉強しとけばよかったと強烈に後悔しながらも、選ぶしかない・・。
ということで、地形的に波が出そうなフィールドに足を運んで、微サラシの範疇に留まるが先程よりも波のあることに安堵・・。
兎にも角にも、このフィールドで最後・・。
やれることはとことんやってみよう・・。
居たら、喰ってくる・・。
でも、反応すらない・・。
ここにきて、この終盤の終盤で離島だから釣れるということではないことを改めて実感する。
というより、離島だから・・人が多く入る場所だから在り来りな場所では喰って来ないと言い換えた方が正しいかもしれない・・。
そういうことを再認識した後・・この遠征で初めて正面から波を被り我に返ったところでタイムアップ・・。
3人よりも早く戻ったことで、近所のお爺さま達の寄り合いに集まり談笑したり、波被ったことをY氏奥様が気遣ってお風呂を準備してくれたり、人の温かさを人間の良さを大きく感じる遠征になった。
そして、福岡に戻った翌日・・。
まさかの熱発・・。
これが、遠征を楽しみ過ぎた後遺症なのか、それともどっかでもらってしまったモノなのか神のみぞ知る・・という感じだけど、本当に・・本当に楽しかった。
Y夫妻・・梅氏さんにJ君・・。
本当に有難うございました!
それでは、また今度・・。