11月に入って、あっという間に中旬に突入した・・。
終わりの季節まであと少し・・。
先のことを考える余裕はないほど、メンタルは追い込まれていた。
なにせ、現時点で今月・・ヒラスズキのキャッチは「0」なのだ・・。
釣行は3日ほどあった・・。
その2日は壱岐遠征だったんだけど、フルボウズ・・。
残りの1日は、釣果よりも地形調査や今の自分なら・・という腕試し的要因で入ってはみたものの、予想を超えた抹茶色の濁りが入っててフルボウズ・・。
こういう状況でも、友人Kは魚を出しているので、手解きをうけながら自分に足りないものの、対馬遠征までに達していたいことなんかを考えつつ、今に至る訳だが・・。
そう・・僕は今月釣れていない・・。
言い訳はよそう・・。
それが今の自分なのだ。
認めろ・・己を。
爪を研ぐのだ・・。
深爪だろうと関係ない・・。
今回は、対馬遠征を控えているので、その対策として初の試み・・《本気で魚を取りに行ってみた》ので、いろいろと書いてみようと思う・・。
CONTENTS
釣行記録:前半戦
そろそろ、今・・現在進行中の調査や手札の底上げを終えておかないと、対馬ではきっと痛い目に遭うに違いない・・。
本当は、これらの新規ルアーの投げ込みや、それぞれのメリットデメリットなんかもインプットしておきたいところではあるが、保留とすることにする・・。
今は、新たなモノを見つけるよりも手持ちのそれぞれの手札のブラッシュアップを図る時間に費やした方が賢明だろう・・。
それくらい、牙を剥いた対馬では曖昧な意図で選んだルアーには反応がないのだ・・。
そう・・。
遊びの時間は終わりだ。
ランガン、ポイント選択、ルアーチョイス等々・・。
体力も底上げしないといけないし、メンタルも思考も底上げしないといけない・・。
これから起こるであろう対馬でのあれこれに対し、なるべく対処出来るようにしておかなければならない時期に来たのだ。
だったら、本気でやってみるか・・。
もちろん、普段の釣行でも本気でやってるんだけど、あくまでも調査や試験的実験の側面を持っている。
今回は、そんな側面を排除して、誰かとバトルでもしている気分で挑むことにした。
とりあえず、先発はsasuke140真裂波・・。
こればかりは、致し方がない・・。
モニターになっているので、これで1尾釣らないと話にならん・・。
真裂波はレンジがそれなりに入る設置ではあるが、リトリーブや立ち位置・・ロッドワーク次第ではシャローも引けるし、モニターということで嫌になるほど使い込んだ結果、コイツの釣り方はそれなりに掴んだ・・。
ミノー群の中では、抜群に飛距離が良いのでサーチとして使える以上、それはそれで優秀だと思う。
そんな、序盤の序盤・・。
強烈な払い出しが出る、小さなピンを狙うべく、沖にキャストした真裂波を寄せて来て、払い出しの勢いが良いタイミングでピンに寄せ、そこでステイ(払い出しを受けているので、ルアーは激流感覚でバタバタ泳いでいる)中・・ブルブルとした反応が弱まってきた刹那的瞬間に背中剥き出しの水面爆発ムーンサルト・・。
此処におるんかい!
もちろん、同じピンから魚の反応はなし・・。
ティップがブルン!と震えたので、1ショートバイトとカウントしておこう・・。
本来、ここで粘ってフルート138Fやサイズを下げたルアーで長考の試行錯誤をするんだけど、今回は粘らない・・。
その後、1〜2投して見切りをつけて、サクサク足で稼いでフレッシュな個体を狙っていくべく、別のフィールドへ移動を開始する・・。
次のエリアでは、地形要素が働いてサラシが大きく広がる場所に到着・・。
美味しそうなサラシに見えるが、こういう場所では巻きでは喰ってこないことが往々にあるので、本当なら底の沈み根なんかと絡めてアプローチするんだけど、それすらも見えないので、面を分割で探っていく・・。
ここで、真裂波のちょっとした解説になるんだけど、真裂波の《安定力》は凄まじい・・。
言い換えれば、アクションが破綻しにくい・・ということ。
とどのつまり、イレギュラーが出にくいということとなる。
ルアーによっては、わざとS字に蛇行させたり、千鳥アクションといって横スラさせたりするような・・イレギュラーを出やすくする設計をしているルアーもあるが、真裂波はその逆・・。
従って、釣り人でイレギュラーを出さないとお利口さんなルアーのままでいるので、食わせの間が与えられにくいと考えて良いだろう・・。
なので、このような広いサラシの面を分割でアプローチをするなら、絶対にアクションを入れるべき・・。
その第1投・・。
トゥイッチを2回入れた直後にヒット・・。
普段、アクションを入れるようなアプローチをしない分、こういうので魚を掛けると嬉しい・・。
払い出しの流れに乗られて、浮かんで来ないものの、多分それなりに大きい個体で間違いないだろう・・。
マーレフリップのパワーでリフトしつつ寄せていたら、フッとテンションが軽くなってしまいフックアウト・・。
フロントフックの1本とセンターフックの1本が160度くらい曲がって戻ってきた・・。
MH4番では歯が立たんか・・。
1投目は手前で出したので、次はもう少し沖側・・同じくトゥイッチの後に掛けるもフックアウト・・。
フックを換装し、次は奥を狙ったところ、手前まで寄せることに成功したもののフックアウト・・。
アウトレンジ(長時間ファイト)で掛けることも関係しているだろうし、強烈な払い出しで先手を奪われる・・というのもあるだろうが、バラシ・・多くないか?
ルアーの問題か?
そう思って、スリムアサシン149Sでサラシの払い出しと潮のぶつかる境界付近をなぞるようなアプローチ(タダ巻き)をしていたところ、ヒットするもランディング寸前でフックアウト・・。
背負ったフックはHの3番・・。
もちろん、曲がって戻ってくることはなかったが、同じ付き場で4本出せたのに4バラシ・・。
サイズは60以上確定(ゴン太も確定)・・。
この連続バラシは確率の問題なのか・・?
それともファイトスタイルの問題なのか・・?
悔しい・・。
もう出ないだろうと粘りの5投をしたものの、やはり5尾目の反応はないので、移動・・。
釣行記録:中盤戦
前半で5バイト(1ショートバイト4バラシ)・・。
リズムが落ちているのか、このルアー(デフォルトのMH4番に拘っている)のせいなのか、超先調子パワーロッドで弾いてしまっているのか、果てはファイトスタイルのせいなのか・・。
ヒラスズキのムーンサルト喰いの性質上・・外掛かりが多いので、バラシについてはしょうがない部分もあるのかもしれないが、4連続はさすがにメンタルが持たん・・。
ドラグ設定上、キツめなのでフッキングは決まっているはず・・。
なのに、なぜ・・こうもバレる・・。
泣く泣く、良かったフィールドを後にして別フィールドにて中盤戦を迎える・・。
そんな大中のゴロタひしめくゴロタエリアの払い出し・・。
sasuke140真裂波を続投で払い出しを流してたらコン!とショートバイト・・。
絶対に魚!
少し時間を置いて、立ち位置変えて再びアプローチしたところ、水面爆発のヒットに持ち込むも再びフックアウト・・。
これで6バイト(2ショートバイト4バラシ)・・。
不甲斐なさに吠えてみたい衝動に囚われるも、これでヒラスズキが警戒したらどうしようと思って思い留まる・・。
吐き出したい気持ちを抑えて大きく息を吸って、ゆっくりと吐く・・。
切り替えろ・・。
そうは言い聞かせてみたものの、ファイトに余裕がなくなっているのは自覚している。
ゆとりのあるファイト・・出来る気がしねぇ・・。
とりあえず、デフォルトのアクション優先を度外視してでもフックの強度を上げるべきと判断し、Hの4番に切り替えてランガンを開始する・・。
いるかな・・?
でも、浅すぎるかな・・?
そんな払い出しに真裂波を入れたところヒット・・。
近距離のドシャロー・・。
瞬く間にキャッチ・・。
長かった・・。
諦めずにやって良かった・・。
これで、7バイト(2ショートバイト4バラシ1キャッチ)・・www。
ようやく釣れたので、ここからは地形に当てはめた最適なルアーを使った釣りに移行する。
釣行記録:終盤戦
再び移動・・。
足腰はかなり鍛えられているようで、まだまだ余力はある・・。
手持ちの水分もまだあるし、まだ行ける・・。
コモモ125SFでドシャローを引いていたら誤爆・・。
・・・・・。
干潮でも魚を出せる場所を見つけて嬉しいものの、やはり釣りたい・・。
ティップがプルンと動いたので、ショートバイトカウント1追加・・。
もう一度移動して、4バラシしたポイントに戻ってきた・・。
ここでは出なかったけど、沖の瀬・・ミノーでは届かない射程圏だったのでレビンヘビーを入れて瀬の輪郭をなぞるようなアプローチを試みたところ、今日イチのヒラスズキがヒット・・。
ランカーじゃね???
暴力的なエラ洗い・・それを回避しつつゆっくりと寄せて寄せて、あとはキャッチ・・。
その寸前・・まさかのフックアウト・・。
レビンヘビーのシルエットに違和感を感じたので、見てみたら・・。
中古だったので、クラック等により強度が落ちていた可能性はあるが、購入前の入念なチェックでは見つけきらなかったぞ・・。
強烈なエラ洗いに耐えられなかったか・・。
強烈過ぎるだろ・・。
その後、コモモ125SFにてフックアウトを追加して、合計10バイト(3ショートバイト6バラシ1キャッチ)という負け記録を達成して終了・・。
移動したフィールドは5箇所・・。
やはり、付き場が分かっていなくとも、ヒラスズキ居るんじゃね?と思うところにはいたし、足で稼ぐ釣り・・と言われる所以が分かった気がする。
それに、対馬遠征で数やサイズを狙う対策として、数を狙っていく今回のスタイルは足腰の鍛錬も含めて相性が良い気もする・・。
対馬遠征まであと僅か・・。
今までにない手札やメソッドを追加する為の修行・・も良いけど、今まで培った総合力を駆使して数を狙うスタイルも必要だと感じる良い釣行となった・・。
あとは、このバラシ癖・・。
どうにかせねば・・。
それでは、また今度・・。