年内最後・・かと思われていたパウパト師匠との釣行から2週間・・。
あれだけ、「もういいや・・」と事切れたはずの熱量は通常モードに戻り、普通に平然とヒラスズキ釣りに繰り出していて、5キャッチ・・。
この釣行に関しては、完全に得意ルアーを使って狙いに行ったので釣行記録は割愛するのだが、そこから1週間・・。
まさか、パウパト師匠と再びセッションして磯へ繰り出すとは思いもよらなかった・・。
今回は、そんな2人が、2人だけの思い出の地を巡る・・という、クリスマスが終わった翌日のオンリーでホーリーな釣行記録である・・。
釣行記録:前半
勝手に解釈し定義するので、パウパト師匠がどう感じているのか定かではないが・・。
僕とパウパト師匠はヒラスズキに対するアプローチやそれに対する思考が両極端だと感じている・・。
具体的に例えるなら、ルアーのチョイスなんて、まさに《ソレ》で僕がミノーを握っているなら、彼はシンペンを握っていて、奇遇にも同じレンジをアプローチしているのだ・・。
コレに関しては、おそらく・・お互いに意地張って固執してるだけなんだと思うが・・、これはこれで僕はさらにミノーに深くなって、彼はシンペンに深くなったんじゃないかと感じているんだけど・・。
ルアーチョイスの他にも、魚の見つけ方もお互いに違ってて、僕が「地形」をイメージして魚を狙うなら、彼は「流れ」をイメージして魚を狙っている気がする・・。
だから、多分・・釣れる魚が違う。
そんな気がする・・。
現に、僕が釣れない時には彼は目を輝かせて釣ってるし、僕が集中して釣れてる時には彼はボラのような目をして釣れていないので間違いないだろう・・。
だからこそ、勉強になる・・かと思いきや、お互いに意地とプライドが先行して勉強をしないのがお互いに悪い癖で、せっかく一緒に釣りしてるのに全然勉強になっていない・・。
意地は張ってもお互いに《どうやって魚を出したのか・・》は聞く・・。
でも、僕があーだこーだ言葉を論理付けして説明しても面倒くさがりな彼は「なるほど・・」と言いながら言葉の半分以上はもう片方の耳から抜けているだろうし、彼が言葉足らずに説明しても漠然とし過ぎて情報不足を妄想や仮説を立てているうちに脳内ショートを起こして「なるほど・・」と言いつつもヒントが少なすぎて僕も分かっていない。
来年は、そんな癌細胞のような意地を取り除いてでも学びたいところではあるが・・(汗)。
ずっとこの両極を維持出来れば・・と思う自分も少なからずいるので、多分未来永劫コーヒーにミルクを垂らして、くるくると渦を巻いて混じり合うようなことはないんじゃないかと感じている・・(笑)。
今日の前半戦もそう・・。
僕が撃ちたくもない場所に、パウパト師匠は目の色を輝かせて行ってしまった・・。
だったら、僕は自分の入りたい場所に入らせてもらおう・・。
先発はモニカ125F・・。
対馬遠征とその前後の釣行で、恐ろしいほどに1軍ルアーをロストしているので、それらを敢えて補充していない今・・シャローランナー群のルアーは残り少ない・・。
まだ、モニカで魚を掛けていないので使い込みも含めて選んでみたものの、反応を取れないまま風裏の微サラシゾーンまでランガンしてしまった・・。
そこで唯一・・と思えるような微サラシとシモリが絡んだゾーンで、物凄い小さなヒラセイゴを掛けるもエラ洗いの末フックアウト・・。
ちょっと粘ってみたい気持ちが抑えられず、2時間ほどの前半戦にも関わらず長考開始・・。
その長考終盤にキリンジ120Fでようやく1キャッチ・・。
長かった・・。
これは、パウパト師匠も苦戦しているはず・・と、思いきや・・。
その後、合流地点へ戻りつつ爆風の風表に近付きながら、ミノーからシンペンに切り替えてモンスターショット80SやブルースコードスイムVでアプローチしていたところ・・反応がどんどん良くなっていく・・。
これはヤバいと思いつつも既に前半終了間際・・。
今日はパウパト師匠の日なのかもしれない・・。
釣行記録:後半
前半の大部分を反応の薄い風裏で粘ったせいもあって後悔・・。
この時点でヒラスズキ3とマルスズキ1・・。
案の定・・風表のゴロタに入ったパウパト師匠は無限マルスズキ地獄に遭遇したようで、目を輝かせながら「サイズが出らんですわ・・」と、ご機嫌で言う・・。
間違いなくツ抜けしているだろうと思われ、なかなかのプレッシャーを掛けられた後半戦・・潮位も下がりきった状態でスタート・・。
前半のある程度潮位があった状況では、浅瀬に差している魚の反応を得られたが、これだけ潮位が下がってしまえば厳しいだろう・・。
潮位が下がったことで前へ出られるようになったので、沖のサラシを狙う作戦に出たが、まさかの回収中の足元で水面が炸裂・・。
モンスターショットから、コモモⅡに切り替えた直後の1アプローチ中に誤爆誤爆誤爆誤爆の末にようやくキャッチしたのは、スリムタイプのマルスズキ・・。
その後は、パウパト師匠が入っていなさそうな先端へランガンしつつ、魚を出しながら最後は二人同時にマルスズキをキャッチしてストップフィッシング・・。
熟考する・・という昔の悪い癖が発現してしまったものの、良い釣りが出来たのではないかと思う・・。
これにて、年内のパウパト釣行が終了・・。
全てにおいて、大変勉強になる釣行の数々だったと思う。
僕は、1月も2月もヒラスズキを狙いに行くことに決まったのだが、パウパト師匠は完全シャットダウンのオフシーズンにするそうだ・・。
どうにかこうにか、良型のヒラスズキを出して刺激を与えたいところではあるが、難易度が跳ね上がる厳冬期・・いかにして魚を出していくか・・いろいろと考えを張り巡らせてみようと思う。
それでは、また今度・・。