足を痛めて1週間が経過した・・。
まだ、階段の上り下りは、ちょっとした違和感と痛みを伴うが腫れは引いた・・。
まだ足は痛いけど、多分・・磯へ行かないと自分の「心」と「技」と「体」は自由落下の原則に従って直角的に瞬く間に急降下するだろう・・。
今は、それが惜しい・・と感じている自分がいる。
ただでさえ、中だるみのチャンスが常に飽和的にありふれた日常の中で、今まで・・多少の波はあれど、メンタリティーを《少し高い位置》に維持し続けていたのだ・・。
維持さえ困難な世界において、《這い上がる》ことがどれだけ大変なのか・・身に沁みて理解しているつもりだ・・。
だからこそ、堕ちてしまう前に「維持」だけでも・・と感じている自分がいる。
30代は、まだ伸び盛り・・だと思ったけど、そんなことは全くない。
気を許したら堕ちるだけだ。
そう・・僕は焦っているし、堕ちたくないと心から感じている。
では、僕は何処を目指しているのだろうか・・。
そこから先は、薄い靄が掛かったように見えないのだが、足掻こうとしているのは間違いないだろう・・。
最近・・よく会社の後輩達とそんな《人生哲学的感覚》を掻き立てられるような相談をされることがある。
人生相談されることは嬉しいことだが、10歳も年が違えば考えていることも感じていることもベクトルの強さも違う訳で、脆弱で無鉄砲な彼らの相談を聞き、何かを感じ取りながら、10年前・・想像すらしなかった「今」に立っていることを自覚する。
正解も不正解もない世界の中で、何が正しくて何が真実で何もかもが嫌になってしまいそうな世界の中で、世界はひどくシンプルだと思う。
「やる」か「やらない」か・・。
それだけだ。
だったら、「やる」・・を多く選択する人生が良い・・。
足は多分、大丈夫・・。
今を維持する為に、僕は磯へ行く・・。
釣行記録
怠けてしまうと、メンタルも技術も体力もなし崩し的にダメになっていく。
せっかく、対馬が・・対馬に備えてきた労力達が僕を強くした・・のに、これだけ釣行頻度が間延びいてしまうと、楽な方へとメンタルも身体も導かれるように弱くなっている自覚がある。
鍛えるなら、磯へ行くしかない。
とりあえず、糖分補給・・。

― コスパ最強の糖分&腹持ち食材 ―
《負けを知らない》や《挫折を知らない》というメンタリティーは弱いと思う。
つまりは、《釣れる時期に釣る》・・ということ。
決して、それは間違いではないし人それぞれの正解なので否定も肯定もないが、多分・・僕は釣りを、そういう一種のメンタリティーの獲得の場だと感じているらしい・・。
そんなことを、フェリーが進む道中で考えながら、《釣りとは何か・・》について自問自答をしていたら、あっという間に到着・・。
一歩一歩、磯へ導かれるように進む。
コンクリートとアスファルトの平坦は問題なし・・。
磯靴へ履き替えて、普段よりも足首が痛く固定されるほど紐をキツく結んで、磯へ進む・・。
ゆっくりと磯を一歩一歩丁寧に進む・・。
ああ・・無理だ。
痛てぇ・・。
踏ん張りが効かん・・。
踏ん張ろうとすると痛むし、筋肉が弱くなっていることを感じる。
帰るか・・。
せめて釣りを・・と思って、5投くらいしかしていないけど、こりゃ無理だ。
一度、堕ちてしまうが立て直す・・。
どのくらい堕ちてしまうか不安でたまらないが、磯へ行って、それが分かっただけでも充分だ。
世界は続く、何もなかったように・・。
下の写真は、せっかくの磯で写真1枚も撮らずに帰るのは勿体ない気がしたので、抗いの記憶でも残そうと久々に自撮り・・。

― 磯まで降りて来た・・までは良かったが ―
今年は、自撮り・・上手になりたい・・。
それでは、また今度・・。