【雑記−38】2024年にヒラスズキを掛けたルアーを感慨深くまとめてみる・・。

ここ最近・・友人Kパウパト師匠の他に、インスタ・ブログ経由「最近・・釣り行ってるんすか?」というDMが来るようになってしまったブログ主・・。

なので・・少し、ここで《最近・・釣りに行けていない理由》を述べさせて頂こうと思う・・。

釣りに行く頻度が落ちた師走は繁忙期の忙しさによるもの・・。

仕事上・・それはいつものことなので、しょうがない。

本来・・この師走から続く繁忙期モードは、さらなる激務の《年末年始》を乗り越えて収束するのが通年で、これらの長いトンネルを進んだ先に希望の光が後光をさして顔を出すのだが・・。

今季・・僕が数多の激務を乗り越えた先に待ち受けていたのは、《インフル大流行》・・という絶望という名の泥沼だった。

つまり、超ハードモード継続・・。

同僚達が軒並みインフルに罹患する状況にも関わらず、一切の初期症状も0.1度の体温上昇すらも発現せず・・。

さすがに、そんな自分の健全な体力と運を呪いはしたが、これはこれで磯歩きにおける極端な体力低下もない訳で、そんな激務な状況でも休みはあるので、彼らの勤務代行をこなしつつ、連休ではなくなってしまった単発の休みにでも釣りに行こうか・・。

と、思ったが、そんな休みに限って大寒波襲来道路凍結といった冬将軍の猛威・・。

これにより、どう転んでも僕に釣りに行かせたくない神の因果・・によって、なかなか良い釣行日に恵まれない日々が続き、正月の短時間釣行以降・・約2週間以上も磯へ行けていない状況が継続する・・。

無理にでも釣りに行きたい僕は、多忙の隙間を縫うように強引に磯へ向かうのだが・・。

連勤による疲れや筋肉の衰え・・のせいか、端的に言うと「岩」に擬態した漁具をヒラマサと思しき魚と対峙中に踏んづけてしまい右足を負傷する・・という事態に陥った結果、神に見放され悪魔のイタズラに見舞われた結果・・今に至る・・。

トドメは、我が家にて小型加湿器を踏んでしまい完全に右足がCんでしまった訳だが・・。

そんな状況でも、《モノを書く》ことが好きなのと、自分の特性上・・書かないと落ち着かないので、釣りに行けない辛さを嘆きながらも、これから雑記を書き殴っていくのである・・。

今回は《2024年にヒラスズキを掛けたルアー》について・・。

おそらく、右足の負傷さえなければ書かなかったであろう雑記を時間を持て余しているので書いていく。

普段・・、僕のブログを読んでくれている皆様からしたら「また、振り返りかよ・・」と思われるかもしれないが、前だけ見ていたら自分の立ち位置を見失うだけなので、コレはコレで大事だと思う。

2025年も成長する1年にするためにも・・お付き合い頂けたら幸いだ・・。

スリムアサシン149S(シマノ)

最初に紹介するルアーはコチラ・・。

「スリムアサシン149S」・・という、昨年キャッチした「2尾」のランカーヒラスズキのうち1尾をキャッチしたルアーになる・・。

ヒラスズキ

― スリムアサシン149Sでキャッチしたランカーヒラスズキ ―

外見上・・まだまだ歴戦感の薄い見た目・・をしているので、この1尾のキャッチ以降も使い続けられるような容姿をしているが、この1尾により引退を余儀なくされ、《サイズ》《事件性》の2つにおいて印象を残したルアーになる・・。

引退の理由はセンターフックアイの破壊・・になるのだが、おそらく強烈なエラ洗いによるものと思われ、本来・・ボディの中心部分に付いているはずのセンターフックがヒラスズキの口の中に刺さったまま(要写真参照)となっており、引退を余儀なくされてしまった。

個人的使用感になるが、アクションは大人しめ・・。

フローティングだと、もう少しキビキビしたアクションをするのだが、自分が好んで使っているのはシンキングの為、ノーマルリトリーブでもゆらゆらと揺らめいているようなアクションになる。

比較対象として、外見が似ているブローウィンクーカイスリムのようなスリム系ミノーがあるが、それらと比べると、さらに大人しく、何してるのかロッドを通じて伝わりにくいし、視覚的にも泳いでいるのかわかりにくいルアーとなる。

なので・・おそらく、《このアクションで釣れる釣り》・・を知っている人にしか好まれないルアーだと思われる。

そういう自分も、スリム系ミノーではブローウィン125Fを筆頭に使っていて、長い間二番煎じポジションで1年以上もスリムアサシン149Sを使わずに眠らせており、ブローウィンのリップが破損してスリム系の手札がなくなってしまったことにより急遽登板となり、試しにアクションチェックした結果、「なんで今まで使わなかったんだ・・」という後悔をしてしまうことになった・・。

過ぎ去ってしまって初めてわかること・・、それがあまりにも多過ぎるのが、この人生においての欠点でもあり醍醐味でもある。

あくまでも、マルスズキではあるが、僕はそのアクションの釣り方を知っている・・。

その結果・・ランカーヒラスズキまで引き出してくれたのだ。

余談ではあるが、シマノには「エクスリム」という大人しいアクションをするスリム系ミノーがあった・・。

あった・・ということは、過去の話で廃盤になっているルアーになるのだが・・。

おそらく、このエクスリムがバージョンアップしたのが「スリムアサシン」なのではないかと思う。

自分の使い方としては、《泳がせない速度域》を憶えておいて、そのリトリーブで流れに当てて泳がせるイメージ・・。

磯ヒラゲームの特性上、風がラインを運んだり、波のウネリなんかが絡んでいるので、果たして《泳がせない速度域》を演出しているのか・・と思うと、そうじゃないかもしれないが、シンペンのような使い方でアプローチしていたように思う・・。

飛距離にあっては、めちゃめちゃ飛ぶ部類に入るミノーだと思う。

この点に関しては、エクスリムよりも上位互換だと感じる。

そして、スリム系なので風にも強くキャスタビリティも高い。

それに、磁石(X−ARC)なので着水地点のアップorダウン気にせずアプローチ出来るし、汎用性は高いように感じるのだが、こちらもエクスリムに続いて廃盤・・。

なんとなくではあるが、スリムアサシン149のフローティングとシンキングの他に別サイズ・・というか129mmがあれば、まだ生き残ってくれていた可能性は高かっただろうし、さらに旧名の「エクスリム」のままだったら、エクスリムユーザーは手に取っていたかもしれない・・と思うと残念で仕方がない・・。

これにより、2024年現在・・シマノからスリム系ミノーがなくなった気がする・・。

兎にも角にも、全く出番のなかった二番煎じルアーが首級の活躍を魅せた事件は、僕の経験上スリムアサシンだけかもしれない。

ロケットベイト95ヘビー(アイマ)

シンペンとはナチュラルなアクションするルアー・・。

その定義が頭にこびり着いているせいで、ロケットベイトのような《シンペンを無理矢理バタバタと泳がせるような造形》に違和感があって忌避気味・・だったが、このままでは固定概念を破壊して前進することが出来ないと悟り、使ってみたところ釣れた・・。

磯マルとチヌが(その後、ヒラスズキも辛うじてキャッチに成功)・・。

― ロケットベイト95ヘビーで初めてキャッチした魚 ―

なので、未だに頭の中ではロケットベイトのことをシンキングペンシルという認識ではなく、ジグミノー的な認識で使っている節がある。

飛距離にあっては、シンペンの中ではまぁまぁ・・。

ウエイト自体がヘビーシンキングペンシルほどないので、超遠距離射程に撃ち抜ける・・ほどの飛距離は出せないがサイズ相応の飛距離が出るイメージ。

アクションは、(シンペンなのに)ブリブリとお尻を振るような、いわゆるスイング系アクション。

スロー〜ノーマルリトリーブだとブリブリとしたローリング主体なので、どちらにせよ何してんのか分かりやすいルアーだと思う。

ナチュラルなアクションをするシンペン系との使い分けとしては、自分はサラシがガチャガチャしてて、ヒラスズキがナチュラルな波動を側線で認知しにくく視覚のみに頼らざる得ない状況で、あのブリブリは効くと思うので、ミノーでは届かないけどナチュラル系シンペンでは認知されにくいような海況・・で使えるのではないかと考えている。

問題はレンジコントロールで、低い足場でのアプローチの場合ではサラシの下を引きやすい傾向にあると思うので、その場合・・テンポがファストになりやすいと感じている。

なので、その場合はアクションは違うが同じシンペンとは思いにくい造形をしているフリッド90Sの方が使いやすいかもしれない・・。

海と風の状況やアプローチ次第では、浮遊感の欠片もないルアーになってしまうかもしれないが、《扱いやすさ》にステータスを全振りしたルアーという印象・・。

sasuke140真裂波(アイマ)

モニターになってしまったこともあるが、2024年において2024年に新発売された新ルアーでまともにヒラスズキをキャッチしたのは真裂波くらいじゃないだろうか・・。

ヒラスズキ

― 新裂波(モニターカラー)でキャッチしたヒラスズキ ―

シマノに《サイレントアサシン》があるように、ダイワに《SLSZバーティスR》があるように、その位置にアイマの《sasuke140真裂波》があるように思える・・。

新裂波のみに焦点を当てたインプレッションがあるので、詳しく知りたい方は、そちらを参考にして頂ければ幸いだが、リップレスミノーの汎用性を上げたルアーだと思う・・。

先程・・リップレスミノーの汎用性を上げた・・と書いたが、本来・・「リップレスミノー」はリップ付きのミノーよりも低速に強く高速に弱い印象がある・・。

なので、魚をアップ・ダウンどちらで掛けていくのか・・によって、リップの有無・・つまり使うミノーの選択肢が変わるのがミノーという釣りだと思っている。

その選択肢の牙城を崩したのが新裂波で、アップ・ダウンどちらも対応可能なリップレスミノーとなっている。

レンジが深めなので、シャローを引けないのが残念ではあるが、いつか新裂波シャローなんてタイプも出てくれれば最高なんだけどな・・。

弾丸ソバット80(アイマ)

こちらのルアーは、ソバット80というシンキングミノーのヘビーウェイト版にカスタマイズされたルアーになり、ウエイト的に「ミノー」と呼ぶのか「リップ付きシンペン」と呼ぶのか定義に迷うルアーではあるが・・自分はシンペンとして使っている。

ヒラスズキ

― 弾丸ソバット80でキャッチしたヒラスズキ ―

ヒラスズキに使った理由は、マルスズキに対して弾丸ソバットの元祖的立ち位置のソバット80で無敵に思えるくらいに使い込んでいて、ソバットでヒラスズキを釣りたい・・という欲望があったから・・。

になるのだが、ソバット80(13g)では荒磯の爆風条件に向いていないことから、より射程を伸ばしてアプローチしたいので弾丸ソバット80(20g)を使ってヒラスズキをキャッチ出来た。

アクションはソバットと同じく、タイトスラローム系でウエイトがアップしている分可変しにくい印象がある。

ただ、この《小粒感》と《スラローム》は唯一無二ではないものの、スレてしまったであろうピンでも《もう1尾》を追加する能力を持っており、フォローとしても有効だということを実証することができ、見識を広めることが出来たと感じている。

弱点としては、リップが究極に折れやすい・・という点で、ソバットの出番は少ないにも関わらず、すでに3個ほどリップを折ってしまっている。

この脆弱性は磯に持ってきてはいけないルアーになるのかもしれないが、リップなし弾丸ソバットも優秀でリップがあった時よりもスラローム幅がワイドに、レンジも浮き上がりやすくなっているので自分的には使いやすくなった印象・・。

正直・・20gの弾丸ソバットではなく、30gの超弾丸ソバットがあれば・・と残念に思うところではあるが、シンペンの幅を増やしてくれたルアーだと思う。

サスケ140裂波【改】(アイマ)

こちらのルアーは、使いすぎて重心移動の球の1つがリア側に固定されてしまったという・・いわゆる故障ルアーである。

「あぁ・・引退か。」と思っていたものの、試しに泳がせてみたところ、ほぼ140裂波のアクションで裂波よりも浅いレンジを引けることから、引退させるには勿体ないと感じ、本来・・裂波を選択しないようなシャローエリアのアプローチにて、コイツを使ってヒラスズキを出すことに成功した。

ヒラスズキ

― サスケ140裂波(改)にてキャッチしたヒラスズキ ―

これにより、どんなルアーも信じていたら釣れる・・という自信を持ったというか、ヒラスズキは初見であれば何でも反応してしまう・・というヒラスズキの嫌な性質を学んでしまうことになるのだが・・。

これにより、ウエイトカスタム地獄・・という沼にハマっていくこととなる。

まとめ

調べてみたところ、いろんなルアーでヒラスズキを掛けてて、1個1個丁寧に書いていたら、終わらない気がするので・・(汗)。

5つで終了してみようと思う・・。

代表的なルアーのみ書いてみたが、2024年でヒラスズキを掛けたルアーはこんな感じ・・。

もしかすると、記憶が飛んで載せていないルアーもあるかもしれないが・・。

★ スリムアサシン149S(シマノ)

★ ロケットベイト95ヘビー(アイマ)

★ サスケ140真裂波(アイマ)

★ 弾丸ソバット80(アイマ)

★ アルゴ105(アピア)

★ アーダがるる132F(邪道)

★ ゲンマ110S(21g)(メガバス)

・ サスケ140裂波(アイマ)

・ コモモSF−125(アイマ)

★ ゴリアテハイ125F(シマノ)

・ コモモⅡ(アイマ)

★ ガルバ87S(ダイワ)

★ エリア10(ガイア)

★ アイザー125F(ブルーブルー)

★ ブローウィン140J(ブルーブルー)

★ キリンジ120(メガバス)

・ モンスターショット80S(デュエル)

★ ブルースコードスリム∨(マリア)

ちなみに「・」と「★」のマークで区別したのだが、「★」マークは2024年に初めて掛けたルアー・・に該当するので、2024年の目標(そんな目標・・立てたっけ?)だった《新しいルアーでヒラスズキを掛ける》・・については、概ね達成出来たと言って良いのかもしれない。

来年も継続して、掛けたことのないルアーで掛けていこうと思っているので、2025年は「★」マークの比率を維持したいと考えている。

それでは、また今度・・。