【2025年2月×福岡ヒラスズキ④】パラノイド・パレード・・。

同志Dが、はじめの一歩を踏み出した。(釣行記録:シャングリ・ラ参照)

しかも、ブランクを感じさせずに短時間でワンキャッチ・・。

しかもヒラスズキときた・・。

ちょっと・・。

僕の想定よりも上手く出来過ぎていることに不満しかない。

― 同志Dがキャッチしたヒラスズキ ―

こちとら、敢えてハードな磯を選び続けていることもあってか、マルちゃん連続3尾なだけに白銀の魚体が恋しい・・。

だから行く。

行くしかない。

状況的には「凪」だけど・・。

同志Dが自らの足で立ち上がった訳だ。

もう少し彼のモチベーションを上げる為にも・・反対に自分がしんどい時にモチベーションを上げてもらう為にも。

可能性はゼロだったとしても、磯へ行くのは悪くない・・と思い、結果・・そんな磯には地獄が待ち構えていた。

釣行記録

前日が時化終わり・・。

なので、今日はすでに時化が終わって凪日である・・。

少し、春めいたこともあり、それが寂しいようでもあり、春を焦がれるように待ちわびているようでもあり、なんだか心が忙しない。

ちなみに、この日の朝・・まだ少しだけ波が残っていたタイミングでエントリーだけはしてみたんだけど、気分が乗らずに撤退した。

撤退の理由はその時の自分の気分なので、今思い返してもよく分かっていないのだが、多分僕の偏屈のプライドが「この波なら釣れるかも・・」と思ってしまったことで、余裕ぶっこいて撤退したんだと思う。

だったら行けよ・・って話なんだが・・。

結局磯へ行ったのは、潮汐を重視した昼過ぎのタイミング・・。

朝よりも、さらに波と風が落ち着いた時刻に気分が最高潮に達し、地獄の磯へと踏み出すことにした。

ヒントは、昨日キャッチしたマルスズキが吐き出した謎のベイト・・。

コイツが居たら、まだ可能性はあるから、新たな模索が出来るだろう・・。

居なければ・・いや、考えると終わるのでやめておこう。

― イワシにしては目が小さく、ハゼにしては尾びれが違う ―

初手はソマリ90・・。

もはや波ではないレベルの極小のサラシすら発現しない瀬のヨレや反転流を通しながら、ソマリのS字スラロームのリアクション狙いの釣りを当たり散らしながら、どんどん奥に進んでいく・・。

進んで進んだ結果、潮通しの良い最奥まで来てしまう・・。

ここでは、沖に流れがあるので湾内デイシーバスのようにスピーディーな展開でアプローチしたら何かあるんじゃないか・・。

と思って、先日リアクションバイトして購入してしまったハルカ165Fを使って早巻きを基本としたストップ&ゴーやトゥイッチや一瞬のステイなんかを織り交ぜた静と動の緩急を使っていたら、ゴミを掛けた・・と思ったら生命感がとてもあって、50前後のボラのスレ掛かり・・。

― ハルカさん・・この魚じゃないです・・。 ―

ベイトではないが、見えないレンジにボラがいる・・。

時折ボラが単発で跳ねているので、至る所にいるのだろう・・。

悪い兆候だ・・。

これは、あくまでも僕の経験則だが、ボラがいる時にヒラスズキが釣れた試しがない・・。

デイシーバスもナイトシーバスもその傾向が強い。

深堀りするならば、ボラが楽園のように跳び回っている状況のことを指すが、今・・この海況ではベイトもフィッシュイーターも寄っていないのかもしれない。

ハルカで「大きく」スピーディーな展開をしたので、最後にガルバ87Sのドッグウォークメソッドで「小さく」スピーディーな展開をしていたところ、またしてもボラ・・しかも70サイズ・・。

しかも、コイツ・・最終的には尻尾へのスレ掛かりだが、頭にフックが刺さったような傷があるからガルバを喰いに来た模様・・。

― ガルバ87Sで掛けたスレ掛かり大型ボラ ―

「プシュ・・」と脳が爆ぜた音がする・・。

これ以上は不毛か・・自分には無理だ。

これにてストップフィッシング・・。

2月最後の釣行が終了した。

これで、厳冬期が終了だろうか・・。

ケガで厳冬期シーズンを棒に振ってしまった分、駆け足で磯へ行ったが、少しは進歩したのだろうか・・。

時間があるのなら、雑記で振り返ってみたいと思う。

あと・・あたしの足はいつ完治するのだろうか・・。

それでは、また今度・・。