光は暴力・・。
そう言ってもおかしくないレベルの直射日光に、気怠げな絶望を感じる7月・・。
これから・・、さらに8月という延長戦が続くのか・・と思うと、想像力が臨界点を迎えて何故だか笑い出したいような気持ちになってしまうのだが、やることは決まっていて、僕はそれでも釣りに行く。
そんな、凶暴に生い茂る緑に出迎えられた7月・・。

― 草木よ・・凶暴過ぎるだろ・・。 ―
僕は、磯に立っている。
陽炎に揺れるF氏の背中を見ながら・・。
人はコレを「FUKUZAWA BOOT CAMP」と呼び、畏怖する・・。
F氏主催の灼熱の夏磯作戦の始まりだ・・
今回は、そんなF氏と繰り広げた7月の福岡夏磯3連戦をお届けしようと思う。
CONTENTS
釣行記録:夏磯①
初夏の終わり・・。
僕は苦戦していた。
何故なら、高水温期に突入したことにより、シーバスの活性が頗る悪化しているからだ・・。
それまでイージーに釣れてたか・・?と言われると、決してそうではなく、それでも行ったらなんとか釣れてたし、釣れずともシーバスの反応がそれなりに見て取れていたんだけど・・。
それが、ある日を境にパッタリと反応が落ち、確実に高水温期に突入したことを自覚した。
ベイトはわんさか入っている。
小規模ではあるが、イワシっぽい群れも見るし、ハクからイナッコサイズに成長したイナッコもウロウロしているし、トウゴロもワチャワチャしているのに、シーバスの気配が皆無と言っていいほどにサッパリだ。
定期的にパトロールしている幾つかのフィールドを見放した方が良いかもしれない・・。
では、何処へ行こうか・・。
磯・・行ってみるか。
ということで、F氏と休みが重なったこともあり、空気が地面を揺さぶる夏磯へやってきた・・。
そんな磯への道中の途中でチヌを見つける・・。

チヌがいますぜ!

やったりますか・・。
LEGARE FIELD MONITOR になった手前、LEGAREルアーを使うべきなんだけど、トップのラインナップがないので、ここはプガチョフをチョイスしてチヌを狙うも反応せず・・。
早々にチヌ狙いを諦め、磯に立ってアプローチするも反応せず・・。
サラシのない磯を、どう攻略すれば良いのか検討がつかず苦戦・・。

早々に詰んでもうた・・。
水浴び中のF氏の方も反応なし・・。

― どこ行っても満喫するよな、この子・・。 ―
このままでは無駄に消耗するだけな気がしたので相談の結果、早帰りすることが決まって、帰りにもう一度チヌを狙ってみたらF氏がクーカイスリムでチヌをキャッチ・・。

行った甲斐があるぜ・・。
その後、チヌに集中することにしてランガンするも無反応・・。
これはもう、ボウズ確定か・・。
熱にやられて、集中力はもうない・・。
けれども、F氏は最後まで集中力を切らさない・・。

最後に、アイツ狙いましょうか!

ぜぇぜぇ・・。
了解!
時間が少し余っていたので、もう一度見えチヌのいる場所に戻ってアプローチ・・。
チョイスしたのはユニフォース100F・・。
まずは、チヌの前で反転させて、少し巻いてストップを決めた直後に追い掛けてきてヒット・・。

― 見えチヌがまさかの良型 ―
完全に諦めていただけに、F氏の「もう一度、あの場所に戻りましょう・・」のS気の効いた言葉が無ければ取れていなかっただろう・・。
釣行記録:夏磯②
ウェーディングの方が、まだ涼しいから磯はもういいかな・・。
と、思ってはいたけれど、ウェーディング作戦で返り討ちにあったので磯に再び行くことに・・。
この日は、F氏のホームに招待されたので、僕にとっては初めてのフィールドに入ったんだけど・・。
まさか、こんなに歩くことになるなんて思いもしなかった・・。

F氏よ・・。
ゴールはまだですか?

え?
まだっすよ!
おかげでスタートする前から汗だく・・。
前回の磯では、少年のようにタイドプールに浸るF氏を眺めるだけで終わったが、さすがに今日は無理だ。
自分も水浴びをして、身も心も清めてスタート・・。
歩いた甲斐があったのか、それとも・・清めた甲斐があったのか・・この日の釣果は抜群だった・・。
まずは、先日発売されたばかりの、レガリア100LTにて・・。

― レガリア100LTにてキャッチしたヒラスズキ ―
試投の時に、シンペンでありながら、かなりサブサーフェスのレンジをユラユラと動いて、こりゃ良い・・なんて思っていたら、本当に良くて水面爆発バイトでヒラスズキが食い上げてきた。
レガリア100LTで何匹がキャッチしたので、次はレガリア100LTでは届かない距離をレガリア100にて・・。

― レガリア100にてキャッチしたヒラスズキ ―
LTもノーマルも優秀過ぎるだろ・・。
その後はフィールドワークをしながら、潮位が下がって、活性が落ちて来たのだが・・。
そんな状況でF氏がランカーヒラスズキをキャッチする・・。
これが歩いた価値なのだろうか・・。
F氏のBOOT CAMPに参加して、ただキツイだけじゃなかった・・。

― F氏がキャッチしたデカヒラスズキ ―
こんなサイズ・・夏にも出るんだな・・。
灼熱の磯に立ち入るには、それなりに覚悟が必要だが、その価値は充分にあった。
釣行記録:夏磯③
再び、灼熱の磯を避けて博多湾ウェーディングを敢行するも不発に終わったこともあって、鬱憤を晴らしに磯へGO・・。
この日は予報がコロコロと変化する感じで不安定・・。
せっかく、朝から磯に入ったというのに、雨に悩まされ低い波に悩まされ・・。
しばらく右往左往して、当初予定した場所には後々入れたが、今度は濁りが邪魔をする・・というハードな展開・・。
先行の権利を譲ってくれたF氏に甘え、濁りの少ない場所に入り、ユニフォース100Fで根周りを丁寧に流していると反応してくれました・・。

― ユニフォース100Fでキャッチしたヒラスズキ ―
こんな感じで、7月のFUKUZAWA BOOT CAMPが終了・・。
凄い、ハードだったけど、LEGAREルアーシリーズを使い倒すことが出来て、本当に良い経験が出来たと思う・・。
もっと、使い込んで熟練度を上げたいと思う・・。
最後に、LEGAREのリンクを・・。
読了・・有難うございました。