RBBロックショアヒップバックスタイルに変更して数ヶ月・・。通常のゲームベストと比較して、何が変わったのか書いてみる・・。

2025年1月。

僕はヒラマサと思しき魚とファイト中に怪我を負った。

理由は、ほとんど事後考察・・となってしまうが、ラインブレイクの瀬戸際で一瞬を惜しむくらいに焦っていたことや、駆け引きの際に生じたマルチタスクの優先順位や判断といった処理が出来なかったことが要因だと思う。

全ては、何度も何度もやられているヒラマサを今度こそキャッチしたい・・という気持ちに思考が絡め取られてしまったことが全ての始まりであり、終わりである。

足元の視認性が覚束ない状況で左へ左へと視界の隅に捉えた岩を飛び越えながら掛け抜けている状況で、足を撚る形で転倒し、岩と思っていた物体は、普段であれば容易に識別可能なレベルの岩に擬態した漁具の残骸だった。

幸いにもロッドもリールもぶつけておらずギア関係へのダメージは避けられたが、この一連のタイムロスによって優先順位最高位に位置していたヒラマサををキャッチする・・という項目に関してはラインブレイクにより途絶。

魚には逃げられ、怪我を負い、診断結果は右足首の剥離骨折。

約2ヶ月は磯に行けない苦渋の日々を送ることになるのだが、その2ヶ月の間は釣りに行けないので自然とお小遣いが蓄積したこともあり、ギアを更新することにした。

それが、RBBロックショアショートベストロックショアヒップバックを組み合わせたヒップバックスタイル・・。

今回の記事の内容である。

― ヒップバックからルアーケースを取り出している様子 ―

上の写真は逆行なので、ちと・・分かりづらいが、僕がヒップバックに更新したばかりの頃で、背面でのルアーケースの出し入れにモタモタしている写真だ。

そこから数ヶ月・・。

購入する前から、(怪我して暇だったので・・)雑記として3部におよび、いろいろと悩んだり悔やんだりを書き記しながら、今現在へ至るのだが・・。

【雑記−35】ブログ主・・ヒラスズキ至上最大究極の命題に挑む・・。

【雑記−36】スタイル変更の賽は投げられた・・。RBBのロックショアヒップバックⅡを買う。

【雑記−37】スタイル変更の賽は投げられた・・完。RBBのロックショアショートベストⅢを買う。

それなりに使い込んでみて、結果としては更新して良かったと思っている。

今回は、この雑記の集大成として、RBBで揃えた「ロックショアショートベスト」「ロックショアヒップバック」をインプレッションしてみようと思う。

実証①:ルアーボックス問題

〈雑記35〉で、無駄に駄文を書き殴ったルアーボックス問題・・。

ルアーボックスには「浅型」と「深型」があって、今までのゲームベスト(APIA ゲームベスト3)ではフロントポケットに浅型3箱分を収納(最大4箱可能)出来たが、ヒップバックスタイルになることで、持ち込めるルアーが減るのではないか?

・・と、普段から磯に持っていくルアーの量が多い自分の特性を打ち消してしまう問題について、購入を躊躇うほどに危惧していたのだが・・。

結果としてはルアーの総数を増やすことに成功した。

― ヒップバックスタイルで磯に立つ ―

単純な話になるのだが、背面ポケットをルアーケース枠に取り入れたことと、深型のボックスを活用しただけなのだが、ヒップバックスタイルに変更して背面ポケットに深型1箱、ヒップバックに深型1箱と浅型1箱の合計3箱で馴染んでいる。

ヒップバックに浅型と深型が入っているのは、それぞれに何のルアーが入っているのかある程度憶えておかないといけないが、いちいちルアーボックスを取り出して視認せずとも手を後ろに回してガサゴソ探るだけでどちらのケースが深型か浅型なのか判別し易いし、浅型と浅型で収納しているパターンと比べると出し入れする回数も減り、それに伴うストレスも減少したからだ。

結果として、再三ルアーを持ち込める総数が減るかもしれない・・と危惧しながらも、深型を活用することにより、実質的にはルアーの本数が増えたことになる(笑)。

腰の負担軽減!

ゲームベストスタイルからヒップバックスタイルに更新して、1番良い・・と感じたのは、腰の負担が抑えられていること・・ではないだろうか?

正直なところ、スタイルを変更することで腰の負担が軽減するなんて思っていなかったので、これぞ怪我の功名・・と言うべき嬉しい収穫ではある・・(笑)。

― 購入したてのヒップバックスタイルギア ―

もちろん、普段使っているAPIAのゲームベスト3には腰ベルトが搭載されているので、腰に重みを乗せて肩や腰の負荷が抑えられているのだが・・。

1日中フルでランガンしたり2〜3DAYSにおよぶ遠征では腰との付き合い方を考慮しないといけないような場面では、フロント面に収納スペースが少ないことで猫背になりにくく、軽量化に特化したRBBロックショアショートベストは腰の負担に一役買っているのではないかと感じた。

― ゲームベストギア装着時代の僕 ―

もちろん、足場が高くて腰を曲げてロッドを下げて足元までアプローチをさせるようなフィールドでは、腰が辛くなるし、決して腰痛持ちアングラーではないんだけど、腰痛持ちアングラーには是非ともオススメしたいアイテムである。

機動力UP!

いろんなインプレッションで、前面フロントポケットにルアーボックスが入らないだけで足元の視野が広くなり歩きやすい!・・と書いてあったが・・本当に歩きやすくなったと感じる。

特に、磯に降りる場面やランガン中で落ちたらCぬようなシチュエーションでは、自分の足元を見ながら飛んだり歩いたり出来るので、怪我のリスクが減ったように感じるし、今回ヒップバックスタイルに切り替えた要因が足元の視認性の改善だったので、改善されたと思う。

― 前面にフロントポケットがないので、大きく屈める。これも利点。 ―

また、磯ヒラ師なら瀬から瀬に飛んだりすることが多々あると思われるが、今までは腰ベルトが股関節の可動域が制限してしまい、普段だったら飛べるはずの1m弱の距離を飛べなかったりしたが、ヒップバックスタイルに変更して股関節の自由度が増した恩恵で跳躍力が伸びた気がする。

まとめ

今回のインプレッションは、いかがだっただろうか?

正直、「流行」や「主流」といった見えない流れには抵抗と忌避を抱くのが僕の特質ではあるのだが、ロックショア向けに作られたギアだけあって、100%の思いで買って良かったと感じており、後発で購入してしまったことに後悔すら感じている。

― 彼(F氏)のインプレッションを聞いて、購入に踏み切った。 ―

釣りという有限の趣味を長く楽しむには、日頃の体調管理もそうだが、怪我をしないことが1番長く楽しむコツなのかもしれない。

ギアの1つで命や身体を守れるのなら安いモノだと思う。

また良いアイテムがあれば紹介したいと思います。

それでは、また今度・・。

読了・・ありがとうございました。