北東の波から北西の波に切り替わり、ちょっとした角度の違いで、すぐに濁り散らかしていた近所の地磯・・。
そんな濁りやすい地磯もあらゆる角度からの波状攻撃を受ければ、当然のように濁りは薄れていく訳で、ようやく近所の地磯もサラシゲームを堪能出来る季節になってきた・・。
北〜北東寄りの波が多かった昨年(2024年)の今頃と違い、今年は北西がしっかりと吹いてくれるおかげで福岡地磯界隈では、本来海流を進むような魚までショアラインに接岸し、ちょっとした事件にもなっている・・。
それが、コチラ・・。

― REGALIA100でキャッチしたハガツオ ―
そう・・。
ハガツオ・・。
しかも2尾・・。

場所によっては、コシナガが入っていたりしたそうだが、なかなかこのような海流の申し子達が接岸することはないので、今年の福岡は当たり年かもしれない・・。
とりあえず、このハガツオについて書いていくのだが、駐車場に到着してすぐ・・本来なら波の砕けた音を聞きながら準備をするのがルーティーン・・。
だが、何か違う・・。
純粋な波の砕けた音に混じって、カラスとカモメの喧騒が入り混じっているように聞こえる・・。
頭上が騒がしいな・・と思って空を仰ぐと、鳥だらけ・・。
何かあるな・・。
準備を終えて磯に入ってみると、射程圏内に鳥山・・。
その時は、また小さな青物でも入ってるんだろう・・とか、ヒラスズキがビビって瀬際でしか釣れなくなるじゃねぇか・・と悪態をついていたが、鳥山を見ると投げたくなるのが釣り人というモノ・・。
幸先よく1尾をキャッチしたい欲望にまみれた僕は、REGALIA100をぶっ飛ばして海面をスキッピングさせていると側面から砲弾のような魚影がREGALIAを掻っ攫うようなバイトシーンを目撃してファイトに持ち込む。
あれ・・青物ってこんなにブルブルしてたっけ?
それに、よく走る・・。
手前まで寄せていくとマグロ族のシルエット・・。
まさかのハガツオのキャッチに成功・・。
依然として鳥山は射程圏なので、タイドプールにハガツオをぶっ込んで、今度は別のアプローチで狙いたくなったので、タイドミノースプラット140SFをチョイスしてジャーキングにて2尾目をキャッチ・・。

― 2尾目はタイドミノースプラット140SFでキャッチ ―
どうした・・近所の磯よ・・。
これが本来のポテンシャルなのか?
その後、一瞬で鳥山は去り、通常どおりヒラスズキ狙いにシフトしたところ、ノーバイト・・。
やはり、近所の地磯は甘くなかった・・。
しかし、ハガツオ・・。
リリースするには、勿体ない・・。
ということで、持ち帰り・・。

最近は、食べるより釣る・・を優先しているので、なかなか捌く機会はなかったけど、やはりハガツオ・・美味いな・・。
帰りに誰かいたらあげようかと思ったけど、誰もいなかったので2尾とも持ち帰り・・。
さすがに家族で食べれなかったので、会社の同僚にお裾分け・・。
やはり、ハガツオ最高だな・・。
次・・何年後に会えるのだろうか・・。
それでは、また今度・・。
