2021年の10月頃から本格的にロックショアの世界に魅了され、ヒラスズキの虜となったブログ主ですが、そんな人間のルアーインプレなんて需要はないとは思いますが、初めて日が浅い僕でもヒラスズキを釣ることができたルアー=初心者でも釣れるルアーという解釈であれば、多少の需要があるのではないかと思いルアーインプレを書いてみようと思った次第です。
ちなみに、ヒラスズキをメインに据える前まではシーバスをやっていたりライトゲームをやっていたりと、別の釣りからヒラスズキの世界にやってきたので、その時の癖や価値観が抜けずに少し邪道・・いや、かなり邪道なルアーでヒラスズキを釣っているので、そういうルアーも釣れたルアーとして紹介することで、読まれた方のヒラスズキに対する視野が広くなってくれたらこの記事は報われるのではないかと考えています。
それでは、ヒラスズキ初心者がヒラスズキを釣ったルアー紹介、スタートです・・。
CONTENTS
まずは、ガイアさんの“エリテン”こと、「エリア10(テン)」から。
このルアーは、ヒラスズキ用のミノー・・というよりは、主にマルスズキをメインターゲットにした港湾・河川攻略用ミノーで、サブサーフェス(表層直下)のレンジを引くことからバチ抜けシーズンで大活躍するルアーです。
このエリテンというルアー・・。
シーバスからヒラスズキへと流れてきた僕なので、もちろん長年使っているのですが、バチ以外にもバチアクション(表層引波立てるようにリトリーブ)させていないノーマルリトリーブ時に、マルスズキが見に来くるも反転して去っていったり(※釣れてはいない)、河川のシャロー帯やかけ上がりでノーマルリトリーブで引くとマルスズキが釣れたりと、表層(引波アクション)からサブサーフェス(タダ巻き)にかけてにおいて無類の強さを誇るフローティングミノーになります。
捕捉になりますが、ブルーブルーの村岡さんもバチシーズンではエリテンを軸(ルアーをそろえて)にして攻略の組み立てをすると言ってましたので、間違いなくバチ系最強ルアーの一角ではないかと思われます。
メーカー :ガイア
全長 :100mm
自重 :9g
カテゴリ :フローティングミノー
レンジ :0〜30cm(私しらべ)
アクション:ウォブンロール
フック :#8?✕3
リング :#3?
そんなバチ系最強ルアーのエリテン。
僕がエリテンをヒラスズキに使ったキッカケは、秘境というゴロタエリアのナイトゲームでマルスズキを狙っていた際に偶然ヒラスズキが釣れたことで、本格的にヒラスズキゲームに心酔した頃のルアー集めの際に、100mmサイズのサブサーフェス用ミノーとして手札として加えたのがキッカケになります。
また、現時点ではヒラスズキをトップで出したことはありませんが、どうやらヒラスズキはベタ凪という条件下でトップに反応するらしく、手持ちにコモモⅡやポッキーといったウェイクアクションのトップ系ルアーを持っているのですが、この2つのルアーよりもスリムなシルエットでウェイク(弱)という性質を持つエリテンはトップの釣りでも有効なのではないかと思えたことも手札に加えたキッカケのひとつです。
エリテンの強みとしては、僕個人的な評価にはなりますが、水面直下のサブフェースゾーンを超低速で引けるし、リトリーブを停止している状態でもドリフト等の流れのある状況下では勝手に泳いでくれるので、ルアーを見切られにくい濁りがある時やナイトゲーム等の条件下では無類の強さを誇るルアーだと思います。
そして、超低速◎という性質に加えて100mmというサイズと細身のシルエットが影響してヒラスズキやマルスズキ以外にもデカメバルやデカカサゴも釣れます。
エリテン最強じゃね?
だがしかし・・。
そうなんです・・。
表層〜サブサーフェスにおいて最強のルアーとして重宝しているエリテンですが弱点があります・・いや・・、結構・・たくさんあります。
まず、表層のバチ攻略用〜サブサーフェスというかなり浅いシャロー攻略ミノーという特質なので、サラシゲームや常に波が押し寄せる荒磯では使えません。基本的に波に揉まれて泳いでくれません。それに、エリア10EVOと違って固定重心という性質上、飛行姿勢はそこそこ安定していますが同じサイズのミノー各種の中ではダントツで飛んでくれません。
なので、ヒラスズキを狙うにおいて最適とされている爆風や荒波(サラシ)という天候的悪条件が揃わないとなかなか釣ることが難しい環境下でエリテンを使用するのが非常に難しいです。
例え、抜群のサラシが形成されていて、ヒラスズキ釣れるんじゃね?的な絶好の条件下でも、波待ちしてセットが終わったタイミングでしか投げることはできないし、低重心なルアーではないので3次元であらゆる角度から押し寄せてくる波に負けてサラシゾーンをうまく引けたとしても重心がずれてしっかり動いているのか不明です。
それに、射程距離が短くその上シャローを引くルアーなので足場の高い位置だと潜航しません。よって、そのような条件で浅いレンジを引きたい時には別のルアー・・つまり、飛距離もあってそれなりに潜航してくれる水噛みの良いルアーを選んでしまうので、ルアーを選ぶ際の脳内思考盤面にはエリテンはポップアップされません。
そして100mmという小さなサイズにも関わらず3フックという仕様なので大きなフックが背負えません。
3フックは掛けるまでは効率が良いですが、ランカーサイズや足場が高くぶっこ抜きor抜き上げてランディングしなくてはいけない状況では大きなフックを搭載できないので、足場のあるところからのランディングには難があります。
ということで、フックチューンに挑戦しまして、センターフックを除外してフロント・リアフックのみ#4(MH)に換装して試したことはありますが、若干動きのレスポンスが鈍る程度でそんなに変化は無さそうですが、未だに釣果にはたどり着いていません。
フックのことを書いてて思い出しましたが、ヒラスズキゲームにおいて純正フックをそのまま使用しないほうが賢明です。
エリア10EVOの方で写真を載せていますが、ランディングまで到達せずにフックアウトしてしまったのですがフックが弱いです。純正フックはパワーファイト系に向いていません。
そもそもエリテン自体が、ヒラスズキ用(磯用)ではないので酷評するのもどうかと思いますが、サラシゲームには向いていませんし、エリア10EVOの方がほんのちょっとだけサラシゲームには向いている気がします。
◆ 天候的悪条件適正✕・・。ただし、天候良ければ◯。
◆ 飛距離最弱・・。
◆ 足場高いところでは難あり・・。
◆ 磯でのパワーファイトはフックチューンが必要。
◆ 超低速でも泳ぐ!
エリテンのシンキングタイプとなったものがエリア10EVOです。
高比重タングステンウエイトシステム搭載とのことで、エリテンよりも飛距離が伸びてます。ただ、めちゃめちゃ飛ばないエリテンから少しだけ飛距離が上がっただけなので、客観的に飛ぶミノーか?と問われれば飛ぶミノーではありませんが、磯適正はエリテンよりも上かなと思います。
貫通ワイヤー構造でランカーサイズにも対応できますが、その場合は純正フックでは絶対に太刀打ちできないと思われますので、アクションは控えめにはなりますが#8(純正)から#8(MH)への換装や2フック化して大型フックへ換装等のフックチューンが必要になるかと思われます。
※ あくまでも磯での使用(パワーファイト)に限りますが、純正フックは使用しないことをオススメします。磯でヒラスズキを掛けたのですが、純正フック(リアフック要注目)ではこうなりました⇩
掛けたのは50〜60サイズのヒラスズキですが、こうなってしまいます。
フックアウトしてしまったので、後悔しかありません。
メーカー :ガイア
全長 :100mm
自重 :11.5g
カテゴリ :シンキンミノー
レンジ :20〜50cm(私しらべ)
アクション:ウォブンロール
フック :#8?✕3
リング :#3?
若干冷静にここまで書いていますが、なんと・・このテンエボがロックショアエリアでヒラスズキをキャッチしたルアー第1号になります。
テンエボプレゼントしてくれた
M兄に感謝だね!!
M兄様!ありがとうございます!!
波っ気のほとんどない真っ暗闇の磯で、無闇矢鱈にキャストを続けていたら喰ってきました。
偶然の産物(宿泊拠点にルアーボックスを忘れた)によるテンエボのチョイスでしたが、この日は9ヒット8バラシ1キャッチという大当たり!!という日でして、どこにシモリが点在しているのか、深いのか浅いのかさえよく分からないまま、ストップ&ゴーやスローリトリーブでドリフト気味に操作していると喰ってきました。
釣れた理由は不明です。個人的な感想ですが、エリテン由来のウォブンロールアクションが効いたのではないかと思われます。エリテンがシンキング化したことと、高比重タングステンウエイトシステム搭載になったことで着水後の初動のレスポンスが若干遅いのと、超低速ではローリングのみ(それが良いときも絶対にある)になったりと、エリテンよりも悪い部分はありますが、磯適正は明らかにテンエボの方が良いと思われます。
◆ エリア10より飛距離向上!ただし、飛ぶミノーではない・・。
◆ シンキング化したことでレンジ入力向上!⇒ドリフト性能UP!
◆ エリア10よりアクションがちょっとタイト(これが良い場合もあり悪い意味ではない)
◆ 超低速ではエリテンより泳ぎにくい・・。
◆ コスパ良し!
こちらは、釣具のポイントさんのPBブランド“リアルメソッド”から販売されているミノーです。
個人的な感覚的意見ですが、純正の状態でラインアイにリングが付いているのでそのままリングに接続して使用していますが、リングを外してラインアイに接続して泳がせると若干アクションが小さくなってモーションが速くなる印象です。ほとんど変わりはないアクションの変化ですがテールの振り幅が微妙に小さくなるので、ストップ&ゴーなどの停止させる直前の残像を残すようなゆるめのストップを決めたいときはリングを付けたままのほうが残像を残すようななめらかな動きになっているのではないかと思います。
※さきほども書きましたが、リングをとってもとらなくても、ほとんど変わりはありません。気分です。
メーカー :タカミヤ(リアルメソッド)
全長 :105mm
自重 :10g
カテゴリ :フローティングミノー
レンジ :0〜40cm
アクション:ウォブンロール
フック :#6?✕2
リング :#3?
セカンダリーの特徴としては、エリア10よりも10センチほど下のレンジを引きます。
それがレンジによるものなのか、それともアクションによるものなのか不明ではありますがエリア10では釣れなかったけれど、セカンダリーにしたら喰った・・という経験もあります。
エリア10の方がロールアクションがセカンダリーよりも強くて、超低速でも引けて、なおかつ、ストップさせていても流れに当たっていたらオートでロール回転していて、とどのつまりエリテンの方が釣れるだろう・・という信頼的なところでエリテンを最初に使うので、傾向的にセカンダリーは2番手となってしまうのですが、濁りがあってエリテンで引くには視認性が悪く魚がルアーを見つけにくいだろうなと思われる時はセカンダリーを1番手にすることもあります。
また、我々が秘境と呼ぶ奇跡のフィールドではセカンダリーのシラスピンクベリーカラーしか釣れなかった・・という釣行もあったり、カラーについてはそんなにこだわりをもっていない僕ではありますが、この釣行以降・・カラーを少しだけ意識するようになりました。
⇩の写真は夕暮れの時間帯のロックエリアでは水深50cmほどのピックアップ寸前のドシャロー帯まで追いかけて反転喰いしてきたヒラスズキさんです。
※このカラーがシラスピンクベリー。
セカンダリーの良いところはエリテンと違って2フック仕様なところです。⇧当時の釣行では#4(ダイソー)✕2というフックチューンでしたが、泳ぎのモーションが若干弱くなった印象でしたが釣れたので関係ないかと思われます。ダイソーフック#4でもフックが伸ばされましたので、次回のセカンダリーさんのフックチューンは#5(MH)or#4(MH)にしてみる予定です。
こんな感じでいろいろセカンダリーさんのことを書いてみましたが、廃盤ルアーです・・。
釣具のポイントさんへ確認してみましたが、今後の生産の予定はなく在庫限りのみの販売となっています。
こんなに釣れるのに・・。
◆ シラスピンクベリーカラーは全人類持つべき!
◆ 荒磯適正✕、だけど、波が無ければヒラスズキ適正◎!
◆ エリテンもコスパが良いけど、もっとコスパが良い!
◆ 廃盤・・(泣)。
続いて紹介するのは、主にアジやメバル、カマス等を狙うライト系プラグになるのですが、こちらも条件付きではありますが、ヒラスズキを釣ることができましたので紹介しようと思います。
⇩はロビン45Sで釣ったムッちゃん
セカンダリーに続いて、この2つのルアーも釣具のポイントでおなじみのタカミヤのプライベートブランド“リアルメソッド”から発売されているルアーです。
他のメーカーのライト系プラグの半分以下の価格で販売されているので、コスパが非常に良いです。なにより釣れます。この2つのルアーのおかげでライトプラッキングの釣り方を学ぶことができました。
ヒラスズキを釣った状況は、ナイトゲームのゴロタ場にてシーバス特有のボイル音や時々爆ぜるようなボイルがあったりとシーバスの活性が高いが、喰っているベイトが小さくて100mm以上のミノーでは反応してくれないときに、ロビンやスナイプを使ったところ釣果に繋がりました。つまり、マイクロベイト対策用ミノーというカテゴリに入るのではないかと思われるのですが・・、ヒラスズキを狙うためのタックル設計(ヒラスズキ用ロッドにヒラスズキ用リール、磯ヒラをキャッチするためのラインシステム)では扱えないルアーです。
ルアー自体が軽いので、まず飛びませんし、サラシゲームのような天候的悪条件下では絶対無理です。それに、ライントラブルの元凶になります。
⇩スナイプ50SS
⇩ロビン45S
メーカー :タカミヤ(リアルメソッド)
全長 :45mm
自重 :2.8g
カテゴリ :シンキングミノー
レンジ :20〜40
アクション:ウォブリング
フック :#12
リング :#1
スナイプの方はリップレス設計なので、水噛みがよく低速でもしっかり泳いでくれてドリフトが得意なイメージで、ロビンの方はウォブリングアクションなので喰い気のある魚が喰ってくるイメージがあります。なので、使い分け的にはまずはロビンをチョイスして魚の活性を確かめて、ロビンで釣れない場合はスナイプをチョイスして喰わせる・・。そんなイメージで使い分けをしています。
※⇩はフックを外して撮影してしまったのですが、スナイプでの釣果です。
◆ 荒磯適正✕・・パワーファイト✕・・。
◆ マッチザベイトに当てはまればヒラスズキ釣れる!
◆ ドラグゆるめでヒラスズキが狙えるところでは◎
◆ コスパ◯
ロビンやスナイプと同じくライト系ルアーであり、“20mm”というウルトラライトなルアーでもヒラスズキが釣れましたので紹介しようと思います。
メーカー :ダイワ
全長 :20mm
自重 :1g
カテゴリ :シンペン?
レンジ :5〜20cm
アクション:ローリング?
フック :#14
リング :#1
公式HPの表記ではプラグ、アクションの表記がなかったのでこちらで?を付けて表記を付けてますが、カテゴリだとシンペンに分類されると思いますし、僕の個人的な視覚的感覚ですがローリングしながら動いているのでローリングアクションだと思います。
このルアーをチョイスしたキッカケは、たまたまアジを狙っていたらヒラスズキ(ヒラセイゴ)が反転喰いしてきた感じなので、ヒラスズキを狙って釣ったわけではありませんが、当時はマイクロベイトが漂っていたのでアジはこれを喰っているだろうと思いチョイスした結果、ヒラセイゴが掛かった・・という出会い頭的キャッチです。
おそらくマッチザベイトによるものだと思われ、ヒラスズキもマイクロベイトを捕食していたんだと思います。
もちろん、スナイプやロビン同様にヒラスズキロッド&リールではキャストすらできないので、エギングロッド&リールやライト系タックルといったタックルシステムでフィネスな釣りで狙うことが可能です。
ライトタックルで掛けるので、ヒラセイゴでもめちゃめちゃスリルのある釣りが楽しめます。
◆ 荒磯適正✕
◆ リスク承知のマイクロベイトパターン対策
◆ フィネス的フィッシング推奨
◆ このルアーで豆アジも釣れる
ここで、ようやく磯適正◎のあるルアーでの釣果です。
僕がサラシの中で初めてヒラスズキをキャッチしたのはサスケ120裂波でした。
サラシの中でヒットさせたルアー第1号のサスケ120裂波。
そのときの状況としては、爆風とまではいきませんが、それなりの強風が吹き荒れていて波の方向と風の方向も一緒でサラシが伸びる状況で絶好のヒラスズキ日和・・。
サラシが広がりきった外側をなぞるようにイメージしてキャストした第1投目では何も反応はありませんでしたが、もうすこしサラシが効いている中央を通した第2投目でヒットするもフックアウト・・第2投のトレースラインに被せるようにキャストした第3投目でキャッチまで至りました。
メーカー :アイマ
全長 :120mm
自重 :17g
カテゴリ :フローティングミノー
レンジ :70〜90cm
アクション:ウォブンロール
フック :#6✕3
リング :#3
なんといっても、抜群の飛行姿勢で飛んでくれるので、だいたいイメージしたところに着水してくれキャスタビリティの高いルアーだと思います。
そして、波高1mくらいの波では波に揉まれずに泳いでくれるし、サラシの下をキッチリ泳いでくれます。絶妙なウォブンロールも釣れる要因だと思いますし、サラシの中というよりサラシの下を引くレンジが絶妙だと思います。
誕生日(アイマルアーにはそれぞれに誕生日がある)が2004年とほぼ20年前のルアーで、小さなマイナーチェンジはされているとは思いますが、この性能のルアーが約20年も前から存在していることに驚きしかありません。
※⇩キャッチと同時にフックアウトのため、ルアーの写真はありませんが、サスケ120裂波でヒラスズキを釣ったときのヒラスズキ
また、ヒラスズキを求めて近所の地磯開拓を現在進行系で進めておりますが、やたらチヌが釣れます。
ヒラスズキよりもチヌばかり釣ってます。キャスタビリティの高いサスケだからこそ攻略可能なキワ攻めでチヌしか釣れません。
噛み系のチヌのせいでカラーが剥離していると思いきや、どうやらカラーが剥離しやすいようで、ポロポロと剥離しやすいです。
◆ キャスタビリティ◎飛距離◯
◆ 荒磯適正◎
◆ カラーが剥離しやすい・・。
◆ パイロットルアーとして最適!
モンスターショットは80(30g)/95(40g)/110(50g)/125(60g)の4種類ほどラインナップがあるのですが、僕がヒラスズキを釣ったのは95mm(40g)で、ヒラスズキゲームにおいてヘビーシンペンの必要性を実証してくれたルアーです。
もともと、シーバスやってた頃ではアダージョ(モンスターショット・ヘビーショットの前のモデル)ばかり使っていたこともあったので、その後継となるヘビーショットやモンスターショットとは波長が合うだろうと思って実際にチョイスしたところ釣果に繋げることができました。
メーカー :デュエル
全長 :95mm
自重 :40g
カテゴリ :シンペン
レンジ :任意
アクション:ローリング
フック :#3✕2
リング :#4?
基本的にはゆっくりタダ巻きです。
青物を狙うならスキッピングやワンピッチジャーク等の操作が必要ですが、シーバスの場合はアダージョの頃からそうですが、タダ巻きで喰ってきます。
シンペンはミノーと違って引き抵抗を感じにくいルアーなので、何をしているのか分からない=シンペン=難しい・・という意識が先行して苦手意識を持つ人が多いと思います(僕がそうでした)。それでも、巻くだけで喰ってきますし、スレに強いのでミノーでは釣れなかった魚が釣れたりします。なので、シンペンに苦手意識を持つには勿体ないので是非ともモンスターショットやヘビーショットを使ってみてください!
なお、使っているリールのギア比によって1回転の巻き量が変わってくるし、ロッドの角度にもよりますが、タダ巻きといっても大差があるのですが、1秒間に1回転リールを巻く。というのを基準にして、浮き上がりやすいシンペンだったり高い足場によっては2秒間に1回転や3秒間に1回転という感じでテンポを変えれば勝手にシンペンがほぼ同じレンジを泳いでくれています。
ちなみに僕はアダージョ使ってる感覚でタダ巻きしながら磯場をキャストしてしまうので、すでに2回ほどロストしています。おそらく、浮き上がりにくい性質があるかと・・。よって、アダージョ使いにはヘビーショットの方が感覚的に似ていると思われます。
飛距離はほぼジグと同じくらい飛びます。さらに、飛行姿勢も安定しているので横風にも爆風にも強いので荒磯での使用にも向いていています。風による影響を加味してロングキャストすればミノーでは届かないエリアのピン撃ちやキワ攻めなんかも出来ます。
釣果になりますが、モンスターショットで2021年の年末にランカー磯マル、2022年1月早々に70センチのヒラスズキをキャッチしていて、アダージョ使ってたときも思っていたことですが、良型が掛かる確率(マッスルタイプ含む)が高いです。
モンスターショットは貫通ワイヤーに肉厚ボディの高強度設計なので不意の大物や青物のヒットにも対応できます。それに純正フックも#3というサイズなのでランカーヒラスズキはもちろん2〜3キロの青物にも純正フックで対応できると思います。
そんなモンスターショットですが、ヘビーシンペンという特徴に共通することですが一定のレンジを引くには難易度が高いということ・・。根掛り含め、レンジキープにはそれなりの経験とロストが必要かと思われます。
◆ 飛距離◎キャスタビリティ◎
◆ 極めれば磯やサーフ、オフショアでも使用可能!
◆ ヘビーショットと使い分けで攻略幅UP!
◆ヘビーシンペンの中ではコスパ◎
タイドミノースリム以外にSL12F−G(ダイワ)やKEEP125F(アイマ)などのスリム系ミノーの手札を模索中にキャッチまで繋げてくれたありがたいミノーです。
どうしてもサスケ120裂波でサラシの中でヒラスズキを出したので、サスケばかり使ってしまうところですが、サスケよりもちょっと上のレンジでヒラスズキを狙えるルアーやスレに強いと言われている「スリム」系のメリットを活かしたルアーを模索していたところで、タイドミノースリムに出会いました。
メーカー :デュオ
全長 :120mm
自重 :13g
カテゴリ :フローティングミノー
レンジ :60〜100cm
アクション:ローリング
フック :#6✕3
リング :#3
公式HPにはレンジ60〜100cmと書いてありますが、荒磯環境プラス足場にもよりますが20〜50cmほどのレンジを泳いでいて、サスケ120裂波よりもプラス10〜20センチくらい上のレンジを引いてくれます。
また、上から見ている限りではアクションはウォブンロールと思ってましたが、メーカー公式HPではローリングと書いてました。おそらく、ローリングで泳いでいるのでしょうが、長細いスリムな形状からおしりを振っているように見えるため、ウォブリング気味に見えてウォブンロールと思っていたようです。
飛距離は普通。飛ばないミノーでも飛ぶミノーでもありませんが、飛行姿勢が素晴らしいのでキャスト精度は抜群です。ミッドレンジミノーではないので足場の高い位置では足元までしっかり引きにくいですが、キャスタビリティの高いルアーなので足場の高い位置からピン撃ちやドリフトで岩のキワを狙う等の攻略は可能なので、汎用性は広いと思われます。
スローリトリーブでもしっかり泳ぐので、ゆっくりサラシの中を引くことが可能です。ノーマルリトリーブではアクションが破綻することはありませんがブリブリ泳ぎます。ファストリトリーブでは、アクションが破綻することもなくブリブリ一定のレンジを引けますが、僕の中ではスローが一番釣れそうな印象です。
フックは純正でSPMH#6・・つまりがまかつフックを搭載しているのですが、スリムの弱点なのか、これ以上フックサイズを大きくすると泳ぎが損なわれるイメージです。
◆ スレに強い!◆ スレに強い!
◆ 荒磯適正◎
◆ 飛距離は普通だがキャスト精度◎
◆ どんなリトリーブでもしっかり泳ぐ!
ヒラスズキをメインにしている人からしたら、サスケ裂波とタイドミノースリムしか参考にならねーじゃねぇか!(しかも、サスケ裂波もタイドミノースリムも俺のほうが使いこなしてるわ!)と思われ、裂波やスリム書くより裂空やスプラットなんかの新しいルアーのインプレしろよ!・・と思われているでしょうが、ヒラスズキ初心者からしたら前の世代の有名ミノーに触れて、その偉大さを知ることで次世代のミノーがどれだけ優れたものなのか・・進化の流れを改めて知ることができると思われるので、この選択は間違いないルートなのではないかと思っています。
いずれは次世代ルアーのインプレを書いてみようとは考えているのですが、なかなか1ルアー=1記事まで仕立てるには語彙力も文章力もまだまだなので、その方面も学ぶ必要があるのですが、いずれは1ルアー=1記事書けるようになるまで観察眼を高めて釣果をあげたいと思います。
読了、ありがとうございました!!