【ミミズコンポスト②】観察日誌 7・8月編

7月はじめに設置したミミズコンポスト・・。

現在・・開始して2ヶ月が経過しました・・。

定期的な水の補充やご飯の補充なんかはありますが、それ以外はほとんど放置の野放し状態で2ヶ月が経過・・にも関わらずミミズさんたちは大変元気に増えております(笑)・・。

そんな感じで2ヶ月が経過してしまったので・・あまり書く材料がないのであります・・(汗)。

本来は月ごとに書いてみようと考えていましたが、スタートから1ヶ月の間はとくに何かすることも何か起きることもなく、ただ日々ごはんを与えるという平和な日々しかなく、ボリューム的な問題で記事化できず・・。

1ヶ月を過ぎたあたりから、ようやくではありますが、それなりに文章化できる材料とボリュームが揃いましたので、2ヶ月分をまとめて言葉に書いていく次第です。

※ どこかのタイミングでミミズの写真が出てきますので、閲覧には注意してください!

それでは、書いてみようと思います。

1:ミミコンスタート!

まずは特に話題がなくて材料不足で書けなかったスタート〜1ヶ月までの話から・・。

ミミ達(イメージアップの啓蒙活動の一環で”ミミズ”から”ミミ”と呼称)の最初のご飯は、花壇の方で育ったトウモロコシのヤングコーンで、捨てるはずの葉やヒゲがミミのご飯となりました。

もちろん、中身の方は人間(主に我が子)がバター炒めで収穫初日で、たった一夜の晩ごはんで全てたいらげたのですが、ミミ達のご飯として、葉やヒゲを分解されやすいようにハサミで刻んだものを土と混ぜて与えてみることにしました。これが、ミミズコンポスト最初のミミのごはんです。

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そういえば、ミミは歯あるの?

と思いまして、観察しようと思いましたが・・どうやら僕のことを嫌いのようで、捕まえるとそっぽを向いて土に帰ろうとするので確認はできていません・・。

ただ・・なんとなくですが・・ミミには歯(若しくは牙的なもの)がないと思います。・・なので、そのまま葉やヒゲを千切りながら食べないと思うんですよね・・。おそらくではありますが、別の分解者によって食べやすくなったものをミミが食べてるんじゃないかと・・思うので、より一層早くミミにトウモロコシの葉やヒゲを食べてもらいたかったので、切り刻むという工程を入れています。

ミミの大好物や嫌いな食べ物がよく分からず、トウモロコシの葉やヒゲを与えてみたものの、果たしてこれで大丈夫なのだろうか・・ミミ達は生きていけるのだろうか・・というスタート。

・・でしたが、最初の方は少し掘るだけでミミが徐々に少なくなっているような気がして、それに、動きも緩慢で弱っているように見えて、早くも失敗したのでは・・と、不安が先行した2〜3日でしたが、1週間くらい経過したあたりから、土を混ぜても刻んだヤングコーンの葉やヒゲらしい形跡が分解され土に還りはじめたあたりから、小さなミミがいたり、生命誕生のサイクルが回っていることを確認し、そんな不安が消えました。

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トウモロコシは食べてくれる!

これらを分解したのはミミだけの力ではないことは理解しているつもりですが、あらてめて分解者・・すげぇな・・と驚くばかりでした。

その後、ヤングコーンではなく本体のトウモロコシの収穫も終わり、本体の方の葉やヒゲを再び与えました。きっと喜んで食べてくれたと思われます。

ちなみに、トウモロコシの芯や茎は硬いし、分解が遅いのではないかと思われましたので、こちらは家庭用ゴミ行きとなりましたが、葉だけでもゴミの削減に成功したので良しと考えています。

また、いろいろ調べていて、トウモロコシのヒゲは天ぷらで美味しいということを知り、かなりの量をミミに与えたことを後悔しましたが、ミミはどちらかというと葉よりもヒゲの方に多く集まっていたので、彼らは彼らなりに葉よりもヒゲの方が美味しいという検証結果を得られました。次回はミミに与えずに人間の方で全て召し上がろうと思います。

2:ミミの家がプランターの理由・・。

ミミ達の家(プランター)は3つに分けています。

特に何かしらの比較をするために分けたのではなく、ただ、プランターが3つ余っていたのでそれを使ってミミコンとして運用しているだけですが・・。

妻から「どうして畑で直接(ミミコン)しないの?」と聞かれたことがあります。

もちろん、畑の中にもミミを解き放っているので、畑の土を使って直接ミミコンできると思っているのでしょうが、それにはちゃんとした理由がありまして、それは、ミミ達に与えるごはんの発酵が終わっていないという理由なんです・・。

発酵とは、微生物によって有機物が分解されることを言いますが、発酵を終えずにこのまま畑の中に投入してしまうと、野菜達が育つ土のなかで発酵するということになるのですが、この発酵が野菜たちには悪影響でして、どうやら根腐れの原因になるようです・・。

それに、土を掘り返す度に根を傷つける可能性が高くなります・・。

ミミ達にとっては家が広くなってプランターよりもノビノビ生活できるかもしれませんが、目的の野菜つくりに悪影響がある可能性がありましたので、畑の中で直接ミミコンはしていません。

3:オクラの生育に変化が・・。

前回記事”ミミコン序盤編”に少しだけ書いたオクラの生育実験の結果でありますが、実験に成功したのではないかと思える結果が出ています。

結果の方は、そちらの記事を読んでもらうことにするとして、ここではどんな実験(運用)をしたのかを書いてみようと思います。

まずは、プランターの設置状況から・・。

この3つのプランターの中でミミ達が生活しているプランターです。

少し掘れば自然環境下では我先にと逃げる彼らですが、此処では「あん?またかよ?」と掘り起こされることに慣れてしまい寝起きの人間のようでなかなか動かないミミ達が生活しております。

右のプランターにてスプラウト野菜が萌芽しておりますが、これは菜園別エリアで育った虫に食べられたミニトマトの実の中にあった種が萌芽したもので、我がミミコンでは食品ゴミの他に、菜園で育った雑草含む食べられない野菜の一部なんかも刻んで与えており、そこから育ったスプラウトミニトマトですが、速攻除去、ちぎって土に還してミミの食料にします。

ほとんどの土中の分解者もそうですが、ミミたちは太陽の光を嫌うので、写真に撮ってはいませんが、普段はプランターの上に板を乗せて日陰をつくってミミがなるべく活動しやすい環境を作っています。

話が脱線したので実験の説明に戻ります。

写真の左のプランターと真ん中のプランターの間に植物の幹が写っておりますが、これはオクラの幹でして、雨が降るとプランター内のミミズの液肥が底から排出され、オクラが栄養として吸収するシステムです。

菜園ではオクラ①、キュウリ、オクラ②がその区画で育っているので、それぞれの根本にプランターを配置してミミコン運用しようと考えておりましたが、オクラさんの生育実験をしたかったのでオクラ①のそばにだけミミコンプランターを置いて実験を開始しました。

結果・・2本のオクラが収穫期を迎える少し前からスタートしたミミコンシステムですが、前回書いた記事のとおりオクラの生育にかなりの差が出ていてミミコンシステムの素晴らしさを感じる一方、1ヶ月も順調に進んでいれば、当然ミミの数も増えるのは事実でして、最初の頃は掘ってみるとちらほら見つかるレベルのミミ達でしたが、今では屋根として使っている板を取るだけで、「うっ・・」と吐息が出るほど無数のミミ−が表面直下で蠢いていまして、それはそれは・・なかなかの絵図でございます。

4:ミミのごはんはバナナの皮!

最初の方はトウモロコシの葉やヒゲを与えていましたが、普段はバナナの皮をハサミで切り刻んだモノとコーヒーカスを冷凍して解凍したモノ与えています。

⇓の写真は冷凍前のコーヒーカスとバナナの皮(刻み)です。こんな感じでタッパーで冷凍しています。

冷凍している理由は、そのまま与えるよりも冷凍することにより細胞破壊が促進されて解凍後の分解が早くなるから・・と、勝手にイメージして冷凍させています。

分解には発酵(人間にとって有益な分解)と腐敗(人間にとって有害な分解)がありまして、分解が遅いと腐敗して悪臭の原因になるのでは・・と考えたのが冷凍するという工程が増えた結果なのですが、冷凍したおかげなのかコーヒーカスが匂いを吸着しているのか定かではありませんが、1ヶ月が経過した現段階において一度も悪臭が発生したことはありません。

それに、悪臭はゴキブリやハエを呼び寄せるのでは・・とも思っていまして・・我が家では僕以外すべての家族がミミズコンポスト反対派ということもあり、そういう虫を呼び寄せてしまうと、せっかくスタートしたミミズコンポストがストップしてしまう可能性もあって、悪臭に関しては、はなんとしても避けたかったのですが、これまで一度も発生しないということは喜ばしいことであります。

5:ミミズ啓蒙活動開始!

僕以外の家族がミミコン設置に反対のswitch家・・。

悪臭を出したり、ゴキブリが出たりハエが湧いたりすると一発終了の可能性もありますので、それなりに気にしながら運用していますが、現在のところは夏を迎えても反対勢が勢いづくようなイベントの発生もなく平和なミミコン運用ができております。

だったら、こちら(肯定派、自分だけ)から攻めてみようということになりまして、ミミズ啓蒙活動を開始!まずは、少しでもミミズさんのイメージアップを図りたくて、“ミミー”“ミミーちゃん”と家族の中で呼ぶことにしました。

イメージアップ作戦開始当初は、「こいつ頭イカれたんか?」と訝しむ妻ではありましたが、1ヶ月も経過すると気にしないようになり、子供が興味を持つようになりました。明らかに周囲の嫌悪感が柔らかくなっているのは気のせいではないと思います。

ちなみに、僕がバナナの皮をハサミで細かく切っていると、次女が「ミミズさんのエサ?」と聞いてくるので、「ミミーのごはんだよ」と、”エサ”ではなく、あくまでも”ごはん”と少しでも言葉遣いを愛情のある言い回しを遣うように心がけています。

功を奏したのか、次女の方はミミズ≒嫌悪から、ミミズ≒もしかして良い奴?に変化しているようでして、啓蒙活動が実を結んだと思われます。

以上、スタートから2ヶ月までの日誌になります。

6:まとめ

ミミコン8月編・・いかがでしたか?

ミミズコンポストといっても、加熱調理した後の生ゴミなんかを入れていないので、果たして僕のやっている運動は生ゴミコンポストなのか?と言われればそうではないのかもしれませんが、今まで家庭用ゴミとして捨てていたコーヒーカスやバナナの皮だけでもミミ達のご飯として使っているので多少なりコンポストとしての役割を担っていると思いますし、それなりにゴミの削減には役立っているのではないでしょうか。

今年の8月はお盆期間中ずっと雨が降ってたりと、7月の方が暑かったんじゃないかと思うレベルの8月でしたが、ミミたちがそれなりに順調に育っているので残暑極まる9月も乗り越えて欲しいと思うばかりです。

それでは次回は9月編を書いてみようと思います。

読んで頂き、ありがとうございましたm(_ _)m