1日目の02:45にナイトゲームで使用したルアーを干している写真があるので、我々が寝たのは早くとも03:00頃・・でしょうか・・。
初日のナイトゲームで使用したルアーの数々・・。
約1時間半ほどの仮眠をとり、04:30起床・・。
これより、我々の2日目がスタートする・・。
気分は上々・・。
まだ、初日の勢いが残りまくっていて、ジブリの「もののけ姫」風に例えるならば、アシタカが初めて獅子神と対峙した際に呪われた右腕が暴走を始めようとするのですが・・それを屈強なメンタルと左腕で抑え込むシーン・・。
なんだか・・それに似ている気がします・・。
落ち着け・・。
俺の豆腐メンタル・・。
・・とこんな感じで・・。
前日から全く眠れないまま一瞬の仮眠を取っただけですが、気分はリフレッシュ!
この遠征の中で最もチャンスだった初日をフルボウズで終えた状況・・ではありますが、気力は全く衰えておらず、対馬遠征の2日目を迎えました・・。
これからのプランとしては、これから準備を整え次第・・出立。
そして、未明の時間から目的地へエントリーして、朝マズメから磯に立ち、ヒラスズキにアプローチを開始するプラン・・。
もう朝か・・。
めちゃ寒い・・。
あまりの寒さに外に出れないブログ主・・。
防寒着を脱いで寝袋に包まれていたためか、身体が冷えているので防寒着を再び着込んだ後に徐々に目を覚ましていく・・。
さらに身体を温めたかったので、テントの中で・・窮屈ではありますがローコットの収納や荷物整理や勝負服への着替え等を行い、冷めた身体を少しでも温めて外に出ると、友人Kも撤収準備に励んでおり、彼の目が昨日よりもギラギラと燃えているように感じた・・。
そう・・。
今日から、凪の対馬を相手にヒラスズキにアプローチを仕掛けていかなければならないのだ・・。
彼の目が燃えているのは、間違いなく高難易度のヒラスズキ釣りに立ち向かうために宿った「野心の火」だと僕は思う・・。
アチチ・・。
久しく見ていなかった彼の本気・・。
僕もストイックな方だと言われているけれど、僕から見ても彼の方が断然ストイックだと思うので、そんな男をバチバチに燃え上がらせ、眠れぬ獅子を呼び起こしてしまったのだ・・。
対馬の洗礼なんぞ、彼の迸る体温で一瞬で蒸発させられるに決まってる・・。
そうに決まってる・・。
今日・・。
防寒装備整えたいからさ・・。
家に戻って良い?
・・・・・。
対馬遠征2023・・2日目がスタート。
CONTENTS
撤収作業を終え、我々は車に乗り込み、暖房全開で車を走らせ、至るところで遭遇するシカに驚きながら2日目最初のフィールドへ到着・・。
今日から凪の3日間・・。
友人K曰く、潮流と風の向きが噛み合う場所に勝機(微サラシ)があるという・・。
この場所なら・・、
波はあると思う!
そういえば、初日の夜・・。
数えてはいないけれど、真っ暗闇の中で何十個も尾を引く流れ星を目撃していた・・。
対馬の空が徐々に明るくなっていくのを見ながら、それでも流れ星がキラリと光ったので、「微サラシよ・・どうかお願いします」と願ってからエントリーするのでした・・。
まもなく朝が始まる・・。
エントリーの道中・・。
対馬の岩肌が下の写真のように風化しているのを何度も見てきた・・。
まだまだ、対馬の「つ」の字も知らないブログ主ですが、対馬の岩盤の地形としてはこんな感じの岩肌が多い気がする・・。
波や風、紫外線等で劣化・風化した岩盤・・。
これが、決して脆い訳ではない岩肌で・・。
これらの破片が堆積して浜を形成しているので、ゴロタ浜でも波打ち際が濁りを帯びていたりと、やはり福岡では考えられない環境のように見えた・・。
勝手な想像ですが、対馬一帯の沿岸の地形は、何千年もの悠久の時を経て岩肌が削られて出来た地形のような気がしています・・。
それ故に、波打ち際周辺一帯が波風で削られた結果・・ひどく浅く、まるで奄美大島や沖縄のショアのリーフ帯で釣りをするように浅くなってしまっているんだろうと推察・・。
そして、2日目最初のフィールドもそんな感じで、遠浅の海底が広がっていいそうな磯場に微サラシが広がっている・・。
微サラシという希望がココにはあった・・。
波高はセットのタイミングであれば、あっても50cmくらいだろうか・・。
分かる人なら一目で分かるドシャロー帯・・。
波がそれくらいだから、もう少し沖の立ち位置へ行けるか・・と言われると、30分に一度、それよりも高い波が押し寄せるので、危険を感じて進めないし、サラシが広がる面の直下は膝下くらいの水深が広がっていそうなイメージ・・。
少しでも適応しなければ・・。
サラシの広がるエリアのほとんどがミノーで届く射程圏ですが、ひどく浅い・・。
こんなドシャローに対馬のヒラスズキが定位するのか・・今の僕では分からないところなので、可能性があるとしてはサラシの出る表側・・というよりはサラシの出る岩の裏側が深そう・・。
従って、サラシの裏側を狙える立ち位置を模索しながら観察するのですが安全そうな立ち位置が見つからず・・。
とりあえず、コモモⅡを先発起用させて、サラシが沖へ払い出すピンをダウンに入れてピンポイントに狙うも反応はない・・。
これをアップで狙えたら・・。
アップクロスにアプローチするべく、立ち位置を変えてみますが立てるような位置が見つからない・・。
それでも、少しでもアップ気味にアプローチできるような箇所を見つけ、明らかなドシャロー帯ではありますが、ブローウィン125Fスリムを流していると、ヒラスズキではなさそうな真っ黒な魚がヒット・・。
アラカブさん???
有識者へ確認したところ、アラカブと思っていた魚は「ムラソイ」のようで、ブログ主・・初めて「ムラソイ」を釣ることに成功しました・・。
2日目にしてようやく対馬1尾目をキャッチしたブログ主・・。
ドシャロー帯ということもあって、このような根魚が表層系のルアーに反応したと思われますが、間違いなくベイトがいるから活性が高まっていると考察・・。
ヒラスズキがいるのなら・・。
おそらく喰ってくるだろう・・。
そんな考察しながら、この小島周りのフィールドの調査も終わったので、友人Kが向かった磯周りへ向かおうと思っていたら、友人Kが小島フィールドへやって来た・・。
情報共有をしたところ、ヒラスズキから1バイトの反応を得られたとのこと・・。
磯ギワにベッタリ・・。
こちらはムラソイ1尾・・。
あと30分ほどしたら見切りをつけようとなったので、磯周りへの移動を断念して再び小島周りで粘っていたところ、ガボッツ150にて再び良型のムラソイをキャッチ・・。
ムラソイさん・・こんな大きなルアーにも反応するのね・・。
そして、サスケ140裂波でサラシの裏をダウンで磯を舐めるようにトレースしていたら、真っ黒なムラソイの親玉のようなヤツが喰い上げて反転・・。
その後、岩にラインが接触しラインブレイク・・。
買ったばかりの裂波・・。
このフィールドを撃ち尽くしたこともあって撤退・・。
対馬遠征2日目の1箇所目もヒラスズキをキャッチできずに不発に終わるのでした・・。
遠征2日目の第一フィールドが終了・・。
予定では、別フィールドへ再エントリーする予定でしたが、《防寒対策》が万全ではなかったため、一度・・友人Kの自宅である下対馬まで下りて防寒アイテムを補充する緊急案件が発生した為、我々は上対馬へ戻るプランに舵を取る・・。
ごめんよぉー!
無問題!
三楽さんへ行こう!
第一フィールドから下対馬への道中・・。
水道完備の公園に立ち寄って、ルアーの塩抜きやリールを水洗いして道具を整わせる・・。
このルアーセレクトからして、今日のエリアがどれだけ浅いか伺えることでしょう・・。
トップ
・ ガボッツ150
・ ポッキー120
シャロー系
・ コモモⅡ
・ アイボーン118F
・ スリムアサシン149F
・ バレーヌ125F
・ ブローウィン125Fスリム
・ ピース100
ちょい下
・ サスケ120裂波
対馬へ出立する少し前の釣行で、シャロー系ミノーの使い方を実釣を通じて学んで良かったと痛感・・。
2日目に使ったルアー達・・。
道具の整備が終わり、その後は温泉へ・・。
自分の身体を整えるべく温泉へ入り、続いてサウナからの冷水に浸かり心頭滅却・・。
ぐはぁー・・。
整うぅーーー・・。
明鏡止水の境地から導き出した自問自答は、「お前さんよ・・投げ急ぐな・・」という脳からのお告げをもらい、反省・・。
風呂上がりのコーヒー牛乳、これは格別・・。
その後、再び三楽寿しさんへ立ち寄り、絶品ソフトクリームを頂いて、過剰に糖分を補給することに成功・・。
最高の糖分補給完了!
その後、運転を交代しながら南下し、友人K宅へ到着・・。
ようやく奥様へお土産を渡すことに成功し、自宅で作戦会議と必要・不必要な道具の整理を行い、残りの遠征を上対馬に絞り再度出発・・。
心も道具も整えに整えた我々は、上対馬を目指して北上・・。
夕マヅメには間に合いませんでしたが、2日目の第2フィールドはナイトゲームで小規模河川へエントリー・・。
このフィールドの調査・・。
手伝ってくれ!!
了解した!
ナイトシーバスはブログ主の得意分野でもあるので、少しでも友人Kの今後のシーバス釣りの参考になればと思い、ルアーをナイトゲーム用に切り替えて、スタートフィッシング・・。
このフィールドは、明暗のはっきりした橋脚が絡んだ小規模河川・・。
狙い目としては、やはり橋脚の明暗が1番になるのですが、いきなり橋脚を狙っても散らかすだけで、水質がクリアな分・・無闇矢鱈にキャストするのは釣れない要因を拡張するだけとなるので、まずは橋脚の上流部の第二明暗のアップからスタート・・。
先発は、マニックフィッシュ77・・。
キャスタビリティにも優れ、トップ〜サブサーフェスをスローに狙える優秀なシンペンをチョイス・・。
これを、広範囲に扇状にキャストしながら、河川のどの位置で流れが変化するのかをサーチしつつ地形を見極めていくも、第2明暗中心のアプローチでは不発に終わる・・。
流れも分かったから・・。
本命ポイントやりますか・・。
続いて、橋脚周りに立ち位置を変更しアプローチ開始・・。
引き続き、橋脚の明暗をマニックフィッシュ77のドリフトでアプローチしましたが、流れがイマイチでライン先行しないまま沈んでしまうので、シンペン系ではなく、コモモSF95スリムのキャスト後の放置でラインを暗部の中心へ送り込み送り込み・・リトリーブでラインを張ってルアーが180度ターンした直後にショートバイト・・。
居た!
初手のルアー間違えたのが痛い・・。
最初からマニックフィッシュではなく、コモモ95を投げておけば・・と反省しつつも、同じコースでは反応を得られず・・。
今度は、橋脚周りを同じメソッドのライン先行のドリフトの明暗の境目で、またしても「バシュ!」とボイル音がしてのショートバイト・・。
ぐぬぬ・・。
喰いが浅い・・。
レンジか?サイズ感か?
あと1つピースが揃えば、キャッチまで到達できるのに・・。
このあたりから、照葉の運河並みに激流の引き潮になったり、すぐに潮が緩んだと思ったら、今度は上げ潮の激流になったりと少し意味が分からない逆流現象が発生する・・。
いつもこんな感じ?
今日で2度目だから分かんない・・。
一定の一方向からの流れであればシーバスの頭の向きも定位する場所も掴めるのですが、5分〜10分おきに流れが反転を繰り返すので、パターンを掴めず・・。
その後、すぐに橋脚の下流側にエントリーしていた友人Kが「ベイトが結構いる!」との情報をもらい、2人で下流へ移動したところ、ベイトの正体がイナッコの群れと判明し、イナッコが表層を漂っていることを確認する・・。
後は、シーバス達がボイルしていればチャンス・・なのですが、現時点ではボイル音は確認できず・・。
とりあえず、ルアーをバイブラマレットに変えて、キャスト毎にトップ気味から徐々にレンジを変えながらサーチしていたところ、ピックアップ寸前にバイトが・・。
魚はいる!
経験上・・これだけのイナッコが表層に浮いている場合は、レンジをイナッコに合わせるとルアーが紛れてしまうため、難しいと言えば難しい・・。
しかし、居付きの橋脚狙いよりもイージー(シーバスが付いているのなら)な展開・・。
イナッコの・・
ちょい下を引けるルアーが良いかも!
了解!
スイッチヒッターでやってみる!
その直後・・。
友人Kにヒット・・。
シーバスじゃなさそう・・。
どうやらエラ洗いしないようだ・・。
手前に来たところで、ライトを点けて魚体を確認したところマゴチ!
友人K・・初めてマゴチのキャッチに成功する!
友人Kがキャッチしたマゴチ・・。
では、ブログ主は違ったメソッドでアプローチを・・。
ブローウィン80Sのトゥイッチ⇒トゥイッチ⇒リトリーブのリトリーブでヒットに成功!
反転の首の振り方がヒラスズキっぽかったので、「ヒラ!絶対ヒラスズキ!」と言いながら友人Kにタモ入れを手伝ってもらったところ、ヒラスズキではなくキビレ・・。
対馬2魚種目はキビレ!
ようやく1キャッチ・・。
昨日のゴロタといい、今回の小規模河川といい、ナイトゲームの先輩として友人Kにアドバイスしつつも全く良い場面を見せることができていなかったブログ主・・。
ようやくこの1キャッチで心が落ち着く・・(笑)。
ここから巻き返す!!!
そう思い、ヒラメでもいないかなぁ・・と思い、サスケ120裂波をチョイスした直後に友人Kがまたしてもヒット!
エラ洗いしているのでスズキ確定・・(汗)。
手前まで寄せたのでライトを照らしたところ、白銀の魚体・・。
ヒラスズキや!!!
マジで!!!
マルかと思いきや、まさかのヒラ!!
その後は、流れが止まり活性が落ち着く・・。
ヒラメ狙いのブログ主はその後、撃沈・・。
まだまだ居残りしてたら、あと1〜2尾ほど何かしらの魚が出せていそうな雰囲気はありましたが、明日のエントリーもあるため移動を決意・・。
長時間の北上移動・・。
途中で、お腹が減ったため特製三楽弁当を食べて空腹を満たす・・。
愛情弁当・・ありがとうございました!!!
この前後の時間帯・・。
お互いにいきなりバッテリー切れを引き起こし、あまり記憶が定かではない・・。
友人Kに話し掛けるも「うん」しか言わないし、対馬遠征前日からほとんど眠れていないブログ主・・。
このまま北上することは命に関わると思えたので、自販機のある路肩に車を停めてもらい一言・・。
寝よう!
おけ!
遠征2日目・・まさかのバッテリー切れで終えるのでした・・。