師走から続いた我が職場の繁忙期・・。
その後の年末年始も走り抜け・・。
ようやく待ちに待った連休が来た・・と思えば同僚達がインフルエンザで忽然と姿を消して行く・・。
交代制の業務ゆえ・・勤務代行で「連休」が「激務」へと変わり、「なぜ・・僕は、こんなに頑張っているのに感染しないんだ・・」と、自分の健全な体力と臓器と精神に嘆き悲しみながらも東奔西走の日々は続いて、あっという間に1月中旬を迎えた・・。
その間、釣行回数はゼロ・・。
もちろん・・、そんな東奔西走の中でも「休み」・・は少なからずあって、行ける・・と言えば行けたのだが、そんな貴重な休みの日に限って大寒波襲来・・のせいで釣りに行く機会を失っていた・・。
今回・・ようやく天気に恵まれたこともあって、2週間以上ぶりに釣行に・・磯へ行くことが出来た。
久しぶりの釣行・・。
前回の釣行までは、まだ厳寒期一歩手前・・という感じの海だったが、そこから数回ほど大寒波が訪れた・・。
果たして、海は厳寒期なのか・・それとも暖冬の影響で厳寒期に達していないのか・・昨年同様に調査感覚で調べに行ってみたので、いろいろと書いてみようと思う・・。
釣行記録:前半・・。
2週間も釣りに行かぬと、「あれ・・僕は何をしてたんだろう・・」と記憶喪失的な感じで釣りの熱量がバッサリ削げ落ちてしまい、釣りに行く為にはパワーが要る・・。
これが、僕が凡人であり非凡ではない証明の1つになるのだが、僕は非凡な彼らと違って別に釣りがなくとも生きていける。
今・・「釣欲」が落ち込んでいるターンの状況で思っていることを書いているので、真偽の方は不明であるが、このテンションからモチベーションを上げていくのは大変だ・・。
なにせ、今回は同僚のインフルや大寒波襲来により、なるべく良い状況でスタートを切れていない・・。
少しでも希望があれば足も軽いだろう・・。
そう・・僕は拗ねているのだ。
何事にも最初が肝心なのに、《その最初》を挫かれてしまってウジウジしている。
この状況で・・これだけ、水温も下がり希望の火が消えた海のどこに希望があるのだろうか・・。
まだ、10日以内だったら記憶の余韻や興奮・・が残っていているので、パワーなんて要らずに呼吸をするような感覚で当たり前に釣りに行けるのだが・・、こうなってしまっては奮い立たせるしかない・・。
寒い真冬の中を・・ちょっと小雨が降る予報の中を・・エクストラハードな条件でヒラスズキを狙わなければならないのだ・・。
そんな夜勤明け・・。
前日・・あれだけ億劫だったのに気持ちの賽が投げられてしまえばいとも簡単に磯に立っている自分は単純なだけなのかもしれない・・。
昨日の億劫・・
どこ行った?
久しぶりの磯歩き・・。
― 雨がうざい ―
明日は筋肉痛になるのかな・・。
いざ、スタートフィッシング・・。
先発はアイザー125F・・。
起用理由は、もう少し使い込みたい・・という思いのみ・・。
ただ・・これを使うには少々波が荒れ過ぎていたようなので、アイザーよりレンジを1枚入れるべくゴリアテハイ125Fにチェンジして「あー居たら食うよな・・」って思うゾーンが過ぎて、リトリーブを早めて回収しようかどうか躊躇っていた刹那にヒット・・。
予期せぬタイミングでのヒットにアワセが遅れたのか・・それとも、食いが渋いのか定かではないが、サイズは60cmくらいのヒラスズキでリアフックの1本にしか針掛かりしていない状況で、抜き上げ必須の立ち位置に絶望しか感じない・・。
待っていたら波に揉まれてバラすだろう・・善は急げ!
そう思い、抜き上げようと試みるも空中でポロリ・・。
貴重な一尾に後悔と希望の入り混じった感情のせいで、忘れていた感情を取り戻したような気分になったが・・。
この1尾に関して思うことがある・・。
もしや、海は《厳寒期に達していないのか・・》という疑問。
もし、厳寒期であるならば・・あんな浅い場所に差し込んでいるだろうか?
昨年の経験上・・皆無だった。
だったら、厳寒期に達していない可能性がある・・。
どちらか判断したい・・。
判定は簡単だ・・。
厳寒期では同じ場所で絶対に釣れない・・。
粘って釣れれば一歩手前・・釣れなければ厳寒期・・。
その判定は、この後・・別のフィールドへ行こう・・という計画を捨ててまで、このフィールドに固執して見極めることとなる・・。
釣行記録:後半・・。
判定結果が出た・・。
答えは・・《正真正銘の厳寒期》・・だった。
集中力を切らさない為にも、モグモグタイムを取り入れたり、ルアーローテーションを多用したり・・最善を尽くしたが反応はなし・・。
― 本日使用したルアー達 ―
次の釣行はモチベーションを上げる為にも釣れる可能性が高い場所に行くか・・それとも今回のように自分で厳冬期宣言を唱えながら虱潰し的感覚で練り歩くか・・決まってはいないが、楽しんでみようと思う・・。
そういえば、またヒラマサと思しき魚を中盤で掛けた・・。
ラインは3号にしているし、ロッドもマーレフリップなので、捕れる・・気がする。
多分・・捕れたはず・・。
岩と見誤って岩に擬態した漁具を踏まなければ・・。
転倒・・悶絶後、立ち上がった時にはラインブレイク・・。
多分・・アキレス腱が切れた・・。
と思ったけれど切れてなかった。
若干の痛み・・。
帰り・・もしかするとびっこを引くかも・・と思って、早めに磯を出てみたら、普通どおりに帰れた。
あのアキレス腱の伸びはなんだったんだ・・。
わたしの厳冬期の戦いは続く・・。