足は痛いが、釣りには行きたい・・。
その熱量に当てられて行った釣行が、前回の釣行(参照:ラテラルアーク)になり、結果的には、序盤の序盤に足の痛みが際立ってしまい即リタイアとなり、あの日・・僕は《しばらく釣りに行かねぇ・・》と心に誓ったはず・・なのだが。
2〜3日が経過すると、そんな強気な宣誓とは裏腹に禁断症状のような衝動が発現し、衝動を抑えることが難しく本能が釣りに行けと強く背中を押す・・。
理由は分かっている・・。
僕は、このエクストラハードな状況が好きなのだ。
圧倒的なマイノリティだと思うが、正直なところ釣れなくても良い・・。
いや・・もちろん、釣れることは嬉しいし、点と点が線となるような答え合わせも新たな点が生まれることも好きだし、魚が釣れれば釣行記録のネタにもなるし、釣れてインスタに写真を載せて磯ヒラ師の皆から「いいね」を貰うと次も頑張るぞ!ってなる。
でも・・だ。
僕の「釣り」の本質はそこではない。
合致するような言語を見出すことは出来ないが、僕の本質は間違いなく「キャッチ」ではない・・。
おそらく・・僕の平凡にして平凡な波のある「人生」と重ねているように思える。
だから、僕は釣りを「娯楽」や「趣味」とは思いたくないんだと思う。
とりあえず、諦めない。
負けても良い。
勝ち負けと例えるのは違うかもしれないが、それを繰り返す。
人生のように。
真冬の福岡ヒラスズキは地獄だ。
いや・・福岡と括らずとも日本海側は、何処に行っても地獄なのは変わらないか・・。
人生・・つまらないことが多過ぎる。
でも、それは全部自分の《楽しむ》という感受性が圧倒的に足りないからだと思う。
だから、僕は宣誓を反故にしてでも磯へ行く・・。
釣れないことを楽しむ為に。
釣行記録
磯に来てはみたものの、《しばらく釣りに行かねぇ・・》・・と誓った意志を上回る《釣りに行きたい!》という熱量は、磯に立った瞬間に消え去った・・。
それは、まるで《気がついたら磯に立っていた》あの感覚に近い。
原因は足の痛み・・。
そう・・。
《釣りに行きたい!》という熱量よりも、《足の痛み》が上回ったのだ。
先週ほどの痛み・・はないが、左足を酷使すると先週と同じように腫れるだろうことは容易に想像出来る。
多分・・今現在腫れている。
間違いなく、熱量に唆されて磯へ行くべきではなかった。
ただ、磯に来て良かったと思えることは、明らかに左足首の筋力が脆弱に弱くなっていることに気付けたことくらいだろうか・・。
このままだと、また怪我をする・・。
釣りではない時間を使って怪我予防しなくては・・。
とりあえず、スタートフィッシング・・。
状況としては、微サラシとは言わないものの弱めの波に海鳥ゼロ・・。
極めつけは、何度かチェックした水温が平均12.2度という低水温・・。
手前は10.9度くらいで、手前にしかサラシが発現しないフィールドに来てしまったことを後悔するものの、これで何かしらのワンチャンスがあれば、自分が思い描いているヒラスズキの生態の基準が大きく変わることになるだろう・・。
そんな淡い期待を込めて、アイザー125Fでアプローチするも反応なし・・。
ルアーチェンジしつつ、小粒感やレンジ、アクションを変えながら、ランガン出来ないので小規模なエリアを多投せずにじっくり待って探るも反応なし・・。
気分転換と脳内をリセットする意味を込めて、お昼ごはんタイム・・。
― 磯メシ・・それは贅沢の極み。 ―
ご飯休憩してからのアプローチは、発想を変えて今まで使わないルアーを投げてみたけど、ランガンに制限のある今の状態じゃ、どう足掻いても無理があり過ぎる・・。
これにて、ストップフィッシング。
実質1時間30分の釣行が終了した。
いつ・・治るんだ。
それでは、また今度・・。