無意味だと分かっていても・・。
無理だと分かっていても・・。
あんな爆裂ボイルを何度も見せられたら、投げない人間なんて何処にいるのだろうか・・。
それがハクボイル・・という悪魔の現象・・。
先日・・僕は、そのハクボイルの悪魔に絡め取られ執着・・。
結果、辛うじて1尾をキャッチすることが出来たのだが・・。
仕事しても、家に居ても、小魚が水面をざわめき、シーバスが水面を割る残像が焼き付いて離れない・・。
今回は、そんな悪魔の誘惑に導かれ・・。
3連戦ほど悪魔の世界に戦いを挑んでみたので、いろいろと書いてみようと思う。
CONTENTS
釣行記録:1日目
シーバスの世界に戻って来て、どこからスタートとか・・何から取り戻していくとか、いろいろ・・たくさん考えて来たけど、「サーフ」に決めた。
あの日の夜・・あの場所で出遭ったアイツ(ハクボイル)のせいだ・・。
ホームを決めたのなら・・まずは、地形調査とか・・潮位による変化とか・・。
本来なら、そんな調査の産物で生まれたヒットパターンを解析しながら再現性の確保をしていくんだけど。
今回はアイツのせいで心が狂わされているので、しばらくはアイツ(ハク)に固執すると決め、それをトップ・・フローティングペンシルで狙ってみようと、さらに固執レベルを上げてトライしてみる。
そんな、初日・・。
それなりの数のバチを確認・・。

― コチラに泳いで来て、そのまま上陸したバチ ―
シーバスはバチを食っているのか、それともハクを食っているのか・・。
そんなことを考えながら、手詰まりに近い状況を耐えていたら、前回よりも30分ほど遅れてハクボイル発生・・。
これは、潮位か?
ハクボイルの発生条件は潮位とハクと+α?
ひとしきり、プガチョフコブラ中心にドッグウォークで攻めてみたけど、先日同様・・やはり反応せず。
どうして反応しない?
これは、シーバスがルアーを見つけられていないから?
それとも、見られてはいるが偏食のせいで見切られている?
それとも・・それとも・・それとも・・。
仮説と検証を繰り返している中で、全ての仮説が当てはまっていく・・。
だが、これ以上・・仮説を検証するルアーが足りん・・。
何万・・何十万・・それ以上いるベイトの中で、そのベイトに強烈に偏食を示しているシーバスを釣る方法・・。
マッチザベイト的には、それでもサイズは大きいがマニック75かマニックフィッシュ77だろうか・・。
メバルミノーが妥当だが、それが無いので、それしかない。
次に、それをシーバスに見つけて貰う方法は、ベイトのいるレンジよりルアーを沈めること・・。
マニックでは沈めにくいので、マニックフィッシュをチョイスする・・。
明るいうちにリトリーブ速度でのレンジワークを確認しとけば良かったことを後悔しつつ、昔の感覚を思い出しながらアプローチ・・。
自分がキャストしたライン上とは違う場所でボイルが頻発するので、素早く回収してボイルした先へ撃ち込みたくなるも、我慢してデッドスローで大切にリトリーブ・・。
これでもダメか・・。
もう、仮説は出し尽くした・・。
そんな時、コン・・とロッドが叩かれリトリーブが止まりアワセと同時にエラ洗い・・。
まさかの良型・・。

― 下アゴがズレたので、おそらく75cmのシーバス ―
この後・・再現性の確認をしたけど不発・・。
ボイルも落ち着き、執着心も薄れて来たので撤退・・。
釣行記録:2日目
何日か経過してエントリー・・。
ハクボイルが発現しなくて困惑したが、暗くなってから発現・・。
今日は、ひたすらドッグウォークで狙ってみる・・。
スプラッシュが出やすいアルゴ105も持って来たけど、どれもこれも反応なし・・。
前回、反応のあったマニックフィッシュ77で再現性の確認をしても良かったんだけど、それだと味気ないので、ドッグウォーク継続でベイトのいない場所までランガンしてみるも無反応・・。
遅い時間まで粘ってみたけど、明日も仕事なので撤退・・。
釣行記録:3日目
昨日は散々ドッグウォークしたので、今日は再現性の確認・・つまりマニックフィッシュでハクボイルを攻略出来るのか・・を突き詰めていく。
反応が出たのは夕暮れ・・。
つまり、ハクボイルが発現していない時間帯・・。
なので、ハクパターンに関係がない夕マヅメの恩恵の1尾・・。

― マニックフィッシュでキャッチした物凄く肥えたスズキ ―
その後、遅れてハクボイルが発生し、ここからハクパターン攻略戦を開始。
ボイルが始まったタイミングで2尾目・・。

― 連続キャッチは気持ちが良い・・。 ―
なんだか、流れに沿ってステイしてるんじゃないか・・と思って、流すコースを変えながら刻んでいたら3尾目・・。
しかも、丸呑み・・。
この食わせ方は嬉しい・・。

― 今日1番の65cmのシーバス ―
こんな感じで、再現性の確認達成・・。
次は、どんな釣りを展開しようかな・・。
それでは、また今度・・。