ここ最近・・。
“釣り仲間(ガチ勢)”と呼ばれる、釣りを知らない世間の人たちの目線からすればほぼほぼ変態集団にしか見えない仲間たちと一緒に結構な頻度で釣りをしているせいか・・、時々・・自分という人間がガチの領域に入ってみないと分からないような思考や選択ができるようになっていて、僕はもしかするとガチの扉を開けようとしているのではないか・・と思い始めた今日この頃・・。
いや、待てよ・・。
ガチの扉って何だ?
鍵があるのかな?
お前さん・・。
落ち着きなっせ!
如何せん、まだまだその世界に入り込むには、僕には決意も装備も知識も経験もあらゆる点においてまだまだ未熟であることを自覚しているので、せいぜい僕ができることとすれば、ガチの扉を少し開けて中の様子を覗き込むくらいしかできないのではありますが・・。
それでもガチ勢達と一緒に釣りに行くことは学びが多く釣果の有無問わず貴重な財産になります。
そんなガチ勢ですが、それとは反対にガチ勢ではない人間たち・・いわゆる“ゆる勢”という釣り仲間もたくさんいまして・・。
彼らは僕に何かしらの釣りに関する学びを与えてくれるわけではありませんが、基本的に常識が通用しないガチ勢と比べてしっかりとした一般常識を持っていて、ある意味社会の常識を僕に与えてくれる人たちがいます。
ここ最近、僕はガチ病(ヒラスズキウイルス)に罹患していて、ランチのお金をケチってまでルアーを揃えるといったことをしていて、少しばかり落ち着きたいと思っていたので、ゆる勢(今回は高校バレー部の釣り仲間)を呼んで近所のサーフにてゆるぅーーーく釣りをすることで、どうにかこうにかガチ病から克服しようと動いてみたので、今回はそんなゆるゆる釣行記録について書いてみようと思います。
CONTENTS
僕にはたくさんの釣り仲間がいる・・。
釣りに対して本気度もネジの緩み方も一般人とは全く違うコア層(ガチ勢)の仲間がいたり、ストレス発散や自然を楽しみたい・・というような釣りを一つのアクティビティの一種として楽しんでいる一般層(ゆる勢)の仲間もいたり、それに釣りを楽しみたいけど・・どうすれば良いのか・・という初心者層の仲間もいたりと、そういう仲間たちとの釣行で僕の1年は瞬く間に過ぎていきます。
そんな釣り仲間・・現在のところ、当ブログにはガチ勢ばかり登場していますが・・。
※ 参考:現在登場したガチ勢たち(あいうえお順)
★ 梅氏【う】
・ライトからヘビーのショア、同じくライトからヘビーのオフショアと幅広い釣りを展開。
・秘境という神エリアを開拓してくれた人。
・ソロキャン釣行の素晴らしさを教えてくれた人。
・見返りを求めずに自分が人柱となって行動することが多く、その姿勢から人間ではなく神仏の類と思われる。
★ M氏兄【え】
・落とし込みガチ勢。
・今となってはM氏(同級生)よりもコミュニケーションが多い。
・買ったけど使わないから・・とオシアプラッガーをくれた人。
・お金の遣い方がガチを通り越して異常。
★ J君【じ】
・本格的に釣りを始めたのが社会人。近海で10キロオーバーのヒラマサをキャッチする偉業を成す。
・遅いスタートにも関わらず、アカメやオキナワオオタチ、イトウやセイルフィッシュなどをキャッチ。
・僕にブログを教えてくれた先生。そして、誕生日が僕の妻と一緒。
・ジギングの申し子。DNAにジギング遺伝子を搭載しているんじゃないかと思う。
★ 釣友K【ち】
・僕の中で中学・高校の頃に知り合いたかった人、歴代ナンバー1。
・オフショアからロックショアまで大物を狙った釣りを展開。
・毎週オフショア。仕事で疲労を回復させて釣行で疲労を蓄積させている、常人とは逆のサイクル。
・メーター越えのシーバスを釣り上げる快挙を成し遂げる。
★ 友人K【ゆ】
・ロックショアガチ勢。
・最近ライト系に浮気していると思いきや、軸がズレてないので、ロックショアを基本とした釣りを展開。
・ポッパー病(若しくはポッパーシンドローム)という、どこの海に行ってもポッパーが投げたくなる病気に罹患。
・僕の長女と彼の長女と共にファミキャン△釣行を企画するも、それをキャンセルしてまで至高の領域、男女群島を選ぶ男。
こんな感じでガチ勢の特徴を書いてみましたが、反対にゆる勢の仲間もちゃんといまして、今回はゆる勢の3人を呼んでナイトサーフにてキャンプ釣行になります。
ちなみに、今回登場するゆる勢の方々は、以前ヒラスズキ釣行で登場したM氏の他にT 氏とバラ氏と、高校時代に僕が所属していたバレー部の仲間たちを呼んでみました。
★ M氏【え】
・同じ高校の僕と同じくバレー部、そしてキャプテン。
・釣りよりも今はゴルフ。
・なぜか釣る。僕よりも釣る。
・直径100m以内にお互いの家がある。
★ T氏【てぃ】
・つい最近まで佐賀に住んでて、最近地元に戻ってきた。
・同じ高校の僕と同じくバレー部。
・釣りはしないが、魚は食べたい。
・そして、誰かが捌いたものを頂戴したい派。
★ バラ氏【バ】
・同じ高校の僕と同じくバレー部。
・高校時代から社会人になっても釣りに行く釣り仲間。
・どちらかが無双、どちらかがボウズになる確率が高い。
・コロナの関係で1年以上一緒に釣りに行けず。
この4人が揃うなら、おそらく4年ぶりくらいなのではないでしょうか・・。
釣りもそうですが、談笑するのも楽しみであります。
タックルデータはコチラ⇩
ロッド : シマノ 15ディアルーナXR
S1006M
リール : ダイワ 20ルビアス LT3000XH
ライン : UVFソルディガデュラセンサー8
+Si2 1.5号
リーダー: バリバス ショックリーダー
30LB(フロロ)
今回はサーフ釣行ということで、パワーファイトをする必要はないので、もう少しライトな装備でも良いと思われたのですが、この近所の高難易度サーフには極めて稀に青物が接岸するので、若干パワーのある装備の方が良いだろう・・という考えに至り、この装備になりました。
久々の土日休みで長女と二人のゆるキャン△釣行(元々は友人Kとその長女とファミリー釣行)を考えておりましたが、日曜日が天気が崩れるとの予報だったので断念・・。
よって、1泊はできなくとも・・デイだけでも長女を連れてファミリーフィッシングを楽しんでも良かったのですが・・。
、長女や次女、それに妻達は僕が仕事を頑張っている間にお義母さんと1泊旅行に行っていたので、そこまでして連れて行く必要はないかな・・と思い、次女も含めて公園へ連れて行ったりしてデイが終了・・。
妻と話したところ、夜は釣り行ってもいいよー。とのことだったので、ここ最近、「釣り行こー」とM氏が言っていたのを思い出して、ナイトはM氏と他の連中も誘ってみたところバラ氏もT氏も行けるとのことだったので、家族ファーストの我々は、まずは子供を寝かせてから合流しよう・・ということになり、だいたい時間は22時くらいで集まろう・・ということになったのですが、結果的には現地に集合できたのは0時を過ぎたころ・・(笑)。
しかも、T氏にあっては子供と一緒に寝落ちしているらしく電話しても繋がらない・・(笑)。
T氏は放っておくことにして、残りの3人でキャンプ釣行を楽しんでみました。
これぞゆるゆる釣行!
現地に到着して、まずはテント設営と拠点作りを開始!
ワンタッチテントなので紐を引っ張るだけでテントが出来上がるのですが、テント設営直後すぐにM氏がテントに入って出てくる様子がない・・。
釣りするより・・。
ちょっと寝たい・・。
・・と、早朝からのゴルフ疲れが露呈し、テント設営した早々に睡眠宣言のM氏・・。
ここにガチ勢がいたら本気で「眼の前に海があるのになぜ投げないんだ!」と、説教されるべき睡眠宣言ではありますが、すでに寝る気満々であります。
ガチ勢いなくて良かったな。
コラ!
ライトを海に向けるな!
いろいろ考えてみると、(本当は4人でしたが・・)この3人で集まるのが2〜3年ぶりと久々過ぎて、この段階ですでに楽しい(笑)釣りよりもまずは近況報告という名の談笑からスタート。
焚き火のおかげが、トークが余計に盛り上がり1時間ほど喋ったのではないでしょうか・・。
M氏が本当にマジで寝たいとのことだったので、このタイミングでバラ氏と共に目的のポイントまでランガン開始です。
ちなみに、この高難易度サーフは漁港〜川の間にあるサーフでして、両端が非常に遠浅で中央に行けば行くほどより深くなります。そんな中央エリアでも遠浅なのは間違いありませんが、中央エリアの方が実績が高く、自分もこのポイントでトータル4尾ほどヤズさんを釣り上げております。
バラ氏がナイトサーフ初ということもあったので、ナイトでの馬の背の見つけ方や離岸流の見つけ方をレクチャーしつつ、その変化のあるポイントをそれぞれ左右に分かれて釣りを展開していきます。
最初に選んだのは、アローヘッドリーン120F⇩。
選んだ理由は、スペックの把握。
つまり、どれくらい潜航してどれくらい飛んでどれくらい泳ぐのか・・ナイトなので泳ぎは見えませんが低速でも泳ぐのか高速ではどう泳ぐのか・・そういうものを分析してみようと思います。
※ 印象⇩
・潜航レンジ30センチくらいで高速巻きでも同じレンジを刻んでくれる。
・飛距離は抜群!
・低速でも泳いでくれている感度○
・泳ぎは不明だが、連続ジャークしても水面を割ることなく泳ぐ。
反応ないので次はボトムを攻めてみよう・・。
ということで、ダイソーVJ22gのヘッドに、エコギアのパワーシャッド5インチを接続。この組み合わせは、”たくわんのフィシングライフ”というユーチューブ番組を作成されているたくわんさんのメソッドをそのまま真似しただけなのですが、なんだかダイソーVJ+シャッドワームよりも釣れる見た目な気がします。
そんな予想とは裏腹に、さすが高難易度サーフ・・一切の反応なく終了しました。
ボトムも反応なし!
では次!
ランガンしながら徐々に深いところへやってきたので、サラナ110Fにチェンジ!
こちらは巻速度によってレンジが変化するのか、普通巻きでは底に当たっていたサラナでしたが、低速巻きにすると底に当たらずにしっかり泳いでくれるルアーでした。
若干、リーンに比べて飛距離は物足りませんが、それを補うだけの潜航レンジの幅を持っているので、このサーフでの使い所では、ボトムをミノーで探りたい・・といったシチュエーションにマッチしそうなルアーだと思いました。
サラナも不発だったので、お次はコレ⇩。
スタッガリングスイマー10Sのナチュラルアクションで狙います。
やはり、飛ぶ・・。
飛ぶけど、ナチュラルアクションなのでロッドで知覚できないし、ナイトということでスタスイさんがどんな泳ぎをしてくれるのか確認できなかったのが残念・・。もうすこしデイで使ってアクションを憶えてナイトで使おうという反省に至りました。
そして、スタスイさんも釣果には至らず序盤編が終了!
それなりにランガンして、ちょっと戻って休憩しようということになって、ランガンしながら拠点へ戻る・・。帰ってくると、M氏が起きていた。
潮騒とはいきませんが、それでもさざなみの音で眠れなかったのでしょうか・・。聞いてみると、キャンプが楽しくて覚醒してしまっているらしい・・。
再び3人で談笑しながら、ゆる勢の2人にさざなみコーヒーをご馳走する。
そして、夜食としてファミマで買った冷凍食品のラーメンでさざなみラーメンを作る。
真冬とまでは行きませんが、それなりに寒かったのでこの温かいラーメンは染み渡る・・。
これは超絶美味しかった。
ちなみに、コンビニの人が割り箸を入れるのを忘れていたみたいで、箸がなかったのでペグを一度海水で洗った後にバーナーで加熱消毒して箸代わりにしましたが、ペグの曲がった部分がメスティンへのペグ落下を防いでくれるので意外にペグ箸はイケると思いました。
2時間ばかしゴロゴロしながら喋り続け、まさかの釣りをほとんどせずに中盤編が終了・・。
これぞゆるゆるの極意!
ここ最近、魚種にもよるのでしょうが、朝マズメというよりは朝マズメより少し前の暗い時間帯の方が魚が釣れることが多いと感じていて、その話をするとバラ氏も同様の思考のようで、彼は近所の漁港にアジ釣り(からのおよがせ釣りでヒラメ狙い)をしているようだが、バラ氏のフィールドでも、このアジがどうやら朝マズメより少し前のタイミングで時合いになるらしい・・。
このサーフも同じで、いくら高難易度でも朝マズメ前という時間帯なら何かしらの釣果があるのではないか・・と思い、ここからが本番になります。
再び拠点から中央エリアの水深が深いエリアへランガンを開始しようとしたところ・・。
ワリぃ・・。
限界だ・・。
え?
今から本番だよ・・。
まさかのバラ氏からギブアップ宣言!!
だから、テントで寝ろって言ったのに!!
あと1時間もすれば日の出となって、ゴールデンタイム突入となるのに・・あいつ・・何なんだ・・。ゴールデンタイムを放棄して帰りやがった・・。
いや、バラ氏はまだ頑張った方だとして、M氏はいつ起きるんだ・・。
まぁ良い・・。
ソロの方が楽だ!
結局、いつものソロ釣行w
序盤に使った4つのルアーを駆使してひたすらキャストしますが一切の反応なし・・。
ちょっとずつ真っ黒だった空が青みがかってきて、僕も眠気が押し寄せてくる・・。これも全てバラ君のせいだ・・と若干憎みつつも、危うく立ったまま眠りそうだったので、砂浜に仰向けの姿勢で寝転んで、ロッドを胸に抱いて空を見ながら目を瞑る・・。
そして、気がつくと朝マズメの時間帯に・・。
しっしまった!!
気がつくと、一番エントリーしたかったポイントに僕らよりも早くテント泊していた釣り人がいまして・・ちょっとうさぎ(僕)とカメの物語みたいで草が・・。
結果的に一切の反応がなく、07:00ちょうどにストップフィッシング。
拠点へ戻り、M氏を起こして終了しました!
釣果がないので、ルアーの推しではありませんが、ゆる勢たちに好評だったワンタッチテントを推してみようと思います。
このワンタッチテント・・。
僕としての評価としては・・。
・(ソロでは)重い・・。
・(ソロにしては)体積が大きい・・。
・シートと骨組みが分離しにくくシートの手洗いがしにくい・・。
ということで釣行目的で使用するにはイマイチで後に購入した格安ソロテントを釣行では使っているのですが・・。
今回の釣行は、朝マズメ前〜朝マズメの釣行が目的だったので、みんなで仮眠しようと2〜3人は入れるワンタッチテントを持ってきてたのですが、このテント・・無知なゆる勢からしたら、
え?何コレ!
めっちゃ簡単やん!
欲しい!
1万円以下のテントあるん?
マジで!!?
と、高評価一択でして、帰ったら砂浜の砂を落としたり、シングルウォールで結露しやすいので干す必要があったりと、そういうテントのアフターケア的な話を一切せずにテントの良い話ばかりしていたので、二人のうちどちらかは間違いなくテントを購入すると思うのですが・・(笑)
それでも、紐を引っ張るとテントが張って後はペグを打って終わりという(片付けはその逆)超絶簡単なテントはゆる勢にとってはキャンプ道具をいつか揃えるための良い経験になったのではないかと思われます。
ゆる勢と行くゆるゆるナイトサーフ釣行・・いかがでしたでしょうか・・?
釣果もなく、3人での調査なのでデータが3倍集まると思っていましたが、ほぼほぼ僕ひとりのデータしか集まらない・・という結果になってしまいましたが、このデータはいつかの釣果となって現れるのではないかと思います。
青物接岸シーズン到来となっているので、これからしばらくは短時間釣行でエントリーしていくと思われるのですが、書ける材料があつまれば釣行記録としてしっかり記録に残していこうと思います。
読了、ありがとうございました。