先月・・近所の離島のロックエリアにてヒラスズキをキャッチする・・という僕の釣り人生の中でターニングポイントと思しき魚との出会いがありました・・。
この釣果は、「もしや・・近所の地磯にもヒラスズキはいるんじゃないか・・」と思えてしまう夢ような・・希望を抱かせるには充分過ぎるほどの価値がありまして、今回の釣行はそんなロマンに背中を押された結果の勢い任せの釣行にはなるのですが・・。
正直なところ、離島に行かなくてもヒラスズキを狙える(なるべく近い)地磯を開拓orマイフィールドとして作っておきたい・・という理由が正直なところでして・・。
もちろん、近所の地磯にもヒラスズキがいるのでは・・というロマンを求めて近所の地磯開拓をスタートしている・・という理由も間違いはないのですが、以前・・あまりにもヒラスズキを釣りたくて離島に遠征した結果、次の日の天気が予報よりも悪くなって全便欠航で帰れない・・ということになってしまったんですね・・(泣)。
おそらく、そのときに離島に行かずとも複数のマイフィールドを持っていれば別の選択肢を選べたのではないかと・・そういう理由があって、調査調査調査・・の開拓の釣行ばかりではありますが、調査ばかりしているのであります。
ちなみに・・今回の第1回地磯調査ですが・・。
僕の住んでいるエリア近所には、ちょっとだけ遠いK地磯というエリアと、一番近いS地磯という2つの比較的エントリーしやすい地磯があります。
(※ 他にもエントリー難易度の上がる地磯があるのですが、それは割愛。)
この2つの地磯の中で、ヒラスズキのいる可能性が高いのは・・と想像すると、それは明らかにK地磯の方が可能性が濃厚でして、当初の予定ではK地磯へエントリーする予定でしたが、よくよく考えると、僕がシーバス初心者だった頃、K地磯にて偶然ヒラスズキが釣れたことがあって・・。
それはかなり昔の話で、それに狙ってヒラスズキを出したわけではないので、次は狙ってヒラスズキを釣る!という意気込みを抱いてエントリーすればよかったのですが、それを思い出してしまったことでK地磯へのロマン数値が少し減ってしまったのは間違いのない事実・・。その結果、この磯でヒラスズキを出したほうがロマンがあると思えたS地磯へ行くことにした。
今回は、そんな近所の地磯調査の第1回目を敢行してきましたので、釣行記録として書いていこうと思います。
また、今回は仕事の都合で短時間釣行・・でしたので、いつもの序盤ー中盤ー終盤という3つの時間別記録ではなく、ひとつの記録としてまとめて書いていこうと思います。
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S地磯を簡単に紹介するとするならば、超絶シャローエリア。それ一言に尽きると思います。
実際に、エギング釣行で2回ほどS地磯へエントリーしたことがあるのですが、スーパーシャロータイプのエギ(エギの沈下速度が遅いタイプ)じゃないと通用しない遠浅な地磯と僕は評価しています。
※ もちろん、上手な人ならばノーマルでもシャローでもイカを釣ることはできると思うのですが、沈下速度が遅い方が有利と思われる浅いエリア。ということを強調したいため、こういう言い回しにしています。
さらに、このS地磯は海藻の生い茂るシーズンになると波打ち際からある程度の距離が海藻で埋め尽くされる・・という環境になってしまうため、立ち位置的に安全に釣りのしやすいワンドエリアでのエギングはほぼ絶望的となってしまい、安全面を重視して磯靴必須のロックエリアでエギングしかできません・・。
よって、それが起因してS地磯で釣りをしている人をなかなか見かけない理由の一つになると思いますし、僕がS地磯を敬遠した理由の一つでもあるのですが・・。
今回は冬ということで海藻という障害はなし!それに、狙う対象はイカではなくヒラスズキ!むしろ・・この超絶シャローはヒラスズキゲームにおいて一つの重要なファクターになるのではないか・・。
シャローは、
サラシも発現しやすいだろう・・。
それに、釣行日はまさかの時化予報!!
風もそれなりにありますが、サラシゲームは展開できると思われ、もし無理なら家に帰れば良いのです。これぞ近所の地磯のメリット!
兎にも角にも、サラシゲームを楽しめるのか?そして本命のヒラスズキを狙えるのか?そんなフィールド調査も含めてエントリーしました!
午前5時00分ジャストに駐車場に到着。
漁港の駐車場なので、アジ狙いのサビキ師達が多くこの波止の中で一番の良場所はすでに埋まっていて、さすがサビキ師たちの激戦区・・そんなサビキ師たちに負けじと僕もエントリー準備を開始!
初めての近場でのサラシゲーム・・。
未明からの久々のエントリーなので安全を考慮して慎重に行くべきなのでしょうが、このS地磯は駐車場から地磯まで徒歩3分という驚異的な立地条件・・しかも整備された遊歩道を通ってエントリーできるという贅沢な“駅チカならぬ磯チカ”インフラが整っているので、あっという間に到着しました。
離島遠征と違って、歩いて歩いて・・ロープを使って崖を降りて・・そして荷物も多い・・ということがなく、軽装でエントリーできるのは物凄いメリット・・それに、クーラーを持って来なくてよい(釣れたら一度駐車場に戻ればよい)というフローティングベストオンリーでエントリーできるのも魅力だなと思いつつ、遊歩道の階段を登り降りして地磯へエントリーすると、サラシが目の前に・・!!
とりあえず、この磯はサラシが発現する!という条件はクリア!
未明なので、写真は撮れていませんが、とにかく白波が美しいですし、波が砕ける美声も美しい・・。
しかも降りてすぐの立ち位置から、テトラに当たった波が砕けてサラシが形成していてヨダレが・・風向きがテトラに真正面にぶつかるような爆風だったので、キワを攻めるには難易度は高めですが、ドリフトを駆使してなんとか攻めたいところ・・。
ウネリがなければ、おそらくメバルが好むようなエリアだろうな・・と思いつつも、エントリー直後早々にスタートフィッシング!
先発はアローヘッドリーン120Fを起用しました。
起用理由は、
・朝マズメ少し前の未明でシモリや沈みテトラの所在が分からず、浅いレンジを引く必要があると思えたこと。
・横風に強いキャスタビリティ精度の高いルアーが必要と思えたこと。
・メバルがいるかもしれないので、サイズは120より大きくしたくないと思えたこと。
そんなところでしょうか・・。
スレさせたくないので、無駄撃ちをしないようにしっかり波やサラシを見極めてからキャストしたり、一度通したラインにはすぐにキャストしないようにしたり心掛けて丁寧にアプローチしましたが・・反応なし!
はい、次!!
リーンをチョイスして根掛りの可能性がないことが判明、そしてリーンではウネリのあるレンジしか引けず、ウネリのないレンジを引きたかったので、今度はサラナ110Fで一気に中層を引くも反応なし!
はい、次!!
テトラにぶつかる波が予想以上に揉まれ過ぎて、遊泳力のある魚でも安定姿勢を制御できないんじゃないかと思って、波の影響のない深いレンジや、テトラから遠くなりますがサラシと海のキワを狙って、セットアッパーを選ぶも反応なし!
はい、次!!
夜が終わり、空の色が明るくなりはじめたので、移動を選択!
次は、僕が今回の短時間釣行で是非とも入りたいと考えているエリアへ・・。
航空写真を見ながら地形を把握していたときに、「このスリッド・・良くね?」と思ったのがキッカケなのですが、赤色の◯が立ち位置で、赤色の⇒がキャストしてからのトレースラインになるのですが、今回の風向き的に白色のラインに向かってサラシが形成できると思われたので、このスリッドのキワを通すことができれば激アツじゃね?・・と考えていたのですが・・。
干潮の時間帯ではありましたが、予想以上に風が強く、それに波が高く立ち過ぎて、立ち位置にエントリーすることは危険と判断しエントリーを断念・・。
はい、次!
自分の目で見て、良いと思われるところを撃つ!と、決めて周辺のランガンを敢行しますが、予報よりも風が強い・・。
それに、雨も降り始め、安全と思っていた立ち位置も干潮からの上げ・・ということもあり、波をかぶるようになってきたので、もう少し調査を続けたかったですが、この日は夜勤入りで、この後待っている釣り道具の片付けや洗濯・・それに睡眠の確保・・というようなことを考えると切り上げ時と判断、約1時間30分くらいの短い釣行時間ではありましたがストップフィッシングとなりました!
短時間ということもあって、特に目立った推しアイテムが見つかりませんでしたので割愛します!
短時間だったので、エントリーしてすぐの周辺エリアしか調査ができませんでしたが、サラシの・・波の砕ける音を聞くだけでも行く価値があるような・・そんな釣行でした(笑)
また、今回の釣行は、いつもの釣行記録と比べるとボリュームの軽い文章量となってしまいましたが、それでも次回に繋がるような備忘録的要素⇩。
・ 磯靴必須だが、危険な起伏はなく、エントリーしやすい地形
・ 深いエリアは見つからず。
・ サラシは発現するが、その下はシャロー帯
・ 軽装でエントリー可能
・ タイドプール多い
という次回の釣行の参考になるデータが見つかりましたので、ウェアの選択やルアー選びの重要参考になると思われます。
ヒラスズキ・・釣れれば良いのですが・・。
読了、ありがとうございました。
※ ロックショアやサラシゲームをする場合は、必ず事前準備をしっかり整えていきましょう。そして、安全に注意して楽しみましょう。