この釣行で釣り納めか・・。
極まる師走・・感慨深い・・。
そんなことを考えては、また・・どうせ新年早々に釣りに行くだろうから、納めても意味がないだろう・・とは、自分でも悟ってはいますが、”一度開いたものを閉じる――。”という行程は、仕事にしてもプライベートにしても、とても重要な役割だと思っています。
とにかく、締める・・納める・・という行為をするべく近所の地磯に行って来ましたので、今回はそんな2021年最後の釣行記録を書いてみようと思います。
ただ、プラス1回余計に
釣りに行きたいだけだろ!
(シーーーー!内緒!)
CONTENTS
今回の、今年最後の釣行天候ステータスはコチラ⇩
潮汐:小潮(03:19満潮↘09:49干潮↗16:40満潮)
天気:曇
気温:1〜2度
水温:16.5度
風 :北西 約6m
波高:2.1m→1.9m
潮回り的には緩いですが、前日の天候が当日よりもさらに荒れていて、そこを境目に当日から明日にかけて天気が次第に回復していく感じ・・というサラシゲームをするなら今日!という絶好天候ステータス!!
これは釣れる天気だ!
だがしかし・・。ただ一つ問題が・・。
僕がヒラスズキゲームの門を叩いて2ヶ月・・。
これまでに、近所の離島と近所の地磯・・という2つのフィールドを調査しているのですが・・。
1つ目の近所の離島はおそらく・・この天気ではフェリーが出ない(若しくは帰れない)という天候的な悪条件が重なった場合のリスクが発現していること。
そして・・もう一つの近所の地磯は、過去の調査結果により波高1.5m以上では底荒れが激しく釣れない(※この地磯ではまだヒラスズキを出せていない)・・という検証結果があるエリア・・。
どちらをエントリーしても、リスク(帰れないor釣れない)が大きい・・。
だったら・・。
だったら、この条件でもヒラスズキゲームが成立するようなエリアを開拓するべき・・と思い、新たな近所の地磯の調査へ向かったのであります。
本当は未明からエントリーしたかったのですが、子供の保育園の送りを頼まれていたので、送りを済ませてからエントリー・・。
よって、エントリーは09:30ころになってしまいましたが、無事に駐車場へ到着・・。
駐車場から海辺が覗けたので、確認したところ近所の地磯A よりも磯々しい・・。
それにサラシが溢れてる・・。
近所の地磯Aより良いかも・・!
数年前に一度だけ来たことがあるのですが、そのときはサーフからエントリーしたので今回のロックエリアからの、遊歩道から地磯に向かうルートは初めて・・。
無事にたどり着けるだろうか・・と不安ではありましたが、友人Kが以前、エギングでエントリーしたことがあったので、その情報を参考に遊歩道どおりに歩いて行ったら、無事に・・そして安全に・・友人Kの言うとおり無難にエントリーすることができました。
ちなみに、このフィールド・・3つの釣り座があって、仮称ではありますが、北・中央・南の3箇所に分かれているのですが、まずは北からエントリー開始・・。
きっと、友人Kがいたら・・。
いただき!!
と言いそうなサラシが出ているところから、ほぼ干潮になった時間帯でスタートフィッシングです。
最初の選択はサスケ120裂波から!
第1投・・。
まずは、サラシの切れ目・・つまりサラシの外側をドリフトでなぞるようにトレース・・するも反応なし・・。
続いて、セットを待って2投目・・。
波が岩にぶつかってサラシを形成させる部分を内側としたら、外側との中間地点に向けてキャスト・・。
イメージとしては、3投目4投目に、より内側の本命の通したいラインで魚を掛ける想定をしていましたが、まさかのヒット!
油断によりアワセが遅かったのか、それとも喰いが浅かったのか・・数秒後にはフックアウト・・。
あれ?フックアウト?
フックアウトがどうした?
チヌではないなと・・。
このフックアウトの感覚・・おそらくチヌではない印象・・。
チヌだったら・・口切れでフックアウトする印象があるけれど、今回のフックアウトはシーバスっぽい印象・・。
だったら磯マルか・・?
近所の地磯Aの数回の調査でヒラスズキに出会えていないことで、今回来ている近所の地磯Bでもヒラスズキに出会う可能性は低いと感じているので、磯マルと推察・・。
次の3投目は、2投目と同じように通すと、同じところでヒット!
ヒット当初の印象はチヌ・・。
その理由としては、全く海面から飛び出そうとせずに潜ろうとするからで・・、手前にシモリがあるので強引にロッドを立てて浮かせつつ、反転させないように短いポンピングで寄せていく・・。
こっ・・この魚影は・・。
そうなんです・・。
まさかの・・。
近所の地磯で・・。
しかも、初エントリーの地磯で・・。
ヒラスズキ・・。
出ました!!!!
そして、ジェノスさん入魂達成!!
ヒラスズキ狙いのために購入したロッドだったので、初キャッチがヒラスズキで本当に良かったです!
やったよーーー(泣)
ちなみに、このヒラスズキさんのお腹の中からはベイトがたくさん・・。
それなりに消化されていて、魚を判別することはできませんが、おそらく、朝方食べた小魚たちなのではないかと・・。
やはり、ベイトは夜にショアラインに接岸して、朝になって沖へ抜ける・・。という説は間違いないのでしょう・・。
保育園の送りが無ければ・・。
もっと早くエントリーすることができれば、もっと違う釣果だったのかもしれませんが、本当に嬉しい1尾でした。
その後は沈黙・・。
本当は、ルアーチェンジを多用しながらもう1尾を狙いたいところでしたが、初エントリーということもあり、サスケ120裂波のまま、ランガンしながら良い場所を見つける選択を選びました。
いやぁ・・しかし・・。
今までシャローエリアの地磯でした釣りをした経験がないので、こういうドン深のハエ根の見えない深い磯から魚を引き出す手段が思い浮かばず苦戦・・。
前半戦は終了です・・。
このフィールドの3つの磯エリアの縦走が終了し、2時間が経過した・・。
夜勤ということもあるし、ヒラスズキさんの下処理もあるし・・残り1時間程度が限度だろうか・・。
そんなことを考えながら、あらかたこの地磯の踏査的なフィールドワークが終了したので、残りの時間は唯一2バイト1キャッチしたポイントで2尾目を狙います。
序盤と同じように、サラシの外側から順に内側へ向かってキャストを繰り返しますが不発・・。
次は岩の奥に投げて、キャスト後のラインを回収せずに風に乗せて、より角度をつけたドリフトで岩の直近を触れる触れないぐらいを通るようにドリフトで誘ってみる・・。
実際には岩から1mくらい離れているはずですが、今回初のキワを通してようやく反応があった。アワセた段階で魚からの反応はありませんでしたが、このエリアには魚がストックされていることを認識。
喰いが浅いことは、少なからず何かしらの因果があると思うので、まずはサイズダウンの選択を・・。サスケ120裂波から、サスケSS95にチェンジしてアプローチ開始!
サスケ120裂波が絶妙なウォブンロールで70〜90cmの層を泳ぐのに対し、サスケSS95は同じウォブンロールのアクションですが、30〜60cmの層を泳ぐので、サイズダウンだけでなく、浅いレンジを引くことになってしまいますが、そこは、サラシの薄くなった頃合いを見計らってキャストすることでレンジの誤差は相殺されるかなと・・。
それに、フックサイズもサスケ120裂波と同じ#6(同じフックサイズですが、120裂波はフックアイ3、SS95はフックアイ2)というところも嬉しいところ・・。
ベイトは確認できていませんが、より小型のベイトに偏食を来たしているのなら、これで正解なのでは・・と、キャストするも不発・・。
サスケSS95がサスケ120裂波同様に釣れるルアーであることには間違いない・・!ということは分かりましたが、水噛みがやや劣るので、より角度のあるドリフトになってしまい、飛距離も落ちるので同じラインを引きにくく断念・・。
次は、リジット70にチェンジ!
本当は、バイブレーションやワームという選択を最初にするべきとは思いましたが、バイブレーションでこの海況を引くには波に同調させにくい(同調させるようにゆっくり巻くと根掛りする。同調させずに巻くと斜めに泳ぐ。)気がすること・・。そして、ワームの方は今回持ち合わせていなかったことで、リジット70を選びました。
このリジット70・・ウォブンロールで150〜240cmというかなり深いレンジを引ける水噛み最強クラスのルアーですが、第1投の試投で100〜150cmくらいを引いている印象・・。これは、先程バイトのあったサスケ120裂波の下の層をサイズダウンさせて引くことができるので、次のルアーチェンジするためのルアーを考えながら数投しているとグン・・という引き重りがしてヒット!
アワセ直後の印象ではめちゃ重・・、一瞬、大型のヒラスズキ・・もしくは反転する前の青物・・という感覚でしたが、ポンピングで比較的簡単に浮上して、ポンピングなしでも巻ける軽さ・・。
ん?根魚?
魚が完全に浮いて海面に浮上して魚影が判明!
まさかのヒラメ・・。
やったぜ!!
無事にキャッチです!
今年はヒラメに3バラシ0キャッチという不甲斐ない成績でしたが、最後の最後にようやく1尾をキャッチすることができました!
それにしてもヒラメ・・。
君もサラシを好む魚だったのですね・・。
その後は、トリプルヒラを達成するべく、ヘビーシンペンのモンスターショットで大遠投でヒラマサを狙いますが不発!
今回は、3時間未満の短い釣行でありながら、ヒラスズキにヒラメと最高の魚たちをキャッチできました!
最高の釣り納め!!
これにて、ストップフィッシング!
ダブルヒラを達成し、2021年の釣行を締めくくりました!
今回の推しは、今まで苦渋を舐めてきた対ヒラメを無事にキャッチまで導いてくれたリジット70さんを推そうと思います!
このリジット70・・。
実は廃盤ルアーでして、アイマさんから登場したディープレンジ攻略用シンキングミノーになります。
このミノーの良さは、この小さなシルエットでディープに潜る・・というコンセプトのルアーを、その他ライバルミノーの存在が思い浮かばないこと!
現行ルアーでいくと、ダイワさんのセットアッパーやシマノさんのダイブアサシン・・といったディープレンジ攻略ミノーが類似してくるのではないかと思いますが、サイズが70mmという小型なのでこれは現在僕の知識の範疇ではありますが、見かけないタイプです。
また、アイマさんのルアーなのでしっかり飛びます!
ただ、固定重心なので、ここ最近のルアーのように飛ぶか・・と言われれば飛びませんが、キャストしてもクルクル回転して飛距離が落ちたり、横風に負ける・・といったこともなく安定した飛行姿勢で飛んでくれるので、キャスタビリティは素晴らしく、その点はさすがといいたいところ・・。
今では新品で売っているルアーではありませんが、もしタックルベリーさんといった中古ルアー販売店で見かけた場合は是非とも手にとってみてはいかがでしょうか?
磯・・波止場、問わずいろんなシーンで使える秀逸なルアーだと思います!!
今回の釣り納め釣行記録・・いかがでしたでしょうか?
いつも、魚はその日のうちに完全に捌いていましたが、今回はすぐに夜勤・・(地獄でした・・)ということで、熟成という方法で3日ほど待って、魚を頂きましたが、これはこれで最高に美味しかったです!
ここ最近の釣行でサスケ120裂波というミノーに救われてばっかりでしたが、そんなサスケさんですがまだヒラスズキを掛けたことがなく・・パイロットルアーにするにはちょっと・・という心象でしたが、今回の釣行で本命のヒラスズキを連れて来てくれたので、正真正銘のパイロットルアー(先発確定)として確定しました!
2021年後半の後半から、いきなりヒラスズキの世界に魅了されヒラスズキの門をくぐった訳ですが、本当に最高の締めくくりをすることができました!
2022年もたくさんの釣行記録と、それに伴う独り言をたくさん書いて行こうと思います。
来年もよろしくお願い致します。
今年最後の釣行記録、読んで頂きありがとうございました!!