早いもので2022年2月を迎えた・・。
12月末の段階で16.5度を記録していた福岡圏内の水温も、たった1ヶ月過ぎただけで13.4度にまで下がり真冬の海・・つまり低水温期に突入した。
この低水温期、まず・・シーバスは釣れない。
あくまでも福岡県のシーバス事情ではありますが、2月という季節は時期的にアフター個体が沖から戻ってきているので、河川は分かりませんが港湾部や河口エリアでは釣れるはずなのですが、低水温期・・というシーバスの適応温度よりも水温が下がっているのか、ボトムにじっとしているようで、そう簡単に口を使ってくれません。
ちなみに、この2月あたりから東京湾はバチ抜けシーズンで福岡という地では見ることができないほどの膨大なバチが抜けてシーバスはそれを捕食して体力を回復します。
福岡県では、こんな大規模なバチ抜けは見たことないので、福岡シーバス達がこの時期に何を喰っているのか謎ではありますが、とにかくじっと待っているんだと思います。
ゆえに釣れない・・。
そんな2月の・・あくまでもシーバス事情ではありますが、とにかく福岡県シーバスにおいては難易度が高く上手な人じゃないと釣れない印象のある時期になります・・。
何度も言いますが、これはあくまでもシーバスにおいての印象であってヒラスズキがシーバスと同じかどうかはヒラスズキ初心者には分からないところではありますが、いろいろと調べていくと・・どうやらヒラスズキにおいてもシーバスと同じく釣りにくいとのこと・・。
ただし・・ヒラスズキの場合はシーバスと違う事情が発生しているようです。
シーバスの場合・・2月という季節は産卵終わりの体力回復の時期・・つまりアフターのシーズンになるのですが、ヒラスズキの場合は1月から5月にかけて産卵期のようで、産卵のためショアから離れている個体が存在するようです。このため、ショア(地磯)での絶対数が減るため釣れる確率が減ることで釣りにくくなるらしいのです。
それでも、シーバスと違って一斉に産卵モードに入る(オフシーズン突入)・・ということはなく1月から5月の長い間のどれかに産卵を意識した個体が沖に抜けて産卵に向かうそうなので、個体数は少なくはなるがいつもと同じ条件が重なれば釣れるらしい・・。
可能性がゼロではないのなら・・。
それに、産卵期が長いということはアフター個体もいるので実質2月というタイミングは1月で産卵を終えた個体がいるはずなので、そういう個体がいるのであれば可能性はゼロではない。
ただ、僕がエントリーするフィールドは大きな地磯ではないので、そもそもヒラスズキの絶対数は少ないかと思われますが、こんな環境でも近所の地磯にもヒラスズキがいるだろうと思い、調査に行ってみましたので、書いてみようと思います。
ちなみに・・。
今回は近所の地磯第2(地磯Bと呼称)というエリアに釣りに行ってきました。
この地磯Bでは、まだ2回しか調査に行っていないので、まだまだ未踏査のエリアもあるし、満潮や干潮の際の潮の流れやシモリの位置の把握なんかも追いついていないので、釣りという目的以外の調査も含まれますが、それでもヒラスズキを未だキャッチできていない地磯Aと違って地磯Bはヒラスズキをキャッチしていてヒラスズキがいることは間違いないですし、ランカー磯マルもキャッチしているので、例え2月という低水温期でも釣れる可能性があるのではないか・・という理由で地磯Bを選んだ訳ですが・・。
データで行くとこんな感じ⇩
今回の釣行記録では2回ほどエントリーしているので③と④が該当します。
2回も行ったんだw
内緒だぞ!
項目\釣行回数 | ① | ② | ③ | ④ |
潮汐 | 小潮 | 長潮 | 大潮 | 中潮 |
潮回り | 潮止⇒上げ | 上げ | 上げ | 下げ |
水温 | 16.5 | 15.1 | 13.8 | 13.6 |
風向き | 北西 | 北西 | 北北西 | 北西 |
風速 | 6 | 5 | 4 | 5 |
波高 | 2.1⇒1.9 | 2.3⇒2.0 | 1.2 | 1.5⇒1.7 |
釣果1 | ヒラスズキ | 磯マル | ?? | ?? |
釣果2 | ヒラメ |
今回の釣行では若干波高が足りない感じではありますが、地磯Bは波高が小さくてもサラシが発現するポイントがあったり、反転流や払い出しなんかもあるので、しっかりと攻めてみようと思います。
CONTENTS
この日は友人Kと合同調査です。
よろしくー!
未だにサラシ以外の反転流や大きな流れの中においてヒラスズキの付き場が分からない僕ですが、彼のアプローチを眺めていると、ココにヒラスズキが付いているのでは?という明確なビジョンでキャスト&トレースラインで狙っているのでいつも見ているだけで勉強になります。
そして、僕と違うアプローチで魚を掛けていくので、その全てが新感覚という感じで僕の勉強の場になります。
現に、この釣行でも僕が最初にエントリーしたハエの部分に立った後発エントリーの彼は、僕の価値観ではこんなハエ根の手前のシモリに魚なんて付いていないだろうと思って、見向きもしていなかった手前のシモリにてスカーナッシュで魚の反転を確認、その後、VJにてヒットまで繋げます。惜しくも、フックアウトとなってしまいましたが、僕が先にエントリーしていたこともあったので反省しかありませんでした。
その後は沈黙・・。
タイドミノースリムやサスケ裂空、バリッド70等を駆使して探ってみましたが不発に終わったので、リアクションバイトで掛けてみようと思い、ダーティンZの連続ジャークで引いてみましたが、チヌがルアーを見て反転・・という反応を得られましたがヒットまでは繋がらず・・。
その後、飛行姿勢が悪いのでキャスタビリティ精度が低いのにも関わらず岩のキワをダートで引こうとした僕のチャレンジ精神が先行してキャストしたせいで、飛行姿勢が崩れた結果風の影響を受けて岩の奥に着水してしまい、PEラインが岩にこすれてラインブレイクという愚行をおかしてしまいました。
沖磯に続けてロスト2度目・・。
終了直前に反転流の流れのヨレにボラの群れが付いており、友人Kがスイッチヒッターでスレ掛かりでヒット!40センチくらいのサイズで、この海域のボラなのですぐに〆て処理すれば臭みゼロのおいしい寒ボラを堪能できるのですが、今回は我慢・・。絶対にボラに目を向けずにヒラスズキに集中・・。
僕は・・。
ヒラスズキを狙いに来たんだ!
出た!無駄我慢!
しばらく我慢していましたが、現在のところヒット0・・。
目の前には反転流を漂うボラの群れ・・。
やっぱりボラ釣る!!
ダーティンをラインブレイクした直後なのでノットを組む必要はありますが引き味だけでも堪能したい気持ちが後押ししてFGノットを組んでボラを掛けますが、その際にリールの違和感を知覚する・・。
ドラグが効かない!!
最初の初期ドラグは効くのですが、ドラグが継続して効かないのでズルズル滑ってしまう・・。
沖磯釣行で青物を掛けたりしたことで、どうやらドラグ部に水が入ったかグリス切れの模様です。
潮止まりとなったのでこの日は終了。
次の日に友人Kが調査に行くとのことだったので、その前日、時間があったので明日に繋がる情報を提供できればいいかな?と思い行ってきました。
海況としたら前回よりも良さげでサラシが広がっている。
夜勤明けの・・お昼ごはん食べてからのエントリーだったので、朝の状況は分かりませんがサラシが広がっているのなら・・夕マヅメまでやってみようと思います。
そういえば、前回の釣行でロストしたダーティンZや、壱岐の釣行でロストしたモンスターショットやジョルティなども補充してきました!
毎回補充ばかりしていて、NEWリール貯金が遠回り気味ではありますが、ルアーがなければ釣りができないので致し方なし・・。
いつもは右側のフィールドからエントリーしますが、潮位が高くて入れなかったので今回は中央のハエからエントリーです。
まずはサスケ95SSからスタート。どうしてこのルアーを先発させたかと言うと、スレていない状況で1口サイズのミノーなら1発で喰ってくるのではないかと思ったからです。それに、低活性なのは分かっているところなので、そんな状況なら大きなミノーよりも小さなルアーの方が良いのではないか・・。というのが先発理由です。
異常なし!
ちょっと高い足場からのアプローチのせいで潜航しにくかったです。
つづいて、細身で普通のミノーよりは喰わせやすいのではないかと思い、タイドミノースリムをチョイス。サスケ95SSよりも引きやすく足場の高いところからのアプローチで、しっかり泳いでくれましたが・・。
異常なし!
続いて新登場のレイジースリム110Sのシンペンにチェンジ。
バチ抜け用ルアーなので浮き上がりが良いと思うので超スローに引けて一口サイズなのではないかと思い選んでみました。
シンペンだったので、サラシの下以外にも反転流や流れのヨレなんかを立ち位置をかえながらアプローチを試みますが・・。
異常なし!
その後、バリッド70にチェンジして、ロスト覚悟でボトムを引きますが、そのアプローチ中に青物師がエントリーして来たので情報交換をしつつ場所を譲って右のエリアに移動しました。
この右側エリアは過去にヒラスズキやヒラメ、それにランカー磯マルなんかを釣った実績のあるエリアなので、いきなり本気モードでサスケ120裂空にチェンジして波待ちしながらサラシ撃ちを試みますが反応は得られず、再びレイジースリムにして沖のサラシや超スローリトリーブで何かしらの反応を探りますがこちらも反応を得られず・・。
ちょっと寒くなってきたので身体を温めるべく、ダーティンZにチェンジして連続ジャーク入力によって身体を温めますが釣果までは至らず、ダーティンZの入力方法をまたひとつ学習してストップフィッシングとなりました!
釣行結果と海況を明日エントリーしようとしていた友人Kへ報告。
ダメでしたー!!
ベイトっ気が確認されなかったので、明日は厳しいかも・・と伝えたかったのですが、さすが男気溢れる良い男!リベンジするべく地磯Bへエントリーしてきたそうです・・。
返り討ちに逢いました・・。
結局のところ、友人Kでも釣果には至りませんでしたが、それでも3回ほどバイトがあったようで、さすが友人K!
今回の釣行記録はこれで終了になります。
ダーティンZで何かしらの反応はありましたが、魚をキャッチ・・まで至っていないため今回の推しはありません・・。
低水温期ヒラスズキ釣行・・僕の力では刃が立ちませんでした・・(泣)。
どうにか、こんな状況下でも魚を出したいのですが、とりあえず状況を整理することにしました。
A:僕の力量不足
B:ヒラスズキが完全に抜けた(少ない)
C:低水温で活性が低い
D:ベイトが入らず、ヒラスズキが入っていない
E:サラシにヒラスズキが付いていない
F:ヒラスズキが付いているエリアを見つけきれていない
Aに関しては自分も理解しているところなので頷けますが、それで2月を諦めろなんてできないので継続してヒラスズキを狙ってみて、何かしらのメソッドを習得したいところではありますが、問題はBのヒラスズキが完全に抜けた可能性が否めないところ・・。
ベイトっ気があって、チヌや磯マルなどのヒラスズキ以外の魚が釣れる環境下であればBの可能性も考えられますが、今回の釣行では両日ともにベイトっ気がなかったし、チヌや磯マルなどのヒラスズキ以外のフィッシュイーターの活性も低い状況でしたのでBにあっては結論保留・・。
Cの低水温で活性が低い件に関してはあながち間違い無さそうな見解です。
九州北部の沖磯やメジャーフィールドではヒラスズキ釣れているんですよね・・。それに房総の地磯でもヒラスズキは釣れている・・。そして、そんなメインフィールドのいくつかの水温を調べるとどこも15度前後の水温なんですよね・・。よって、間違いなく低水温と活性は関係していると思われます。
D・E・Fにあっては、そのときの状況によりけりって感覚なので割愛しますが、ヒラスズキがいない訳では絶対にないってことだけはなんとなく理解しました。
一度は絶滅したと、
諦めましたが・・(笑)。
確かに・・。
アジ装備準備してたな(笑)。
アジさんも・・この冬は必ずやりますが、継続してヒラスズキさんも狙っていきたいと思います!
読了、ありがとうございました!