釣れる人と釣れない人との「差」を考えてみる・・。シーバスノートから導かれる「再現性」という名の備忘録・・。

こんにちわ・・。

ここ最近、「シーバスゲーム」に明け暮れているブログ主です・・。

この記事はで読むことができます。

今回は、いつもの独り言(釣行記録)ではなく、(・・おそらくはじめての・・)スズキの釣り方講座・・になるのですが・・。

ブログ主
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単刀直入に・・。

みなさんは、スズキ釣りにおいて、「釣れる人」「釣れない人」「差」は何だと思いますか・・?

その答えとしては、当然・・人それぞれに違った見解があって・・、それ故に自由度が高く面白みが尚増すところだと思うのですが・・。

ここで書く見解は・・、あくまでも僕の考えであり・・、個人的な中級者の・・、その枠内の端くれ者の・・、凡人としての見解・・、ではあるのですが・・、僕は「データ」だと思っています・・。

「釣れる人」と「釣れない人」の「差」は何?
 「データ」・・、「データ(シーバスノート)を蓄積させていくこと」

要は、釣りが上手な人は「釣れる天気」「釣れる潮回り」「釣れる時間帯」の他に「釣れる季節」と言った、「釣れるデータ」をたくさん蓄積させていて、逆に同じ量の「釣れないデータ」も持ち合わせていて、そこから応用を効かせて、釣れない状況下においてもなるべく釣果に結びつけていく人・・、なのではないかと僕は考えています・・。

端的に言うと、「データに基づいた経験則を重視している人」・・ということになるのではないか・・と思われ、「直感」や「勘」とは相反するニュアンスです。

ブログ主
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「エントリー回数」=「釣果」ではなく、

データによる分析=「釣果」・・。

エントリー回数少なくとも釣果を出す人は出す!

スズキがなかなか釣れないアングラーの皆様・・。

今まで、たくさんの辛酸を嘗めてきたことでしょう・・。

僕もそうでした・・。(今でもそうですが・・。)

スズキ釣りをスタートさせてから・・、いつの間にやら10年・・。

おそらく最初の3年はマジで釣れない期間を経験し、徐々に釣れるようになりまして・・いろんな価値観の変動もあって、いろんな紆余曲折を経て「再現性」重視の釣りにたどり着いた訳であります・・。

「釣れるルアー」を投げればスズキが必ず釣れる訳ではないように・・。

スズキ釣りのプロ達にも「ボウズの日」が少なからずあるように・・。

知らないエリアで釣りをすることを「アウェイの洗礼・・」と例えるように・・。

だからこそ、「釣れる人」は再現性を重視して釣りをやっているのではないか・・。

・・と、僕はそう考えています・・。

それが、僕の「釣れる人」と「釣れない人」の違いは「データの差」だと感じる所以です・・。

従って・・、あくまでもスズキ釣り(他の釣りを知らないから)において・・ではありますが、最初から上手な人なんて存在しないと思っていますし、釣れるデータを全く持ち合わせていないシーバス初心者さんが最もシーバスを釣るのが一番難しい・・ということになってしまいます・・。

今回は、そんなスズキ釣りをさらに面白く、さらに釣れるようにするため・・、僕の失敗談から派生した経験を混ぜ合わせながら雑記として・・そして、釣り講座として記事にしてみましたので、最後まで読んで頂けたら幸いです・・。

それでは、初めての試み・・スズキ釣り講座第1弾!再現性編・・、スタートです!

釣れるには理由(ワケ)がある・・。それがスズキ釣り・・。

そもそも・・。

どうしてシーバスフィッシングにおいて、釣れる人と釣れない人の「差」がその他の魚釣りよりも明確に大きいか・・と、言われると、シーバスフィッシングは「どんなルアーフィッシングの中でも非常にゲーム性の高い釣り」だからだと思います・・。

この・・、釣りにおける「ゲーム性」とは、釣りを理論的に考えて展開しながら釣果に結びつけることです。

ルアーフィッシング自体がゲーム性の高い釣りであることは間違いない事実ですが、シーバスフィッシングはルアーフィッシングの中でも群を抜いてゲーム性が高いと思います。

ちなみに・・、僕の釣友達(釣りバ◯達)は、それを「RPG」というゲームのジャンルとして捉え、「レベル上げ」・・若しくは「レベリング」と称して釣り場へエントリーしまくっている人もいるので、釣果よりもそのゲーム性の高さに惚れてスズキ釣りをやっている人もいます。

そんなスズキ釣り・・。

スズキ釣りのパイオニア・・、コアマンの泉さんの言葉を引用すると、「釣れるには理由(ワケ)がある・・」という名言がありまして、今でもグッと心に刺さるのですが・・、スズキには「これだから釣れた」・・という理由が必ず存在すると思っていて良いでしょう・・。

では、そんなシーバスをどうやって・・どのようにして初心者さんが釣り上げていくのか・・。

それは、経験を・・。

釣れない経験」を蓄積させていくしかないと思います・・。

その・・「釣れない経験」の試行錯誤を繰り返しているうちに、必ずや「偶然の1尾」という出会いが訪れることでしょう・・。

ブログ主
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何で釣れたか理由が分からない・・。

それが、「偶然の1尾」です。

その時点では、具体的に言語化できない「釣れる理由(ワケ)」が・・、その「偶然」をさらに繰り返しているうちに、偶然とは思えない何らかの必然的に釣れた理由にたどり付き、いつしか「釣れる理由(ワケ)」の言語化が追いつき、具体的な言葉となって発現してくると思われます・・。

それが、スズキ釣りが非常にゲーム性の高い釣り・・高尚なる釣り・・、と呼ばれる所以です・・。

ゲームをしていて、弱いボスよりも強いボスを倒した方が強い達成感に包まれるように・・、スズキの1尾には、非常に高い達成感があります・・。

それでは、「偶然の1尾」から得られる貴重な情報とは、具体的に何でしょうか・・。

簡単に説明すると、⇓のような「時間」・「ルアー」・「自然環境要素」の情報を確実に入手することができます。

1尾の情報とは・・
  • 「月日」や「時刻」、「潮汐」等の時間的な情報
  • 「アクション」や「サイズ」、「レンジ」等のルアーの情報
  • 「水温」や「水質」、「流速」等の自然環境的な情報

この、「情報」というなの絶大な恩恵は、最初はただの単純な「点」としてのデータではありますが、そのデータが重なって堆積していくごとに・・線となり、やがて「自信」や「確信」へと繋がり釣果へと結びつけて行く根拠となります。

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偶然を重ねていくことで、

必然へと近づける・・。

そして、どこかのタイミングで・・。

「偶然」が「必然」へと変わるタイミングがあります・・。

そこがスズキ沼の深い深い沼の入り口であり、中級者としての入り口なのではないか・・と、僕は思います。

ブログ主
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ようこそ!

スズキの世界へ!!!

ちなみに、2023年春現在・・。

僕は新規エリアの開拓を行っているのですが・・実際にデータを蓄積させていくと、こんなことが分かってきました・・。

新規エリアの情報
  • 大潮・若潮等の潮回りに関係なく、満潮からの下げのタイミングで活性が上がる・・。
  • 4月・5月はハクパターン・・。
  • 回遊個体ばかり・・で居付きは極端に少ない・・。
  • 潮位が高ければ、手前の駆け上がりに魚が付く・・。
  • この時期、ベイトが小さいため大雨が降るとベイトが流されてスズキも一緒に抜けるイメージ・・。
  • 潮の流れが強いと、沖の流芯の変化のある場所に付いている・・。
  • 朝マズメはエントリーしていないので不明・・。
  • 日が暮れている段階で上げ潮の状況が現在ベスト・・。

他にもたくさんの情報があるのですが、それは割愛させて頂くとして・・、1尾1尾キャッチしていくことの積み重ねの結果、これだけの情報が構築されていく訳です・・。

そして、エリアや季節が違うと全く同じように釣れてくれないので・・エリアごとに戦略パターンが違うと考えて良いでしょう・・。

それでは、次の章では僕の失敗談(勘や直感に頼りすぎた結果・・の成れの果て)について書いてみようと思います・・。

失敗談・・。勘や直感に頼り過ぎた結果→再現性の釣りに行き着く・・。

みなさんは、「最初の1尾」を憶えていますか?

僕ははっきりと憶えています・・。

それは・・、某河川の河口域・・。

人気ポイント・・と言うよりは、エントリーのしやすさで選んだような2級3級のポイント・・。

ちょっとした小雨の降る中・・、当時の僕は「明暗」でしか釣れないと考えていたので、ひたすら明暗に向かってキャストを繰り返していたら・・手前(駆け上がりに該当するのですが、当時の僕は駆け上がりの概念を持ち合わせておりませんでした・・)で急にヒットして・・、慌ててタモ網使って取り込んだ・・という恥ずかしくもあり、苦い記憶が・・10年くらい前のことではありますが憶えています・・。

それが、僕にとっての最初の1尾だったのですが、中級者の端くれと言っている僕にも、そのような漠然としたモラトリアムのような初心者時代があった訳です・・。

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そこから3年は暗黒期・・。

ちなみに、その時のヒットルアーもバッチリと憶えておりまして、マリアさんの「マールアミーゴⅡ」という深いレンジを刻めるバイブレーションになるのですが、このⅠ尾が大変嬉しかったのか・・、それともマールアミーゴⅡに魅せられてしまったのか・・、理由は定かではありませんが、2年以上も僕の成長をガッチリと止めることとなる主な原因になってしまったのでした・・。

当時の僕は「どうして釣れた?」ということを考えず、「コレ(マールアミーゴⅡ)だから釣れた!」という結論に至ったてしまったんですね・・。

このルアー(マールアミーゴⅡ)だから釣れた・・。

このカラー(レッドヘッド)だから釣れた・・。

これに囚われ過ぎてしまって、違った河川にエントリーしてもマールアミーゴⅡをメインで投げてましたし、サーフに行ってもマールアミーゴⅡをひたすら投げてましたし、沖堤防に行ってもメインで投げて、釣具屋に行ってレッドヘッドのマールアミーゴⅡを見つけたら即補充してたし・・。最後の切り札として水深50cmもないシャロー帯にもマールアミーゴⅡを投げていた訳です・・。

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弱点は深いレンジを引くので、根掛りが多い・・。

こんなにマールアミーゴⅡを買う人間は僕だけなのではないかと思えるくらいにマールアミーゴⅡのヘビーユーザーになっていました・・。

ちなみに・・。

レッドヘッドカラーが未だに好きなのは、その時の名残りと思われますが、当時の僕は・・、マールアミーゴⅡで釣れた貴重なⅠ尾の再現性をしたかったのではないかと推測するしかないのですが・・、まぁ・・めちゃくちゃ勿体ないアプローチをやっていた訳です・・。

ルアーローテーションを多用してⅠ尾に近づいていくスタイルの今とは真逆のアプローチをやっておりました・・。

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なんだか恥ずかしい・・。

そして、どこかのタイミングで・・、(条件によりけりですが・・)ミノーの方が釣れる・・シンペンの方が釣れる・・いや、その時の状況に合わせてルアーローテーションを展開した方がもっと釣れる・・、ということを理解し、今に至る訳です・・。

再現性を高めるためのコツ!

ここでは、よりスズキを釣るためのコツ・・というよりは、再現性を高めるためのコツを書いてみようと思います・・。

同じフィールドに通う

中級者の端くれの意見なので、どれだけ納得してもらえるか定かではありませんが、毎回違うエリアをエントリーするより同じフィールドに通い続けることをお勧めします・・。

いわゆるホームエリア(本拠地)の策定です・・。

理由としては、そのフィールドの規則性が理解できるようになるからです・・。

例えば、今・・2023年の5月になっているのですが、先月の4月は、とあるエリアのみ通い続けることにしました・・。

すると、基本的に満潮からの下げでスズキの活性が高まることが分かりました!逆に、干潮前後では全く活性が上がらず苦しい展開が続いている状況ではあるのですが・・。

こうやって、釣れるデータと釣れなかったデータを差し引いて、釣れる可能性を引き上げる(レベルアップするために敢えて釣れない時間にエントリーすることも可能)ことができる訳です・・。

記憶ではなく記録を追う

記憶とは色褪せるものです・・。

そして、時には自分の良いように身勝手に記憶を上書きしていく生き物です・・。

従って、脳内の記憶に頼ることよりも、ノート(シーバスノート)やスマホで記録をつけて必ずアウトプットする癖をつけておきましょう!

その記録は財産となり、いずれは貴方の味方になることでしょう・・。

各々のルアーを理解する

ルアーローテーションを展開して1尾へとアジャストする際に一番必要なのが、ルアーの理解でしょうか・・。

特に初場所でのエントリーは、このルアーの理解が一番重要なんじゃないかと思われるのですが、ルアーが違えば喰ってくるシーバスが違うと思ってくれて大丈夫だと思います・・。

例えば・・。

ワームでも喰ってくるタイプが違うと思うことが何度かあるのですが、最初にピンテールのワームを投げてて反応がないから、今度はシャッドテールのワームを投げたところ・・ヒット!ということが(その逆も然りですが)多々あります・・。

なので、僕はワームを2種類使い分けています。

そんな感じで、ルアーも使い分けています・・。

使い分けのイメージ
  • 「ウォブリング」や「ウォブンロール」、「ローリング」等のアクション別
  • 「トップ」や「サブサーフェス」、「0〜20cm」「20〜40cm」等のレンジ別
  • 「6〜8cm」「8〜10cm」「10〜12cm」等のサイズ別
  • 「フローティング」や「シンキング」、「「サスペンド」等のルアーの性質

そして、ルアーローテーションについてですが、「全く反応がない」場面でのルアーチェンジは、サイズやレンジ・アクション等に、あまり共通点のないルアーを選び、そろそろ釣れるのでは・・若しくはショートバイトがあった場合といった、ヒットに向けてアジャストさせたい場合には、何かしらの共通点のあるルアーを選ぶように心掛けています。

なので、ルアーの特徴はしっかり憶えておいた方が良いでしょう!

「良く釣れるルアー」が自分に、そして、その場所に適合する訳ではない!

具体的に例えるならば、ここ最近の人気ルアーの「カゲロウ」(メガバス)や「ブローウィン」(ブルーブルー)等の超絶人気ルアーが、自分自身の釣りに100%適合する訳ではないし、そのエリアのシーバスがこぞって喰ってくる訳ではないということです・・。

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ルアーと自分とのフィーリングが良いと、集中力が持続します!

人気のルアーは確かに何かが突出して凄い部分があると思います。

先程、、具体例に書いた「カゲロウ」(メガバス)は抜群のレンジキープ能力と飛距離、それに超絶低速に巻いても滑らかに泳いでくれるという特性を持っていますし、「ブローウィン」(ブルーブルー)はジャーキングという後天的に誕生したシーバスのスイッチを入れる秘技を持っています。

そりゃ、シーバスも喰ってくるだろう・・。

そんなに人気なんだから・・と、思いつつ、どちらも、秀逸なルアーであることは間違いのない事実ではありますが、何故か「カゲロウ」では未だに釣りきれておりません・・。ブローウィンではそれなりに釣れているのですが・・。

自分とルアーとのフィーリングが合わなければ、ちょっとしたストレスになるし、人気のルアーでも釣れないという事実が何かしらの有効な選択肢を奪っているのかもしれません・・。、こういう人気ルアーは予備ルアーとしてストックすることが難しいため、一度ロストしてしまうと長期間手に入ることができないという事態に陥ります・・。

なので、常にルアーを補充できて、尚且釣れるルアーを自分で見つけておくべきなのかもしれませんね・・。

他の釣りも楽しむ!

僕は地獄の3年間を経験した結果・・。

あらゆるルアーフィッシングに浮気したのですが、今・・改めて回顧してみると、それはそれで良かったと・・、スズキ釣りの技能向上に繋がったと感じています・・。

特にメバルゲームはシーバスと同じくゲーム性が高く、高活性の時は何を投げても釣れるのですが、活性が低い時は何を投げても釣れない・・というスズキに似たゲーム性を持ち合わせています・・。

過去に、ライト系ミノーを使ってメバルを狙っていたのですが、「巻き」では全く反応しないのに、当時風がそれなりにあって、ウィンドドリフトで巻かずに放置して漂わせていると海面を炸裂するように喰い上げてきて攻略に成功したことなんかありました・・。

スズキ釣りに置いても巻かなければ釣れる・・という状況があるのですが、そのイメージを構築する良い機会になりました・・。

要は、巡りに巡って別の釣りがスズキ釣りにも良い影響を与えてくれるということです!

まとめ

今回の・・、初の試みである(自称中級者の端くれの)「釣り講座」はいかがでしたでしょうか・・。

この記事をじっくりと何日も書いては消して・・を繰り返しながら、一体・・、シーバスフィッシングの面白さとは何だろうか・・。と、自問自答しながら書いていたのですが・・。

スズキの面白さとは、「点」と「点」だった可能性をいくつも結びつけて「ヒット」に繋げるゲーム的感覚がスズキ釣りの魅力だと思います・・。

スズキは、そこら中の海に住んでいて、基本的に海から一番近い水門の手前まで生息していて田舎・都会問わず釣りが可能なので、スズキ釣りの準備さえ整えばすぐに釣りに行ける・・という敷居の低さから、シーバス人口が多い理由の一つかと思われますが、敷居の低いわりに釣れなさ過ぎて・・このゲーム性の高さが理解されずに離れてしまうアングラーの方が多いと思われます・・。

この・・、噛めば噛むほど染み渡る感じ・・。本当に初心者さん泣かせの釣りではありますが、この楽しさを知れば本当にめちゃめちゃ楽しいので、是非とも続けてもらいたい限りです・・。

そして・・。

この記事が誰かの役に立ってくれたら・・と、願うばかりですが、自分自身のアウトプットも含め今後も「第2弾」・「第3弾」とシリーズ化して展開していけたらいいな・・と思っております。

それでは、また・・。

読了、ありがとうございました!