みなさん、こんにちわ!
僕がシーバスゲームでホームとしている博多湾にも、サゴシやコノシロが接岸し・・海の状況が「夏」から「秋」へと変わろうとしていることを実感しているブログ主です・・。
博多湾が熱くなっている・・!
気がする・・!!!
思い返すと、昨年の今頃はナイトゲームにて《シーバスの「秋爆」という名の奇跡》を経験し、すでに今年もベイトの接岸情報を見聞きしているので・・、今年も秋爆を味わいに今すぐにでも博多湾奥へと馳せ参じたいところ・・ではありますが、諸事情(ヒラスズキ釣りに全力投球していたこと)によりエントリー出来ていない今日この頃・・。
みなさん・・釣れてますか?
※補足!昨年今頃の秋爆記事はコチラ!
話を本記事の内容に戻しますが・・この下の写真・・。
一体、何を施したのか分かりますか・・?
実はコレ・・、履き潰してしまった磯靴に《ネジチューン》という名前の手軽に出来る磯靴の改造メソッドでして・・、ステンレス製のネジを靴底に埋め込んで「スタッドレス化」させて、磯靴のグリップ力が復活するのかどうか・・という実験「後」・・の写真です!
先に結果を書こうと思うのですが・・、この《ネジチューン》により、《グリップ力が復活して再び磯でも使える!!!》・・という証明になりましたので、今回は・・この《ネジチューン》について、いろいろと書いていこうと思います。
それでは、ペラッペラのグリップ力が低下して使えなくなってしまった磯靴が、磯靴としての機能を取り戻すための《ネジチューン》編の第1弾・・スタートです!
CONTENTS
「ロックショア」・・という世界において、最も重要なアイテムと言えば「フローティングベスト」と合わせて「磯靴」・・ではないでしょうか・・。
ロッドやリール、ルアーといった・・魚を釣るアイテムよりも、自分の命や身体を守り、滑落や捻挫といった怪我を予防して未来永劫・・ロックショアという世界で(気分的には軽快にして縦横無尽に・・)釣りを続けるられるためのアイテム・・といえば、やはり・・それぞれのアイテムを天秤に掛けるつもりはありませんが、「磯靴」というアイテムはロックショアでは欠かせないものであり優先して揃えるべきアイテム・・。
磯靴は、決してなだらかではない傾斜や凹凸の激しい磯の上でも表面をガッチリと掴むことや、万が一転倒した場合に主に足首周りの骨折や捻挫を予防したり、不安定な足場を安定させるようににするために最も必要なアイテムであり、磯靴に求められるものはそんなところではないでしょうか・・。
そんな磯靴ではありますが、底面には4つの種類がありまして・・。
ラジアル・・ゴム製のソール。テトラや波止場などのフィールド向け。
フェルト・・フェルト生地のソール。丸くて凹凸の少ない丸石が多いフィールド向け。
スパイク・・ラジアルソールにピンのついたソール。起伏の激しい磯向け。
ピンフェルト・・フェルト生地にピンのついたソール。ゴロタ磯向け。
ロックショアにおいては、それらの底面のうち、スパイク型やピンフェルト型が磯というフィールドに適正がありまして、その2つを主に磯靴・・と呼ぶのですが、これらの磯靴の欠点としてはハードなフィールドにおいての使用になるためピンやフェルトが摩耗しやすい・・ということ・・。
磯靴は、怪我をしない為にも丈夫に作られているので、高価なモノが多く・・材質によっては安くても5〜6千円・・機能性や耐久性を求めていくと2万円台とピンキリ・・。
高価な磯靴になると、ピンがステンレス素材から、さらに硬質で摩耗しにくいタングステン素材のピンとなり、それなりに耐久性も向上し使用頻度によりけりではありますが1年以上持つとのこと・・。
・・ですが、ブログ主は2児のパパであり小遣い制のサラリーマンであるブログ主の金銭感覚としては、少しでも安く長持ちする磯靴を選びたいという思考が働くため・・。
今までタングステンピン搭載の磯靴を履いたことがなく・・、ステンレスピンの磯靴しか履いたことがないので、あくまでも僕が履いたステンレスピンの場合・・となりますが、1年ほどで寿命が来てしまい・・、ヒラスズキ3年目を現時点で迎えている状況です。
すでに3代目の磯靴を購入し、3代目の磯靴を履いている状況で、少しでも磯靴の寿命を延ばしたい・・そんな思いから今回のネジチューンに至るところではあるのですが・・。
どちらにせよ、ピンがステンレスだろうがタングステンだろうが消耗しますし、フェルトもピンの摩耗と並行してとすり減っていきますので、どこかのタイミングでやってくるであろう・・「磯靴の寿命」という問題・・。
急に磯靴が滑りやすくなってしまったけど・・購入する資金が貯まってない・・というような、このまま使用を続けると怪我や事故の可能性が高まるような状況下でもネジチューンは使えますので、憶えてて損はないかと思います・・。
磯靴のネジチューンとは、ソール部から直接「六角タッピングネジ」を底面にねじ込んで、ネジ山の部分をピンとして機能させるための方法です。
タッピングネジを埋め込んだ磯靴の裏面・・。
スパイクのピンの代わり、埋め込んだネジ山がピンとしての突起の役目を果たすのですが、ピンのように先端が細くないネジ山が・・、果たして凹凸の少ない磯でもスパイクピンのようにガチ!っと磯に噛んでくれるのか・・半信半疑ではありましたが・・。
自らのペラッペラの初代磯靴を使って実験したところ・・、しっかりとスパイクピンとしての役目を果たすことは確認しましたので、特に問題はないと感じております・・。
このネジチューンに関しては、RBBさんの公式HPにもネジチューン用の《フェルトスパイクスタッド》という名前のネジが売られており、あくまでもカスタム・・という範疇ではありますが公式でも磯靴を長持ちさせるためのメソッドとして紹介されているところではあります。
市販の方が安く購入できるそうなので、そちらを使うことにしたのですが・・。
カインズやコーナン等巡ってみましたが、《ステンレス製》の六角タッピングネジが置いてない・・。
売っているのはユニクロ製のみ・・。
調べてみたところ、やはりステンレス製の方が耐久性が高く錆びにくい・・とのこと・・。
従って、「ステンレス製の六角ネジ」を諦めて「ステンレス製の鍋ネジ」をチョイスすることにしました!
六角が摩耗すれば丸くなるし・・。
人柱として実験してみよう!
また、ステンレス製のネジには「皿」や「トラス」等・・ネジ山に種類がありましたが、「六角」の次にスパイクピンとして向いているのが「鍋」と思えたので、鍋形のステンレス製のタッピングネジを購入・・実験することにしました!
使用するアイテムとしては、購入した「ネジ」と「プラスドライバー」に「接着剤」・・そして「ヤスリ」の4つを準備しましょう!
ネジ・・磯靴の底面に埋め込み、スタッドとしての役目を果たす・・。
プラスドライバー・・ネジを埋め込むために必要なアイテム・・。
接着剤・・ネジの抜け落ちや、ネジ抜けの耐久性を底上げ・・。
ヤスリ・・万が一・・ネジの先端が足に刺さることを予防する・・。
ネジにあっては、ソールの厚さによって選ぶのが吉かと思われ、貫通しない程度で長ければ長いほどピンが抜けにくいと思われまして、ブログ主の初代磯靴のソールの厚さを確認したところ・・ギリギリ「12mm」だったら、どこのソールに埋め込んでも貫通することはないだろうと思われましたので、一律12mmのネジを購入してネジチューンを行いました!
以上、ネジチューンに関する章でした!
ここからブログ主が実践したネジチューンについて書いていこうと思います・・。
それでは、まず・・僕の履きつぶしたペラッペラの磯靴さんに登場してもらいましょう!
じゃーん!
コチラが僕の初代磯靴・・。
今となっては廃盤となっておりますが、ダイワさんの磯靴《SW−2500》が僕の初代相方・・。
いろんな箇所にボロがあって、もはやソールなんて摩耗し過ぎてフェルトに厚みなんてありゃしませんが・・、僕はこの初代磯靴を履いて、近所の離島の開拓や磯のナイトゲームといった・・今現在メインとしてやっているヒラスズキ釣りの原点たる釣りをやっていた思い出深い磯靴になります・・。
そんな初代磯靴・・。
今となっては、些細な磯の上でも滑って滑って大変な危険な目に遭うので、2代目の磯靴へと履き替え・・3代目の磯靴へと代移りしている状況ではありますが、初代にあってはボディにあってはまだまだ使える状態で、底面のみ使えない状態ですので初代を使ってネジチューンを施してみようと思います!
まずは、ネジの尖った先端・・。
新品の磯靴に関しては、ソールが分厚いので別にする必要もないかと思われますが、今回のようにペッタペタの靴底にネジを埋め込む場合には、ソールを貫通する恐れ・・もありますし、貫通しなくとも・・ランガン中に・・何かしらの因果によって足に刺さる可能性もありますので、コチラをヤスリで研いで刺さらないようにしておきましょう!
中敷きをプラスするのもGOOD!
続いて、ネジの埋め込みです!
最初は、ネジに瞬間接着剤を塗った後に固定していましたが、接着剤がネジを埋めるよりも早く固着し始めましたので、一旦・・仮で軽くネジを埋め込んだ後に接着剤を塗り、そこから本締めするようになりました!
工程としては、こんな感じで一つ一つ丁寧にネジを埋め込んでいけば終了・・となりまして、右足に関してはつま先側に5本のネジを・・かかと側に3本の計8本のネジを、まだ活かせるピンに干渉しないように埋め込んでみました!
1回目の実験にて右足に埋め込んだ8本のネジ・・。
こんな感じでネジチューン工程は終了です!
次の章で、実際に磯で釣りをしてみました!
実際に磯へエントリー・・。
果たして・・六角ネジではなくとも・・、鍋ネジでもうまくいくのでしょうか・・。
最初のフィールドはゴロタも磯もある近所の地磯・・。
初回の実験は、約6時間ほどランガンスタイルでの釣行で、3つほどのポイントを4往復程しながらの撃って撃っての繰り返しによって、3バイト中3バラシ・・という残念な結果に終わってしまいましたが、履き心地としては下記のとおり・・。
まずは、磯にエントリーするために、アスファルトの路上からザラザラした岩の斜面を連続的に降りてみる・・。
問題なし!
ガッチリと岩を噛んでホールドしている感覚は、まさに磯靴!
特に滑るようなこともなく、ネジ山が出ていることによるマイナス要素的なことはなく、こういう局面で滑っていた初代磯靴ですが復活を遂げている模様・・。
続いて、やや滑りそうな丸い石の上を連続で渡ってみる・・。
問題なし!
うん・・滑らないし、丸石に付着したノリの上にも乗ってみましたが、ネジ山の突起のおかげで石を掴んでくれているようで滑ることはありませんでした!
そして、一旦藪を漕いでソールに赤土が付着した状態での磯の上!
問題なし!
ネジチューン前の初代磯靴なら、フェルトやピン穴周辺に土が詰まってしまって一度海水で靴底の土を洗い落とさないと滑りやすかった磯靴が、滑るような違和感すらなく、ガチっとホールド!
普通に磯靴としての機能を発揮しておりました!
ホールド力は問題ないとして、後はしばらく磯を歩いてネジがポロッと抜け落ちないことや、ネジの先端が中敷きを突き破ること等の不安が残っていましたが、下の写真をご覧のとおり1度の釣行で約6時間ほど歩いたり釣りしたり、その後も約4時間ほどの釣行で2度ほど使用しておりましたが、釣行終了後の右足にあってはこんな感じで、ネジ穴に砂は詰まっているもののネジの抜け落ちや中敷きを貫通する・・といったことは一切ありませんでした!
ネジチューンによる2度の使用した後の靴底・・。
また、ネジの摩耗に関してですが、2度の釣行によりネジ山にかすり傷程度の擦過による傷を確認していますが、大した摩耗の形跡はなく耐久性も1度や2度では削られないことも確認済み!
鍋型のネジでもいける!
2回ほど釣行を終えてのネジの摩耗確認・・。
これって、ネジチューン成功!と言っても良いのではないでしょうか・・。
また、ブログ主的には、8本ずつの合計16本のネジチューンを行いましたが、ソールがかなりすり減っており、ネジに負担が掛かり過ぎている・・と思われましたので、8本それぞれのネジの負担を分散するためにも・・もう少しネジを増やしてこんな感じに・・。
片足8個から16個に増やしてみた!
まだ、16個にして磯へエントリーしていないので、使用感については後に書いてみようと思います!
今回の記事はいかがでしたでしょうか?
磯靴・・完全復活!!!!
まだまだ2〜3回ほどしか地磯へエントリーできていませんし、初代磯靴の最初の履き心地・・というのは記憶にないので完全復活しているのか、グリップ力が何割か戻ったのか・・等を比較することはできませんが・・。
ネジチューンによって、普通に磯靴として機能するようになったのではないか・・と思います!
現時点では、3代目(RBBのフェルトスパイクシューズ)の磯靴も購入しておりまして、《ネジチューン》を施した初代磯靴にあっては、サブ的に使用していくスタイルになる・・かと思われますが、これからも履き潰してしまって思い出深い初代磯靴を使える喜びに浸りながら磯やゴロタを駆け回りたいと思います。
初代磯靴・・復活してくれてありがとう!また磯を駆け回ろう!
また、どこかのタイミングで、経過報告なんかも当記事にて紹介する所存です。
読了、ありがとうございました!
※ 釣行5回使用後の靴底・・。
※ 釣行7回使用後の靴底・・。