みなさん、こんにちわ・・。
10月末に予定している対馬遠征に備えて、体力の向上を図るべく・・久方ぶりに珍しくトレーニングをはじめているブログ主です・・。
体力つけるぞー!
トレーニング・・と言っても、筋肉量を増やすような筋トレ的なものではなく24時間投げ続けられるような(・・笑)実用的な筋肉と心肺機能の向上を目指しているので、見た目にたいした違いはありませんが、「はじめの一歩」を読んでテンション上げながら、来るべき《Xデー》に備えて、怪我の予防や何十キロと磯を歩ける体力をつけようと日夜トレーニングに励んでいる今日この頃・・。
みなさん・・釣れてますか?
僕には、一歩の《デンプシーロール》や《ガゼルパンチ》のような必殺技を持っていないので、ヒラスズキを必ずキャッチするような術を持ち合わせておりませんが・・。
それでも今以上に《再現性の範囲》を広げて、少しでも未だ見ぬ地である対馬において幅広い対応力を身につけようと、ヒラスズキ釣りに関する感覚的なところや使えるルアーの幅を広げられるように、日々・・努力しようと考えている次第で・・。
今回は、そんな対応力をつけるべく、ブログ主の近所に3つほど離島があるのですが、その3つの離島のうちの一度もエントリーしたことのない《第三の離島》へと渡り、ヒラスズキ釣りに並行してフィールドワークに繰り出してみたので、いろいろと書いてみようと思います。
果たして・・。
僕は新たなフィールドにおいて、2年間の経験が通用するのでしょうか・・。
それではスタートです・・。
CONTENTS
先日・・。
タックルベリーにて、アイマの《アイシール》が売っていましたので、《アイ》が欠損してしまったルアー達にアイマのアイシールを使って貼付け補修を行ったところ・・。
なんだかアイマではないルアーにも関わらず、アイマのルアーになってしまった感が強くなり、なんだかんだ言って《アイ》ってメーカーの色が物凄く反映されるんだな・・と改めて感じております・・。
ジョルティーが・・。
ブルーブルー感が全くなくなった・・。
ジョルティにアイマのアイシールを貼付すると、こうなった・・。
なんだか、ポッキー(アイマのトップ系ルアー)のワームバージョンのようになってしまったジョルティですが・・、タックルベリーに行った理由はアイシールを購入したかった訳ではなく、ヒラスズキ用のシャロー系ミノーを探しに行ったのが本当の理由でして・・。
どうしても、①浅いレンジを引けて②飛距離が抜群に良くて、それでいて③大きめのフックが背負える④シャローランナーが欲しくて・・、対馬に行く前にそんなルアーの使い方を習得し・・出来ることならヒラスズキの1尾や2尾キャッチしておきたいところ・・。
僕の知る限り、《エルドール115F》というアピアのミノーが僕の求めている《ソレ》に該当するのですが・・。
以前持っていたエルドールは青物が掛かってしまい、根ズレによりラインブレイクされて手持ち在庫にないので、今回の魔界徘徊・・へと至ったのですが・・こういう時に限ってどの店舗にも在庫がない状況でしたので、エルドールではありませんがエルドールのようなシャローランナーを購入することにしました・・。
それがコチラ・・。
アイマの《アイボーン118Fシャロー》という名前のシャロー系ぶっ飛びミノー・・。
アイボーン118Fシャローの形・・。
エルドールと同じく極小リップ搭載で浅いレンジを引けるルアーで、艶めかしいウォブンロールのエルドールに対して、このアイボーンはコスケのシャロー版?というのでしょうか・・、ローリング主体のミノーのようですが、とりあえず飛んで浅いレンジを引けて大きめのフックを背負えるミノーの入手に成功しました!
これで、普通のシャローランナーでは届かなかったアウトレンジをアイボーンで攻略できるようになる気がする・・。
- メーカー :アイマ
- 全長 :118mm
- 重量 :19g
- タイプ :フローティングミノー
- レンジ :5〜30cm
- アクション:ウォブンロール
- フック :#3×2
- リング :#3
実際に使ってみて思ったことは、公式ではウォブンロールと書いていますが、ローリング強めのウォブンロールで、かなり水を噛むのでデッドスローでもしっかり動き、間違いなくヒラスズキに向いている・・はず!!
今回エントリーする新フィールドで、ミノーでは届きにくいアウトレンジのシャロー帯でサラシてくれているポイントがあれば良いのですが・・。
そんなこの日の海況ステータスはコチラ・・。
潮汐:中潮(11:19満潮↘)
天気:晴
気温:23⇒26℃
水温:26.4度
風 :北東5〜6m
波高:1.0m
波高1.0m・・。
サラシは間違いなくありますが、いわゆる微サラシの状況かと思われますが、少しでも微サラシという条件でもヒラスズキからの反応を得られるように、応用力をつけたいところ・・。
・・ということで、今回選んだフィールドは初めてエントリーする近所の第三の離島・・。
離島・・最高!
ちなみに・・。
今回は、今まで数々のヒラスズキのキャッチに成功し、操作性も充分に把握できており、困った時にはコレを投げる僕のパイロットルアーである「裂波」は絶対に使わない・・という縛りを設け、対馬への応用力を無理にでも広げようと・・課題に挑戦することにしました。
僕には《釣りの運》も《嗅覚》も《感覚的直感》も持ち合わせていないので、試行錯誤の上にキャッチできた1尾の・・それぞれのデータを積み重ね、「再現性」を重視した釣りを展開している傾向がある・・と自分自信で分析していまして・・。
従って、それ故にそれが僕の「弱点」でもあるのですが・・再現できない状況に直面した時、どうしても為す術もなく立ち尽くすだけ・・と、なってしまうのです・・。
思考回路がショートする・・。
なるべく・・、そのようなショートしてフリーズするような状況を少なく万全の体制で対馬遠征へと出立し、できることなら対馬の地で待っている友人Kと対等に・・出来ることならお互いを高め合うような存在でいたいと・・、些か思い上がりも甚だしい限りではありますが、少しでも応用力をつけておきたいと思い至りまして、今回の・・今までエントリーしたことのない第三の近所の離島に足を踏み入れることにしました。
今回エントリーする第三の近所の離島・・。
明らかなシャロー帯であることはグーグルマップにて確認済み・・。
そして、この島の《北端》の磯へエントリーできると思えるルートが存在することもグーグルマップで確認済み・・。
また、《波高1.0m》と微サラシ程度と予測されるため、この日の海況にあっても僕の抱いている弱点の克服に好条件かと思われます・・。
後は、実際にエントリーできるか・・という問題でしたが、道幅も広く整備されておりまして、比較的何の障害もなく、何度か蜘蛛の巣を顔面に直撃するくらいの程度で、無事に目的地の北端の地磯へ到着することができました・・。
しっかりとした道があるのは嬉しい・・。
フェリーから下船して20分ほど歩いて、エントリーしたかった第3の近所の離島の北端エリアへ到達・・。
磯場に入ったタイミングで磯靴に履き替えて、気持ちを整えていく・・。
なんとかなるのではないかと思える微サラシ!
エリア的に潮通しが良いと思われるエリアだと思えたので、予報よりも多少は波があれば・・と思っていましたが、到着時・・上の写真でいうと左側の潮が写真中央の奥へ動くような潮の流れだったため、やや北東のウネリを打ち消すようにぶつかっていたので予報以上・・とはいかず、予報のとおりの波高で少し残念・・。
そして、悪いことにグーグルマップでは辛うじて磯の先端へと渡れそうなイメージ・・でしたが、それなりに水深のある水道が5mほど遮るように立ちはだかっていましたので、めちゃめちゃ良さげなサラシが広がっている先端には行けない事実が判明・・。
マジかよ・・。
しかし・・。
それでも、なんとかなるのではないか・・と思えるような景色に、そして微サラシに胸が熱くなる・・。
目と鼻の先に良さげなサラシが広がっているのに・・。
まずは、上の写真の・・この立ち位置にて・・いざ、スタートフィッシング・・。
先発ルアーは、フィードシャロー128F・・。
友人Kがヒラフィードというフィードシャローのヒラスズキカスタム版にて何度かヒラスズキを釣っているので、それに影響受け購入したルアーですが・・。
約1年ほどルアーボックスには常に入っているけれど、全然反応が得られずにボックスの中で眠りかけていたルアーが本日の主役で、先日購入したぶっ飛び系シャローランナーのアイボーン118Fと共にシャロー系ミノーの使い勝手をしっかりと学ぼうと思います・・。
今日こそ、苦手なシャローレンジを攻略するんだ!
この場所では、フィードシャローやアイボーン以外にも、その他諸々のルアーを投げてみましたが残念ながら反応がありませんでしたのでランガン開始・・。
今回は、釣行に並行して開拓も主な目的でもあるので、この島のヒラスズキの付きそうな場所を求めて探索を開始・・。
この奥には何があるのだろうか・・。
奥に向う道中に撃てそうなポイントを撃ちながら、今までヒラスズキはついていないだろう・・と思えるような小場所にも入念に「もしかしたら・・」という意識を持ちながらランガンしつつ前進・・。
上の写真の中央あたりの崖の麓まで行ってみると・・下の写真のような・・こんな感じの断崖になっていて、今回のような北東の風では風裏となるためサラシてくれず、反応は得られませんでしたが北西の風になると良い条件になるのでは・・と思えるポイントを発見!
次のエリアへ・・。
行ってみよう!
今日が北西寄りのウネリだったら・・。
簡単に行けるルートはここで終了・・。
この先も行けるのでは・・と思い、崖を登ってみると下の写真のような美味しいサラシが広がっていて、どうにかしてでもエントリーしたい気持ちではあるのですが・・。
さすがに、このエリアへたどり着くには尾根を歩き崖を下り・・という危険な道中が目に見えていまして・・。
命がなくなりそうな気が・・。
道のりが険しすぎるため断念・・。
やむを得ない・・。
こんなに素敵過ぎるサラシがあるのに・・。
絶景を堪能しつつ、とりあえず、断崖絶壁の崖の上からジョルティーを通しましたが横から押し寄せてくる強風にサラシのピンに通すことができず無念の撤退・・。
今回は、北東のウネリ・・。
もし北西だったらどうなっているのか・・定かではありませんが、今・・この状況で、この北端エリアで撃てるポイントとしては5箇所ほどの小場所のみ・・。
従って、ここから南進して北端と同じように風表となる東側のゴロタエリアへ大きく移動するか、それともこの場所で粘るか判断に迫られたのですが、一旦この場所で粘ることを選択・・。
そして・・その判断吉と出る・・。
最初の立ち位置に戻り、第1投目のフィードシャローが良い場所に着水・・。
ロッドワークでフィードシャローのトレースコースをコントロールしながら、微サラシ漂う岩の直近のサブサーフェスをウネウネとアクションするようにリトリーブしていたところ・・ヒラセイゴが大ジャンプする誤爆を確認・・。
出た!
さっきまで、いなかったのに・・。
2投目は、セットを待って待っての同じようなピンにキャストがうまくできて、1投目と同じようなラインコースを引いていると、またしても誤爆の大ジャンプ・・。
いる・・。
ヒラスズキが・・。
今まで、ヒラスズキの誤爆・・を経験したことがなかっただけに、表層のレンジを引けるルアーの威力の凄さに釣れずとも良い・・と思ってしまったブログ主ですが、またしてもフィードシャローにて3度目の誤爆を目の当たりにし、そこまで場がスレていない状況に、1尾・・どうにかキャッチしたいと強く思うようになった・・。
このタイミングから、風が強くなってきてフィードシャローが横風や向かい風に煽られて失速してフラついてしまい、ここに投げてこうやってトレースしたい・・!というイメージ通りのピンポイントに撃てなくなってしまったので、ルアーチェンジを選択・・。
この状況なら、フィードシャローよりも1枚下のレンジを引けるルアーなら喰ってくれるだろう・・。
出来ることなら裂波を通して本当に表層しかヒラスズキが反応しないのか検証したいところではありますが、今日は家にお留守番の裂波・・。
いかんいかん・・。
今日は課題の表層でヒラスズキを釣るんだ!
選択したのは、フィードシャローよりも少し上のレンジのコモモⅡ・・。
固定重心のコモモⅡ・・。
キャスタビリティはフィードシャローよりも高いことは知っているので、飛距離はやや落ちましたが・・おおよその狙いたいピンに着水・・。
なるべくトップをモコモコと海面の引波を立てるようなリトリーブで岩のキワを通していたら、少し大きめのヒラスズキのショートバイトを目視で確認・・。
うわ・・。
サラシの切れ間にて「バシュ!」と出現するも乗せられず・・。
しかし、今回はフックに触ってしまったため、確実にスレてしまっただろうと思い、コモモⅡの続投を取りやめてソルトペンシル110F−HDにチェンジ・・。
間違いなく、付き場・・。
何度かソルトペンシルで狙っていると、サブサーフェス気味にレンジを入れた直後のストップのタイミングでバイトが出ることを確認しましたが、乗せきれず・・。
スレを抑えるため、再びコモモⅡにチェンジすると誤爆・・。
フィードシャローに戻すと、ショートバイト・・。
ダメだ・・。
乗せきれねぇ・・。
このままヒラスズキの高活性状態が続くとは思いきれないので、さすがに痺れを切らしてレンジを1枚入れようとブローウィン125Fスリムにチェンジした1投目・・。
サラシの下から銀色の魚体がギラっと顔を出しますが反転・・。
うわ・・。
マジか・・。
と思った、刹那・・。
別の魚体がブローウィンに喰い上げてきてヒットに持ち込む!
やっと!!!!(汗)
しかし、引き味がヒラスズキではない模様・・。
下へ下へと潜っていくし、エラ洗いもしない強烈な引き・・。
あがってきた魚は、あれだけヒラスズキの反応があったにも関わらず大きなチヌ!!!
起伏の激しい小場所で掛けた為・・ややPEを擦ってしまいましたが無事にキャッチ・・。
その後、潮位が満ちてきて帰りのルートが消えかかっていましたが、まだ反応があったので居残りを決意・・。
潮位が下がるまで、いろんなルアーで反応を見ることにしました・・。
覚悟の居残り撃ちの結果、潮位が少し下がるまで小場所エリアに取り残されてしまったブログ主・・。
先程まで誤爆誤爆の連続・・という高活性な状況が続き、大きなチヌを唯一キャッチできたものの・・、それ以降反応がなくなってしまい、適度にサラシてくれていたヒラスズキの付き場となっていた小場所も潮位が高くサラシしにくくなってしまった・・。
悲しいかな・・、
波高まで落ちた気がする・・。
ちなみに・・。
苦戦となった要因としては、この《水道》・・。
下の落書きのようなポイント図を見てもらったら理解してくれるのかな・・と思い、書いてみましたが、この《水道》が前半は右から左に緩やかに流れてくれていたので、サラシを薄く伸ばしてくれていたのですが、潮位が高くなってきてから逆流・・。
これにより、いくら波があってサラシてくれても流れが押し返すような形になってしまい、一瞬でサラシが消える事態に・・。
取り残されている状況ですので、撃つしかないので良いサラシを待って撃ち続けるのですが反応なし・・。
沖の方では強烈な南からの本流と北東のウネリがぶつかり、流れの境目が立ち位置の左側30mから40mの間にあって、その付近でヤズっぽいナブラが時折発生・・。
ムムム・・。
投げれば届く立ち位置ではありますが、目と鼻の先に2m級の高さの岩が点々としており、左右に走られてラインブレイク必須の状況でしたので、ナブラ撃ちは断念しヒラスズキに集中するも一切の反応がない・・。
さすがに撃ち過ぎた・・。
けれども、魚はまだいる・・と仮定してサルベージブレードのハイアピール系をチョイスしてピンポイントにしか停滞しないサラシの中を通してみたところ、ヒラセイゴクラスのヒラスズキを掛けましたがキャッチ寸前にポロリ・・。
水道が右から左に流れてくれることを待ち、ようやく逆流しはじめてサラシの白い気泡が伸び始めたタイミングでアプローチしましたが、出てくるのはチヌ・・チヌ・・チヌばかりで、帰りのフェリーの時刻を迎えてしまい・・これにてストップフィッシング・・。
釣行終了となりました!
今回の釣行では、ヒラスズキの誤爆・・という反応をたくさん得たもののキャッチした魚はチヌでしたので、今回の推し!は割愛させて頂きます・・。
今回の釣行記録はいかがでしたでしょうか・・。
この釣行にて、ようやく課題であったトップ〜サブサーフェスのレンジでヒラスズキの反応を得ることに成功しました!
あとはシンペンだけ・・。
ここ最近の釣行で、分厚いサラシが広がっている状況下でヒラスズキがボイルしたり、極力浅いレンジでヒラスズキを掛けたりと、ヒラスズキは僕が思っているよりも遥かに表層を見えている・・ことが経験を通じて理解することになった気がします・・。
それにより、僕の中での《このサラシならこのレンジ・・》という価値観の更新によるルアーチョイスの選択が、釣果が伸ばすキッカケになっている気がしている次第ではあるのですが・・。
まだまだ課題は多く残っていて対馬遠征までになんとか1つでも課題をクリアしておきたいところではありますが、やはり・・トップからサブサーフェスにかけてのレンジでヒラスズキが喰い上げてくると目視で確認することができるので《見える釣り》は本当に面白いですね・・。
トップ狂アングラーの気持ちが分かる・・。
これから、さらなる手札を広げながらヒラスズキにアプローチしようと思います・・。
読了、ありがとうございました!