みなさん、こんにちわ。
厳冬期シーズンを地元周辺の地磯にこだわって、真冬のヒラスズキを釣ろうと粘着質にこだわり抜いた結果・・12連敗という偉業(苦行?修行?)を成し遂げてしまったブログ主です。
今思えば・・というよりも、連敗を重ねていく途中の段階で、すでに「俺・・一体何してんだろう・・。」という気持ちで一杯で・・。
とても寒かったな・・。
早い段階で、自分で自分の首を締めていることには気がついていた次第ですが、無事に・・福岡ヒラスズキに出逢うまで・・しっかりやり切ることに成功しました(汗)。
ただ・・僕の現時点での感覚としては、決してこの厳冬期シーズンを棒に振ったイメージはなくてですね・・。
釣れないことで、コレだから釣れないんだ・・という1つ1つの小さな要因を掴むことには成功しておりまして、その他にも結構収穫があったのかな・・と、それなりに満足しているところです。
もちろん、ヒラスズキを釣っていないことは残念の極みで、ヒラスズキを釣る為の技術や経験といった実績を積み重ねることは出来ませんでしたが・・。
今回の厳冬期シーズンでは福岡ヒラスズキの生態を把握することができ、何より、釣れない状況を自分がホームとしている磯に通い込めたことは今後にも繋がるような大きな収穫だったのではないかと感じている今日この頃・・。
みなさん・・釣れてますか?
今回は、厳冬期が終了した直後の13戦目の釣行で連敗を阻止することに成功し、当時の僕は早々にキャッチ出来たこともあって心に余裕が出来たので、新たなルアーでヒラスズキを釣ってみようと模索していたところ、《弾丸ソバット80》というルアーでヒラスズキを掛けることに成功しました!
弾丸ソバット80にてキャッチしたヒラスズキ・・。
まだ1キャッチしか取れていない状況で、インプレするには時期尚早ではあるのですが、このルアー・・。
結構・・というか、磯というフィールドでは、かなり面白いルアーになると思うので、さっそく紹介する次第です・・。
CONTENTS
弾丸ソバット80はima(アイマ)というメーカーのルアーです。
サスケやコモモのメーカーです!
アイマといえば、アイ(目)も含めて全体的に可愛げのある丸みを帯びたルアーが多く、一貫して愛らしい見た目に相反して魚に対してマジで容赦のないバッチバチのスタイルで魚を掛けていくことから、巷ではそれをアイマスタイルと呼び、皆さんも、その可愛いさつられて釣具屋さんでリアクションバイトした経験はあることでしょう・・。
「可愛いは釣れない」or「可愛いから釣れない」といった先入観を払拭し、「可愛くても釣れる!」ということを証明し続けているメーカー・・それがアイマです。
その典型的なアイマスタイルのど真ん中を射抜くルアーといえば(ノーマルタイプ)ソバット80ではないでしょうか・・。
この丸み・・。そして、この可愛さ・・。
どこか、往年のバスルアーであるビッグバドのバドワイザーや、ルアーではありませんが任天堂のマリオのキラーを彷彿とさせる印象を受けるルアーですが・・。
この可愛さに似つかわしくない釣果を叩き出す知る人ぞ知る名ルアーの1つがソバット80と言う弾丸ソバット80のデフォルトモデルで、弾丸ソバット80は、そんなソバット80のフォルムをそのままにヘビーシンキング化されたウエイトチューンモデルです。
見た目に違いがほとんどないので、どれが弾丸でどれがノーマルか分かりにくいですが、青色の目をしたソバットが弾丸ソバットになります。
ただ・・。
僕の中で、ただ1つ悩んでいるのが弾丸ソバットのカテゴライズについて・・。
これが、(ヘビー)シンキングミノーなのか(リップ付き)シンペンなのか、よく分かっていないのです・・。
通常のソバット80のパッケージには「SALTWATER SINKING MINNOW」と表記してあるのですが、弾丸ソバットには表記されていないんですね・・。
単純に、ウエイトが増えただけなので、シンキングミノーにカテゴライズされた方が妥当なのかもしれませんが・・、アクションがスラローム系のシンペンなんですよ・・。
なので、このブログでどう表記すれば良いのか迷っているところではあるのですが、僕自身はシンペンと思って使っているので、あくまでもここではシンペンということにして書いていこうと思います・・。
- メーカー :アイマ
- 全長 :80mm
- 重量 :20g
- タイプ :シンキング
- レンジ :80〜150cm
- アクション:タイトスラローム
- フック :#6✕2
- リング :#3
通常のソバットと弾丸ソバットの違いも必要かな・・と思ったので、比較表も作ってみましたが、単純に重さだけ7g増えたことによって、アクションがタイトになりレンジが下がっただけだと思います。
項目 | 弾丸ソバット80 | ソバット80 |
サイズ | 80mm | 80mm |
重量 | 20g | 13g |
レンジ | 80〜150cm | 20〜50cm |
フック | #6×2 | #6×2 |
リング | #3 | #3 |
重心移動 | 固定重心 | 固定重心 |
シンペンなのに水平に近いスイム姿勢!
果たして、シンペンと呼ぶべきかヘビーシンキングミノーと呼ぶべきか・・迷うところではあるのですが、自分自信はシンペンのような使い方でヒラスズキにアプローチをしているので、シンペンと思って書いていきます・・。
弾丸ソバットは、普通のシンペンと比べると水平に近いスイム姿勢でアプローチ出来る貴重なルアーです。
どうして、水平姿勢が良いか・・と言われると、あくまでも僕の印象ではあるのですが、尻下がりのボディがバイトの瞬間に魚に接触することで違和感を与えやすいと考えています・・。
村岡さんも水平姿勢について・・こんなことを仰っていますね・・。
また、ミノーではリップが先に岩に接触してスタック回避出来ていたことが、尻下がりのシンペンではフックから先に磯に触れる為、非情にスタックしやすくなっており、それがシンペンアレルギーを引き起こす1つの要因なのではないか・・と考えているところで・・。
弾丸ソバットは、根掛かり回避性能も他のシンペンより高いと思います!
超絶浮き上がりにくい!
何度も言いますが、弾丸ソバット80をヘビーシンキングミノーと呼ぶべきか、それともリップ付きシンペンと呼ぶべきなのか・・定かではないところで、ここでも僕はシンペンとしての視点で書いていくのですが・・。
弾丸ソバット80はリップ付きシンペンの中でもリップが長いという特徴があり、さらにシンペン特有の浮き上がりやすい設計ではなく、リップがあることでリトリーブすれば水を掴んで潜航する・・という感じでもないので、リトリーブ次第でどんなレンジでも引くことが可能です!
これにより、シンペンでは海面に浮き上がりやすかったダウンやダウンストリームのサラシの払い出しでもシンペンのアクションで漂わせることが出来るのは弾丸ソバットの強みだと思います!
公式では80〜150cmと謳っておりますが、僕はコレを20〜50cmのレンジをイメージして使っています!
変化を付けやすい揺らぎアクション!
弾丸ソバットのアクションとしてはタイトスラロームといういわゆるS字系と言われる蛇行アクション・・。
ここ最近は、ボディ内部に流動式のウエイト球がわざとブレるように内蔵されていて、わざとイレギュラーアクションでリアクションバイトを誘発するスラローム系シンペンが流行していますが、弾丸ソバット80はガッチリとウエイトが固定された固定重心のルアーのため、マニュアル操作でイレギュラーを演出する必要があります。
内部にボールは入っておらず、ウエイトが完全に固定されている。
あくまでも、僕のイメージではあるのですが、スローではローリング・・ノーマルではローリングとスラローム・・ファストではウォブリングのような感じでブリブリとスラロームをする性質がありますので、リトリーブを意識して意図的にイレギュラーアクションを演出することが出来れば、喰わせの間を与えやすいのではないかと感じています。
リップの強度に難あり・・。
そもそも・・ソバット80も弾丸ソバット80も「磯」で使う目的で作られていないため、想定外のフィールドでの使用によるものかと感じていますが、リップが折れor割れやすい印象です・・。
使った人なら絶対に分かると思われますが、旧タイドミノースリムのリップのような脆弱性を持っています・・。
それでも、リップの根本は分厚く設計されているので、旧タイドミノースリムのようにリップ全損・・なんてことは無いかと思われますが、変な割れ方をするとアクションも破綻するので、回収は丁寧にしましょう!
デッドスローには引けない・・。
弾丸ソバットは、レンジキープ力に優れたリップ付きシンペンではありますが、決して浮き上がりやすいシンペンではありません。
そして、公式HPで謳っているとおり、普通にシーバスを狙うようなリトリーブ速度で弾丸ソバットを投げるとレンジは80〜150cmとなっており、ヒラスズキをサラシの中から狙うにおいては深すぎるレンジになっていると思われます・・。
これはあくまでも、普通の条件の場合・・のことを言っているので、分厚いサラシだったり非常に高い足場でのアプローチだったり、ダウンの釣りといった各々の状況と違って全く違ったレンジやリトリーブによるアプローチが必要となるのですが、一貫してデッドスローでアプローチすると沈むので、気をつけましょう!
通常生産されていない限定復刻生産・・。
こればかりは致し方ないところではあるのですが、弾丸ソバット80はすでに廃盤となっているルアーです・・。
というか、ソバット80が優秀過ぎて、より深いレンジを刻めるようにヘビーシンキング化された弾丸ソバットのニーズがあまりないことによるものだと思いますが、限定で復刻生産された時に入手する必要があります・・。
ちなみに、2023年の6月に限定復刻されており、次回の復刻はいつになるか分かっておりません・・。
このルアーを磯で使う・・人なんて僕以外にいないのかもしれませんが、もし・・そんな稀有な人がいるのなら今ならネットでも釣具屋さんでも置いてあるところには置いてありますので入手しておいた方が良いのかもしれません・・。
あくまでもシンペン・・というカテゴリの中で類似ルアーを考えてみましたが、似たアクションをするシンペンはありますが、弾丸ソバットのような特徴を持つルアーを思い浮かぶことはありませんでした。
今回の弾丸ソバット80のインプレはいかがでしたか?
良いところ悪いところをまとめてみるとこんな感じ・・。
・ 良いところ
★ 水平姿勢!
★ 浮き上がりにくい!
★ ナチュラルアクション◎
・ うーん・・なところ
○ リップ強度に難あり・・。
○ デッドスローに引けない・・。
○ 通常生産されていない・・。
そんな、弾丸ソバット80の総合評価はコチラ・・。
飛距離にあっては、20gの小粒なルアーなだけあって、同じウエイトのシンペンくらい飛んでくれます!
アクションは基本的にタイトスラロームで幅の狭いS字をローリングしながら蛇行しますが、ファストではレンジをキープしながらのウォブンロールとなり、スローではローリングと可変しますので、サラシの中をドリフトで流していく際は付き場となっているところでいかに可変させてリアクションを取っていくかがキーになると思われます!
総合磯ヒラ適正にあっては「4.0」!
そんな弾丸ソバット80・・。
一言でまとめてみると・・。
ミノー感覚で使えるヘビーシンペン!
そう思います。
シンペンアレルギーの方でも、シンキングミノー的感覚で使えるので、シンペンを苦手としている人にとっては使いやすいルアーだと思います。
それでは、また今度・・。