【2025年2月×福岡ヒラスズキ③】シャングリ・ラ・・。

マイノリティ教の教祖・・ゴロタの鬼・・パウパト師匠・・ゴロタの神。

数多の異名を持つ福岡を代表する磯ヒラ師である《同志D》が昨年末・・、極度の釣行頻度過多により身も心も燃え尽きたのはご存知だろうか・・。

パウパト師匠
パウパト師匠

燃え尽きたぜ・・。

真っ白にな・・。

まるで、「明日のジョー」の矢吹ジョーがホセ・メンドーサとのC闘で吐いた最後のセリフ・・を彷彿とされるような燃え尽き感で、かなり心配していたのだが・・。

そんな男が今・・復活しようとしている。

約2ヶ月もの間、定期的に緩やかに釣りに行こうぜ・・と唆していた成果が今・・実を結ぼうとしていた・・。

この釣行記録は、そんな彼を磯に引き出したトリガーとなる釣行である。

決して、一緒に釣りに行った訳ではないが・・。

昨年の春・・僕が彼と同じ燃え尽き症候群に罹患した時に何度も何度も何度も何度も彼が僕を唆したように・・。

それをやり返した訳である。

僕の周りには偏屈者が多く・・。

神のように崇め祀っている馬場さんがシンペン使わないから・・と言って僕が何度言ってもシンペンを使おうともしなかったF君も偏屈だし。

未知を求めて突き進んでいく友人Kも生粋の偏屈だから、僕の周りの磯ヒラ師はみんな偏屈しかいないのだが・・。

もちろん、同志Dも正真正銘の真性の偏屈である。

そういう自分も偏屈なので、彼が燃え尽きた気持ちも分かるし、彼が磯へ立てない気持ちも分かる・・。

決して全てが同じ・・とは言い切れないが、おそらく・・磯に立ってしまえば立ち直ることも分かっている。

僕が同志Dに出来ること・・と言えば、《起点》を創ってやるくらいだろうか・・。

言い方は悪いが、《唆す》だけではまだ足りない・・。

唆しつつ、同志Dからなるべく僕の意図がバレないように自然に自ら磯に立たせる意志を持たせることが重要だと考えた。

だから僕は、誰もいない本土の地磯で活路を見出すことにした。

ボウズの記録はブログには載せていないので、釣れているように感じるかもしれないが、勝率は40%・・。

メンタルの消耗は免れられない勝率に辟易・・としつつも、可能性のある場所に行って《大きさ》や《数》を釣ったって同志Dには響かないだろう・・。

偏屈でマイノリティな彼の燻った炎をたぎらすには、誰も来ないような厳冬期の磯でやるしかなかった。

その結果、ヒラ(釣行記録:ウィズ・ダフネ参照)→マル(釣行記録:リトル・ダンサー参照)と来た・・。

そして、同志Dが重い腰を上げる・・。

パウパト師匠
パウパト師匠

明日、行くんスか?

気が向いたら行こうかな・・。

一緒に行きたいが、一緒に行くと立ち上がる力が半減するだろう・・。

その気持ちのまま、一人で行ってもらった方が良い・・。

しかし、行きたい場所が被ってしまった・・。

ならば、自重しつつ、行く覚悟を決めてもらうだけで彼は行くだろう・・。

ブログ主
ブログ主

僕は本土決戦してきます!

話は長くなってしまったが、以下・・釣行記録である。

釣行記録

残業が絡んでしまって、昼過ぎに家に辿り着いたブログ主・・。

夜勤で残業が絡んでしまっただけに正直しんどい・・。

同志Dは、しっかり1尾キャッチして短時間で釣りを終えたようだ・・。

正直・・本当に嬉しい。

嬉しい反面・・同志Dがちゃんと磯に立った・・ということは、この体力的にもメンタル的にもしんどい状況で磯へ行かないと行けない窮地に追い込まれてしまった訳で・・。

幾つかの近所の地磯のうち、ここ最近エントリーしていないが、可能性が高い磯を選んで行ってみることにした。

海況としては、微サラシ寄りの時化具合の波に強めの向かい風・・。

ミノーもシンペンも両方可能な感じで、いつものアプローチでコモモⅡアイザーといったルアーを使うも反応なし。

《魚は居る》・・食ってこないのは低水温のせい・・と仮定して、小粒感やゆっくり引けるルアーなんかを選びながらやってみることにする。

まずは、ガルバ87Sで探ってみるも反応がないので、ソマリ90のワイドな蛇行でスローにアプローチしてみたところ1キャッチ・・。

ソマリ90

― ソマリ90でキャッチした磯マル ―

そういうことか・・。

ルアーサイズではないかも・・。

ならば、サスケ140裂風で裂波より動きを抑えたルアーを選択しつつ、シンペン的な使い方はどうだろうか・・。

同じ場所・・同じピンを狙って・・立ち位置を変えて、テロテロとスラッグだけ巻いて波でテンションが張った瞬間だけ巻きを停めてステイを入れた瞬間にヒット・・。

サスケ140裂風

― サスケ140裂風でキャッチした磯マル ―

良いサイズの磯マルをキャッチして、ストップフィッシング・・。

ここ最近・・喰い方・・というか喰わせ方が良い・・。

こんな喰わせ方が厳冬期特有の喰い方なのか分からないが、詰めていくことが良いかもしれない・・。

それでは、また今度・・。