10月の風に攫われて・・。
僕は、34回目の秋を険しく歩く・・。
⇩の写真は、すでに・・険しく歩いた後の・・疲弊困憊ではあるものの・・未だ見たことのない絶景に目を奪われ、今回の最終目的地に無事に到達した安堵と喜び、それに達成感に満たされた末・・たくさんの感情が溢れた結果・・その感情を共有するべく妻にLINEしたときのものです・・。
こんな絶景ポイントが、switchの住む近所の離島にあるのです!!
・・と言っても、つい先程・・ここに到達するまで僕も知りませんでしたが・・(笑)。
君・・。
どこにいるんだい?
近所の離島に・・。
すいません・・。
ちなみに・・この目的地・・。
電波が3G回線になったり・・たまに4G回線になっても電波レベルが1つ・・といった劣悪不感地帯でして、4G回線(電波レベル1)のときを見計らって写真を送るのですが、一つの写真を送信するのに1分以上時間を要してしまいます。
その待ち時間のおかげなのか、それとも妻の呆れた文面のおかげなのかわかりませんが・・どちらにせよ、子供のようにはしゃいでいた僕を30代の大人に戻してくれました。
バカじゃないの?
帰ってこれるの?
ケガしないでね!
(いや、だって・・ほぼ無人島みたいな感じなんですよ!)
(絶対に誰も来やしない!誰の視線も感じることなく、何をするにも自分しかいない。)
(こんな経験・・生きていく中でそんなにないはず!)
スマホ端末を媒介に、少しだけ冷静さを取り戻すことに成功したので、脳内でこれからの不安要素をまとめる。
帰りの体力残ってるあるのかな?水は2リットルで足りるのかな?寝袋持って来なかったけど大丈夫かな?
うむむ・・。
どうにかなるだろうよ・・。
どうにかならなかったら・・危険度は高まるけどいつもよりゆっくり時間を掛けて闇夜の中、帰れば良いだけのこと・・。
まずは目の前のことを楽しもう!
そんなこんなで、とにかく・・今!・・僕は、こんな断崖絶壁の下のゴロタ場と磯場がひしめくロックショアエリアに来ております!
このエリア・・先程書いたとおり、いつもフェリーで通っている近所の離島で、いつもやってるエリアの反対側にこういう地形のエリアがありまして、昨年から1年を通してやっていた近所の離島年間調査では対象外としていたエリアになります。
そう簡単に行けないからね・・。
前回の釣行を終えて、無事に年間調査も終わったので、未踏査エリアへ立ち入っていいかなぁーと思ったのが今回このエリアへやってきたキッカケの一つではあります。
※ その調査の直近の記録がコチラ⇩
この年間調査・・それなりに良い結果というか、かなり最高の結果に終わり、この島は年中楽しむことができる素晴らしい島と認定することができたところですが、この島の全てを知るにはまだまだ調査不十分でして、調査未実施の未到達エリアがあったり、釣れると噂の魚がまだ釣れていなかったり、この島で釣ったことはないけれど自分が目撃した魚がいたりと、僕の中で調査はまだ終わっておらず、この島のポテンシャルを引き出しているとは言い難いところでしたので、少しでも島の可能性を引き出すべく、前情報一切ない状況で未到達エリアの開拓をするべく調査へ行ってみました。
それが今回の釣行記録になります。
また、今回もいつもの離島調査と同じく1泊2日のテント泊ではありますが、文章的量が多かったので、前編と後編に分けて書いていこうと思います。
それでは「近所の離島、エクストリーム釣行前編」・・スタートです!
CONTENTS
なんだか・・満たされたい!!
釣果には満たされているのですが、なんだか心が満たされていないと感じているここ最近の釣り事情・・。
心が満たされていない理由としては、おそらく・・、ここ最近の釣行がガイドやナビといった誰かを楽しませるために行く釣行が続いていて、ソロ釣行や友人K・J君・梅氏といった狂人たちとの釣行で何の気兼ねもなくフリースタイルで好き勝手な釣りをやっていないからだと思われる・・。
もちろん、釣れるエリアに行って釣れる釣りをしているので釣果ゼロ・・ということはほとんど無いですし、むしろ釣果が安定することで美味しい魚を食べれて家族は喜ぶし、最近ハマっている刺身の盛付け技術の向上にも繋がっているのですが、・・それにも関わらず、心が満たされていないような気がしているのであります・・。
欲深き底しれぬ満足感よ・・。
実際のところ、僕の価値観としては釣果はあって越したことはないのですが、釣果よりも過程であって、大漁よりも価値ある1尾、それに、ありきたりな釣りよりも1回の伝説・・をモットーにしているので、健全な釣りも充分に楽しいのですが、それが続くとどうしてもこうやって釣りに行ってもどこか満たされていない気分になってしまう訳であります。
こんなとき・・釣果は満たされるないけれど、心がしっかりと満たされる方法がありまして、僕の中ではエクストリーム釣行と呼んでいる釣りになりまして、本当に・・ヤバいくらい釣れないのですがヤバいくらいに心を満たすことができます。
過去のエクストリーム釣行を挙げるとするならば・・。
・ 山を登り、源流まで到達してからヤマメを釣る!
・ 宮崎県の五ヶ瀬川までチャリンコでヤマメを狙いに行く!
・ 大阪市内から琵琶湖までチャリンコでバス釣りに行く!
等・・思い返すとエクストリームという単語を知る以前からこういうこと定期的にやっていたようで、初めて島に一人で一泊した釣行なんかもこれに当てはまると思うのですが、一人で突拍子もない釣りをすることを僕の中ではエクストリーム釣行と呼んでいます。
そんなエクストリーム【「極限」「極度」「過激」『極端』などといった意味。ここ最近では「ヤバい」という意味も含まれる】要素が加わった釣行なのですが・・おそらく、近所の離島へソロで出撃するだけでも12時間以上も喋ることなく孤独という非日常を味わえるので、それだけでもエクストリームなので満たされることは分かってはいましたが、さらに・・最上級に満たされたかったため、未踏査エリアの調査という設定を設けて近所の離島へ行くことに決めました。
心に・・。
エクストリームのある人生を!
過去のエクストリーム釣行で学んだことは、エクストリーム釣行を楽しむためには事前準備をしっかりしないと、エクストリームを楽しむことができずに、ただの本当に危険な事態に陥ってしまうということ!
なので、当然のことかもしれませんが、しっかりと準備をしましょう!
ちなみに、こちら⇩が釣り道具を除いた事前準備の道具たち・・。
ゴロタ場や磯場を渡るので、両手をフリーにしないと安全に進めないところもあると思うので、ハードタイプのクーラーボックスは持って行きません、多分釣れないだろうし・・。それに片手を塞いでしまう手押しキャリーも平面では利便性抜群ですが、ゴロタや磯場を歩くとなると不便でしかないので、クーラーボックスに同じく家でお留守番です。
また、荷物はコレだけではなくて釣り道具もありまして・・それがコチラ⇩。
あの釣りもしたいこの釣りもしたいこういう時にはコレが必要だからああいう時にはコレが必要になるからと無駄にアイテムを持っていく癖のある僕にしては上出来と言うレベルでかなりコンパクトに事前準備できたと関心しているのですが・・本当に荷物選び・・頑張りました!
とにかくコンパクトにするため、別ジャンルのアイテムを一つのケースに収納したり、この釣りはしないと決めてケースを持っていかなかったりと、それでも全てのアイテムをフローティングベストに入り切らなかったので、リュックに詰むことに・・。
そして当日・・食料も揃ったのでパッキングしたところ・・想像していたとおり入らない・・。
テルス32では無理あるかぁー・・。
今までキャンプする・・というカテゴリがなかったので、同じ1泊でも32リットルの容量のあるノースフェイスのテルス32でギリギリ足りましたが、キャンプ道具を加えると容量が足りないので、テルス45が欲しくなる・・。
結果、まだ秋ということもあり、一番容量の大きな寝袋を除外・・天気予報を確認して雨が降ればテントで休むという事前ルールを決めて雨具を除外・・明日の着替えも除外・・防寒ズボンも除外・・という感じで収納優先順位を釣り道具>キャンプ用品>ウェアでどんどん省いたところ無事にパッキング成功!
と言っても、ヒップバックを追加しましたが、コレでいろんな釣りができると思われます!
ちなみに、今回持っていくタックルデータはコチラ⇩。
ロッド : タカミヤ 18ショアジギGRⅡ 100M
リール : ダイワ 19セルテート LT5000D
ライン① : ダイワ UVFソルディガ
デュラセンサー8+Si2 2.5号
ライン② : ダイワ UVFソルディガ
デュラセンサー8+Si2 1.5号
リーダー①: バリバス ショックリーダー
(ナイロン)80LB
リーダー②: バリバス ショックリーダー
(フロロ)30LB
今回はセルテさんの替えスプールを持って来ておりまして、ブッコミ釣りをするなら①を、ルアーをするなら②を使い分けながらやっていこうと考えています。
ロッド : ダイワ 20エメラルダスAGS 86M
リール : ダイワ 20ルビアス FCLT2000S−XH
ライン : ダイワ UVF月下美人デュラセンサー
+Si2 0.4号
リーダー: デュエル ハードコア パワーリーダー
CN 3号(12LB)〜4号(16LB)
よりライトにしたかったのですが、地形的にシーバスもいると想定されますし、ヒラスズキも想定されることから、少しでも不意の中型魚に備えてリーダーは太めに設定しました。
また、グーグルマップを確認したところ、手前は浅めの地形だったので飛距離重視で10fのシーバスタックルを持っていきたかったのですが、現時点でトップガイドリングの破損を確認しており未だに修理に着手できていないので、必然的に次に強度のあるエギングタックルを選択しております。
重い・・それに・・なんだかジロジロ見られてる・・。
完全に1泊以上のテント登山のような荷物量・・それに、フローティングベスト付きという登山者なのか釣り人なのか正体不明の出で立ちという格好のせいで・・島民や観光客から不審者のような視線でジロジロ見られてはいますが、誰も僕のことなんて知るはずがないので気にしない!・・でも恥ずかしいので少しだけ早足で中心部を抜ける・・。
向かった先はゴロタ場がひたすら広がるエリア・・。
もう、ゴロタしかないです!それに、ひたすら浅いので釣れる気がしない!
グーグルMAPを確認したとろこ、ゴロタ場を先に進むと地磯地帯に入り、さらに奥へ進むと断崖絶壁の目的地へと辿りつくのですが、一心不乱にひたすら歩いて目的地を目指すよりちょっと進んではちょっと投げるランガンスタイルという寄り道釣行をした方が釣行を楽しませるというもの・・。
ゴロタ場に到着後、すぐに磯靴に履き替えてランガンスタイルに特化させていきます。
使わないロッドはリュック背面に固定します。
参考ですが、登山系リュックには“ピッケルホルダー”と呼ばれるピッケルを背面に掛ける輪っかの紐がついていまして、それを代用する形で⇧の写真のようにロッドホルダーとして使うことができます。
青物は出なさそうなので、ショアプラロッドをピッケルホルダーに固定、ライト用に持ってきたエギングロッドを手に持ち、投げれそうなところで撃ちこんでいくのですが・・。
かなりの遠浅のゴロタで、しかも向かい風・・。
秘境以外でゴロタ場でエギングをするような機会がなかったので、予定としてはこのゴロタ場で秋イカを狙う予定でしたが断念・・。
きっと釣れないだろうな・・と思いながらも調査用パイロットルアーとして重宝しているロビンを選択・・。
案の定、向かい風のせいで20mくらい先のブレイク手前までしか飛距離は伸びず、次のルアー選びを考えながら巻いていると、予想を裏切る第1投目からバイトが・・そして、ほぼほぼ波打ち際間近まで細長い魚影が追い喰いしてヒット!!
掛かるとすぐに海面を飛び跳ねて走り回るし、リーダーがザラついてあまり引き味もないのですがダツさん・・、これは嬉しい誤算!まさかのゴロタ場エリアで釣果にありつけました!
しかも70センチくらいある・・。
また・・このダツさん・・同じ場所で1尾釣りあげたりバイトが発生すると、スレてしまうようでそれ以降、全く釣れなくなってしまうのですが、20mほど移動してまた投げると(おそらく別の)ダツさんが釣れるというゴロタ一体ダツ祭り開催中!
これは自分の見識を広げる良い機会になりました!
序盤の序盤で、まさかのボウズ回避という結果に浮かれつつもゴロタエリアではダツさんしか釣れず・・これはこれで面白かったのですが、それなりにタイムロス・・。
それでも、ゴロタ場を進んで地磯エリアに地形が変わったあたりから釣れなくなりましたが、未踏査エリアを一つ開拓することができました。
続いてゴロタ場を抜けて地磯エリアへ到達・・。
ゴロタより深くなっているのかな・・と思いきやそんなに変わらずただ地質が変わっただけのようでした。
このあたりから重い荷物を背負っての大小起伏の激しい岩の連なりを越えていくので、それなりにキツくなる。
それに、ダツ祭りでタイムロスしたせいでちょっと急ぎたい・・。
陽があるうちに設営を!
このエリアでもロビンを投げましたが小さな魚がアタックしてくる以外に特に何もなく、まさかの行き止まり・・。
え?行き止まり?
そうなんです・・グーグルMAPでは気が付かなかったのですが、⇩の写真のとおりルートがありません・・。
すっ進めない・・。
時間が経てば進めるのか・・?そもそも、今どこなの?潮汐は?と思い、いろいろ調べたところ、あと1時間足らずで満潮・・それに、この難所を超えればすぐに今回の目的地へ到着することが判明・・。
多少の犠牲は致し方なし!
替えの靴下すらパッキングから除外したので足は濡れますが・・ここで立ち往生しているわけにはいかない・・。
とにかく進めるのなら進むしかない・・。
足場を確認したところ、微妙に濡れずに足が掛かる場所があり、それに、手が掛けられるほどの凹凸もあり、重い荷物を持った状態でも進めそうだったので波が引いたタイミングで渡り無事に対岸へ成功!
多少は濡れましたが極小のダメージで難所を越えることができ、無事に目的地まで到達したのであります!!
喉もかなり乾いていて、足もだいぶん疲労したところでようやく到着!
パッキングしたリュックから水を取り出すのが面倒だったので、道中の水分補給を我慢しておりましたが、その分がぶ飲み!
HPがグングンと回復したところで崖を見上げると、なんだか登れそうな崖とロープを発見!
この目的地は、過去数年前まで崖を登り降りできるロープや階段があったそうですが、大雨?地震?台風?によって崖が崩落して下まで降りれないとの噂があり、その情報があったのでゴロタ場から反時計周りに遠回りするようなルートでここまで来たのですが・・。これは嬉しい誤算・・。
前からあったものなのかそれとも崩落以降の先行者によるものなのか定かではありませんが、行きは超遠回りでココまで辿りつき、かなりの体力を消費したし、これからもさらに体力を酷使するでしょうし、明日の気力や体力が不安でしたがロープが使えるのであれば最短距離で帰れそう・・。
それにしても・・。
絶景過ぎるだろ!!
この断崖のせいで朝陽も夕陽も拝めることはできそうにありませんが、誰もいない無人島のような環境で孤独にエクストリームを堪能することができる・・。
陽があるうちに無事にテント設営が終わり、夕暮れには地形調査を開始!
根がかりしにくい根魚用ルアーでも3個ほど殉職したので、かなり起伏が激しい海底をしている模様・・。
夕マヅメが何事もなく平和に終わり、火起こしをしながら火がつくのを待ちつつ、火種が炎になるのに時間が掛かったので、待ちきれずにエギングをしていたところ、秋イカにしては良型過ぎるイカをキャッチ・・そして炎になる瞬間を見落とすという結果になってしまいましたが、イカが釣れることを確認して陽がある時間帯の釣りが終了!!
またもや、パイロット的存在でエギボンバーを選択するも釣れるという事態・・。
エギボンバー強し!!
今回の釣行では、夜釣りのメインとしてブッコミ釣りという投げて待ちの釣りを夜通し展開しつつ、暇をみてはライト用ロッドでいろんな釣りをして焚き火を見て楽しむ!という計画をしていましたが、地形調査の段階で根の起伏が激しくあらゆる箇所にシモリが点在していて根がかりしにくいルアーをするもことごとくロストしてしまうという予想を遥かに上回る状況に陥ってしまい、実際にブッコミ釣りをスタートさせるも1投ずつホゴオモリをロストしていく・・。
コレ、厳しくね??
しかも、待ちの釣りなので竿先に鈴を装着してアタリを待とうとしたのですが、向かい風の波によってラインがもみくちゃに揉まれ、シャリンシャリン鳴りっ放し(・・笑)。
夜な夜なブッコミ釣りでマダイを掛けたイメトレをひたすらしていましたが無理そう・・。
イカの短冊にキビナゴ、エビ等をソフトクーラーに入れて持ってきていましたが、ほとんど使わずにブッコミ釣り計画が破綻・・。
おっふ・・。
夜の時間をまったりと待ちながらマダイを狙うという計画が早くも破綻(・・笑)。
しかし、ルアーはたくさん持ってきているので釣りをする1つの選択肢が消滅しただけで、むしろ選択肢の幅が狭まってシンプルになったのは確か!ここはプラスに捉えて気分転換がてら夜ご飯の支度に!
まずは、待ちきれずにビールを。
そして、今回の釣りチャーハンはこちら⇩。ニチレイさんのたいめいけん3代目の作ったサイコロステーキピラフ!!という冷凍食品!!
ピラフとチャーハンの違いがイマイチよく分かりませんが、こちらの冷凍食品も最高に美味しかったです。
腹ごしらえも終わり、持ってきた釣り餌がもったいないと思ったのでタイラバにエビをつけたりイカの短冊をつけたりしてエビラバ・イカラバで地形調査をしつつ、大小のシモリが点在していることを認識しつつ、マダイは釣れないとしてもせっかくなのでより確率のありそうな根魚を狙っていたところ、ゴロタの石の隙間にカニを発見・・。というか夜になって溢れるようにカニが湧いてる!!
生きた餌に勝る餌なし!
エサ釣りを早々に切り上げてエギングロッドにカニをつけてチニングを開始!
チヌはいねがぁーーー?
1発目からトモダチ(アラカブさん)召喚に成功!!やはりカニ強し!
しかし・・このサイズのオトモダチはたくさん釣れるのですが、大きな個体は釣れず・・。この離島で根魚調査もやっていますが、未だにアラカブさんのみでキジハタさんの顔は拝めておりません・・。どこに行けばキジハタさんに逢えるのでしょうか・・。
しばらく続けるも・・チヌ釣れず・・。また、このエリアだったらキジハタさん釣れるのではないかと思っていましたが、アラカブさんのみでカニ餌釣行終了。
それなりに釣りを楽しんで、休憩・・。
メインにしていたブッコミ釣りが破綻して、今日はもう釣れないな・・だったらキャンプを楽しもう!という気持ちが強くなって、火ばっかり見てる。
何時間でも見れるよな・・。
ちなみに、火起こしには家にある今季もう使わないだろうと思われる成形炭を使いました。
流木や木が湿っていたせいかなかなか炎にならず苦戦しましたが、炎になれば木を入れるだけで燃えてくれるので、あとは炎をなるべく大きくさせずに調整するだけだったので、人生初の焚き火を存分に満喫することができました。
火が消えるまでゆっくりまったりしながら、最後にエギを投げていたらロストを続けて2回ほど経験・・。
陽があるときは3投くらいで釣れ、エギを引っ張っていくほどの高活性と思えるイカでしたが、夜になるとパッタリ・・。イカが接岸していないのか、それとも大型の魚が付近を回遊しているのか、そもそも活性が低いのか・・定かではありませんが、夜の時間帯ではイカは不発・・。
港湾部とは真逆の活性・・。
それなりに釣りもキャンプも楽しんで、イカがダメなら魚の方はもっとダメだよな・・と思いながら、もうそろそろ寝ようかどうか考えている矢先・・なんだか・・視線を感じて背後を見ると・・。
なんか・・いる!!!
帰り道として考えていたロープのある登り降りできそうな断崖の上から何かが見下ろすように僕を見てる!キュピーンと両目が光ってる!!
ちょっと恐怖!!いや、恐怖だ!しかも断崖からゆっくり降りて来ている!!
でも小さい!!これはネコか?
一瞬イノシシやタヌキの類かと思われましたが、ネコっぽい・・。しかも黒ネコww。
こんな離島の中の辺境にも住んでいるのかどうか分かりませんが、こういうネコもいるんですね・・。
エクストリームネコ・・。カッコいい名前だよな。
お前も孤独を楽しむのか・・。
きっとゴハン目当てで崖から降りてきたのでしょうが、港湾部と違ってそう簡単に魚が釣れないので活魚はありませんが、序盤で一度も使うことなく余ってしまった冷凍キビナゴを持て余しているので、エクストリームネコに与えようと近づくとダッシュで逃げられた・・。
人が嫌いか・・?こんなネコもいるんですね・・。
僕の様子をそれなりにしばらく伺って別ルートで崖を登り森へ消えていきました。初見は恐怖しかありませんでしたが、ネコと分かれば可愛くて仕方がない。
ありがとうエクストリームネコ。
おかげで少しだけ寂しさが減ったよ。
エクストリームネコもいなくなり、火も消えたので就寝・・するつもりだったのですが・・。
波がうるさくて眠れね!!!
波打ち際5mくらいにテントを設営したためか、それとも断崖に跳ね返された波音の残響や反響のせいなのか・・とにかく波音がうるさくて眠れない・・。
使う予定はなかったノイキャン付きのワイヤレスイヤホンを装着してノイキャンだけ機能させて波音を打ち消してようやく就寝・・。
次の日の戦いの備えるのでした。
ノイキャンに感謝!!
前編終了!
ちなみに現在の釣果(前編)はコチラ
・ ダツ 60ー70センチ ✕9
・ アオリイカ 500g ✕1
・ アラカブ 5ー15センチ ✕3
読んで頂きありがとうございました。
※ 後編にあってはコチラ⇩