現在・・、僕は、特に何の義務も何のしばりも何の因果も一切ありませんが、近所の離島に行って身勝手な調査(釣り)を行っています。
今となっては、そんな身勝手な調査を・・どんな理由でスタートさせたのかさえ思い出すことはできませんが・・そんな理由不明な調査を開始して1年と少しが経過しました。
発端の片鱗すら分からずとも・・継続は力なりとの言葉のとおり・・。
つい最近まで“表側”と呼ばれる漁港エリアを1年間という期間を設けて調査を敢行したところ、エギングを含むライトゲームが年中4シーズン通して楽しむことができることが判明し、ここに行けば何かが釣れる・・という最高の調査結果を手中に収めることができたのですが・・。
離島って素晴らしい!
そんな最高の調査結果にも関わらず、年間調査が終わった次の釣行で“裏側”と呼ばれる地磯やゴロタ等の今までの調査では未踏査だったエリアの調査を開始してしまったのです・・。
おい!
お前どうした!!
本当に・・今までの1年間は何だったのでしょうか・・。
本当に・・何のための調査だったのでしょうか・・。
一体、何がしたいのだろう・・と、自分でも思います。
一体、何が僕をそうさせているのだろう・・と、自分でも思います。
・・ただ、一貫して言えるのは、未だ見ぬ世界を求めている・・ということ・・。これに尽きます・・。
そんな未知なる原動力に背中を押された未踏査エリアの調査・・現時点で3回ほど“裏側”の調査を行っているのですが・・意外なことが分かってきました。
わかりやすくするために図に落とし込んでみましたが、過去3回の“裏側”の調査結果(主に釣果)はこんな感じ⇩
回数 | 釣り | 魚種 | 補足 |
① | ブッコミ | マダイを狙うも地形的に不可能 | |
エギング | アオリイカ | ゴロタ | |
ミノーS | ヒラメ | ゴロタ、波打ち際フックアウト | |
ミノーS | ヒラマサ | 地磯、終盤でラインブレイク | |
ミノーF | ダツ | ゴロタ | |
エサ | アラカブ | 地磯、カニ+ジグヘッド | |
② | ミノーS | ヒラスズキ | 地磯、9ヒット8バラシ1キャッチ |
※ショートバイト除く | |||
ミノーF | メバル | 地磯、25センチ以上 | |
③ | ミノーF | ヒラスズキ | 地磯、1ヒット1キャッチ |
ワーム | メバル | 地磯、うち1尾が尺メバル | |
ワーム | ベラ | 地磯 | |
ジグ | ムツ | 地磯 | |
初期の想定では、全くと言っても過言ではないほど、これから調査を敢行する“裏側”の情報が集まらなかったため、情報がない≒釣れないと思い、せめてブッコミ釣りで“表側”では釣れない魚を釣って、あわよくばショアレッドが釣れたらいいなと淡い期待を持ちながら、広く浅くといった感じの1度の調査で切り上げようと考えていたのですが・・。
そんな1度キリと思われた調査の序盤で主軸としていたブッコミ釣りが展開できそうなエリアがほとんどないことが判明し、計画崩壊・・。ボウズがほぼほぼ決定的となるも、ルアーでいろいろやっていたところ、大型の魚(後にヒラマサと判明)がヒット!
結果的にラインブレイクとなってしまいましたが、“この磯はロックショアマンが望む磯”の可能性が浮上したのです!
ちなみに・・。
1回目の釣行でヒラマサを掛けているのにヒラスズキの情報がないのは、陽のある時間帯に磯場の調査ができなかったことで初めての夜の磯(凪)にビビってしまい、その代わりに焚き火を楽しんで時間を消費してしまったことが要因で、主にヒラスズキを狙はなかったことが関係しています。
そして、2回目&3回目でヒラスズキをキャッチしているものの、ヒラマサが釣れていないのは、2回目は青物らしきショートバイトはあるものの乗せられず、3回目は射程圏にライズを2度ほど確認するも反応なく・・という状態でヒラマサをキャッチすることが出来ませんでした・・。
そんな、1回目の釣行で終了する予定だった“裏側”調査・・。2回目3回目では青物はキャッチできないものの、ヒラスズキという最高の魚を釣ることができて、ますますロックショアフィールドの可能性がより濃くなってきましたた・・。
どうしても・・
二兎追いたい!!
二兎追う者は一兎も得ずの言葉のとおり、ヒラスズキを釣るとどうしても青物が釣れない・・。
それでも、二兎得た場合のこのエリアの価値は現状よりも跳ね上がる・・。
だったら・・。
ガチ勢を召喚するのみ!
ということで、今回の釣行は無理矢理ロックショアを専門としている高校の同級生(友人K)を巻き込んでのヒラスズキ&ヒラマサ調査になるのですが、今回はとうとう4回目の調査にして、初めてのサラシが発現!
おかげで初めてサラシゲームを堪能してきましたので、そちらの方もしっかりと書いていこうと思います。
それでは二兎追い釣行(笑)スタートです!
CONTENTS
ここにヒラマサもヒラスズキもいる・・!
ということが嬉しくて嬉しくてたまらない・・。
しかも近所に・・。
けれども、この調査領域が、ロックショア初心者の僕にとって、いわゆるロックショアゲームとして成立するような環境なのかどうかが分からない・・。
なにせ、自分に経験がそこまでないからである・・。
磯が広がっていてヒラスズキやヒラマサがいるのならロックショアゲームだろ?と言われても間違いはありませんが、この場所がどれくらいのポテンシャルを秘めているのか知りたいのです。
それに、まだ朝しか青物は出せていないし、ヒラスズキにあってもキャッチはしているものの、ナイトでしか出せていない。そういう不安定な実績もあって、どうにかして、このエリアのポテンシャルを知りたい・・というか、自分が3度の調査で結果を出せていないので是非とも誰かに引き出して欲しい!
ということで、ロックショアガチ勢の知り合いが数名脳内検索でヒットしたので声を掛けたところ、そのうちの1名・・つまり友人Kが僕の休日とうまく重なったのでさっそく来てもらうことにしました。
二兎・・?
やってやろうじゃないか!
また、今回が4回目の調査になるのですが、どうしても現状のロッド(ショアジギロッド)ではパワーは充分にあるのですがティップの硬さゆえにヒラスズキのバイトを弾いてしまいがちだったので、現状ロッドよりもよりパワーダウン・・よりライトになってしまいますが、サーフ用で使っていたシーバスロッドで試すことにしました。
コチラが今回試すロッド⇩
このロッド・・シマノさんのディアルーナXRのS1006Mというモデルのロッドになりまして、簡単なスペックを書くとこんな感じ⇩
長さ :10.6フィート
ウエイト:8〜42g
ライン :0.8〜3号(PE)
:8−20LB(ナイロン)
磯用・・ヒラスズキ専用ロッドではありませんが、シーバス用のロッドで長さに関しては申し分なく使えるし、ウエイトに関しては最大45g〜60gくらいの重めのルアーが使えるのがヒラスズキロッドですが、このロッドの最大ウエイトと比較すると3gほど足りませんが、現状のショアジギロッドよりもまずは掛ける確率が上げたかったのでパワー不足は多少やむを得ない・・ということで、今回は初のシーバスロッド(サーフ用)で試すことにしました。
ロッド : タカミヤ 18ショアジギGRⅡ 100M
リール : ダイワ 19セルテート LT5000D
ライン : ダイワ UVFソルディガ
デュラセンサー8+Si2 2.5号
リーダー: バリバス ショックリーダー
100LB(ナイロン)
ロッド : シマノ 15ディアルーナXR
S1006M
リール : ダイワ 20ルビアス LT3000XH
ライン : UVFソルディガデュラセンサー8
+Si2 1.5号
リーダー: バリバス ショックリーダー
30LB(フロロ)
もし、このディアルーナでヒラスズキをキャッチできれば・・今までショアジギロッド1本に1つのリールに替えスプールを交換してヒラマサとヒラスズキをそれぞれ狙っておりましたが、ヒラスズキ用ロッドを購入しなくても、代用することでそれぞれ専用ロッド化して対応することが可能になると思われます。
それでは、以下、釣行記録です。
予報を見る限り、現地では右から左の爆風・・若しくは・・巻いてきた左横からの爆風・・予報よりも風向きが良く転んで南側であれば風裏・・。
という西風予報でしたが、実際には北西よりの爆風・・。
つまり、実際の天気は予報よりも悪く転んだようで、裏側へ到着したところ・・予報より釣りにくい風向きでした。
僕的には真横の風よりは釣りやすい気がしますし、風向きがどうであれ初のサラシゲームができることでテンションは爆上げ・・さらに吉兆を確定させるような虹の演出・・。
これは、もしや・・いや、間違いなく調査初のデイヒラスズキを出すことができるのではないか・・と期待が膨らむ展開!
リーチ!!!!
絶対リーチ!!!
友人Kは右側の風裏となりそうなエリア・・(投げやすそうですが、そこはシモリひしめく高難易度シャローエリア)へエントリーを開始したので、僕の方は⇧の写真の右側の岩周辺のサラシを通すべく中央エリアから挑戦します。
※ 挑戦する少し前のこと・・。
友人Kに最初のルアーを何にするか聞いたところ、「サラシが厚ければサイレントアサシン99Sだけど、多分ブローウィン140Fかなぁー・・。風も強いし、リップレスの方が良いかも・・」と言っており、その時は、ただただ、ブローウィンを持っている友人Kが羨ましいとしか感じませんでしたが、エントリー前ということもあり、まだまだ彼もパイロットルアーを迷っているような感じがしたので、ならば僕は僕の感覚に従おうと思い、風に負けないルアーを・・サスケ120裂波を選択。
いや・・。
絶対参考にしてるやんw
だがしかし・・。
今までと勝手が違う・・。
ルアーが沈まん・・。
その対策として、波が過ぎるのを待ってキャストしますが、着水後すぐのリトリーブでサスケが沈み込もうとしますが、すぐに次の波が押し寄せてサスケを飲み込んでしまい、そうこうしているうちに波打ち際へ押し寄せられてしまい真っ当に引くことができない・・。
対策を重ねるのみ!
次は、さらに波待ちをしてみる。
沖の波を見ていると、”好機”というタイミングが分かってくる・・。
右側にいる友人Kが全く投げないことを訝しいんでいましたが、友人Kが投げないのはそういうことなんだろうと推測・・。
だいたい同じタイミングで押し寄せてくる波・・に最初は見えましたが、そうではない・・。
沖から押し寄せてくる幾重の波を見ていると、引波や潮?で相殺される波があったり、大きな波が押し寄せた後なんかは比較的波が立たない・・。そういうことがなんとなく分かって波を読める気がした。
見えた!
こっこれが好機!
着水後・・リトリーブで今度は沈んだ。
沈んだけれども・・サラシが出ているタイミングではなかった・・。
ムッ難しい・・!!
これが・・
ホンモノの“待つ”釣りか・・。
これがサラシゲーム・・。
チラチラと友人Kを見ていますが、まだ投げない・・。
一体いつ投げるんだ・・。
こちとら5投は投げてるのに・・。
脳内整理は出来ても、実際に実行するには難しい・・。
ジギングでは、よりジグが海に浸かっている時間が長ければ長いほど、シャクればシャクるほど釣果へ繋がると思っているし、サーフであればより投げる回数が多い方が釣果に繋がると思っているので・・どうしても好機と思うと、ついついキャストしてしまう・・。そして、キャストしてしまった後にそれが好機ではなかったことに気づく・・。
身体に染み付いた“キャスト反射”がすぐに取り除かれるとは思えない・・。
だったら、より潜航しやすいルアーに・・。
サスケ120裂波からシンキングタイプのサスケ140烈風にチェンジする。スローリトリーブでは動きが落ちるでしょうが、そもそも爆風でスローでリトリーブしようと思ってもラインが煽られてよく分からん・・。
動きの悪さはシルエットのサイズアップで補填しつつ、このチェンジによりキャスト精度が上がるはずだと願いつつ、再度考察・・。今、目の前で僕が展開しているサラシゲームという釣りはおそらく、今までの釣りとは逆の・・たった1回のキャストが釣果へ繋がるor繋がらないのそういう10or0のゲームなのかもしれないと思えた・・。
このキャストが果たして好機だったのかと言われれば、よく分からないですが、実際にチャンスが・・。
風の読みが甘く、若干イメージしていたトレースラインよりも内側にルアーが着水・・。
少し待ってラインを風に乗せてトレースラインをより丸くふくらませようかと迷いましたが、次の波が押し寄せる予測ができたのでそれを断念。若干緩やかな直線のリトリーブコースになってしまいましたが、狙ってキャストした訳ではありませんが、運よく絶妙にサラシが広がっていて、トレースライン全域がサラシで満たされている・・。
そして、このキワを通せば出そうだな・・と思えるキワを通すことはできませんでしたがその周辺でショートバイト!
おっふ・・。
今までミスキャストの連続だったので、おかげでスレていなかったのでしょう・・。それなりにキャストした後でも反応がありました。それに、このショートバイトのあった中央エリアは過去の調査で散々撃っても一切の反応のなかったシャロー帯でしたが、サラシが出ただけで反応があった・・。
サラシって凄い!
ワクワクが止まらない・・。それだけでも嬉しい発見なのに、サスケ140烈風という大きめのサイズに反応してくれたことも意外だった。嬉しい発見ではあるけれど、僕がもう少しミスキャストしなければ・・もっとキワに寄せることができれば・・もしかすると、ショートバイトではなく釣果に繋がっていたのかもしれない・・と反省しつつ左側へ移動!
難しい・・。
難しいぞサラシゲーム!
難しい・・。
自問自答が尽きない・・。いろいろとやっていると、右側のシモリひしめくシャローエリアを撃っていた友人Kが中央方向に戻っているのが見えた・・。片手にロッド、片手には・・魚???
もう釣ってる!
釣行開始して30分も経過していないはずですが、なんという実力・・。
今回の釣行ではデイで魚を出すつもりで、友人Kによって果たすことができたのですが、初エントリーにも関わらず友人Kにやられました・・。凄まじい・・。とにかく、写真を撮るべく中央エリアへ自分も戻る。
最初はヒラスズキに見えた魚体は、お互いの距離が縮まってくると、それが青物に見え、至近距離になって正体が肥えに肥えたヤズだと判明しました!
祝!青物!
とうとう、このエリアに初青物という釣果を刻むことができました!!
ちなみに、このヤズさん・・そこまで大きくはありませんでしたが、大砲のように円柱状に丸く肥えていて、僕の中では4キロちょっと・・と予想していましたが、血抜き処理や内蔵処理が済んだ状態で4.8キロ(5キロオーバー)と・・めちゃめちゃ肥えてました。
今までの調査の中で初の青物という成果を残してくれた友人Kに感謝を・・そして、青物ロッドを家に留守番させておきながらヒラスズキロッドでファットヤズをキャッチするというフラグ的戦術に嫉妬しかありません・・。
また、ルアーはブローウィンとのことで、若干風裏だったことも幸いしているようですが、かなりハードな展開でキャストしたのは間違いないと予想され、そんな中でフローティングミノーを操り青物を引き出したのはさすがとしか言いようがありません・・。
残念ながらゴープロの録画ができていなかったようで、当時のリプレイを観ることは叶いませんでしたが、未踏査エリアにて歴史的快挙をやってくれました!
友人Kにサラシゲームの難易度の高さを一方的に喋りつつ、自分の言っている&思ってることが間違えではないことを彼の返答で認識しつつ、会話を続けていくと・・。
潜らせたいだけなら、
リップの長いミノー!
なるほど・・。
その手があった。
そういえば、磯では使うことはないと思ってはいたけれど・・万が一を想定して手札の一つとして持っていたリップの長いルアーがあった。
ものは試しだ。サラシが出てもかなり下の層を引いてしまうことにはなるし、ボトムを引く可能性もあるし、根掛りの可能性も高まるかもしれないけれど・・セットアッパー145S−DRを選択。
まだまだ120サイズを越える大きなルアーには抵抗を感じるけれど、先程のサスケ140烈風のショートバイトのおかげで抵抗はより小さくなって思考の方も「妥当」の判定。やってみるか・・!
これで、潜ってくれたら良いのだが・・。
逆に潜り過ぎることはないだろうか・・と心配しつつも、先程までキャストしていたエリアのもう一つ右側の足場は高いものの良い立ち位置に陣取り、何度もキャストするべきか迷いながらも風を待っての第1投・・。
リップが長くて風がどのくらい影響を受けるのか分からなかったですが、前に使っていたサスケ140烈風よりも影響を受けるだろうと計算して投げたらシモリのキワとは言えないけれど、それなりに良いところに入った。
しっかり潜ってる!
風の影響や潜航してくれることががだいたい分かったところで、次が本番・・と、思いながら、ピックアップ寸前のギリギリまでセットアッパーが潜航するので、足元での根掛りには気をつけなければ・・と思いながら、波打ち際までセットアッパーがやってきたタイミングで大きな波がやってきたので、ラインが波に揉まれないようにロッドを立てた瞬間に強烈な引き込み!
波打ち際すぐのブレイクから喰い上げた後に沖に向かって反転したのでしょう・・猛烈な引き込みのせいでアワセを入れることができず、しかも、そのタイミングで引き波も重なり余計に引き込まれる・・。
その時の状況としては、岩にラインが擦れないように腕を限りなくまっすぐ伸ばしつつ、リールシートを握っている別の手はロッドエンドを握って、テコの原理でロッドを立てて防戦するしかなかったと思います。
どうか・・。
切れないでくれ・・。
引き波が止むも防戦一方の展開が続く・・。
動画では10秒ほどの連続した引き込みでしたが、体感では20秒以上引き込まれている気がしました。
ドラグは連続して出ていないけれど、青物のように引き込みが長く、それでいて、このパワー・・。この魚はなんだ・・。
押し寄せる波がやってきて、ようやく防戦一方の展開が終了・・ロッドエンドを脇に挟み込んで魚の頭をコチラに向け、すかさずのポンピングで浮いてくれた。さらに引き寄せていくと真っ黒な顔が海面から飛び出した・・。
なんだ、この魚・・?
手前で掛かったので、すぐにランディングできそうな地形の岩へ寄せ、キャッチ成功・・。この段階では魚の正体は分かっていましたが、なんと・・喰ってきたのはチヌ・・。
磯チヌだからだろうか?それとも、引波が長かったからだろうか・・。凄い引きでした・・。
半信半疑のセットアッパーよ・・!今までルアーケースの肥やしとなっていたセットアッパーよ・・。ありがとう!!
ちなみに、このチヌ・・。
物凄くお腹がパンパンで、キープは確定だったので、すかさず胃袋のチェックをしたかったのですが・・なんとなく”今”が時合いのタイミングな気がしたので一旦ストリンガーに掛けておいて、後に〆ようと思っていたのですが、中央の方へ視線を向けると友人Kがファットなヤズの〆処理をやっていたので、一度中央へ戻り釣果報告をしつつ〆処理の延長で胃袋チェックしたところ、5〜8センチくらいのキビナゴと思しき魚が大量に出てきた・・。
それに、タコの足の断片なんかも出てきて、消化具合から一番最後に食べられたのはタコで間違いはなさそうだけれど、キビナゴと思しきベイトはすべての個体の表面の消化が進んでおり頭部は溶けていたので、ベイトが接岸したのは少し前の時間と推測・・。
それでも・・。
チャンスはまだまだ続くだろう・・。
磯チヌ・・めちゃめちゃ引いたな・・。
完全に魚を偏食しているチヌと出会ったことも初めてですし、ベイトが接岸していることを認めたことも初めてですし、また一つ学ぶことができました。
※ ちなみに、友人Kのファットヤズも同じベイトを捕食していて、僕の釣ったチヌさんと違ってそこまで消化は進んでいなかったので、ベイトは右側よりも左側に集まっている?波の落ち着いたシャロー帯に集まっている?等のベイトがまだ接岸している状況である指標となりました。
この海域に目には見えないけれど、ベイトが大量に接岸していることを知る・・。
また、今回・・。
友人Kがドンゴロスという麻布を持ってきていたのですが・・。
このドンゴロス(麻布袋)・・海水で濡らすことで、その海水が蒸発するときに周りの熱を奪う気化熱を利用したクーラーでして、携帯性に優れ、それでいて気化熱により冷たくなるのでめちゃめちゃ便利なアイテムだと思いました。
おそらく、夏には使えないデメリットはありますが、この時期で使用するには問題は一切なく、それに僕はサーフや今回の釣行のような地磯エリアでも釣りをするので、僕にとってはドストライクの必需品な気がして、間違いなく購入するアイテムと思います!
そんな最重要必須アイテムドンゴロスにチヌを入れてもらい、もう一度さきほどのエリアへ・・。
まだ1投しかしていないので、まだスレていないと予測・・。
1投目は風が読みよりも強くてミスキャスト・・。
その2投目・・。
11時30分と10時の方向に波にぶつかる岩があって、その2つの岩の間に着水する・・。
そして、運良く引き波のサラシが広がってトレースライン全体が全てサラシに覆われる。
セットアッパーの潜航レンジではサラシのちょっと下というよりはかなり下を引いているから、水面を見上げている魚にはどう映っているのだろうと思いつつも、10時に点在する岩やシモリの一帯をセットアッパーが抜けた直後くらいにヒット!
注意して巻いていたので、今回はフッキングができたし、反転からのトップスピードに乗せることを許さずにパワープレイで寄せていく。さきほどの磯チヌとパワーは同じくらいだろうか・・。今回は油断していなかった分、ファイト時間も短く、サラシの中から浮上して割って顔を出したのは黒銀の磯マル??
こちらも、しっかりとキャッチ!
中央へ戻ろうとしていると、僕に気付いた友人K(この段階で磯チヌ✕2追加)がやってきてくれたので、「ごん太磯マル釣れたぁー」と釣果報告をしたところ・・。
この個体・・。
居付きのヒラじゃね?
ということになりまして、ヒラスズキを識別する判断材料の一つに”アゴ下に1列の鱗が並んでいる”というものがあったので、確認したところ、アゴに1列の鱗を確認・・。
どうやら、この個体はヒラスズキだということが判明しました!
水平なところに魚を置いて撮影していないので、尻尾が小さく見えてマルスズキっぽく写真は見えますが、実際にはヒラスズキのように尻尾も大きく、体高もあってヒラスズキのように見えましたが、ヒラスズキがこんなに黒くなることを知らなかったことでマルスズキと思ってしまっていました!
ちなみに、この個体・・後日譚がありまして、どうやら、この個体はヒラスズキとマルスズキのハイブリットの可能性が浮上しておりまして、貴重な居付き個体ということでリリースしてしまいましたが、マルスズキの特徴とヒラスズキの特徴を持った個体でした。
リリース後、二人で左側へエントリーしますが、風が強くなり暗くなってきたので夕マヅメ終了!
最高の序盤が終了しました。
いつもは地磯で拠点を設営しますが、今回は風も強く荷物を置いて軽装にしてエントリーした方が安全だろうということで、エントリー前から決めていた森林エリアにて拠点設営です。
写真の左側に映っている素足の男が僕(switch)なのですが、34歳にもなるオッサンがニコニコしながら今回の晩ごはんのビビンバを炒めております。
そして、持ってきてはいるだろうと思いつつも、友人Kと潮騒ビールを楽しむために発泡酒(アサヒ・ザ・リッチ)を持って来ていたのですが・・さすが僕の一歩以上先を行く男・・僕とは違って彼が持ってきたのはまさかのハイネケン!!!
瓶ビールって!
最高じゃないか!
まだまだビビンバが完成してはいませんが、乾杯!
吠えたくなるほど美味しかった(泣)。
実際には吠えてはいませんが、瓶ビール・・記憶に残るぜ・・。
そして、ビビンバの方はしっかり炒めた後に追いチーズを乗せて混ぜ混ぜ・・。
オリーブオイルではなくてゴマ油を使った方がより香りも楽しめたのかもしれませんが、メスティンで炒めているので若干お焦げもできて、石焼ビビンバ風にしっかりなって、めちゃくちゃ美味しかったです。
今回のビビンバ・・今までの釣りで作っているモノは、だいたいコスパが良くて腹持ちが良いものを選んでいましたが、このビビンバはもしかするとファミリーキャンプで作っても良いかもしれないと思えるほど印象に残りました。
そんな楽しい晩ごはんタイムでしたが・・フェリーに乗り込む前の予報では今晩から明日にかけては曇マークがずっと続く予報だったのですが・・釣りをしていた時点から「おや?」と思っていたとおり、予報の天候よりも悪い方向へ傾いているのでしょう・・雨が降ってきました・・。
せっかくの美味しいご飯・・ゆっくり食べたかったですがバタバタ食べ終えて、友人Kのテント内で小休止・・嵐のような感じであらゆる方角から強風がやってきて、ナイトヒラを狙うのを躊躇うレベルの風でしたが、しばらくすると雨が止んだので、自分たちの目で判断を下したかったので、ナイトゲームを展開するべく再び地磯エリアへエントリーしたのですが・・デイの時よりも風が強く安全性が乏しく思えたため断念・・。
・・無念・・。
再び再出撃のタイミングを伺うべく拠点に戻りテントの中で待機しますが、しばらく熟考しますが、いくら願ったところで天候が良くなることはなさそうで・・むしろ天候が悪くなる予報へと情報が更新されていて、可能性を考えると、より悪くなる方が簡単に予想できたので、今回の地磯釣行自体を断念・・(泣)。
友人Kが一番楽しみにしていたであろうナイトヒラゲームを諦めて漁港エリアでの釣りを展開するべく、キレイに設営した拠点ではありましたが雨が止んだタイミングで各々撤収作業を行い泣く泣く漁港エリアで拠点再設営を行いました・・。
ぐほ・・。
ちなみに・・今回の釣行・・。
釣行前日の予報ではこういう展開になることなんて清廉潔白に予想していなかったため、まさか漁港エリアでライトゲームをせざる得ない状況に陥るなんて考えておらず、取捨選択の基準を上げてでも”よりコンパクト”なスタイルで離島へやってきているので、ライトゲーム装備を全く準備していなかったのであります・・。
この時の心境としては、我・・もはや寝るのみ・・。という状態でしたが、磯メバルや磯イカも視野に入れていた友人Kは漁港に戻ってきてもライトゲーム装備があるので、それなりに漁港ナイトゲームを楽しんでいましたが、釣果には至らず・・。
やはり漁港側も風が強く、降ったり止んだりを繰り返していた雨もより強く降ってくるようになったので、漁港での釣り自体を断念し、一旦仮眠をとってから、朝マズメ前のアジやメバルがザワつく時間帯に再出撃する段取りに変更。
そんな中盤編・・。
ほぼほぼ釣りにならず終了する・・。
昨日はだいたい23時頃に漁港へ戻ってきて、夜中の1時頃にはテントに入って仮眠をとることにしたと思う・・。
そんな朝4時・・。
一睡も出来ずに朝を迎える・・。
眠れぬ理由は爆風と強烈な雨でして、テントが雨漏りしたりすることは一切なく、防水性能にあっては低価格ソロテントにしてはなかなか良いスペックを持っていると実感することとなったのですが、二重構造となっている内側のメッシュにあっては完全に閉じることはできるのですが、外側の防水生地にあっては完全に閉じることができない・・つまり構造上、天窓の部分(雨避けあり)と一緒でベンチレーションの役割を果たしていたんですね・・。
風裏となってくれる人口構造物の直近に拠点を構えたのですが、強烈な多方向からの横殴りの雨のせいで、そんなベンチレーションを果たしてくれる入り口から雨が侵入し、ようやく風雨に慣れて眠れそう・・という状況になって寝袋の4分の1ほどが濡れてしまい足が伸ばせず・・。
雨の侵入に気がついてからすぐにリュックで入り口を塞いで雨が吹き込んでくるのを防止しましたが、このまま眠れるような図太い人間ではない・・。
いつかのキャンプのときのように、リュックに足を入れて寝る・・ということも考えましたが、リュックしかり自分の下半身しかり、あらゆるモノが今回の雨で濡れており、気がついてからは、おそらく使わないだろうと考えていた防寒防水ズボンを寝袋かわりに着込んで、とにかくなんとか寝ようと試みますが、なかなかうまくいかず・・一睡もできずに朝を迎えました。
そんな最悪の仮眠タイムが終了・・。脳を休めることはできませんでしたが、身体はそれなりに休まりました。仮眠前の段階で、朝マズメを捨てて泣く泣く第一便で帰ると決めていたので、未明のみの釣行を全力で開始!
友人Kはプラグにてアジを手返しよく釣りますが、僕は青物&ヒラスズキに全振りしていたため、ライトゲームのアイテムを持っていませんでしたが、万が一・・夜の磯でも小さなワームにしか反応を示さないパターンが存在するかも・・と思ってミニカリ&ミニカリシャッドだけは持ってきており、また、ライトゲームにしてはかなり大型サイズに分類されますがミニカリ用のジグヘッドも持って来ていましたので、リーダー30LBにPE1.5号という極太仕掛けでライトゲームスタート(笑)。
すると、まずはムッちゃん!
強風でラインも太いので、実際にはどんなアクションになっていたのか知る由もありませんが、一応、ダート⇒ダート⇒ダート⇒ステイのステイでしっかり喰ってきました。
そして、自分でもどうして釣れたのか理由は分かりませんが、おそらく普通の釣りをしていたら釣れなかったであろう良型の25センチ前後のシロメバルが釣れました。
ムッちゃんと違って、メバルさんの方は太いラインが強風に煽られて自動的にドリフトを開始!この状態で巻いてしまうとワームが海面を飛び出してしまう気がしたので静観していると喰ってきました。
怪我の功名!
これだけ波も風もあるのに魚がいることに驚きつつも、釣りがし辛い風向きに変わってしまい時間的余裕もそんなになくなったので、これにてストップフィッシング・・。
第一便で帰るため一度拠点へ戻ることにしました。
そんな中・・帰る準備をしていると、島の漁師さんから、「あれ、見てん・・」とフェリー乗り場のゲートの上のランプを指差す・・。
黄色は欠航のランプやけん。
マジですか・・!!
冗談を言っているとは一切思えませんでしたが、それでもその黄色いランプが本当に欠航の合図とは受け入れられずに待合所に到着したところ、船員さんが全島放送で欠航の報せを放送・・。
マジかぁーーーー!!
予想していた天気が悪い方向に外れた結果、短時間の終盤編が終了・・。
まさかのエクストラ編へと続くのでした・・。
第1便の欠航が確定した・・。
現実を受け入れられずに、待合所にて呆然と座り込む。
こうなることも覚悟して離島へやってきたのに、天気予報では絶対に帰れるという見立てがあったからだろう・・実際には覚悟していなかったのだ。だからこそ、凹む・・。
明日が仕事ではなかったから良かったものの、万が一帰れていたら・・ということを想像すると虚しい・・。
それに、ここ最近・・いつもより、かなりの時間を釣りに全振りしているので、現実問題、帰れないということでさらに妻に迷惑が掛かることを思うと、ただただ申し訳ない・・ことしか思い浮かばない・・。
淡い期待をしていた第2便も欠航になった。
ショックは第一便で帰れなかったときよりも大きく、マジで本当に帰れなくなってしまうのではないか・・という不安が精神を覆い、まだ覚悟ができていなかったことに気づく。
そして第3便も欠航となって、泣きたくなる。
天気予報ではお昼にちょっとだけ天気が良くなりますが、それ以降は次の日までずっと悪くなるという予報に・・次の第4便がダメだったらマジで本当に帰れない可能性があって、それなりに覚悟をしておこうということになった。
そして、予報のとおり天気がちょっと回復した・・。
目の前には虹があって、友人Kは虹の写真を撮っているが、僕は写真を撮る気なんて一切起こらず打ちのめされていた。
ちなみに、コレが友人Kの撮った写真・・。
念の為、どの島かバレないように写真を切り抜いてますが、まさかの虹・・しかもダブルで虹が発現しているのです・・。
コレ、くっきり見える虹を「主虹(シュコウorシュニジ)」、さらに大きな半円の虹を「副虹(フクコウorフクニジ)」と呼ばれ、条件が重ならないと観測できない自然現象で幸運が訪れるサインとも言われている(後日調べ・・)とのことでしたが、頼みの綱の第4便も欠航・・。
本日帰ることが絶望的となりました・・。
残りの最終便に期待はしていませんでしたが、それでも帰れるなら帰りたい・・。
ということで、ひたすら待合所でゴロゴロする選択をした僕と違って、友人Kは第4便から最終便までの時間間隔があったので、これを気に地磯エリアへ再出撃するという豪胆な行動に出た・・。
友人Kと呼称するべきか、それとも、超人Kと呼称するべきか・・迷うところではありますが、しっかりと切り替えが出来ている友人Kの選択は普通であって、メソメソジメジメしている僕の方が普通ではないのかもしれません。
これぞ釣り人の鏡。
僕は全く眠れなかったことが要因となっているのか落ち込んでいるのが要因となっているのかテンションが一切上がらず、健闘を祈るとしか言えず、待合所で待機。
待合所のベンチに横になって、眠れるか・・と思いきや、そういう時に限って島のお母さん達が待合所にやってきて井戸端会議を始めるので結局は眠れないし、テンションも上がらないし・・。
数時間後に友人Kは戻ってきましたが、すでに全便欠航を意図しているのか明日のことを考えながら楽しんでいる・・。
そして、そうだろうな・・と思ってはいましたが、この日の最終便が欠航となった。
その夜は、待合所で働くお母さんに雨風をしのげるテント泊できる場所を教えてもらい拠点設営する・・。
待合所で眠ることができず、精神は健全とは言えない状態ではありましたが、次の便がない・・という帰る選択肢ゼロという状態はそれなりに尾を引く精神的ショックすら断ち切ってくれて、この頃には僕も元気になりまして(笑)夕マヅメ〜日暮れのタイミングで、島民のおじいちゃん達もアジを釣るべく竿を出していたので、本日未明ぶりに釣りを再開したところミニカリでアジさんを追加!
すぐに雨が降り、やむを得ず撤退することとなりましたが、ライトゲームに癒やされました。
そして、想定外の2泊目の夜ご飯ですが、島の購買店が開いていて、そこでカップヌードル味噌を購入!身体に染み入るような温かさを感じつつ、超絶美味しかった。
お互いに疲れていたのか、この日は夜も出撃することなく就寝。
そして、待合所のお母さんが許可取ってくれてテント泊できた軒下・・。マジで雨風防いでくれてガッツリ眠ることができました。
一番辛いことは、先が見えないこと・・。つまり、いつフェリーが出るのか分からないということ。
先が(この便は出港する!というような)見えていれば、それまでの間を楽しむことを率先してできるのに・・。
先が見えないことで、どうしても何もできない自分がいて、そんな自分が嫌になる。
久々に自己肯定感を根こそぎ奪われるようなイベントに遭遇して、すっかり牙を抜かれてしまいました。
帰ったら、妻にちゃんと謝ろう。そして、誠心誠意込めて家族奉仕に勤しもう。
昨日眠れなかった分を取り戻すように、僕は21時前には眠りについたと思う・・。
予報では唯一天気が回復するのはお昼ごろ・・。だから、フェリーが出港するとすれば第3便くらいしかないだろう・・。
そんなことを話しながら眠りについた。
そして、友人Kから起こされた・・。
朝5時ころに起きて朝マズメを攻める約束をしていたけれど、タイマーをセットせずに爆睡していたことを思い出して、遅刻した・・と思い、叩き起きる。
ランプが消えてるんよ・・。
え・・?
昨日の予報では、今日の天気の方が悪くなる予報となっていたから、3泊することを覚悟していた・・。
フェリー乗り場のランプを見たら昨日、嫌というほど回転していた黄色いランプが消えている・・。
しかし、期待を抱くにはまだ早い・・。淡い期待を抱けば抱くほど、期待が裏切られたときのショックが大きい。
しばらくすると、緑色のランプが点灯した・・。
これって・・?
昨日の漁師さんは黄色いランプの時は欠航と教えてくれてはいたけれど、緑色のランプがどんな意味なのか教えてくれていなかった・・。一体、何を示すランプなんだろう・・。
徐々に空が明るくなってきて、家々の隙間から限定的に海を覗くことができて、昨日よりはあきらかに落ち着いているように見える・・。
そして、友人Kがフェリーの音に気づく・・。
船が・・。
暖機運転してる!!
帰れる・・。
帰れるんだ!!
まさかの第1便の出航に急いでテントを片付ける。
そして、大変お世話になった待合所のお母さんに深くお礼を言って、帰りました。
そして、帰宅・・。
平日にも関わらず妻も子供も家にいて、「?」が浮かぶも、自分のことは後回しにして家族奉仕開始!
まずは妻へ平伏低頭!!ごめんなさい!
平伏しながら今日の予定を聞いたところ、クリスマスプレゼントの下見をしたいとのことだったのでお風呂だけ済ませて家族でイオンへ。
お昼ごはん何がいい?
お寿司!
夜ごはん、お刺身だけど・・。
うん!お寿司がいい!
今宵はチヌの刺身だと言うのに、長女がお寿司が食べたいとのことで、はま寿司へ・・。
結局、僕もお昼ごはんにお寿司を食べたので、夜はなんだかお刺身は・・という感じになったので、腹の部分だけをお刺身にして、量の多い背の部分をポワレにしていただきました。
あまりの美味しさに、ほとんど食べた後に写真を撮ってないことに気づき、ポワレがちょっとしか写っていませんが、フワフワしてめちゃくちゃ美味しかったです。
それに、チヌは若干臭みがあるイメージでしたが、磯チヌだからなのか、それとも、フカセ師がなかなか釣りをしないエリアで撒き餌を食べていないからなのか、お刺身でも臭みはなく大変美味しかったです。
もはや、“推し”どころではない大変な釣行となってしまいましたが・・、今回は、爆風サラシゲームの中で見事、磯チヌと磯マル(ハイブリット)を連れてきてくれたセットアッパーを推したいと思います!
このセットアッパー・・。
正式にはSLSZ(ショアラインシャイナーゼット)セットアッパー(145S−DR)というのが正式な名称で、それなりに長いので、ここでは端的にセットアッパーと読ぶこととしますが、特徴としては、“ロングリップ”ミノーというミノーにカテゴライズされます。
リップの長いミノーの恩恵としては、普通のミノーよりも深いレンジを一定にキープして引けるということ。
イメージではバイブレーションなんかの沈むルアーが泳ぐような中層のレンジを一定にキープできる特質がある・・。ということ。リップがあるおかげで一定にレンジキープできるのがミノーの強みです。
そんな強みのあるセットアッパーですが、弱点としては、ロングリップであるがゆえに、飛距離の邪魔をすることとなるのですが・・、実際に使ってみて、やはり横風には弱くキャスト精度が落ちる印象を受けましたが、キャスト姿勢はかなり安定していて、それなりにしっかり飛んでくれるミノーでした。
また、スローシンキングモデルなので、ゆっくりと沈む性質はストップ&ゴーといった喰わせの間をあえて作り出すことでしっかりステイの決まるルアーだと思えますし、基本タダ巻きで良いという簡単な操作や、スローリトリーブではウォブリングしつつ、リトリーブ速度を早めると徐々にウォブンロールにアクションが変化して基本的にタダ巻きの操作だけで変化をつけることすることもオススメなところです。
今回は、爆風や押し寄せる波のテンポが早く、風裏orちょっと凪いだときにしかなかなかミノーが潜ってくれないことでセットアッパーの出番となって、それが直接釣果に結びついたのですが、磯で使うなら根掛りには気をつけないといけないところですが、足場の高い立ち位置でもしっかり潜り、足元まで引ける秀逸なルアーということが分かり、磯でも充分使え、ミノーローテーションの一つに加えるだけでも僕のようにいざという時にきっと役に立つルアーになるのではないかと思います。
そんなロングリップミノー“セットアッパー”・・みなさんもいかがでしょうか?
今回の釣行記録、いかがでしたでしょうか・・?
釣果には恵まれましたが、その反動は大きく、釣欲が先行した結果、翌日にまで影響が響くというとこになってしまいましたが、本当にたくさんのことを学ばさせてもらいました。
そして、自分一人ではチャレンジできなかったであろう今回の釣行を、同じく釣欲にまみれた同士と共に挑めたことで三本の矢のごとき精神で離島へ行けたことを大変うれしく思います。
また、サラシゲームは危険度の高い釣りの一つだと思います。
なので、しっかりと安全を確保して釣行を楽しみましょう。
読んでいただきありがとうございました。