みなさん、こんにちわ・・。
本来・・。
本日が対馬遠征の初日・・を迎えているはずだったのですが、遠征期間中の全てが奇跡的で怪奇的な《大凪》・・という理由により遠征が延期となり・・、再び修行継続のルートに舞い戻ってしまったものの・・。
おかげで、1つや2つほどレベルアップを・・若しくは1つや2つほど新たなスキルを習得して・・、少しでも友人Kの背中を視野に捉えられるくらいになって、対馬入りを迎えたいと考えているブログ主です・・。
それまでは・・。
ヒラスズキしかやらねぇ・・。
・・と、こんな感じで一旦・・対馬遠征までメインターゲットをヒラスズキのみに絞り、釣りを展開していこうと思っているところですが・・。
そういえば、先日の釣行で大型ヒラスズキと対峙した際・・スナップがビョーンと伸ばされていたことは確認していたのですが・・、ヒットルアーのコモモⅡのリアリング(純正#4)も伸ばされていまして、おそらくコレはファイト中・・ではなく取り込み中に伸びたのではないかと思うのですが、こんな感じに・・。
大型ヒラスズキにより伸ばされたリアのスプリットリング・・。
このファイトにより、ボディも破損して浸水・・しており、もともと固定・後方重心のコモモⅡですが、怪我の功名というヤツで水が入ってさらに後方重心となり飛距離が安定するようになったのですが・・。
純正MH#3からBKKのファングス63のHの#2へとフックを強化すれば次に脆い部分が弱点となることを身にしみて痛感している今日この頃・・。
みなさん・・釣れてますか?
今回は、以前開拓した近所の離島の秘境・・つまり《近所の秘境》の凪の状況を観察をしたかったことと、せっかくの休日にヒラスズキを狙わないと勿体ないと思えたので、ナイトヒラスズゲームを堪能するべく久々に磯泊まり釣行にエントリーしてみたので、いろいろと書いてみようと思います!
CONTENTS
対馬遠征が延期となり、福岡での居残り修行継続となった訳ですが・・。
もちろん福岡でも奇跡的で怪奇的な大凪・・。
なんて日だ!!
それでも時は休日・・。
凪ということもあって、ヒラスズキ以外の釣り・・を展開したいところですが・・。
ここ最近・・ヒラスズキからの反応が良い感じで続いている僕としては、《験担ぎ的な思考》・・ではあるのですが、他の釣りを展開してしまうとヒラスズキへの感覚が鈍くなって、ヒラスズキ運が低下してしまいそうな気がするので、ヒラスズキを狙いに磯へ行くことにしました。
まずは準備から・・。
今回は、少しでも磯での釣行時間を増やしたいところなので、磯泊まりを計画・・。
従って、なるべく軽装化を図っているため、クーラーボックスは車の中に・・。
万が一、魚が釣れた場合は、なるべくストリンガーで活かしつつ、処理後はドンゴロスの気化熱で保冷しつつ、帰路のタイミングではビールを入れて保冷中の保冷バックに入った保冷剤に包んで車まで持ち帰る算段です。
主なアイテムとしては、「寝袋」・「テント」・「ローコット」と、マストアイテムの「飲食料」でしょうか・・。
今回の荷物はこんな感じに・・。
今回の釣行の全アイテム・・。
この釣行ではカートを持って来ていないので、全ての荷物を背負う・・というスタイルで、これにより体力の消耗は大きくなりますが機動力がアップするので、これもまた対馬遠征への布石・・。
ブログ主の師匠である友人Kはマジで歩くスタイルでヒラスズキを狙う人・・なので、少しでもスタミナ切れを抑えるべく体力向上を図ろうと思っておりまして、僕の意図が全てが対馬へと繋がっていくのであります・・。
そこそこ重いけど・・。
全然行ける!!
ちと、荷物が重過ぎますが・・これもまた対馬へ繋がる・・。
ここ最近・・。
当ブログへのコメントや、インスタグラムのDMなんかでお褒めの言葉を頂戴することが多く、そんな皆様へ少しでも磯歩きのメソッドをご教示できれば・・と思い、参考アイテムを書こうと思うのですが・・。
僕は磯へエントリーする藪漕ぎでは下の写真の「着脱式アイゼン」を使って磯へ降りたり登ったりしています・・。
ブログ主の秘密アイテム・・着脱式アイゼン・・。
これは、そもそも登山用の雪道や凍結したルートを登り降りする際に、滑らないように歩いていける冬用登山アイテム・・なのですが・・。
これを磯への登り降りで装着することにより、粘土質の地質や砂地の地質・・といった磯靴でも滑りやすい傾斜のある地面をしっかりと掴んで進むことができます!
感覚的なイメージで例えると・・、ロープのあるルートでもロープなしで進めるくらいグリップが上がり、一歩一歩がしっかりと固定して登れるようになるので無駄な歩数を抑えてくれるので息があがりにくくなり、体力や筋力の消耗を抑え、さらに滑ってしまったことが原因で引き起こされる怪我の予防にも繋がります!
あくまでも、着脱式のアイテムなので足首をしっかりホールドしてくれる訳ではないので、磯の上を歩く場合は間違いなく磯靴に劣りますが、その道中の藪漕ぎなんかでは本当に便利なアイテムです。
また、僕のようにピンフェルトの磯靴を使う人なら分かって頂けると思うのですが、フェルトに砂や粘土のような細かい粒子がフェルトの隙間に詰まると、せっかくのフェルトの良さである丸石や苔の上において効果を発揮するグリップ力が無効化されてしまうので、その場合は海水でフェルトの目詰まりを取り除かないと滑りやすくなるのですが、この着脱式アイゼンを履くだけで、そのフェルトへの目詰まりも抑えて磯へとエントリーできるので、本当に便利です!
ということで、いざエントリー・・。
釣行記録へと進みます・・。
デイの凪でヒラスズキを出す自信も可能性もないと思うので、お昼過ぎの便に乗って離島へ到着・・。
その後、重い荷物を背負いつつも無事に磯へ到達・・。
こんなドピーカンな大凪の状態でヒラスズキが釣れるとは思えない絶望的な海況ですので、荷物を磯に下ろして、まず始めに実行したのはビール(ノンアル)から・・。
こんなの持ってくるから荷物が重くなる・・。
今回の釣行は、普段やってる日帰り釣行と違って長丁場なので、まったりやっていこうと思います・・。
そんな、この日の海況ステータスはコチラ・・。
潮汐:若潮(13:30干潮↗19:59満潮)
天気:晴
気温:22⇒20℃
水温:22.8度
風 :北北西2m
波高:0.3⇒0.4m
そろそろ投げるべきだろうか・・。
いや・・。
まだ早い・・。
夕マヅメまで、まだまだたっぷりと時間があるので、テントを立てて整理整頓・・。
下の写真のようなゴツゴツの岩の上にテントを立てていますが、ローコットを敷いているので足場の角度さえ整えばゴツゴツ感も感じることなく寝ることが可能です!
テントの入口の隙間から見えているのがローコットと言われる簡易ベッド・・。
ココをキャンプ地とする!!!
いろいろと準備をしつつ、ようやく夕暮れとなってきたので、ようやくここから釣り開始・・。
夕日を独り占め・・。
今回の先発ルアーは裂波・・と言いたいところですが、先日の釣行でルアーボックスをサラシに奉納・・してしまいまして・・(泣)。
ことごとく1軍ルアーを奉納しているので、浸水したことにより超攻撃的後方重心となってしまったコモモⅡが今回の先発です。
サラシなんて全くない夕マヅメ・・。
これでヒラスズキを出すのなら、トップ系一択だろう・・。
コモモⅡやマニック、マニックフィッシュをローテーションさせながら、以前のサラシが発現していた状況でヒラスズキの反応が出た各ポイントをじっくりとガン見しながら、「なるほどなぁ・・」と思いながら、ヒラスズキがこういうピンに定位するorこういうところで待ち構えているのか・・と考察しつつ、転々とランガン・・ナイトゲームで固定砲台ポイントとなり得るような潮通しの良いポイントを複数マーキングしていく・・。
良い場所が複数見つかった!
何度か、ナイトヒラスズキゲームを敢行しているブログ主ですが、このエリアでナイトヒラスズキゲームを敢行するのは初めて・・。
とりあえず、ナイトでもヒラスズキを出すには幾つかの共通点があって・・。
① ベイトが入っている・・。
② 潮通しが良い・・。
③ 定位できるような場所がある・・。
これに、「濁り」や「強風」といった海面や海中の視界を騙せる要素があれば、さらにチャンスは高まって・・なんだかナイトシーバスやってるような感じに・・かなり酷似していくのですが、実際・・ナイトシーバスのような感じでやってます!
ただ、問題としては、シーバスよりもヒラスズキの方が絶対数が少なく、さらに居付き個体が少ないと思われるので、回遊待ち重視の釣り・・となるため、当たり外れの多い釣りかと思います・・。
そんな感じで、視認性の良い夕マヅメまでは、水深や流れなんかを記憶しておいて・・。
しっかりと日が沈んでナイトゲームに挑んでみましたが反応なし・・。
そこから、しばし小休止を挟んで集中力を回復させてアプローチしてみましたが反応もないまま潮止まりを迎えてしまったタイミングで空腹が・・。
飯だ!!
食欲を満たそう!
ということで、夜ご飯タイム・・。
今宵の離島飯は「磯チャーハン」・・。
冷凍チャーハンをメスティンで炒めて、金麦と共に流し込む至高の夜ご飯・・。
シンプル・イズ・ザ・ベスト!!
冷凍食品は保冷剤の持続にも役立ちます・・。
さっと、夜ご飯を平らげて、ここから本番・・。
場を確実に荒らしていまいますが、撃ち終わりに海面を照らすとトウゴロウイワシと思えるベイトがチラホラ・・。
なるべく圧を消すべく・・アルコールの力を借りて圧を霧散させようと試みるブログ主でした・・。
久しぶりに孤独の夜・・しかも磯・・。
それなりの孤独感も恐怖感もあるのですが、月明かりがそれなりにあって、ライトが無くてもスナップを開いてルアーの着脱も出来るくらいに明るくて・・ナイトシーバスでは見切られやすくもある月明かりで、おそらくナイトヒラスズキも同じく見切られやすくなるか・・とは思いますが、今はそのおかげで救われている気がする・・。
月・・輝き過ぎだろ・・。
そんな、潮止まり以降の海況ステータスはコチラ・・。
潮汐:中潮(01:59干潮↗07:59満潮)
天気:晴
気温:15⇒19℃
水温:22.7度
風 :南南東2m
波高:0.2m
この時間は2箇所のポイントに絞って攻略開始です・・。
先発はカゲロウ100FとカゲロウMD98F・・。
理由としては、このくらいのサイズのベイトが入り込んでいたので、マッチザベイト的感覚ならカゲロウかなぁー?という理由でチョイス・・。
結果としては不発ながらも、カゲロウ100Fのおかげで潮の流れ方や強さが分かり、少しレンジが入るMDを使ってちょい下のレンジの流れも把握できてイメージがはっきりと分かったので、マニックフィッシュ99⇒静ヘッド16g✕ミドルアッパー4.2でフォローを入れつつ模索を続けましたが反応なし・・。
巻きの釣りでは反応が得られなかったので、ブローウィン110Sでトゥイッチ&スローリトリーブや、裂風や裂空をダウンストリーム気味に投げてフラつきスライドのリアクションバイトも狙いましたが不発・・。
次のポイントへ・・。
これだけ投げて反応がなかったので、群れが入っていないと思うことにして、もう一つのポイントへ移動・・。
この・・もう一つのポイントでも、同じ様な流れでルアーローテーションしながらアプローチしましたが不発・・。
少しだけアプローチの意識の根源を変えてみる・・。
サイズを上げてみるか・・。
とりあえず、マニック135・・不発。
続いて、コモモ130スリムトマホーク・・不発。
これまで全く反応なし・・。
ヒラスズキが入っていないと仮定してしまうと、この釣り自体のコンセプトが崩壊してしまうので、ヒラスズキはいる・・と信じて投げるのみ・・。
もう少しサイズアップしてみるか・・。
ブローウィン165Fスリムをチョイスして扇状に投げて行く・・。
投げながら、次のルアーはガボッツ150にしようと思いつつ・・、そういえばブルーブルーの寺岡さんがブローウィン165Fスリムを使って磯マルにアプローチしている動画を観たことを思い出したので、リトリーブを真似してみようと思い・・、リトリーブ中のピッチに変化を加えたり、ストップ&ゴーで狙ってみたところ・・ストップのタイミングで「コン!」と金属的なアタリを拾ってヒットに持ち込む・・。
ようやく待望のアタリ・・。
サイズはそれなりに大きい・・。
めちゃ飛ぶな・・。
ナイトヒラスズキって、あまりジャンプしない印象・・があるのですが、この個体はめちゃめちゃジャンプする・・。
それなりに大きな60センチくらいの個体ですが、ジャンプばかりするのですぐに寄せてこれたものの・・手前まで来たのでライトを点けたところ、ランディングポイントが見つからない・・。
ロッドのパワーで少しでも陸に上げて立ち位置から降りてピックアップしようと思ったのですが、陸にあげた瞬間にフックアウト・・瞬間的に身体が反射してヒラスズキをピックアップしようと動きましたが時すでに遅し・・。
ゆっくりと海に沈んでいくヒラスズキ・・。
海中で反転して沖に猛ダッシュする月光に輝いたヒラスズキを見送るだけとなってしまいました・・。
その後は、この場所をピックアップの際にライトで照らしてしまったこともあり場荒れ・・もしくは居付き個体だったのか・・一切の反応がなくなってしまったので、一旦仮眠をとることに・・。
金麦を飲んで眠るのでした・・。
シンプルに最高だ・・。
午前4時30分・・。
明るくなってしまうと凪ヒラという絶望な釣りになってしまうので、少しでも暗い時間に賭けてみようと思います・・。
撃たないと決めているポイントにライトを照らしてみたところ、ベイトが多数・・。
夜よりもベイトが溜まっていて、チャンスは高いか・・と思いきや、全く反応を得られないまま朝を迎える・・。
朝になっちゃったよ・・。
そろそろ帰りの計画を立てなきゃ・・と思いつつ、拠点の方に戻っていると、100〜200mほど先に漁船が2隻定位して、その後プレジャーが5隻ほど定位する・・。
何してんだろ・・。
漁船の方は、手巻きで何をやっているのか分かりませんでしたが、プレジャーの2隻は明らかにキャスティング・・。
凪ヒラ狙いとなってしまって、投げる気力を失った僕は、うどんを食べながらキャスティング挺を眺めていたところヒラマサらしき魚を釣ってらっしゃる・・。
うどんを調理して食べ終わるまでに2尾ほどファイトしている姿を見た・・。
青物か・・。
うどんを食べ終えたら、凪ヒラの状況でも・・少しでも可能性を模索しようかと思っていたのですが、青物が入っていることが分かったので、ストップフィッシング・・。
撤収作業を行い、フェリーで帰るのでした・・。
本当は・・。
本当はココにブローウィン165Fスリムが入ってくるのですが・・。
掛けたものの・・、キャッチには至っていないので割愛させて頂きます・・。
せめて・・。
傷跡だけでも・・。
リアのフックサークル周辺に刻まれたヒラスズキの歯型・・。
あまり、チョイスすることがないルアーなのですが、昨年の釣行にてジャークとジャークの間にヒラスズキが喰い上げてきて見切って反転したりと、反応だけは高確率で取れているブローウィン165Fスリム・・。
今後はフックサイズをヒラスズキ用にチューニングしつつ、出番多めに使っていこうと思います!
今回の釣行記録はいかがでしたでしょうか・・。
ぐほぉ・・。
釣れなかった・・。
キャッチには至らなかったものの、やはり・・人っ子一人もいない空間で釣りをするのは寂しいものではありますが、何かしらの思考を研ぎ澄ますことができ、さらに、生活音すら全くない状況でこの空間を独り占めすることが出来て、とても良い時間を楽しめたのではないかと思います・・。
今回使用したルアーはコチラ・・。
苦戦を物語るルアーの数々・・。
1軍ルアーを悉く奉納してしまったので、補充をしつつ・・2軍ルアーでもヒラスズキの反応が取れるように前進したいと思います・・。
読了・・ありがとうございました!