【2024年2月×ヒラスズキ②】久々に10連敗達成。書くことないけどアウトプット・・。

ほとんどの人が、

斜め読みの1度で終わるような文章だったとしても、

その中の誰か1人が・・、

「この記事が面白い・・」と言ってくれれば、

それだけで自分の記事は報われる・・。

前回に引き続き、

今回の記事もそんな記事になる。

――― あの頃はまだ、どこにでも行けて、何度でもチャレンジできる余白が充分にあった・・。 ―――

朝5時になった瞬間にキッカリと足早に、そして逃げるように職場の扉を開いて寒空の外気の中を駆け抜ける・・。

見えない翼を羽ばたかせ、行先は無骨で無機質なロックショアフィールド・・。

あくまでも、これは《時化日限定》の話ではあるが、1月から・・この「超遅番シフト」の連続勤務に加わることが出来れば・・、全ての時間を厳冬期の磯ヒラ狙いに捧ぐことが可能になるのではないか・・。

当時の状況としては、決してイージーとは言い難い局面もあったが、水温が16℃を下回ったぐらいから、急にヒラスズキの喰い気が落ち込み、徐々にエクストラハードな展開となり、ヒラスズキ釣りの中では最も難易度の高いシーズンに突入した頃合・・。

稀有な人間かもしれないが、僕は・・この厳冬期のヒラスズキ釣りが年間シーズンの中で1番好きだ。

・・というか、釣れない日・・釣れなかった日を自分なりに回顧して、次の釣行で釣れるようにする過程も含めて好きなんだと思う・・。

この時期・・、確かに釣果を求めることは難しいところではあるし、それに自分のレベルでは烏滸がましいと思えるし・・、それでも高望みするくらいに釣果は欲しい・・。

なぜなら、釣果とレベルアップは直結していると感じるからだ。

それに、実績の伴うネタがないと、ブログ成立・・とは言い難い気もするし、ブログの1つの目的としている良質なアウトプットも生み出さない・・。

兎にも角にも、今年の・・この厳冬期シーズンは自分のヒラスズキ釣りレベルを上げる為にも、今まで取りこぼしていたであろうヒラスズキを今後さらに狙っていく為にも、全ての時間を厳冬期の磯ヒラに捧げたかった・・。

よって・・、話を仕事のスタイルの件に戻すが、これ(超遅番シフトのこと)に専従することにより、より快適に厳冬期磯ヒラ釣行が楽しめるはず・・。

ただ・・犠牲になるのは家族(妻よ・・ワンオペごめんなさい・・)ではあるが・・。

深夜手当も増えるし平日勤務なので土日は家族奉仕に全力で充てられる・・。

これはこれで、ライフスタイルの波の上下は激しくなるが、通常勤務と比べると・・それなりにイーブンになったのではないか・・と思い、敢えて同僚達が忌避する超遅番シフトへの連勤参加を会社へ申告し、社員の鏡のような扱いで受理される運びとなり、これで・・1月2月の平日の磯はブログ主だけのものになる・・。

そう、思っていた・・。

そんな意気込んだ1月がスタートした超遅番シフトの初日・・。

まもなく、退勤時刻となりソワソワが止まらない・・。

そんな状態で、05:00のスタートダッシュの準備をしていたところ相勤者より、1月から勤務体制の見直しとなり05:00退社が08:00退社へと変更になっていることを告げられた・・。

これは怒りか・・?

それとも絶望か・・?

形容し難い苦痛が押し寄せる。

「ちょっと熱っぽい・・」、そう言って仮病でも使って、この場から逃げてしまおうか・・と短絡的に閃きもしたが、それはそれで自分の卑屈さが「人」としてひどく穢れているように思えて思い留めるだけにして言葉を放つことを諦めた。

そんなまさかの事態に、会社へ文句の1つや2つでも有り余る感情と共に放ってやろうかと思ったが、相勤者曰く、11月の段階で勤務体制の見直しの通達が出ていたそうだ・・。

知らん・・。

そんな通達を読んだことも聞いたこともなかった・・。

潔白を証明するべく、通達文書が綴じてある簿冊のページをめくっていると、確かに11月中旬に超遅番シフトの見直したる通達が綴じてあった。

ここまではまだ良い・・。

まだ、やり直せるチャンスは往々にしてある・・。

―― 僕はこの体制見直しの通達に目を通せていなかった。だから翌週あたりから体制変更を少しでも打診出来ないか・・。 ――

そんな考えを後押しする証拠となる検印欄に目を通したところ、僕の欄に明らかに自分の直筆で自分の名字の筆記を見つけた・・。

その瞬間、シャボン玉が割れるように、希望に満ち溢れていたはずの1つ1つの釣行計画が消え去った・・。

会社に何も言えない・・。さらに、職場の同僚達がしっかりとシャチハタ印で数々の通達文書に押印しているにも関わらず、自分だけ適当な筆記ということも気になる・・。

それだけ、適当に仕事していて釣りのことばかり考えていた・・という裏付けでもあるが、盲判(中身を確認しないで承認の印を押すこと・・)にも度が過ぎて、久しぶりに体操座りで自分の殻に閉じこもりたくなった・・。

自ら招いた不測の事態・・。

すべての釣行計画が窮地に・・。

これにより、例え時化たとしても朝マズメにエントリーすることが叶わなくなった・・。

これにより、離島の第1便のフェリーの時間にも間に合わなくなった・・。

超遅番から夜勤体制へと変更となってしまい、出勤時間も早いため夕マヅメもエントリーできない・・。

この状況で・・。

この厳冬期の福岡で・・。

どうヒラスズキを攻略して良いのか、皆目検討すらつかなくなってしまった。

残っているのは、闘志のみ・・。

やるか、やらないか・・で言えば「やる」しかない。

この結果、唯一の残された選択肢である本土の地磯へ行くしかなくなってしまい、低水温の本土のシャローフィールドに入って、そんなフィールドにベイトを求めて入ってくる稀有なヒラスズキを狙うしかない釣りを展開し、この釣行で10連敗を達成した・・。

今回の記事は、前回の記事の作風が良いと言ってくれる稀有な読者の反応を受け、釣れなかった記事を書いていく訳であるが、前回と同じように、このフラストレーションを言葉に乗せて書いてみようと思う・・。

冒頭

数ヶ月前に抱いていた情熱は、不完全燃焼なまま、今年の厳冬期が瞬く間に過ぎていく・・。

おかげで、燃え尽きることがないのが有り難いところではあるが、10連敗だ・・。

さすがに、あの時抱いていた光も熱も退廃的になっていく・・。

不意に明日・・、目を覚ますことを憂鬱に感じるほど、これから続く日々の連続が、重い煙が自分を包むように思えた・・。

仲間達の純度100%の優しさと善意で、なるべく僕を傷付けないようにフォローしてくれることも度々あったが、悲しみに暮れている自分にはまったく届くことはなかった・・。(ごめんなさい・・笑)

むしろ・・「釣果とは、そこまで・・しがみつくほどに魅力のあるものなのだろうか・・」と意味の分からぬ反論の念すら抱きはじめる始末で、頑なに意固地になってしまった。(本当にごめんなさい・・笑)

淡い期待を抱くたびに打ち砕かれるメンタル・・。

1敗目を喫した1月中旬以降、加速度を増して屈折するようになった。

自分でも、どうすれば良いのか分からない・・。

ただ、チャンスがあれば磯へ行く・・。

釣行記録

この日の釣行も、前回の釣行記録と同じくF君とエントリー・・。

F君は休みなので、離島や遠征といった確立を上げる釣りを楽しんで貰いたかったところではあるが、僕のスケジュールに合わせて動いてくれることとなり、ヒラスズキがいるかいないのか・・そんなことさえ分からない未だ水温13度を保っている本土の地磯にエントリーすることになった。

波もちょうど良い感じで、ここ数日の雨の影響か笹濁り・・。

雨による水温の低下・・という否めないファクターもあるが、F君が右へ僕が左を調査することになり、いざスタートフィッシング。

今回の釣行では、普段使用しているツインパワーSW(PE2号)からルビアス(PE1.2号)に変更した。

これにより、飛距離も底上げされ、小型のルアーを使いやすくなり、よりヒラスズキに口を使わせやすくなったのでは・・と感じるところではあるが、その反面・・風(ラインスラッグ)をつかった釣りがし難くなるところではあるが、おそらく・・このフィールドに最適なラインシステムだと思いたいところ・・。

先発はパンチライン80パンチライン80マッスル・・。

イメージとしては、パンチラ80で上のレンジを・・マッスルでパンチラ80の下のレンジを交互に探っていく・・。

手前で反応が無ければ、沖のサラシを狙うべくパンチラシリーズでは届かない距離を、マニック115135、さらに飛距離が欲しい場合は、デッドスローでは引けないもののトライデント130を使って流していく・・。

特に何の反応はなく、入り組んだ磯へやってきた・・。

風と波の向きや強弱を見極めて、立ち位置を選定するまでは良いがルアーチョイスまで思考は回らず、パンチラインスリム90のまま続投・・。多分、こういうところがまだまだ足りていない・・。

その第1投・・。

思いの外、風に煽られ見定めていたピンに着水することは叶わず、ミスキャスト。

場を少しでも荒らしたくなかったので、高速でルアーを回収・・。

パンチラスリム90のままでもアプローチ可能と判断し、風を計算に入れた2投目でうまくキャストが決まり、このまま風を使って磯際を流していると、白銀の魚体が水面直下で反転・・ヒットとなる・・。

ここまでは良かった・・。

きっと、針掛かりさえ良ければキャッチ出来たに違いない・・。

ここで、予想できなかったことが発生する・・。

アワセた瞬間に、まさかのロータークラッチが反転・・

何が起きたのか分からなかったが、ハンドルが逆回転してラインを出そうとするので事態をすべて把握した・・。

巻かなくては・・。

しかし、バックラッシュしたラインがベールに絡んで巻けない・・。

この間に、ラインが磯へスタック・・。

バックラ解消を優先し、解いた時には時すでに遅し・・。

貴重な・・貴重な厳冬期ヒラスズキをフックアウト・・。

その後は、何も反応がなくストップフィッシング・・。

帰りにF君からクー190Fを頂き、釣行を終え、11連敗達成・・。

自分でルビアスをオーバーホールした事を深く深く後悔する釣行となった。

今回の推し!

今回もキャッチ出来ず・・。

従って、割愛します・・。

まとめ

またしてもキャッチに至らず・・。

ただ・・近隣でも続々と釣果情報が届き始めた・・。

乗りたい・・。

この波に・・。

それでは、また今度・・。